【ワナ抜けの指輪】

Last-modified: 2023-01-21 (土) 15:35:17

概要

【不思議のダンジョン】シリーズに登場する【指輪】の一種。
【ダンジョン】内で【ワナ】を踏んでも発動しなくなるという素晴らしい効果を持っている。
一切発動しないわけではなく、自発的にワナを『踏む』場合などでは発動する。
 
ドラクエシリーズにおける罠対策の呪文と言えば、【トラマナ】だが、なぜか「トラマナの指輪」などではなくワナ抜けの指輪である。
本編でトラマナで対処できるのはダメージトラップだけで落とし穴などは避けられないので、その辺りのわかりやすさを考えたのかもしれないが、本編と不思議のダンジョンで効果が大きく異なる呪文はたくさんあるので、どこまで考慮されてこの名前になったのかは不明。
トルネコ2における魔法使いのトラマナ及び【トラマナの巻物】は、防げるのはダメージ床だけで他の罠は防げない仕様になっている。
 
「ワナ抜けの指輪」「わなぬけの指輪」「ワナぬけの指輪」と、シリーズ毎に表記揺れがある。
少年ヤンガスでは【ワナよけの指輪】【ワナぬけのお守り】にこの指輪の効果を継承された。

トルネコ1

表記は「ワナ抜けの指輪」。
買取価格は500G。レアアイテムなのでそう簡単に売却する人はいないと思うが…。
入手方法は【不思議のダンジョン】【もっと不思議のダンジョン】で拾うのみ。
 
文字通りあらゆるワナを回避できるためとても有用。
ワナの上に乗ってもそうと表示されることすら無くなるため、ワナが大量に配置される終盤でもワナのリスクを完全に排除でき、【モンスターハウス】でもワナを気にせず対処やアイテム回収ができるようになる。
また、中盤でのアイテム・経験値稼ぎが重要なもっと不思議のダンジョンでは、【落とし穴】で中断される事無く安定して経験値やアイテムを稼ぐことができる強みは大きい。
 
その分出現率は低く、レア度は不思議のダンジョンでは【ハラヘラズの指輪】と同等。
もっと不思議のダンジョンでも【とうぞくの指輪】に匹敵するほど出現率が低い。
 
本作では装備していると、ワナのあるマスを通過してもワナが見えるようにならない。
状況によっては利用できるワナも多いこのシリーズにおいてはやや残念といえる。もちろんメリットの方が遥かに大きいが…。
しかし本作では自発的に『踏む』コマンドが無いこともあり、ワナを利用できる状況は少ない。
 
「どうせ踏まないんだから見えなくても問題ないんじゃない?」と思うかもしれないが、未識別状態だとワナ抜けの指輪の効果を得ているということに気付きにくいという明確なデメリットがある。
指輪を入手する直前にワナを踏んでいれば良いのだが、そうでなければかなり自力での識別が難しい部類と言える。
【インパスの巻物】を持っていればこれで識別するのが確実だが、怪しいなと思ったら一度外して歩き回ってみて、変なスイッチあたりの手頃な罠を踏んだら、あらためて装備して踏み直すと判別できる。

トルネコ2

表記は「わなぬけの指輪」。
販売価格は20000G、買取価格は10000G。
入手方法は【不思議のダンジョン】【もっと不思議のダンジョン】【試練の館】【ガーゴイルの店】で購入するのみ。
 
装備中にワナを踏むと、以後そのワナを視認できるようになった。また今作からは『踏む』が使えるようになったので、ワナを利用することもできる。
性能は向上したものの、今作では【シャドウの指輪】に踏む前からワナが見える能力が加わった上にあちらの方が入手しやすいため、前作ほどの価値は無くなっている。
ただし【宝物部屋】の100%発動するワナすらも無効化できる能力を持っているため、宝物部屋攻略の際は持っておきたい。
 
シャドウとはワナ関連の効果が似ているので混同しないように。
わなぬけは「ワナは踏まないと見えないが、ワナには掛からない」のに対し、シャドウは「ワナは踏まなくても見えるが、ワナには掛かる」である。

トルネコ3

表記は「ワナぬけの指輪」。
販売価格は15000G、買取価格は7500G、印数は1、重さは20。
 
今作では今まで以上に非常に入手が困難で、即死と隣り合わせである【不思議の宝物庫】の80F以降の壁の中から【発掘】するか、【まぼろしの洞くつ】の98Fの宝物部屋で【カギ】を開けて拾うかのいずれかのみ。
【シャドーの指輪】【石像よけの指輪】と並ぶ、通称幻レアと呼ばれる指輪の一種。
 
ワナを自発的に『踏む』場合の他に、【重力の石像】の効果範囲内ではワナが発動してしまう。
同じくワナ対策として用いられるシャドーの指輪との優劣は簡単にはつけがたい。
シャドーの指輪は【パルプンテの巻物】の発見に使える点(シャドーの指輪は一作目からパルプンテ発見に使えるが、今作では出現確率が高いポイントがあるので重宝される)や、ワナを活用しやすくなる点、そして、見えているワナは石系統のアイテムで簡単に破壊できる点、ワナチェックである程度は代用できてしまう点、操作ミスでワナを発動させてしまう点などを考慮するとよいだろう。
対してワナ抜けの指輪は、これ一つで用が済む点や、宝物部屋に存在するものや【ワナ増殖の石像】および【パペットマン】の影響による回避不可能なワナにも対応できる点を考慮するとよい。
これらの2つの指輪を合成すると、ワナが見えてなおかつワナに掛からないという、一見強力な指輪を作り出すことができる。
しかし、これが真価を発揮するのはワナ抜けの効果が打ち消されてしまう重力の石像が同室している場合のみであり、石像よけの指輪がある状勢ならばどちらかが死に印、即ち意味の無い印となってしまう。
ワナ増殖の石像の影響で見えている罠を踏まざるを得ない状況など全く無意味ではないが、やらない方が良いだろう。
 
印数はたったの1と明らかに合成のベースとしては不向きだが、その異常なまでの入手難易度の高さと、合成した印を消す特殊能力を持つ【どくどくゾンビ】の存在を考慮すると、【ふつうの指輪】等の初期印数の多い指輪に合成せず、あえて【白紙の巻物】をこの指輪に【異種合成】して、空き印数を増やして使用した方が良い。
これは「ベースになった装備アイテムの効果は印消し攻撃では消えない」という特性を利用した手法。
同じくこちらも幻レアである石像よけの指輪とどちらをベースに取るかはプレイヤーのやり方次第。
もっとも、どちらも消されにくいかなり右側(石像よけに至っては最右)につく印ではあるが。