【キャラ一覧( 無印 / AIR / STAR / AMAZON / CRYSTAL / PARADISE / NEW / SUN / LUMINOUS / VERSE )】【マップ一覧( LUMINOUS / VERSE )】
| 名前 | ヒルデ |
|---|---|
| 年齢 | 17歳 |
| 職業 | ゴミ漁り<スカベンジャー>/元従者 |
- 2025年7月16日追加
- VERSE ep.ORIGINマップ5(進行度1/VERSE時点で305マス/累計825マス)課題曲「TOXIC」クリアで入手。
ウェイストランドの移動都市で重労働させられていた、ゴミ漁り<スカベンジャー>の少女。
ある日、彼女は不思議な夢を見るようになり――。
- STORYがEPISODE5で終わっているが、これは正常な状態である。
スキル
| RANK | 獲得スキルシード | 個数 |
|---|---|---|
| 1 | 【HARD】 嘆きのしるし(VRS) | ×5 |
| 10 | ×5 |
【HARD】嘆きのしるし(VRS)
- JUSTICE CRITICALを出した時だけ恩恵が得られ、強制終了のリスクを負うスキル。
- GRADE初期値は嘆きのしるし【LMN】と同じ。
- 【BRAVE】勇気のしるし(VRS)よりも強制終了のリスクが低い代わりに、同GRADEではボーナス量が10.00少ない。
- これまでの「嘆きのしるし」における「ATTACK/JUSTICE判定でゲージが上昇しない」デメリットが廃止された。
- GRADE100を超えると、上昇量増加が鈍化する(+0.10→+0.05)。
- LUMINOUS PLUSまでに入手した同名のスキルシードからのGRADEの引き継ぎは無い。
- スキルシードは300個以上入手できるが、GRADE300で上昇率増加が打ち止めとなる。
効果 J-CRITICAL判定でボーナス +??.??
JUSTICE以下300回で強制終了GRADE ボーナス 1 +22.50 6 +23.00 11 +23.50 26 +25.00 76 +30.00 101 +32.45 102 +32.50 152 +35.00 252 +40.00 300~ +42.40 推定データ n
(1~100)+22.40
+(n x 0.10)シード+5 +0.50 n
(101~)+27.40
+(n x 0.05)シード+5 +0.25
プレイ環境と最大GRADEの関係
| 開始時期 | 所有キャラ数 | 最大GRADE | ボーナス |
|---|---|---|---|
| 2025/8/7時点 | |||
| VERSE | 24 | 241 | +39.45 |
| X-VERSE | 11 | 111 | +32.95 |
GRADE・ゲージ本数ごとの必要発動回数
ボーナス量がキリ良いGRADEのみ抜粋して表記。
※水色の部分はWORLD'S ENDの特定譜面でのみ到達可能。
※灰色の部分は到達不能。
| GRADE | 5本 | 6本 | 7本 | 8本 | 9本 | 10本 | 11本 | 12本 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 800 | 1600 | 2400 | 3200 | 4267 | 5334 | 6667 | 8000 |
| 6 | 783 | 1566 | 2348 | 3131 | 4174 | 5218 | 6522 | 7827 |
| 16 | 750 | 1500 | 2250 | 3000 | 4000 | 5000 | 6250 | 7500 |
| 26 | 720 | 1440 | 2160 | 2880 | 3840 | 4800 | 6000 | 7200 |
| 36 | 693 | 1385 | 2077 | 2770 | 3693 | 4616 | 5770 | 6924 |
| 46 | 667 | 1334 | 2000 | 2667 | 3556 | 4445 | 5556 | 6667 |
| 56 | 643 | 1286 | 1929 | 2572 | 3429 | 4286 | 5358 | 6429 |
| 66 | 621 | 1242 | 1863 | 2483 | 3311 | 4138 | 5173 | 6207 |
| 76 | 600 | 1200 | 1800 | 2400 | 3200 | 4000 | 5000 | 6000 |
| 86 | 581 | 1162 | 1742 | 2323 | 3097 | 3871 | 4839 | 5807 |
| 96 | 563 | 1125 | 1688 | 2250 | 3000 | 3750 | 4688 | 5625 |
| 112 | 546 | 1091 | 1637 | 2182 | 2910 | 3637 | 4546 | 5455 |
| 132 | 530 | 1059 | 1589 | 2118 | 2824 | 3530 | 4412 | 5295 |
| 152 | 515 | 1029 | 1543 | 2058 | 2743 | 3429 | 4286 | 5143 |
