不思議のダンジョンシリーズ
指定したアイテムを【大きなパン】(トルネコ3では普通の【パン】)に変える巻物。
ただし、トルネコ2以降は【お墓】に使うと【くさったパン】になってしまう他、パンの巻物そのものはパンにできない。
この巻物の存在があるため、未識別の指定系の巻物は失っても構わないアイテムに使いたい。
呪われた装備も、これを使えば強引に外すことができる。
【へんげの壺】と同様、操作ミスで鍛え上げた装備をパンに変えてしまったりすると被害甚大なので、あせらず慎重に扱おう。
それにしても、呪い状態含む、選択したアイテムがパンになるとは通常では考えられない怪奇現象である。
このようなパンに平然たる顔で食らいつくトルネコ親子はやはり超人なのだろう。
トルネコ1
クリア後の【もっと不思議のダンジョン】で初登場。
「どれを」と聞かれる巻物はこれまで【インパスの巻物】しかなかったため、未識別の指輪や杖に使ってパンにしてしまうのは誰もが通る道であった。
もっと不思議では【大きいパン】が普通に落ちていないので、なくてはならないアイテムである。
今作に壺は存在せずアイテムは余りがちになる上、ある程度進めば識別済みのマイナスアイテムがいくらか手に入るはずなので、変える対象に困ることはあまり無いだろう。
もし不要なアイテムがない場合は、木の矢か鉄の矢を敵がいない方向に1本撃って床に落とし、残りの矢束を一旦床に置いた上で落とした1本を拾えば1本だけ所持した状態にできるので、それを大きいパンに変えると良い。
矢束に対して使えば当然まるごと1個のパンになってしまうので注意。
また装備外しの罠がまだ存在しない今作においては、強引にでも呪い装備を外せるという効果も重要。
呪いを解除する【シャナクの巻物】は手に入りづらく、識別のために無駄に使ってしまうことも多いからだ。
今作には後の作品のような【泥のワナ】も無ければ、巻物切り刻み攻撃をする敵も存在せず、また上述の通り「変える対象となる物が無くて困る」ということもほぼないので、使うタイミングにあまりこだわる必要は無い。
満腹度に余裕があればパンの巻物はすぐに使わず、呪われた装備品を外すためにキープしておきたい。
なお今作ではパンの巻物もパンにできる。やる意味は無いので勿体ないが。
トルネコ2
クリア前の【不思議のダンジョン】から登場。
呪いを解く【神父】や【装備外し】のワナなどで装備をはずしやすくなり、強引に装備を外す用途にはあまり使われなくなった。
【泥のワナ】でパンが腐る可能性が出てきたため、【保存の壺】を持っていない状況なら、パンにせず巻物のまま持ち歩くのが賢明。
ただし【催眠攻撃】を使う敵がいるフロアまできたらさっさと使うか、保存の壺の中に入れておくこと。
外に出して持ち歩いていると、勝手に読まされて重要なアイテムをパンにさせられる可能性があるからだ。
トルネコ3
クリア後の【封印の洞くつ】や【不思議の宝物庫】の壁、【異世界の迷宮】に登場。
上記の通り今作では大きなパンではなくただのパンになるように弱体化してしまったが、それでも食糧難を解決する重要アイテムに代わりはない。
特に持ち込み不可の異世界の迷宮では、不要なアイテムの処分も兼ねてどんどん活用していこう。
【マホトーンの石像】の影響は当然受ける(石像よけの指輪やその印があれば効果が発揮される)。
また、満腹度0で読んで【ひとくいばこ】だったの事故も怖いので、出来れば満腹度に余裕がある状態で読みたいところ。
なお、パンにこの巻物を使っても特別なメッセージがあるわけでもなく
パンは パンに変わった。
と表示される。
また驚くべきことに、ひとくいばこをこの巻物の効果でパンに変化させた場合、なんと本物のパンになるのだ!
同じくアイテムを変化させる【へんげの壺】でもひとくいばこであることは変えられないことを考えると、凄まじい性能である。
ちなみにメッセージは
ひとくいばこは パンに変わった。
と表示され、美味しくいただける。
シリーズ共通で注意すべきは操作ミスである。間違っても鍛え上げた装備品にこれを使用しないように。
今作ではレアアイテムの入手難易度が凄まじく高いものが多いので、本当に取り返しがつかないことになる。
【ロトの剣】【ロトの盾】や【技封じの指輪】【ワナ抜けの指輪】【石像よけの指輪】など、あらゆる対策をしていても、この巻物ひとつで虎の子の装備品が消え去る。取り戻す手段は一切ないのでくれぐれも慎重に。