【ふしぎなタンバリン】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 04:56:35

概要

振り鳴らすと小気味いい音が響く不思議な楽器。応援によく使われ、その音を聞いた者の闘争心を奮い立たせ、【テンション】を上げる効果があるらしい。
 
見た目は5つの鈴がついた星型のヘッドレスタイプの可愛いタンバリンとなっている。同じ効果のアイテムには【はりきりチーズ】がある。
 
テンションシステムが続投したDQ9でははりきりチーズと共になくなってしまい、同じ効果を持つ特技として登場した【アゲアゲダンス】は敵専用でこちらは使えない。
また、似たような道具にDQ5の【たたかいのドラム】があるが、あちらは攻撃力自体を上げるものであり、効果は異なっている。

DQ8

戦闘中に使うと味方全員の【テンション】を1段階上げることができる。
使っても無くならず、類似効果の「戦いのドラム」と違って効果の重ねがけも可能。
いちいち【ためる】を使わなくてもテンションがガンガン上がり、ほとんどの呪文や特技の効果がアップする便利極まりないアイテム。
 
【太陽のかんむり】【まじゅうの皮】【怒りのタトゥー】を錬金釜に入れれば作れる。
レシピは【竜神族の里】の一件を解決した後に里の住民から教えてもらえるのだが、材料は最速で【神鳥のたましい】入手後に揃うため、【魔犬レオパルド】戦から活用可能。
作る為の代償は大きいが、それでもおつりが来るくらい強力。
なお素材にまじゅうの皮が含まれているが、公式ガイド等では皮の張られていないヘッドレスタンバリンである。
どの辺に使われているのかは謎。
 
あまりにも強力な効能によってゲームバランスを崩してしまう恐れのある代物だが、裏ダンジョンにはこれを使ってようやく対等と言えるほどの強大なボスが登場するので、良しとすべきか。
最大2つまで作ることが可能だが、これを2個作ってしまうとその後二度と【ドクロ刈り】ができなくなってしまう点には注意。

タンバリン要員

ふしぎなタンバリンに関する用語(俗称)。
戦闘開始直後などに、このアイテムを使って仲間のテンションを上げることを専門とするキャラクターのこと。
DQ5のドラム要員とは違い、テンションは重複可能な上、消費する行動をすればリセットされるため、基本的に毎ターン使う必要がある。
誰をタンバリン要員にするかは勿論プレイヤー次第だが、大体の場合【ククール】がこの役になる。
理由としては、回復要員であるククールは戦闘開始直後は暇になりやすいく、そこそこ素早さが高いので仲間に先んじてテンションを上げられるため。
このことから、ドラクエにおいて「タンバリン」「タンバリン男」「音楽家」などと言われたら、それはまず間違いなくククールを指していると見ていいだろう。
むしろ、冗談交じりに「タンバリンのことをククールって呼ぶのやめろよ」「ダンシングメイルが装備出来るのは音楽家だから」などと言われることも。
AIを【テンションためろ】に設定すると、魔物を速攻で倒せる場合を除きひたすらタンバリンを叩き続けるので、正真正銘のタンバリンマシーンとなることも拍車を掛けていると思われる。
ただし、テンションためろにしてても死者が出たり瀕死の仲間がいると回復を優先する。
というより本来ククールはこういった蘇生や回復が本業のキャラなので、死人や重傷者が出るような場面でAIが回復に回るのは正しい姿である。
ネタ要素でタンバリン男と揶揄されることも多いククールではあるが、別にタンバリンを叩く以外の仕事ができないわけではない。あくまでも「4人の中では最もタンバリン役に向いている」というだけであり、ククール自体がいらない子ではない。
また素早さはゼシカのほうが早く、【しっぷうのレイピア】【ほしふるうでわ】を利用しても、ゼシカに対しての先制タンバリンは安定しない点は注意。
 
2つ作った場合など、ククール以外にタンバリン要員を任せる場合は人によって意見が分かれる。
ステータス的に適任なのは断トツの素早さを持つゼシカ。
ターン最初に最初にタンバリンを叩き、溜めたテンションをターン内で使うことで凍てつく波動で消されないようにしたり、
【メタル狩り】などの速攻撃破を求められる場面では、パーティー内最速ですぐにテンションの恩恵を得られる彼女が適任となる。
一方で、彼女は攻撃に回復に補助にととにかく担当する仕事が多く、タンバリンを叩くような暇はないことが多い。
そのため、ほぼ攻撃特化型のヤンガスにタンバリン要員を任せるのも手。
かぶと割りでルカニを入れた後は単純に殴るだけになりがちなので、サポートも出来るようになると立ち回りに幅が出来る。
ただし素早さは一番低いため、テンションを活かせるのは次ターン以降になる。
 
主人公は攻守どちらも忙しく、素早さも中途半端、いざとなればチーズでテンション上げも可能なのもあってか、タンバリン要員になることは稀なようだ。

3DS版

【モリー】【ゲルダ】が追加され、タンバリン係の選択肢も増えた。
 
しかし、モリーは【モリーエール】があるからタンバリン不要。
ゲルダは素早さが最も高く適任だが、【キラージャグリング】は旧双竜打ちに勝るとも劣らない強力な性能であり、むしろテンションを上げてもらいたい側。
ゼシカは相変わらず補助で忙しく、主人公は【追憶の回廊】の猛攻に対抗するにはベホマズンで忙しい。
ヤンガスは足の遅さで補助が適任とは言い難いので、結局は残った彼が「タンバリン男」に……
 