| 172 | 500 | 1000 | 1500 | 2000 | 2667 | 3334 | 4167 | 5000 |
| 192 | 487 | 973 | 1460 | 1946 | 2595 | 3244 | 4055 | 4865 |
| 212 | 474 | 948 | 1422 | 1895 | 2527 | 3158 | 3948 | 4737 |
| 232 | 462 | 924 | 1385 | 1847 | 2462 | 3077 | 3847 | 4616 |
| 252 | 450 | 900 | 1350 | 1800 | 2400 | 3000 | 3750 | 4500 |
| 272 | 440 | 879 | 1318 | 1757 | 2342 | 2927 | 3659 | 4391 |
| 292 | 429 | 858 | 1286 | 1715 | 2286 | 2858 | 3572 | 4286 |
| 300 | 425 | 850 | 1274 | 1699 | 2265 | 2831 | 3538 | 4246 |
所有キャラ
- CHUNITHMマップで入手できるキャラクター
Ver マップ エリア
(マス数)累計*1 キャラクター VERSE ep.Ⅱ 1
(195マス)195マス アルミナ・フラム 2
(195マス)390マス エレハイム・エルデ 3
(195マス)585マス メア・グランディーネ 4
(195マス)780マス リエア・リエル ep.Ⅲ 2
(205マス)510マス ラヴィーナ・キトゥン X-VERSE ep.ORIGIN 5
(305マス)825マス ヒルデ ep.AMAZON 2
(205マス)360マス 脅威対象コード2103
【イセキノボウレイ】ep.CRYSTAL 2
(405マス)810マス アイリーニ・キュリアス
/はじまりのあおいそら
- ゲキチュウマイマップで入手できるキャラクター
バージョン マップ キャラクター X-VERSE オンゲキ
Chapter6逢坂 茜/Momiji※1 ※1:該当マップ進行度1の全てのエリアをクリアする必要がある。
- 期間限定で入手できる所有キャラ
カードメイカーやEVENTマップといった登場時に期間終了日が告知されているキャラ。
また、過去に筐体で入手できたが現在は筐体で入手ができなくなったキャラを含む。- EVENTマップで入手できるキャラクター
※1:同イベント進行度1の全てのエリアをクリアする必要がある。
※2:同イベント進行度1~2の全てのエリアをクリアする必要がある。
※3:同イベント進行度1~3の全てのエリアをクリアする必要がある。
- EVENTマップで入手できるキャラクター
STORY
※メタヴァースのキャラですが、彼女のSTORYにはかなりの鬱・胸糞展開が含まれています。閲覧の際には注意と覚悟が必要です。
ストーリーを展開
EPISODE1 スカベンジャー少女の一日
移動都市――それは、車輪が取りつけられた基礎の上に、居住・生産・商業・物流などの都市機能を有した建物が並ぶ超大型構造物だ。
この都市は、広大な砂漠と異常気象などの天災が頻発するウェイストランドにおいて、大規模な共同体を維持するのに欠かせない。
移動都市は、まるでそれ自体が一個の巨大な生命であるかのように、今日も世界中を練り歩くのだ。
――
――――
天災によって削られた鋭い岩山が並ぶ山岳地帯に、移動都市「ゴールデンドーン」が停泊していた。
ゴールデンドーンの最下層部――地上に面した基礎部分に設けられた搬入口には、今まさに採掘されたばかりの資源を積んだ荷車たちが、運びこまれようとしている。
――パァンッ!
連日に次ぐ重労働で心身ともにボロボロになっていたゴミ漁り<スカベンジャー>の少女――ヒルデは、突如振るわれた鞭の乾いた音を、どこか他人事のように聞いた。
地面に弾き飛ばされた衝撃で、ヒルデの顔が苦痛に歪む。
「んぐ……っ 」
「このノロマが! 勝手に休んでんじゃねえ!」
鞭を持った男がヒルデに近づく。鞭は至る所が赤黒い染みで汚れていた。
うずくまるヒルデの背中に、再び鞭が襲いかかる。
「ぃ……っ、ひぁっ」
「さっさと運べ!」
「は……ぃ……」
吐き出しそうになるのを堪えながら返事をすると、ヒルデはよろよろと立ち上がった。これ以上、男の機嫌を損ねる訳にはいかない。
「いいか! お前たちが生きてられんのは、俺たちが “施して”やってるからだ! 忘れんじゃねえぞ!」
居丈高に叫ぶ男の声を背にしながら、ヒルデは運搬を再開するのだった。
過酷な作業が終わり、移動都市の最下層部に設けられた寝床へと向かう。
いくつかある部屋を確認して回ってみたものの、どこもスカベンジャーで満杯だった。
「はぁ……」
ヒルデはため息をつくと、一番まともそうに見えた部屋を選んだ。
部屋は、天井から吊るされた防風ランプ<ハリケーンランプ>から漏れる明かり以外に光源がない。
淡いオレンジ色の光に照らされながら、死んだように眠るスカベンジャーの間を縫うように奥へと進む。
明かりが届かなくなった。いよいよ頼りになるのは、 自分の足の感触だけ。
