【ベクセリア】

Last-modified: 2024-04-06 (土) 15:22:27

DQ9

【セントシュタイン城】の北東、【東ベクセリア地方】にある町。名前の由来は「バクテリア」のもじりだろう。
英語版での地名はCoffinwell、町長の名はLaria。町の名は「咳」を意味する"coughing"、町長の名は肩書と合わせると"Mayor Laria"という「マラリア」をもじったものになる。

 
多くの建物が高台に築かれており、町の奥に町長の家、その手前には大きな宿屋がある。
なお、ルーフィンの研究室の本棚を調べると、しぐさ「ちょうはつ」を習得可能。
宿屋には【まほうのカギ】の扉、井戸の中には【さいごのカギ】の扉があるので、
それぞれカギを手に入れたら取りに戻ってこよう。
 
町の入口近くに【守護天使像】が祭られているが、なぜか天使の名前はプレイヤーにわからないようになっている。
一応、ちゃんと名前は刻まれているようだが…。

シナリオ

【天の箱舟】を動かして【天使界】に戻るべく、
セントシュタインに引き続いて人助けをして【星のオーラ】を集めるために訪れる。
 
最初に訪れた時点では流行り病で大変なことになっており、BGMも【せつなき思い】が流れる。
考古学者の【ルーフィン】によると、実はこの流行病が単なる病気と言うより、呪いに近いものだとわかる。
そこでルーフィンが主導をとって、原因究明のために【封印のほこら】へ向かうことになる。
 
しかし、当のルーフィンにイマイチやる気が無く、対処が遅れたために、悲劇の切欠となってしまう。
封印のほこらで元凶たる【病魔パンデルム】を封印して戻ってきたとき、既にルーフィンの妻【エリザ】は病死。その後彼女の葬儀が行われた。本作でも特に陰惨なイベントである。
この辺りで、【サンディ】が空気を読めているようで全然読めていない発言をする。
 
病気はなくなったものの町のムードは暗いままであり、このままでは星のオーラが回収できないため、
主人公はエリザの幽霊に従って、ルーフィンを町中連れ回して彼を勇気づけることになる。
一晩明けると、事件の傷痕はまだ癒えないもののようやく町が活気を取り戻し、
ルーフィンも町の人と上手くやっていけるようになって、一応の解決を見ることになる。
これで主人公は星のオーラを回収でき、天使界に戻るため天の箱舟へ向かう。
 
クリア後には学問の町となり、人々が学問を積極的に学ぶようになる。
自分の子供を名門【エルシオン学院】に入れたがっている、いわゆる教育ママまで出現する。

クエスト

事件解決後は、【じじいとテンツク】【月夜のなみだ】
さいごのカギ入手後は井戸の中で【しあわせ だつごく計画】のクエストが発生。
 
クリア後には【マダムのあかし】【消えたテスト用紙】のほか、
ストーリークエスト【お受験に協力】【ベクセリアのなぞ】がある(後者は追加クエスト)。
追加クエストをこなしていくと、この町の歴史に関する意外な事実が明らかになる。
元々は【ガナン帝国】の領土、というよりガナン帝国の前身に当たるガナン王国の王城があった場所のようである。
かつてはガナン帝国城と同じ建物が、現在のベクセリアの位置にあったという。
実はこの町の教会のタイルは【ガナンのもんしょう】の上半分と同じマークで、王城のような城の造りなど伏線がある。
かつてのベクセリアは賢明な国王の統治が行き届いており、
国としてそこまで重大な問題は無かったようだが?