キャラクター/アダマス

Last-modified: 2024-02-20 (火) 16:09:17

アダマス

白の帝国で信仰されている女神。
帝国ユニットの登場する召喚では、姉のアイギスに代わり、アダマスが召喚画面に登場する。

ケラウノス、アイギスと並ぶ三女神の末妹であり、千年戦争にてアイギスと共に人類を守るため地上に降臨した。
千年戦争での詳しい動向は不明だが、ある時ケラウノスによって肉体と精神を分離され、
王子らの時代まで、肉体は「魔神レヴィアタンの心臓」に、精神は「悪霊の迷宮」に封印されることになる。
長きに渡る封印でアダマスの力の大半は失われ、千年戦争時のように人類に力を与えることはできなくなるが、
王子らによって封印が解かれたことは、王国と帝国が正式に協力する契機となる。

元ネタ・モチーフと思われるものなど

古代ギリシア語で宝石や金属など、非常に堅固な物質を意味する「アダマス(αδάμας)」がモチーフとなっていると思われる。
語源としては、「征服する、支配する」といった意味を持つ「δαμνάω」に否定の接頭辞「ἀ-」が付いたもので、
本来は「征服されない、不屈、無敵」といった意味の単語であるらしい。
「アダマント」とも呼ばれ、ダイヤモンドの語源となったほか、日本語では「金剛」などと訳されるらしい。

ギリシア神話では、クロノスが父のウラノスを去勢するためにアダマントの鎌を振るったとされるほか、
主神ゼウスが怪物テュポーンと戦う際にアダマントの鎌を用いたことや、
英雄ペルセウスがメドゥーサの首を刎ねるのにアダマントの鎌ないし剣を使ったことが語られている。
「アダマスの神器」が皇帝の剣とアンジェリーネの鎌の二種類登場するのも、この辺りを元としているのだろう。

関連キャラクターなど

アイギス
千年戦争にて人類を守るため地上に降臨した女神。アダマスの姉に当たる。

ケラウノス
三女神の長姉、人類滅亡を企んだ女神。

白の皇帝
白の帝国の現皇帝。
アダマスの神器を受け継ぎ、アダマスの加護を受ける存在。

アンジェリーネ
白の帝国の姫君。先代皇帝の血を引き、現皇帝の正統性の後ろ盾となる存在。
鎌の形状をしたもう一つのアダマスの神器の継承者。

グラティア
白の帝国の鍛冶師。
冥界軍との戦いの中、ハイドースによって破壊されたアダマスの神器を打ち直すこととなり、「アダマスの寵児」と称えられるようになる。

ハイドース
冥界の王たる亜神。
アダマスに深い恨みと怒りを抱いており、反帝国の意志を持つ者たちを冥界軍として率い、白の帝国との戦いに挑む。
アダマスはハイドースの怒りの理由を知っているらしいが、未だにその詳細については語っていない。

登場ミッションなど

帝国神官の帰還』(2016/11/10~2016/11/17)

白の帝国で信仰されている神として、初めてその名前が言及される。
ちなみに千年戦争にて女神アイギスと共に地上に降臨した神として、GR(2016年10月)で既にその存在が示唆されている。

女神の封印』(2016/11/24~2016/12/8)

初登場

千年戦争後、行方不明となっていた女神アダマスの封印が「悪霊の迷宮」にあると分かり、帝国軍は迷宮の探索に乗り出すことになる。
しかし迷宮に入った部隊が戻ってくることはなく、ついに白の皇帝までもがその消息を絶ってしまい、帝国は王子らに救援要請を行う。

「悪霊の迷宮」を進む王子らは女神アダマスの精神体が封印された壺を発見し、そこでアダマスを封印した張本人のケラウノスと対峙する。
戦いの末アダマスは封印から解放されるが、それは滅び行く人間の無残な姿を見せたいというケラウノスの手によるものであり、
またアダマスの肉体は別の場所に封印されていることが分かる。
復活したアダマスは、ケラウノスの考えを改めさせようとするが、その言葉は届かず無力感に苛まれる。
その時ケラウノスは魔王の影を召喚し、アダマスは驚きを見せる。

王子らが魔王の影を退けた後、ケラウノスの手中にある皇帝を救うことになり、ケラウノスの力を追えるアダマスが先導に立つ。
王子らが皇帝を助けた後、アダマスは皇帝にケラウノスが活動を始めたことと、それと共に魔王復活の兆しが見えていることを説明する。
千年戦争当時と違い、自分も姉のアイギスも力の大半が失われている中、アダマスは皇帝と王子、二神の加護を受けし者が協力することを求める。
これにより王国と帝国は正式に手を結ぶことになり、共にケラウノスや魔王などの脅威と立ち向かっていくことになる。

その後、王国軍と帝国軍が乗る飛空船にケラウノスが姿を現し、魔王を召喚。
アダマスはそれが精神体ではない、実体を持った完全な魔王であることに気が付く。
ケラウノスと魔王はすぐに撤退するが、状況は千年戦争当時よりも厳しくなっていた。
多くの力を失ったアダマスは、今はわずかな希望に全てを託すしかないと考え、
自分の信徒とアイギスの信徒が、共に手を取り合って地上を取り戻すことを切に願うのだった。

GR(2016年12月)「除夜の魔群」(2016/12/31)