――ゴン、ゴンゴンゴンゴン……。
機関部の方からエンジンのうなり声がした。
移動都市が山岳地帯を離れたのだ。管理者の男から聞いていた採掘計画が完了するのは、まだ先のはず。
それが変更になったという事は、天災観測士がこちらに向かってくる天災を観測したのだろう。
「大変……早く場所を――ひゃっ!?」
身体が後ろに強く引っ張られるような感覚があった。
移動都市が坂を下り始めたのだ。ヒルデは思わず足元で寝ていたスカベンジャーの男を踏んづけてしまい、 「ごめんなさい」と小さな声で謝った。続けて傾いた拍子にできた小さな隙間を見つけると、素早くそこへ移動する。
バランスを取りながらゆっくり腰を下ろす。尻に、 固い金属の感触が伝わってきた。
それと同時に、全身がガタガタと揺れてしまう程の震動が襲い掛かってくる。
ここは、車輪に最も近い最下層部。地上を進む移動都市の震動がダイレクトに届くのだ。
眠れるのは、この震動が完全に収まる頃だろう。
ヒルデは膝を抱えて目を閉じ、その時が訪れるのを待つ事にした。
――う、ぅぅ………。
ふと、何処からともなく誰かのすすり泣く声が聞こえてくる。それが呼び水となり、そこかしこから苦しそうなうめき声や涙に濡れた声が続いた。
スカベンジャーといえど、人間だ。
誰よりも劣悪な環境に慣れてるとはいえ、痛みを感じれば腹を空かせもする。
「うっ……ん……ふぐっ」
気づけば、ヒルデも泣いていた。
(採掘が中止になったら、わたしはここを追い出される……わたしはどこに行けばいいの……? 死にたくない。生きていたい……)
強き者は富み、弱き者は貧する。
この弱肉強食の世界で、ヒルデが選び取れる未来などたかが知れている。
それでもヒルデは、生きる事を諦めたくなかった。
いつかきっと、黄金の夜明けが訪れる事を信じて。
EPISODE2 たとえ、その身を堕としても
採掘を中断したゴールデンドーンが向かった先は、 中型移動都市が5つ横並びになって開かれた市場 <バザール>だった。
ギリギリまで接近した都市の間には、人々が地上に降りずに済むように設置された臨時の空中回廊がいくつも渡され、その上を住民や砂ネズミに乗った商人たちが行き交っている。
市場の活気を祝うかのような楽しげな笛の音色が、 何処からともなく聞こえてきた。
そんな祭にも似た雰囲気が広がる中、空中回廊を歩くヒルデの顔色は優れない。
ヒルデの予感が的中したからだ。それも、より悪い方向に。
「おい、さっさと歩け」
ヒルデの目の前には、自身に鞭を振るった男が立っている。
彼の手には鞭の代わりに鎖が握られていて、それはヒルデの両腕へと巻きついていた。
これからヒルデが向かうのは、とある人物が管理する移動都市。ヒルデはその人物に数日分の水と交換されてしまったのだ。
「お前みたいなスカベンジャーを欲しがる奴がいて良かったなぁ。俺は水が、お前は食いっぱぐれずに済むんだ。もっと喜んだらどうだ?」
いくらヒルデでも、大した労働力にならないスカベンジャーがどうなるかなど容易に想像がつく。
間違いなく、今より過酷な場所になるだろう。
だがそれでも、都市を降りて砂漠を彷徨うよりは遥かにマシなのだ。
「ケッ、愛想のねえガキが」
そうして、2人は一番奥に停泊していた移動都市の空中回廊へとたどり着いた。
移動都市にはそれぞれの都市で特色が出るものだが、 この都市はとにかく殺風景だ。
灰色の建物が立ち並ぶ光景は物悲しく、建物の間を通り抜けていく風の音は、悲嘆に暮れる老人の声に似ていた。
「ここが……わたしの……」
「せいぜい、楽しめや」
そう吐き捨てた男は、空中回廊の上に待ち構えていた男から水を受け取ると、そそくさと引き返していった。
「ついて来い」
男に連れられるまま、殺風景な広場を進む。
ここは、市場が開かれている割には人の気配がなく、鼻を突く独特な刺激臭を漂わせている。
ふつふつと湧き上がる疑問が、不安を生む。
今すぐここから離れたい。逃げ出したい! だが、いくらヒルデが願ったところで、非力な彼女が男に抗えるはずもなかった。
向かった先でヒルデを待っていたのは――
「ヘルヘニル様、連れて来やしたぜ」
視線の先にいたのは、ひしゃげた金属をつなぎ合わせた長椅子に腰かける、不気味な女だった。
歳は30前後だろうか。
口を金属製のマスクで覆い、右肩から先が鋼鉄の義腕に置き換わっている。
はだけたラバースーツから見える肌には、薄い金属の板が張りつけられていて、その皮膚と金属が織りなすバッチワークが、彼女の不気味さに拍車をかけていた。
「あ……えっと……」
彼女を一目見ただけで、身体が震えそうになる。
ダメだ。新しい雇い主の機嫌を損ねる訳にはいかない。
「わ、わたしは、ヒル――」
「アンタの名前なんかどうだっていいの」
「はい?」
ろくに返事もできずにいると、女がこちらへと近づいてくる。目の前までやってきた次の瞬間、ヒルデは固い床の上に倒れていた。
女が、ヒルデの頬を強く叩いたのだ。
「げほ……ッ、な、なに……を」
――ジャラ。
首の辺りから金属がこすれ合う不快な音が響いた。そこに何かを嵌めるような音が続く。
ヘルヘニルは嗜虐的な笑みを浮かべると、淡々と告げた。
「ワタシが市長のヘルヘニル。お前のご主人様だ。 今日からお前の命を、その身体を、どう扱おうが私の勝手さ」
――ワハハハハハ!
