【ジャミラス演説】

Last-modified: 2020-05-30 (土) 14:00:29

概要

DQ6にて鮮烈なデビューを飾った【ジャミラス】の演説シーン。
ジャミラスといえばこの演説であり、ゲーム本編、漫画版、小説版、CDシアターの全てで彼は演説を披露している。
中でもCDシアターは下巻の冒頭がジャミラスコールと彼の演説から始まるという優遇っぷり。流石はジャミラス閣下である。
その後の再登場作品でもしばしばジャミラスが登場するとよく演説シーンが入る。
実際に演説のシーンが無くても、モンスター図鑑の解説で触れられることが多い。
このジャミラス演説の人気を受けてか、近年ではDQ10の【魔鳥の頭目】やDQH2の【モーリアス王】など、ジャミラスの魂を受け継いだ鳥獣魔人属も登場するようになった。
 
なお、ジャミラス同様演説からボス戦に入るDQ8の【マルチェロ】【法皇就任演説】はほとんどネタにされない。

DQ6

【しあわせの国】で、大勢の魔物たちを前に、ジャミラスがぶちかました大演説。記念すべき最初のジャミラス演説。
人間を嘲るとともに、自身が【ムドー】の後継者であることを強くアピールしており、このあとのジャミラスコールが絶大なる期待と信頼を窺わせる。
さらに他の大魔王の印象的な台詞を思わせる一節を織り込んで年季の入ったプレイヤーをニヤリとさせてくれるうえ、その実力も真ムドーと並ぶもの。
しかし、転職システムも解禁された主人公達の戦力は、順当に進めていればムドー戦から遥かに向上している。ムドーの後釜を狙うぐらい実力は確かにあったが、そのムドーを倒した後の主人公達に目を付けられあっさり撃破されるという間の悪い状況は、多くのプレイヤーに肩透かしのネタ要素という扱いを受けてしまった。

  • 演説全文

「見よ!この あわれなる 人間どもを!
 おのれの欲望のままに生き
 しあわせの国などという 甘言に やすやす まどわされる おろか者を!
 聞け わが同胞たちよ!
 たとえ ムドーが ほろびようとも このジャミラスが いるかぎり 魔族は ほろびぬ!
 われを あがめよ! われをたたえよ!
 そして 今ここに われらが黒き神々に いけにえを たてまつらん!

「ジャミラス! ジャミラス!

「ほほうっ。あたらしい いけにえの者たちだな。
 この者たちには なぜか 血が さわいでならぬ。
 よかろう……。
 この私が みずから その肉をさき はらわたを くらいつくしてやろう!
 さあ もがくがよい。 おろかなる人間どもよ。

仲間モンスターがいた場合

なお、同胞(仲間モンスター)を連れてジャミラスのところへ行くと、

 さあ もがくがよい。 おろかなる人間どもよ。

という通常の台詞の後に

「そして その人間にくみする 魔族に あるまじき あわれなる者たちよ。

という追加セリフがある。
この部分は、仲間モンスターの加入時期の都合上、DS版ではどうあがいても聞くことができないレアなセリフだ。
同時に、「仲間モンスターという存在」に対して敵サイドから言及のあったDQ初のシーンである。
 
仲間モンスターのみのパーティに向かって、「お前 人間だな!」と盛大なカン違いをのたまう同僚の【グラコス】との格の違いを見せ付けている(見方を変えれば、彼らが人間に手なずけられてしまった魔物であることを見抜いているともとれなくはないが)。
と思いきや、ジャミラスも仲間モンスターオンリーのパーティに敗北した際、「人間などに この私が......」とつい漏らしてしまう。
ジャミラスもきっと人間抜きでジャミラスに挑むプレイヤーがいるのは想定できなかったのだろう。それに、一応この魔物たちを差し向けたのは主人公たち人間なので、「人間(の策略)などに…」という意味合いとも解釈できる。
お間抜けなところを見せる敵キャラにはプレイヤー達から手厳しいツッコミや批判を受けることが多いのだが、
ジャミラスのカリスマ性が為せる業か、コレについてはジャミラスの茶目っ気として片付けられている。
そんなお茶目さもジャミラスの魅力の一部なのだ。

