概要
DQ8・11に登場する武器。
刀身が光で形成されたシャムシール。
シャムシールとは中近東に見られる細身の曲刀のこと。西洋ではシミターと呼ばれる。
通常時は柄のみで、戦闘時に光る刀身が現れる。まるでライトセーバーやビームサーベルのようである。
ライトシャムシールもその名のとおり曲がった刃を形成するが、エネルギー系の刃をわざわざ曲刀状にするのは難しいような気がしなくもない。
ちなみに元ネタのライトセーバーには「刀身部分の重量がないため、取り扱いが普通の刀剣と全く異なり非常に使いづらい」という裏設定がある。
この武器にこのような特徴があるかは不明だが、明らかに普通の剣とは異なるのは確か。
それを反映してか否か、DQ8・11共におひとり様限定の専用武器になっているのだが、特に苦もなく他の剣と同じように振り回す【ククール】や【シルビア】は只者ではない。単なるモーション使い回しと言えばそこまでだが…。
DQ8
攻撃力は110。非売品で、売値は9000G。
ククールのみが装備することができる。
錬金でのみ入手可能で、レシピは【ルーンスタッフ】+【ひかりのドレス】+【ライトシールド】。
このレシピは【サヴェッラ大聖堂】で教えてもらえる。ベースとなる剣が存在せず、「杖+ドレス+盾=剣」というわけのわからないレシピで完成する。
おそらくはルーンスタッフを柄とし、光っぽい装備で光線を出せるように改造したのであろう。
ライトシールドのライトってそっちの意味ではないような気がするが。価格は跳ね上がるものの【ミラーシールド】の方がまだしものような…。
ククールが装備できる武器の中では最強クラスの品。
これ以上の攻撃力を誇るものといえば【オーディーンボウ】か【はぐれメタルのけん】しかないので(3DS版では【退魔の太刀】も該当する)、しばらくククールは武器を変える必要が無くなる。
【呪われしゼシカ】を倒した後ギャリング邸に入ることができるので、そこで入手できる【スパンコールドレス】を元に光のドレスを錬金すればこの時点で作ることが出来る。多くのプレイヤーにとって初の攻撃力3桁の武器となるだろう。
剣スキルをはやぶさ斬りまで覚えていれば、【はやぶさのけん】もしくは【はやぶさの剣・改】を入手するまではこれが主力となる。
なお、ステータスの状況によってははやぶさ斬りの4連続攻撃がライトシャムシール装備時より上回る場合もある。
DQ11
- | +1 | +2 | +3 | |
攻撃力 | 158 | 165 | 172 | 180 |
魅力 | 42 | 43 | 44 | 46 |
シルビア専用の【片手剣】。光属性を持つ、最強クラスの武器のひとつ。
【グランシーザー】のレアドロップから入手できる。うち直しに必要な宝珠は28個。
鍛冶のレシピブック「戦場の名品総覧」は【ネルセンの迷宮】の最終盤である【勇者の試練】(奈落の冥城)で拾える。
必要材料は【ひかりの石】×3、【かがやきそう】×2、【かがやきの樹液】×3、【竜のひせき】×1、【ヒヒイロカネ】×1。
入手タイミング、素材の豪華さを考えると、鍛冶での入手よりはグランシーザーから狙う方が良い。
シルビアの【片手剣スキル】は今一つ使い勝手が悪く、あまり活用されないことも多い。
ただ、専用装備だけあって【みりょく】に高い補正がかかるのは文字通り魅力的。
元々シルビアは武器依存の攻撃よりも多彩な特技で戦うキャラクターであり、特に攻守の主力となる【アモーレショット】と【ハッスルダンス】は効果が魅力の高さに依存するため、これらの特技の威力を上げるために装備するという使い道もある。ただ、その目的なら短剣の【トリックスター】の方が有用なのが難点。+3時の魅力上昇はこちらが1だけ高いものの、あちらは器用さとみかわし率も上がる。
もちろん、片手剣を主力にしているなら文句なしの最強装備候補。
これより強い片手剣は二刀持ちが基本の【カミュ】に奪われがちという事情もあり、専用武器であるこれは唯一無二の価値がある。
3DS版・DQ11Sでは【冒険の書の世界】で受注できるクエスト【閉ざされし月の世界】の達成報酬としても入手可能。
3DS版ならすれちがいの進捗次第でより早い入手も可能だが、DQ11Sでは【イシの村】完全復興後と若干遅いタイミングなので、早めに欲しいのであればやはりグランシーザーを狙ったほうが良いだろう。
DQMSL
DQ8コラボイベントで実装。
ウェイト2の剣。装備すると攻撃力が30、素早さが10上がる。
固有効果は「通常攻撃時5%で【魅了】」。
強化することで攻撃力が+1ずつ増えていき、+7まで強化すると固有効果が「通常攻撃時7%で魅了」に変化する。
余談
双葉社から発売されていたDQ2のゲームブックでは、【デルコンダル】の武器屋に、その名も「光線剣」なる武器が置かれていた。
宇宙の彼方でオビワン・ケノー○゛(実際は伏字無し)なる人物が使っていたもので、【サマルトリアの王子】が買いたがるが非売品であり購入できなかった。
リメイク版で彼が【ひかりのつるぎ】を装備できるようになった事を思えば感慨深い…かもしれない。
現在の公式設定とは異なるが、シリーズ初期の【りりょくのつえ】はそのまま木製のライトセーバーのようなものとして描写されていたことがある。「りりょく」をそのままフォースとして解釈した結果だろうが、細かい設定が曖昧だった時代だからできたフリーダムな描写である。