そしていつから見ていたのか、ヘルヘニルの背後には下卑た笑みを浮かべる男女が控えていた。
彼らは市民と呼ぶには薄汚い服装で、ヘルヘニルと同じ金属製のマスクや義手を装着している。
どちらかと言えばスカベンジャーに近い風貌だ。
だが、首にかけられている宝石や小物は、彼らが身に着けそうな代物ではなく。
「まさか――」
ヒルデはある事実に気づき、息を飲んだ。
(さっきの臭いは、ここの市民“だった”人たちの――)
「ハッ。その顔、何を想像したか知らないが、ここは “ワタシたち”の都市だ。何か問題でも?」
「い、いえ……」
ヒルデは絶望した。
自分はなんの力も持たないスカベンジャー。
この混沌とした世界では、弱者は虐げられるだけの存在でしかない。
「……う、ぅぅ……っ」
「ひっひ。今のうちに好きなだけ泣きな? 涙も涸れ果てるくらい、ワタシが可愛がってやるからね」
「お頭ぁ! すぐ壊さないでくだせえよ!」
「頭じゃないだろ? ワタシは、ここの“市長”様なんだからなぁ!」
この日、ヒルデは人間から家畜へと堕した。
「さあて、新入りの歓迎会をしようか」
ヘルヘニルは義手の爪をカチカチと打ち鳴らして嬉々とした声を上げると、懐から一本の鋭いナイフを取り出す。続けて悲しみに打ちひしがれるヒルデの足首へと、それをあてがった――。
ヒルデに待ち受けていたのは、今までの生活が天国だったと思える程の地獄。
飼い主であるヘルヘニルは気性が荒く、それと同時に気分屋でもあった。
憂さ晴らしとしか思えない程の言行不一致な姿を何度も目の当たりにするうちに、献身的に振舞おうと努力する行為自体が無意味なのだと悟るようになった。
これは後になって知った事だが、ヘルヘニルたちは略奪した都市の住人を殺すだけでは飽き足らず、サンドワームの餌にしてしまったらしい。
生き残ったのは、移動都市を運行するのに必要な人間と、ヘルヘニルに気に入られた子供だけ。
だが、“躾”と称していたぶるうちに、ほとんどが死んでしまったのだ。
ただ己の身に降り注ぐ躾という名の暴力に耐える日々は、ヒルデの身体に傷痕を刻んでいく。
心は壊れ、声を失い、光も奪われた。
生き残っていた元住民と交流する事もままならず、永遠の暗闇と孤独に耐える日々。
遅かれ早かれ、待ち受けているのは死だ。
それはヘルヘニルたちが消えない限り、避けようがなかった。
いっその事、自ら終わりを選ぶ方が幸せかもしれない。
だが、それでもヒルデは生きる事を選んだ。
その想いは日増しに強くなり、道しるべのように光り輝く。
そうして日々を耐え抜いてきたある日。
ヒルデは、不思議な体験をするようになった。
EPISODE3 理想の世界
朝目が覚めたヒルデは、自分が置かれている状況に異変を感じた。
「きゃあ!?」
ヘルヘニルによって閉ざされたはずの視界が、戻っていたのだ。
「ここは……どこ?」
気づけば、失ったはずの声も戻っているではないか。
ベッドから飛び起きたヒルデは、辺りをぐるりと見回した。白い壁に囲まれた室内は広く、軽い運動程度なら難なくこなせそうだ。
壁に合わせて白で統一された家具は、綺麗に整理整頓されている。
ヒルデの興味は、近くにあった椅子やテーブル、小物へと目まぐるしく移り変わっていく。
どれも可愛らしい曲線が目を引くデザインだ。
「わぁ……すごい……」
ひとしきり室内を歩き回ったヒルデだったが、徐々に冷静さを取り戻していく。
「わたし、夢を見てるんだ」
そうでなければ、この現実離れした状況は説明がつかない。
「なんだか心が落ちつくのも、それのお陰なのかな」
その時、ヒルデは風の気配を感じて振り返った。
白いレースのカーテンが、微かに揺れている。風は向こうにある窓から流れているようだ。
鼻をくすぐる柔らかな匂いに導かれながら、窓へと進み、カーテンを引く。
窓の外に見えたのは、天空から降り注ぐ光の波——オーロラに似た何かだった。
「きれい……」
あれはいったい何なのだろう。そして、ここはどこなのか――夢の世界なら、手を伸ばせば届くかもしれない。
そう思ったヒルデが、窓から身を乗り出して空へと手を伸ばしたその時。
「何をしているの、ティリー!?」
「っ!?」
唐突に名を呼ばれたヒルデの胸が、くんと高鳴った。
それは、もう二度と聞けないはずの大切な人の声によく似ていたから――。
「お、おかあさん?」
ヒルデの母マルゴットは、まだ彼女が幼かった頃に命を落とした。
それ以来、身寄りのなかったヒルデは、ゴミを拾って生きるスカベンジャーとして暮らしていたのだ。
「危ないでしょ!? もう少しで落ちる所だったじゃない!」
「ご、ごめん」
「どこか痛くない?」
「うん……あ、あの、ほ、本当に……おかあさん?」
マルゴットはほんの少しだけ間を置いたあと「ええ」と穏やかな声で答えた。
「よかった……」
マルゴットがヒルデを優しく抱きしめる。
(……え? え?)
