以下、Ver1.12準拠最終LvにおけるPvPを対象にした記述です。
概論であるため、各ビルド固有の論点には触れません。
PvPとは
Player vs Player、つまり対人戦です。
が、そもそも装備ありきのゲーム+日本からの接続ではラグが大きいなので、腕でどうこうなるものではありません。そもそもフェアな対戦用ゲームではないことをお忘れなく。
以前はある程度のゲーム性がありましたが、現在では見る影もない荒れ果てた世界です。
あるビルドAのキャラに負けると、Aに有利な別のビルドCを持ってきて「俺のほうが強い」と言いはるお子様ばかりの世界になってしまいました。しかもその装備はBOTで入手したものばかりなので、事実上BOTプレイヤーの巣窟です。PvPを有利にするツールも多く出回っています。その事実を忘れずに接しましょう。
初心者のためのQ&A
- どこでやるの?
Pubです。'Duel' 'PK'と付く部屋がそれです。通常Act1の街の外、Blood Moorで行います。 - 敵対できないんだけど?
敵対は街の中で行う必要があります。また一度敵対してからミスクリックにより敵対を解いてしまった場合再度敵対するには30秒程度時間を置く必要があります。 - 死ぬとどうなるの?
EXPは減りません。お金は落とします。落とす額は所持金+スタッシュにより決まります。 - ポータルに入れないんだけど?
敵対中は牧場などの赤ポータルと他人の青ポータルは入れません。(自分のTPは使えます)
こちらが敵対を解けば入れますが、相手の敵対はそのままなので攻撃を一方的に食らうことになります。 - Potionは飲んでいいの?
青Potを飲んで文句を言われることはありません。赤・紫や解毒等を使うのは個人で判断してください。 - 吸収装備は使っていいの?
個人で判断してください。 - ボコボコにされたんだけど?
最初は歯が立たないかもしれません。情報を収集し、経験を積みましょう。
PvPキャラの基本
RW Enigma
これをなくして現在のPvPは語れません。
TeleportがPvPにおけるメイン移動手段であり、ほとんどのキャラがこれを着ることになります。
またLv比例のStrブーストが有難くも厄介で、どこまでLvを上げるかにより最終Strの調整が変わります。
育成
最終装備と上記RW Enigmaを見据えたステータス振り・スキル振りが要求されます。
よって地道に育成しようとするとStrを振りすぎたりする可能性があるためお勧めできません。
Pubのラッシュに便乗し、Hellバールまで辿りつくのが無難です。
地道に育成するならステータス保留のために+5 StrのLCが役に立ちます。
ステータス振り
最小Str, 最小Dex, 最大Vitが基本です。例外はBowazon・Energy Shield仕様ソサで、それぞれDex, Eneに特化します。
- ブロックについて
ブロック率を75%にする場合、Dexに相当ptを使います。ブロックできる相手には有利になりますが、Vitが下がるためブロックできない攻撃をする相手には不利になります。
ブロックをとるかどうかは好みと操作力の問題になるため、どちらがいいとは言えません。
スキル振り
モンスター相手にしか使えないスキルは当然不要です。
ブレイクポイント
Faster Cast Rate
FCRに依存する攻撃をする場合は最速を目指します。ただDruidの163%, Sorceressの200%は装備バランスを崩しかねないのでそれぞれ99%, 105%に留めることが多いです。
FCRに依存しない攻撃の場合でもTeleportに影響するので2-3フレームは上昇させたいところです。
Faster Hit Recovery
のけぞりからの復帰速度を決めるFHRはすべてのビルドで重要です。
多くのクラスで86%がBPのひとつとして設定されており、86%かそのひとつ下が目標となります。
Increased Attack Speed
IAS依存の攻撃をする場合は最速を目指します。変身ドルは特殊なので現実的に。
キャスターには一切不要です。
Damage Reduced by XX%, Resist
DRは物理攻撃する相手と戦う場合、40-50%は必須となります。Berを埋めたShakoやCrown of Ages・Verdungo's Hearty Cordがよく使われます。
属性攻撃はResist75%でも痛い場合が多いため、最大レジ上昇や吸収効果をつけることも必要になるでしょう。
Hotspur・Thundergod's Vigor・Kira's Guardianがよく使われます。
またRainbow Facetなどによるレジスト低下も考慮する必要があります。
Anyaクエストによる30%のレジスト上昇は一度死ぬとそのゲーム内では効力を失うため注意してください。
総合バランス
攻撃速度(IAS or FCR) > FHR > Life > Resist=DR > Damage
おおよそこのような優先順位になります。もちろんケースバイケースです。
ダメージ特化キャラも楽しく遊べるでしょう。
知らないと話にならない
位置ズレ
ミニマップや画面内で相手の正しい位置が表示されなくなることがあります。
Chargeラグ
PaladinのChargeを利用した高速移動によるものです。Vigorを併用するとより効果的。
自分のマップではパラが遠くにいるのにいきなり目の前に現れたりします。