アダマスは登場しないが、ケラウノスの口からアダマスの肉体が魔界に封印されていることが明かされる。

戦場の記憶~追憶の章~』「女神の封印(記憶)」、「囚われの皇帝(記憶)」(2017/8/3~2017/8/10)

女神の封印』の回想に登場。

神殺しの聖槍』(2017/11/30~2017/12/7)

後半より登場。

デシウスと王子らがケラウノスと戦う中、アダマスもまた聖槍の遺跡に急ぐことを決める。
一刻を争う事態だとして、皇帝が単独でアダマスを運ぶことになり、戦場に辿り着いたアダマスは、アイギスと共に力を合わせてケラウノスの精神を依り代から分離する。
これによりケラウノスに「神殺しの聖槍」の力が効くようになり、デシウスと王子らはケラウノスを倒すことに成功する。

皇帝がアダマスを運んできたところから察するに、ストーリーミッション第八章より後の話の可能性もある。

ストーリーミッション第八章「濃瘴満ちる魔肺」、「魔神討滅戦」(2018/3/1)

アダマス本人は「魔神討滅戦」に登場。

終末の魔神レヴィアタンの復活阻止を目指す王子らは、レヴィアタンの体内に侵入し、
レヴィアタンの心臓に捧げられた糧の正体が女神アダマスの肉体であり、その力を魔神ベルゼビュートが己の復活のために利用していたことを知る。
王子らはアダマスを救うため、魔神レヴィアタンの復活を阻止するため、立ちはだかるベルゼビュートの軍勢と戦うことになる。

ベルゼビュートを倒した後、王子らはアダマスを救出してレヴィアタンの体内を脱出、魔神レヴィアタンの復活の阻止に成功する。
アダマスはレヴィアタンに力を奪われ衰弱していたが、何とか回復し、王子に礼を述べに現れる。
多くの力を失ったとはいえ、まだできることがあると考え、アダマスは白の帝国に身を寄せることを王子に告げる。
去り際にアダマスは、自分の加護を受ける白の皇帝と力を合わせて物質界の未来を守ってほしいと王子に頼み、王子はそれを受け入れるのだった。

英雄王を継ぐ者』「この世界、全ての願い」(2019/11/28~2019/12/5)

王子らと魔王ガリウスの最終決戦にて、アイギスとアダマスは共に依り代の少女の肉体に宿り、ガリウスを討つための力の準備をする。
魔王ガリウスが最終形態となった時、女神の力が維持できなくなりそうになるが、そこに死んだはずのケラウノスが現れ、アダマスは驚きを見せる。
三女神の力が揃ったことで、サナラの操る地脈が安定し、ガリウスを討つことに繋がる。

ガリウスが倒された後、三女神はその力を使い果たし、アダマスは、もうこうして力を貸すことは難しくなるだろうと語る。
それに対し王子らは、これより先の未来を人の力で切り拓いていくことを誓うのだった。

迷子の悪魔召喚士』「偽神の幻影」(2020/4/16~2020/4/23)

アダマスの幻影登場

アダマスの幻影が天使と共に白の帝国を襲撃するが、王子らと帝国軍によって迎撃される。

GR(2020年7月)「二国合同〇×クイズ大会」(2020/7/23)

ドロップコンプ報酬として「等身大女神アダマス人形」実装

白の帝国との共催となったクイズ大会。商品として「等身大アダマス人形」が用意される。
クイズは白の帝国に関連するものであり、女神アダマスに関わるクイズも複数登場する。

集うは神の聖域』「女神の戯れ」(2020/11/19~2020/11/26)

亜神ゴルゴーンの不死性の攻略に悩む王子の夢に、アダマスの幻影を伴ったケラウノスが現れる。
アダマスの幻影は敵として登場するだけで特に台詞などはない。

帝国大戦 第四陣』(2022/8/18~2022/9/1)

魔王ガリウスとの最終決戦の後、眠りにつき沈黙を続けていた女神アダマスであったが、
ハイドースによって神器が破壊され、白の皇帝が倒されたことで、再び帝国に力を貸すことを決める。

魔王との決戦で本当に全ての力を使い果たし、存在しているだけでも精一杯と語りながらも、
ここで力を与えなければ民の信仰に対して不誠実ではないかとし、アダマスは神器の欠片を回収したグラティアの前に姿を現す。
その身体は人の子によって取り戻してもらったものであり、人の子を救うため、神に抗う力を残すために捧げるのも女神らしいあり方だと言い、
姉のアイギス同様に自らの肉体を魔力に変えることを決め、それを神器に注ぎ込む。
そしてアダマスはグラティアに鍛冶職人としての本分を全うするよう、自分の神器を打ち直すように命じる。

その後、肉体を失ったアダマスはハイドースと対峙する。
ハイドースの怒りを理解し、自分がそれだけのことをしたという事実も分かっていると語るアダマスは、
一方で、その地が創造神によって物質界の民に与えられたものであり、神々の争いで奪い合うようなものではないと語る。
怒りと恨みを抑えきれぬハイドースはアダマスを殺そうとするも、新たな神器を手にし復活した皇帝によって阻止される。
皇帝の命を繋いだのも、神器を打ち直したのも、全ては人の亜神に抗わんとする意志によって掴み取ったものだとアダマスは語り、ついに皇帝とハイドースの決戦が始まる。

その後、アダマスは再び眠りにつくこととなる。