ヒルデは、この状況を飲みこめない。
ともかく今は、目に涙を浮かべる母を安心させてあげたかった。
落ち着いたマルゴットから話を聞いてみると、夢の世界に暮らすヒルデが、いつの頃からか原因不明の症状を発症し、うなされるようになったと言う。
高熱を発して倒れる日もあれば、触れるだけで悲鳴をあげてしまう日もあったらしい。
初めて熱病にうなされて倒れた時は、このまま目覚めずに亡くなってしまうと思ったそうだ。
「あなたが熱病で寝込んでいた時は、決まってうわ言のように“もう逆らいません”って、何度も繰りかえしていたの。私がどんなに酷い悪夢を見たのか聞いても全然答えてくれなくて……本当に、本当に心配したのよ」
「ごめんなさい……」
そう口にするヒルデだったが、頭の中では先程の言葉が駆け巡っていた。
もう逆らいません。それは、ヒルデがヘルヘニルの躾に耐える間、心の中で口にしていた言葉だった。
(どうしておかあさんが知ってるの……?)
そもそも、ここは本当に夢の中なのだろうか。
夢というには、やけに現実味がある。
抱きしめてくれた母の温もりと、心臓の鼓動が全部幻だと思いたくはなかった。
それに、さっき母が自分に向けて口走った「ティリー」という言葉も気になる。
(何がおこってるのか分からないけど、今は、今はもう少しだけ――この、まま――いさせ―――)
そんなヒルデの切実な願いを知ってか知らずか、幸せに満ちた世界は唐突に崩れ去った。
「――いつまで伸びてんだよ」
顔面に水を掛けられて意識を取り戻したヒルデは、こちらに鋭い眼差しを向けるヘルヘニルと“目”が合った気がした。
「ひぃっ!!」
「ひっひ! もう壊れたとばかり思ってたが…… まだこんなに、初々しい反応を見せてくれるんだね。 いい子じゃないか」
気が変わった、続きをしよう。彼女はニタニタ笑いながら、自身の欲望を満たすだけの躾を再開した。
懐かしさすら覚える痛みをどこか“他人事”のように感じながら、ヒルデは思う。
(あれは、やっぱり夢。“これ”が、わたしが生きる世界なんだ……)
EPISODE4 ただ、しあわせにすがって
あの日からヒルデは、夢の世界を強く意識することであちら側へと渡れるようになった。
ただ、毎回意識すれば行けるという訳ではない。
あちら側に渡るには、この身に受けた“痛み”が重要だった。原理は不明だが、痛みを燃料にしてあちら側に渡れるらしい。
更に何度か試すうちに分かったのは、夢の世界に渡るには身体にかかる負荷が重要だという事。
ヘルヘニルへの苦痛を伴わない奉仕でも、夢の世界に渡る事はできた。だが、どれも長くはいられなかったのだ。より長くいたいのなら、この身を捧げなければならない。
ヒルデがそこから導きだした答えは、ヘルヘニルに悟られずに彼女から強い痛みを“引き出させる”事だった。
誘導されていると彼女が気づけば、間違いなく自分を殺しにくるだろう。それだけは、絶対に避けたかった。
最初は躾の加減に失敗こそしたものの、まだ無事だった感覚に全神経を集中させる内に、成功率は高まっていく。
ヒルデは一度も折れなかった。
特別痛みに対して耐性があったわけではない。
ただ、あの幸せな世界に戻りたい。
その一心で、ヒルデは何度もその身に痛みを、傷痕を刻み、夢の世界へと旅立った。
――
――――
「いただきます」
夢の世界に帰って来たヒルデが見たのは、家族と一緒に食卓を囲み、祈りを捧げる光景だった。
白いテーブルクロスを敷いた長方形のテーブルには料理が幾つも並び、辺りに香ばしい匂いを漂わせている。
「おねーちゃん、どうしたの?」
「え?」
ぼんやりと食卓を見つめていたヒルデは、左隣にいた男の子の声で我に返った。歳は7か8ぐらいだろうか。
斜め向かいにも同い年くらいの妹が腰かけていた。
「退院したばかりだったから、まだ熱があるのかもしれないわね。大丈夫?」
「ふむ……これはきっと、マギーの手料理を食べられる事に感動しているかもしれないね!」
