FF2
FF2に登場する神出鬼没の義賊。フィン出身。
帝国からしか盗まないというポリシーを持つ*1。
- 携帯版のEDでは、去り際にフリオニール一行に対して犯行予告をしてくる。
…ポリシーはどうした、ポリシーは。- GBA版からこうなっている。盗む相手がいないと盗賊は成り立たないという現実を突きつけられる一幕。
- 町民たちが「義賊」のイメージを勝手に拡大解釈しているだけで、実態は限りなくただの泥棒なのかもしれない。
一応「弱い者からは盗らない」とか、何かしらのこだわりは持ってるものと思われるが。 - 単に「また会おうぜ!」程度の意味合いのものではなく?
- いや、その程度の意味合いのものだと思うよ。
語尾に大抵「!」がつく江戸っ子的人物。
竜巻から逃れ瀕死になったシドを看取り、フリオ一行へ、彼の遺言の意味を涙ながらに諭す情の篤さは流石義賊といったところ。
後のデッシュやエッジ等に繋がっていく雛型的存在。
ただしこの人自体のヴィジュアルは、おかっぱでヒゲの濃ゆい、某芸人似のおっちゃん(天野氏の原画参照)。
…FF3に於いてデッシュが若く設定された理由も、解らなくはない。
- 尚、FC版のグラフィックは「黒い忍者」である。
FF1の忍者のドット絵を元に改変したようだ。見比べてみるとFC版ポールとFF1の忍者のグラフィックははっきりと違っており、細部だけではなく、首のスカーフの流れ方などシルエットからして異なる。
WSC版・PS版・ケータイアプリ版まではこの黒忍者のままだったが、GBA版以降は天野氏のキャラクターデザイン準拠になる。
顔グラがついたので黒忍者のままではまずかったのだろう。- ほっかむりした盗賊ってのが、とても解り易くて好きなドット絵だったんだけれどなぁ。
パンデモニウムの皇帝を倒すと「むちゃなやつだよ、まったく!」と労ってくれるが、主人公達と違い一人で帝国相手のドロボウやミスリル探索をやっていた彼のほうがずっと無茶である。
- パラメキア城のてっぺんからタコで行き来する手口はミシディア図書室の本に伝わる、気球を使って難攻不落の城からパラメキアの王女をさらった男の逸話と似たものである。
彼自身は独身っぽいのでアイディアのみを拝借したのだろうが、詳細は不明。
ともかく、強敵だらけの帝国兵の目をごまかす技術と肝っ玉があれば、世界のどこでもやっていけるのではないか。 - 竜巻襲来後も普通にフィンの自宅で生き残っているあたりはさすがである。
こいつの進入を許さなければ簡単にウボァーされなかったであろう。陰の功労者ともいえる(FC版以降)。
小説版で砂漠横断用の動物(何だったかは忘れた)を盗んでったのはコイツだっけ?
シドが亡くなった際、彼らしくもない熱さでシドの本心をフリオニール達に告げるが、それはシドと似ている部分がある事(反乱軍の助力者だが、反乱軍本体とは距離を置いた「遊軍」的ポジション)も無縁ではないだろう。
ネタ
隠し部屋のアイテムからすると、最盛期の彼の装備は、
みぎて:ブラッドソード
ひだりて:バックラー
あたま:きんのかみかざり
からだ:くろしょうぞく
うで:とうぞくのこて
アイテム:エリクシャー
と推測される。
- 何気にかなり強力な装備。これならパラメキア城にも侵入して帰ってこれたのにも納得?
- 装備分差し引いてもシステム的には、仲間入りしていればかなりの強キャラになりそうな予感。
装備剥がれるだけ、というオチになりそうな予感も。- FF2は良くも悪くも自由に育成方向をプレイヤーが決められるが、一応初期加入時にはキャラの特徴がステータスとして表れている。
しかし、初期加入時のステータスという括りで明確な高速アタッカーがいない。
恐らくポールは高速アタッカーであり、FF2において素早さや物理回避率は非常に重要であるため、殆どのプレイヤーは彼を腐らせずに一軍入りさせると思われる。
- FF2は良くも悪くも自由に育成方向をプレイヤーが決められるが、一応初期加入時にはキャラの特徴がステータスとして表れている。