さらにHammerdinであれば、このラグ発生中に出したBlessed Hammerが見えなくなります。
Amazonの早足
FR/Wを150%程度稼いだアマが走ると2~3歩分の位置ズレが発生します。避けスキルと相まってかなり当てにくくなります。
アマは早足が大事と言われる所以。
遠距離攻撃の不可視化
自分の画面にはなにも表示されてないのにダメージを受けることがあります。以下の条件で相手の遠距離攻撃が見えなくなるためです。
1, 2番目は実戦で使うとかなり消極的な戦い方になってしまいます。
ミニマップ外からの攻撃
自分のミニマップの範囲はおよそ2.5画面分ぐらいです。
しかしこの距離外からも届く攻撃がいくつかあります。その攻撃は相手には全く見えません。
Guided Arrow, Bone Spirit, Fire Ballがこれに該当します。射程距離もこの順で、Fire Ballの射程がミニマップ限度とほぼ同じです。
お互い相手がどこにいるか分からないので撃つほうは勘ですし、撃たれたほうも不意のことでしょう。
なお、自分のミニマップに相手は映っていないが相手のミニマップに自分は映っている、ということはほぼないと考えていいです。
ミニマップ内での攻撃後、相手または自分がミニマップ外に出る
前項の逆で、攻撃してからミニマップを出ても攻撃が見えなくなるということです。
こちらはより射程の短い攻撃や、Blizzardなどの設置型スキルでも不可視で相手に当てることが可能になります。相手に届くまでにTeleportで逃げる時間が必要なので、弾速の遅いスキルが使いやすいです。
Chargeラグ中のBlessed Hammer
先に述べた通りです。FCRにもよりますが連続3発以上は相手に見える可能性が高いです。
当然Blessed Hammerも上2つの条件で見えなくなります。
その他バグ
Chargeバグ
Chargeができなくなります。Charge Lock略してclがpubでの呼称。Chargeの項を参照。
Aura Stack
Holy Shock、Holy Fire、Holy Freezeのオーラについて、同種オーラを発生するアイテムを2つ以上装備した状態で他人とトレード画面で取引を繰り返すとオーラダメージがどこまでも増幅します。増幅するのは周囲に発生するダメージのみで、直接攻撃に付与されるダメージや効果範囲には影響しません。マスタリーやシナジーのあるSorceressやPaladinで特に有効なバグです。(→ニーラサック死因研究所)
- 対策
The Rising SunやThundergod's Vigorなどの数値吸収が有効です。
xのオーラダメージを100回stackしても100xになるのではなくxのダメージを100回受けるにすぎないため、元になるxさえ吸収できれば無効化できるというわけです。オーラダメージは1000程度なのでレジ75が維持できれば最大レジ上昇や%吸収に頼るまでもないでしょう。
吸収が成功すればその回復量は数百にもなります。
Farcast
AmazonのスキルCharged Strikeが遠距離で撃てるバグです。
シフト押しながら相手をLightning Furyでロックし、Charged StrikeとLightning Furyをタイミングよく交互に切り換えると相手の位置からCharged Strikeが発生しヒットします。避けようがないので対策装備が必要です。
Toolを使うとシフト+Charged Strikeのみでこれができるようになります。
参考http://www.youtube.com/watch?v=gRRh6pCuk70
Act1傭兵の街中攻撃
Act1傭兵の放つ矢は街の中にいる相手にも当たり判定があります。
囮となる召喚を出す役と協力することで入り口付近に放置しているキャラを殺すことができます。
Waypointバグ
他ActからWaypointでフィールドに移動してきたとき、その場から動かずにいると敵味方ともに遠距離スキルの当たり判定が発生しません。敵の攻撃は当たらず、また味方のBattle Ordersなどの判定もありません。
こちらは攻撃することもできますし、Battle Ordersも効きます。自分が移動するか、他人やモンスターの隣接によって解除されます。
Whirlwindバグ
敵味方問わず他人のWhirlwindが自身を通過してその場を動かずにいるとWaypointバグと同じ効果が得られます。
ただし100%ではないため複数回通過を受ける必要があるかもしれません。
Flamebellowバグ
FlamebellowにあるInfernoと馬場のスキルであるLeap Attackを同時に出すと、何もできなくなる代わりに死ななくなります。実用性はありません。
特集記事
特定の事象やビルドごとの戦法についてのコラムです
コメント
- 消されていたページからPvP関連部分を復元し収録。
- ありがとう。位置ズレ不可視加筆しました。
- AuraStackについて対策を加筆。Holy Freezeについては未検証。
- ありがとう。少し厳密に書き直しました。書き足してくれるところがあればどんどんお願いします。
- 内容が充実してきたので独立させました。
- fc加筆しました。
- ESソサ作ってみたけど青ポ飲んでたら相手にぼろくそに罵倒された。 -- 2016-01-24 (日) 23:13:27