「まあ! 貴方ったら!」
「ハハハ!」
幸せそうに笑い合う2人につられて、自然と笑みをこぼす。
母に促されて、ヒルデは目の前に並ぶ料理に手を伸ばした。
くりぬかれた丸くて大きいパンの中になみなみと注がれた白いスープ。それはマルゴットの得意料理で、クラムチャウダーボウルというらしい。
見た事のない料理だ。ヒルデは食べ方が分からず、直接スープを啜ろうとしてテーブルに手をつき、パンに直接口を近づける。
「ティリー。マギーの手料理を食べたいあまりに気持ちがはやってしまったんだね。けど、スプーンを使わないと火傷してしまうよ?」
「ぁ……えっと」
ヒルデはこの世界の作法を知らなかった。
すがるようにマルゴットを見やる。彼女は穏やかに微笑んだまま、スプーンですくい取る仕草をしてくれた。
ヒルデは、見よう見まねですくったスープをそっと口へと運んだ。
その瞬間、口の中いっぱいに濃厚な海鮮の風味が駆け巡り――。
「ヒルデ……」
「パパー、おねーちゃん泣いてるよー?」
「フフ、当然さ。マギーのクラムチャウダーは、世界一美味しいんだからね!」
ヒルデは訳も分からず涙していた。
食事という行為は、ヒルデにとっては無味乾燥なものでしかない。固い干し肉を、濁った水で流しこむだけの “作業”だ。
しかし、今は違う。
家族と食卓を囲み、笑顔の絶えない会話を交わす。
ヒルデは、これ程の幸せを感じた事はなかった。
「……おいしい。おいしいよ、おかあさん」
スープをすする度に、涸れ果てたはずの涙が、とめどなく溢れてくる。
「もう、ティリーったら。こっちまで泣いちゃうじゃない……」
これが現実ならばどれだけ良かっただろう。
ヒルデはこの光景を決して忘れまいと、噛みしめるように目を閉じた。
――
――――
食事の途中だったヒルデを現実に連れ戻したのは、猛烈な腹部の痛みだった。
ヘルヘニルが用意した部屋の中で、ジタバタともがき苦しむ。
(やだ……! もっと居たかったのに……!)
ふと手に何かが当たる。恐る恐る触れてみると、それが消化しかけの干し肉だと分かった。
処理が甘かったのか、傷んでいたのだろう。
「っ、んぐ……んん……っ!」
もう一度、あの温かな場所に帰りたい。
きつく目を閉じて、何度も願ったが、腹部の痛みがそれを許さなかった。
(……帰りたい、皆がいるあの場所に)
夢の世界に浸り、幸せを知ってしまったヒルデは、それにすがるしかない。
(お願いっ! わたしを帰らせてっ! いやッ、いやあぁぁぁぁぁぁッ!!)
だが、彼女の焦る気持ちは、薄氷の上を渡り歩くようにこなしてきたヘルヘニルとの関係に、亀裂を生み――やがて、恐れていた事態を起こしてしまう。
「――オマエ、ワタシを操れるとでも思ったか?」
一刻も早く夢の世界に行きたかったヒルデは、ヘルヘニルとの躾の最中に、率先して痛みを求めてしまった。
その些細な変化を、ヘルヘニルは見逃さなかった。
ただの愚かな玩具でしかなかった彼女が放つ、 欲望にも似た強い感情を。
「舐められたもんだ。このワタシが!」
「んっ……んん!」
「オマエは違うと思ってた。どんな躾も受け入れてくれるオマエだけは、違うのだと。だが……それはワタシの勘違いだった」
ヘルヘニルの声は、酷く冷たい。
その言葉や態度からは、彼女が何を考えているか読み取れなかった。
「オマエは、サンドワームの餌にする」
そう言い残して、ヘルヘニルはヒルデの元を去った。
しんと静まり返る室内にヒルデの短い息遣いだけが響く。
(やだ……死にたくない……)
ヘルヘニルは一度言った事は必ず実行する。
次にこの部屋を出る時、ヒルデは死ぬだろう。
今すぐ逃げなくては。
だが、鎖でつながれた首輪と、この目と足が脱出を困難にしている。誰にも見つからずに移動都市から逃げるなんて不可能だ。
(死にたく、ない……っ!)
――カタ。タッ、タッ、タッ。
その時、ヒルデは微かな物音を耳にした。
(誰……!?)