CDシアター

ムドー撃破以降の多くの展開が悉くカット・もしくはナレーションのみで済まされがちなCDシアターにおいて、しっかりこの演説が採用されている。
しかも下巻(ディスク2枚目)の冒頭というなんともオイシイ場面で、である。
ジャミラスコールや歓声も含めてかなりインパクトの強いシーンになっている為、機会があれば視聴してみると良いだろう。
 
直後、主人公ウィル達があえて魔物に連行される形で乗り込み、ジャミラスとの戦いに突入する。

DQM

モンスターズでは第1作から登場しているジャミラス閣下。
しっかりこの演説も再現されているのだが……。

  • 演説全文

「しょくん!
 いまこそ われらが たちあがり…
 あたらしき じだいの とびらを
 ひらくときでは なかろうか?!
 そう!まものの まものによる
 まもののためだけのせかい……
 しもふりにくを まいにち
 たべられるせかい!
 そんなせかいを わたしは
 しょくんに やくそくする!!
 であるからして…

なんだか随分と演説内容が俗っぽくなっている。
政治方針を世俗派へ転換したのだろうか?
それとも、人間を生贄にしていないシチュエーション、つまり魔物たちだけの会話ゆえだろうか。
内政重視であり、その内容はモンスターズという世界観にはマッチしている。
と、ここで自分の背後にテリー達が立っているのに気づき、

 ムムム!!!???
 せなかが なぜか むずがゆい
 しょくん! しばし せを むける
 ぶれいを おゆるしねがいたい!

そして戦闘が終わると

「いちにち 1この
 しもふりにくを ようきゅうする!

まだ言ってる。

PS版

以下のとおりに変更されている。

「しょくん!
 今こそ われらが 立ち上がり…
 新しき 世界の扉を 開く時が
 来たのでは なかろうか!?
 そう! まものの まものによる
 まもののためだけの 世界だ!
 しもふりにくを 朝 昼 夜
 食べられる世界……!
 そんな世界を わたしは しょくんに
 約束しようじゃないか!
 わたしは ウソは つかない!
 しょくん 立ち上がれ!

「ムムッ…!? 背中が むずがゆい!
 わが仲間たちよ!
 しばし 背を向ける 無礼を許されよ!
 フン! 人間のぶんざいで わが演説を
 ジャマしおって! 成敗してくれる!

「せめて…せめて…
 1日に 1コの しもふりを!

テリワン3D

当然、リメイク作品である本作でも、ジャミラスの演説はある。
DQM1の演説がベースになっているうえ、聴衆のジャミラスコールが復活しており、ファン感涙の出来。
全文は、

諸君! いまこそ われらが 立ち上がり
新しき時代の扉を 開くときではなかろうか!

そう! 魔物の 魔物による
魔物のためだけの世界・・・・・・

しもふりにくを 毎日 食べられる世界の
創造を 私は 諸君に約束する!!

ここでジャミラスコールが挟まる。

ジャミラス! ジャミラス! ジャミラス!

で あるからして・・・・・・
ムムム!?
背中に 何者かの気配を感じる!
諸君! しばし 背を向ける
無礼を おゆるしねがいたい!

戦闘後には、

クッ! どうやら おまえのほうが
魔物の上に立つのに ふさわしいようだな・・・・・・。

では 私も おまえに ついていこう!
ただし 1日1個の しもふりにくを要求する!

とか言っているが、もちろん肉を与えなくてもよい。
というか時期的にしもふりにくを持っていないだろう。
 
素直に負けを認め、「お前の方が魔物の上に立つのに相応しい」と相手の実力を尊重するあたり、
ジャミラスのカリスマ性は微塵も衰えてはいない。俗っぽくはなっているが。
 
ところで、こいつがDQM1の頃から聴衆に約束している「しもふりにくを毎日食べられる世界の創造」はどうなったのか……。

ちなみに帰る時のわたぼうはしもふりにくを毎日食べられる世界を「いいかも」と言う。やはり魔物………

イルルカ、DQMJ3

どちらにおいても豆知識で演説が得意だと説明されている。
DQMJ3によると部下は尊敬しつつも少しうんざりしているらしい。

DQH2

演説シーンはないが、やはり演説が得意と言われている。
 
また、先述のとおりジャミラスのキャラクターを受け継いだ【モーリアス王】も、作中で演説するシーンは無いものの、演説が得意とされる。
モーリアス王は部下にひもじい思いをさせないことが信条で、これもDQMシリーズのジャミラスの演説の内容の影響が色濃い。