……となるかはあなた次第。
ククールが適任なのは変わらないが、双竜打ち弱体化で補助に専念しやすくなったゼシカや、ゼシカ以上に素早いゲルダに持たせるのも悪い手ではない。
何より、今作はタンバリンを複数作りやすくなっているので、複数のメンバーに持たせて状況に応じて叩かせるのがいいだろう。
敢えてターンで最後に行動するヤンガスに持たせるなど、工夫次第で誰をタンバリン要員にしても問題無い。
 
なお、太陽のかんむりが【写真クエスト】の最後の報酬で入手できるので、タンバリンが合計3つ作れるようになった。
ただしそれができるのは追憶の回廊を完全にクリアした後の話であり、作る必要があるのは【エスターク】の低ターン撃破およびターン最大ダメージに挑戦するやりこみを行う場合になる。
1ターンに全員でタンバリン3つとはりきりチーズを組み合わせることで、運次第で一気にテンション100まで上げることもできる。エスターク最短撃破ではほぼ必須のテクである。
 
今作では後半のボスが強くなっており、特に【追憶の回廊】ではこれがないともはや話にならないレベル。
そのため、できれば素材を入手次第、順次作っていった方が良い。
上述の通り、太陽のかんむりが3つまで入手できるようになったので、【ドクロ刈り】をしたい人でも2個までは作って問題無い。
【追憶の回廊】はタンバリンが二個無いと中盤以降は相当キツく、縛りプレイの領域になる。

DQMJ2

青空箱からたまに入手できるレアアイテム。
なのだが、使い捨てになってしまったのでおいそれとは使えなくなった。
テンションアップが使えないモンスターに使う事もできるが消費アイテムであり、割に合わない。
 
プロフェッショナル版ではピピッ島のマスター戦で変わるアイテム屋で市販されるようになった。

ヒーローズ1

タルやツボを壊すとたまに出てくる。手に入れると即座にテンションゲージがMAXになる。
効果が強力なためか難しいステージに置かれている事が多い。

ヒーローズ2

なんとククール専用の特技として登場。タンバリン要員ネタが公式採用となってしまった。
習得条件は無く、必要なスキルポイントが8、消費MP8。
 
DQ8とは異なり、味方全員の『テンション上昇率』をアップさせる効果。
全くやる気の無いモーションでタンバリンを鳴らすククールの姿はかなりシュール。
肝心の性能の方はテンションが溜まり辛いがハイテンション中が更に強くなった本作では効果自体は強力。
しかし、発動中のモーションが非常に長く隙だらけな上、有効時間も短く使い勝手は微妙。
ククール自身もバイキルト+サブアタッカーとしての役割で忙しいので鳴らしている暇自体無い。
特技にセットしておけばAIが勝手に鳴らしているのでククールを操作するつもりがなければ入れても良いかもしれない。
 
アイテムとしては前作同様ツボの中や、【竜王・極】戦で登場する。

トレジャーズ

【お宝】の一つとして登場。

お宝No.72
レアリティトレジャー
カテゴリーレジェンド
コレクション伝説のだいじなもの
標準価格7,200,000G

ライバルズ

スタンダードパックに収録されている。が、なんと僧侶専用、すなわちククールのカードである。
ここでもククールのタンバリン男をネタにされてしまっている。プレミアム版のフレーバーテキストでは「だれが振り鳴らしても効果は一緒だがマイエラ修道院にこの楽器の演奏を得意とする者がいたらしい」とまで書かれてしまった。

4コスト 特技
おうえん
横1列にいる全ての味方ユニットに攻撃力+1と速攻を付与する

攻撃力上昇と速攻を付与するかなり攻撃的な効果で、僧侶のカードの中でも異彩を放っている。
僧侶は基本耐える戦略で戦うが、このカードはその戦略と一見矛盾するような効果を持つので、出た当初は評価が低く、ただのネタカードとしてしか見られていなかった。
ただしカードが追加されていくにつれ、【グレイナル】や英雄【ソロ】と相性がいいことがわかり、それらとの組み合わせで猛威を振るった。
そのため弱体化され、上記の性能に。
それ以降も僧侶にとっては数少ない、敵リーダーのライフを一気に削るカードとして重宝され、使われてきている。
ただのネタカードに収まりきらない大活躍をしたと言えるだろう。
 
なお、このカードを使った際のククールの投げやりで無気力な踊りは一見の価値あり。

ウォーク

ついには武器にまでなってしまった。
2022年6月9日より登場の「カリスマ聖堂騎士装備」のふくびきで登場と、ここでもやっぱりククール絡み。
分類はブーメラン扱いで、強化によって通常は攻撃力が最大165、4回の限界突破で最大215まで到達する。
 
レベル20で仲間一人のHPを回復しつつ呪文耐性を上げる「まもりのリズム」、
レベル25で仲間全員の与えるスキルのダメージと、スキルのHP回復効果を+40%程度上げるそのものズバリの「ふしぎなタンバリン」、
レベル30で【シャイニングボウ】を修得する。ブーメランなのに修得する技が弓ってどういう事?
いきなりスキルは6ターンの間眠りと休みの耐性を2段階上昇し、4ターンの間メラとイオの耐性を上げる「聖堂騎士の決意」。
 
ネタ装備と思いきやこれ一つで攻撃、回復、補助を一手に担える万能な武器。
ふしぎなタンバリンは一発の威力を高めるスキルで、より大きなダメージを与えるのにも、ピンチで回復するのにも役立つ。
イオ系の攻撃のシャイニングボウは単体にも全体にも有効なスキルで、イオ系が有効な相手には重宝する。