音は規則正しく、窓の向こう側から聞こえてくる。
この部屋は、外の景色が一望できる場所にあった。
つまり、窓の外にいる人物は侵入者である可能性が高い。
ヒルデが固唾を飲んで見守る中、その侵入者は部屋の中へと降り立った。
「ふぅ……どうにか侵入できたな」
安堵の息を漏らした侵入者は、ヒルデとそう歳が変わらなそうな、若い声の男だった。
EPISODE5 たどりついた居場所
息を殺して、部屋に侵入してきた少年の様子を伺うヒルデ。
だが、首輪にまでは意識が向いていなかった。
――カチャ。
(あっ!)
「うおぉッ!?」
少年が上擦った声を上げてヒルデへと振り返る。
「誰だ」
「ん、うぅ……あう」
ヒルデは恐怖で身が竦んだ。
少年がヘルヘニルと同じように血も涙もない人物だとしたら、こちらが騒ぐ前に殺しにかかるかもしれないのだ。
自分が置かれている状況を説明したいが、声を失ったヒルデにはどうする事もできなかった。
「んんんっ、ぁう!」
「あ? 何が言いたいんだよ、お前」
少年が近づいてくる。
ヒルデは気圧されながらも自分の喉に手を当てながら訴え続けた。
「んう、んんっ」
「お前……もしかして、喋れないのか?」
ヒルデは何度もうなずいた。
「なんでこんなところに――」
その時、少年がヒルデの姿に気づいたのか 「ハッ」と言葉を詰まらせた。
「クソ、なんて悪趣味な……」
少年はそう吐き捨てると、ヒルデから離れていく。
ヒルデに害が無いと分かったのだろう。
だが、このチャンスを逃す訳にはいかなかった。
「ぅ、ぅぅっ!」
「おい」少年が戻って来る。
「俺はここに用がある。お前が騒ぐなら、俺はお前を殺さなくちゃいけない。だから、分かるだろ?」
「んんっ」
ヒルデは首を横に振った。
「はぁ? そんなに死にたいのか?」
「んんっ」
「ったく、どっちなんだよ……」
少年と何度かコミュニケーションを図ろうとしたものの、どれも徒労に終わってしまう。
言葉を理解できるのに、伝えられない。
そのもどかしさが、苦しかった。
「あー、もしかしてお前、ここから逃げたいのか?」
「ん、う……んっ!」
ヒルデは、この身体になってから初めてまともな意思疎通ができた事に、涙した。
「は? おい、なんで泣くんだよ……っ」
この過酷な世界で、もう涙は流れないと思っていた。
だが、それは違った。
涙が涸れ果てたのなら、見ず知らずの少年と少し通じ合えただけで、こんなにも流れるはずはないのだから。
「はぁぁぁ…………決めた」
少年はそう言うと、ヒルデの首に手を掛けてきた。
「……っ!?」
彼が何をするのか分からず、ヒルデはキュッと目を閉じる。
男が何かを口ずさむ。
その瞬間、ミシミシと耳障りな音が鳴り響いたかと思えば、ヒルデの首を抑えつけていた首輪の感触が、消え去ったのだ。
(え……どうして!?)
「お前を縛る物は、俺がブッ壊した。行くぞ」
「……?」
少年はヒルデの返事を待たずして、抱きかかえるように持ち上げた。
「――――っ!?
「思ってたより軽いな。これなら大丈夫だろ」
「んぅ、あぁっ!」
「お、おい、暴れんなって! 何処か痛かったのか? 悪いけど、少し我慢してろ」
ヒルデに背中に回るように言った少年は、窓へと向かう。
「俺がお前をここから連れ出してやる。まだ生きていたいなら、その腕、絶対に離すなよ?」
少年は、ここで果たす用事を諦めて、ヒルデと共に引き返す事を選んだのだ。
ヒルデは、少年の首に回した腕に力をこめた。
「よし、行くぞ!」
光を失ってから初めて移動都市の外へと出たヒルデ。
これから、少女は、家畜から人間へと戻るのだ。
少年に背負われて移動都市を脱出するうちに、いつの間にか眠りについてしまったヒルデは、夢の世界へと渡っていた。
高い天井が視界に入る。どうやらこちらでも眠っていたらしい。
起き上がろうとしたヒルデだったが、不意に誰かに呼び止められた。
「起きたのね、ティリー」
心配そうにこちらの様子を伺う母マルゴットの顔を見て、自身の置かれた状況を理解する。
「病院から戻って来て直ぐに倒れたから、とても心配したのよ」
「……ごめんなさい」
夢の世界の母は温かかった。
献身的で、求めれば求めるだけ惜しみのない愛情を与えてくれる。
ヒルデは、この微睡の中にいつまでもいたかった。
けれど、なんとなくこの世界には戻って来られないような気がして――。
「どうして泣いてるの?」
母に指摘されるまで気づかなかったが、またしても泣いていたようだ。
「すっかり泣き虫さんね。でも、泣きたいときは我慢しなくていいから。たくさん泣きなさい?」
「うん……」
ヒルデはそうつぶやくと、母の胸に飛びこんだ。
「ごめんなさい。“ティリー”」
マルゴットには聞こえないように言ったつもりだったが、彼女はそれを聞き逃さなかった。
「ティリー、今のはどういうこと?」
これが最後になるのなら、正直に話そう。
ヒルデはマルゴットから離れると、彼女の目を見て、言った。
「こんな話、信じてくれないと思うけど、わたしは……今のわたしは、おかあさんの知ってるティリーじゃないの」
「え?」
「今のわたしの名前は、ヒルデ。ティリーの体を少しだけ借りているの」
「ヒルデ……」
マルゴットは名前を確かめるように、何度かヒルデの名を口ずさむ。
「だましてごめんなさい。でも、今日が最後――」
「知っていたわ。あたながティリーじゃないってことくらい」
「っ!?」
マルゴットは、動揺するヒルデを安心させようと、 笑顔で続ける。
「私はあなたを産んだおかあさんよ? あなたがティリーじゃないことくらい、すぐにわかったわ」
「じゃあ、どうしていつもと変わらずに接してくれたの?」
「ヒルデが、私に甘えたがってる気がしたから、かしら」
――おかあさんはすごいなあ。
わたしも、いつかこんな素敵な人になれるのかな――。
ヒルデがそう願った瞬間。
視界が徐々に白んでいった。きっと視界が完全に白に染まった時、この夢の世界も終わりを迎えるのだろう。
もう、マルゴットといられる時間はない。
「最後って言ってたけど、ヒルデは向こうの世界に帰るのね?」
ヒルデは小さく頷くと、言った。
「最後に、1つだけお願いをしてもいい?」
「ええ」
「おかあさんって、呼ばせ――」
言い終わるよりも早く、マルゴットはヒルデを抱きしめていた。
「もちろんよ。ヒルデも、私の子供だもの」
視界は、もはや涙でまともに見えない。
それでも、この手に残る温かさが消えるまでは。
「ヒルデ、これだけは覚えていて。“あなたが受け取った愛情を忘れないで。私はいつでも、あなたのそばにいるから”」
そう言われた途端、ヒルデは心が軽くなったような気がした。
この逢瀬は、現実ではほんの一瞬のことだろう。
けれど、ここでもらった愛情は、永遠に自分の中で続いていく。
「ありがとう、おかあさん――」
――
――――
ヘルヘニルの移動都市から脱出したヒルデは、自分を助けてくれた少年の隠れ家で共に暮らすようになった。
彼の名はアンク。
自分たちのようなスカベンジャーの子供たちを助け、 略奪者に抗い続けている。
ただ、毎回のように目覚ましい成果を上げられている訳ではなく、戦い慣れていない子が命を落とす事もあった。
そんな日々を繰りかえせば、当然仲間同士での衝突は避けられない。
アンクは戦闘面においては頼りになる。
だが、気配りにおいては頼りにならなかった。
言葉が足りず、時には不要な争いに発展する事も。
隠れ家で彼らの帰りを待つ事しかできなかったヒルデは、そんな状況に直面する内に、ふとある事を思いつく。
『今日は、みんなにおねがいがあるの』
「お願い?」
アンクの訝しむような声に、ヒルデは地面に記号のような文字を描く。
それは、喋れなくなったヒルデが、アンクたちと言葉を交わすために作った意思疎通の手段だった。
『みんなで、いっしょにごはんを食べたい』
「一緒に? そんな事になんの意味があるんだ」
アンクの疑問に、皆が賛同する。
ヒルデは物怖じせずに、淡々と言葉を紡ぐ。
『意味はあるよ。今はまだ分からないかもしれない。 でも、いつかきっと分かるから』
「……」
『アンク、だめ?』
「べ、別に、駄目だなんて言ってないだろ!」
アンクは鼻息荒くそう答えると、仲間たちにヒルデの希望を叶えるように命令した。
口のきき方も物の扱いも乱暴だったが、彼らは皆痛みを抱える者同士。不器用だが、彼らなりの気遣いはあるのだ。
『アンク』
「ん、まだ何かあるのか?」
『ありがとう』
「……おう」
ここは、誰にも脅かされる事のない安息の地。
ようやくたどりついた居場所で、少女は幸せを噛みしめる。
ここで暮らす皆と、まだ見ぬ明日を生きるために。
――END――
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コメント
- 5話打ち切りに気づいた瞬間頭を抱えてしまった、そんな………… -- 2025-07-17 (木) 17:39:55
- キャラストが8話に達してないキャラって初? -- 2025-07-18 (金) 09:26:36
- 11話構成だった頃にも5話だった事はありましたね。エクレールとか兎音ココの別グラとか。 -- 2025-07-19 (土) 01:49:42
- 既存以外の新規のキャラクターで5話までなのは多分ヒルデが初ですね -- 2025-07-20 (日) 21:45:00
- 5話打ち切り…?そんなことあるのか -- 2025-07-20 (日) 18:32:15
- ヒルデから見たアンクがあまりにもヒーローすぎる…こんなん惚れない方が難しい -- 2025-08-05 (火) 16:22:06

