モンスター/【こうてい】

Last-modified: 2023-12-21 (木) 19:59:29

キャラクター/【こうてい】


FF2

FF2のラスボス
当初は魔力を操るただの人間だったが、主人公たちに倒されたのち、地獄で究極のパワーも身につけてよみがえった。
復活の際に肉体は失っており、以前の皇帝としては意識体だけの存在となっている。

  • 世界中にはびこるほどの大量のモンスターを魔界から召喚するあたり「ただの」人間とは思えないような気もする。

1戦目(竜巻)

「なかなかやるではないか わたしがあいてをしてやろう かかってこい!!」と大きな事を言う割に、HPもたった1290とベヒーモスよりも低い上に、前衛にウッドゴーレム親衛隊2体を置いて、自分はエリクシャーブリンクで守りに入るヘタレさが発売当時よくネタにされた。
GBA版からはHPが3000に増えてややパワーアップしたが、やっぱり弱い。

  • 明らかに同じダンジョンの部下のジェネラルやウッドゴーレムの方が強いと思うのは私だけか。
  • 50000ギルもするエリクシャーをこれでもかといわんばかりに使いまくる所はさすが権力者と言ったところか。
  • 当初は後列の横脇に配列されているが、PSP版の皇帝はウッドゴーレムと同等のサイズになっている。

いくら実力主義の帝国とはいえ、君主自身が「攻撃能力的に最強」である必要まではない。
ある意味でリアルといえばリアルな話である。
戦わなかったとはいえ、FF6のガストラ皇帝等がいい例である。

  • あの時点でファイガメルトンを使えるガストラは帝国最強だと思いますが…。
    三闘神の像がなかったらケフカはどうなっていたことか。
  • ロマサガ2では、君主自身が「攻撃能力的に最強」であったが。

あの弱さは竜巻の維持に魔力を割いていたためと脳内補完できなくもない。
それなら戦闘前のビッグマウスはなんだったんだという話になるが。

  • 「退かぬ、媚びぬ、省みぬ!」
  • メタ的な意味では彼自身がラストボス戦における前座的位置づけだからともとれる。
  • ザンデとくらやみの雲は別々の存在であり「4」のゼロムスはあくまでゼムスの憎しみの権化であってゼムス自身ではないが、皇帝はあくまで自分自身を保ったまま強化されて戻ってきた。そう考えると珍しいかも。

ヘイストLv8、バリアLv8、ブリンクLv8で自分を強化し、こちらにはスロウLv9やサンダーLv10を仕掛けてくる。
普通に戦っていればそれほど問題はないだろう。
エリクシャーでの完全回復も行うが、これを使うためにMPを10消費するので、アスピルでMPを吸い尽くしてやると回復すらできなくなる。
耐性もザルなので、即死系魔法のレベルが高ければ、全体がけで親衛隊共々即退場、残るのは前衛のウッドゴーレムのみ…ということになってしまう。
(皇帝陛下には耐性は一切無いが、ウッドゴーレムに即死系魔法は無効である)

  • 裏切りの牙などを使って混乱させたりできるしさぁ…。

ディフェンダーをドロップする可能性があるが、面倒なので無理に狙わなくても良い。

  • 因みに、ディフェンダーとダイヤアーマーは皇帝しかドロップしないので、個数も拘るアイテムコレクターは皇帝相手に粘り続けることになる。
    (PSP版だと秘紋の迷宮でディフェンダーが取り放題なので、ダイヤアーマーを粘ることになる)

低確率でテレポミニマムが効くボス。
初めて戦ったとき雑魚を消そうとテレポを使ったら雑魚は飛ばないのに皇帝だけ消えたことがある。

  • それで地獄に行ったんじゃね?

他にもゴーレムと親衛隊をミニマムで消そうとすると、前衛が生き残ったまま皇帝が真っ先に小さくなる事もある。

  • 因みに、こういったことが起こるのは耐性がないからだけでなく、取り巻きよりも魔法防御力が低いことが原因である。

あまり強くはない皇帝だが、高価なエリクシャーを連続使用するあたり、金持ちであることは確か。

  • 貴重な装備品を落とすあたり、相当であろう。
    でも金を落とさせると、何故か10000ギルしか落とさない。
    • 現金は持たない主義なんだろう。
    • この世界に限度額無しのブラックカードに相当するものがあるかどうかは甚だ疑問だが。
  • 一応陛下の名誉のために補足しておくと、10000ギルというのはFF2のギルドロップとしては最高額。
    他だとラミアクイーンデスライダーやパンデモニウムのが同額を所持している。
    • 金持ちが常に全財産持ち歩いてるわけでもないしな。むしろこうてい自身が店でアイテムを買って財布を取り出す姿を想像すると微笑ましさすらある。

強い皇帝陛下と戦いたいなら、ブリンク、バリア、ヘイストでドーピングするまで待ってあげよう。

  • 初手にバリアを使われると、親衛隊ともども即死魔法やステータス異常魔法が通用しなくなってしまう。
    そのうえブリンクを使われ、エリクサーで守りに入られるとかなり倒すのが大変。
    まあ負けるほどのことはないだろうが。
  • 大した攻撃手段がサンダーLv.10だけだしねぇ。
    それも同ダンジョンで取れるダイヤ系装備であっさり軽減できちゃうから、取り巻きさえ何とかすれば確実に負けない。
    • もうちょっと言っておくと、皇帝陛下自身の物理攻撃に追加効果はない上に、取り巻きの物理攻撃の追加効果は猛毒と眠りなので、あまり驚異的ではない。
      回避率をあまり重視しないでプレイしてきても大して苦戦せずに勝てる。
    • 一応、彼の名誉のために言っておくが、攻撃力だけは取り巻きの親衛隊よりも高い。
      まぁ、だから何だ、て話だが。

ラストバトル(パンデモニウム)

Emperor惡.png

天野氏の公式イラストを再現した物で、頭部の部分には小さいが複数のオロチの頭部がうごめいている。
ファミコン版当時は宇宙空間のような場所に居座っていたが、リメイク以降はクリスタルのような広間で戦う形になっている。
スロウLv16、カーズLv16、ブラインLv16、デスペルLv16は関係ないが、
いんせき(隕石)Lv10」が全体に250前後、フレアーLv16は1000前後のダメージをだし、ブラッドソード効果付きの物理攻撃(最大8ヒット)は回避率が低いキャラには脅威の威力になる。
また防御力も非常に高くプリン系に次ぐ防御力を持つため通常の武器ではまともなダメージを奪えない。
魔法攻撃も属性耐性がある為効果が薄いが、無属性の魔法は有効。
しかしMPが540しかないため、パーティーの回避率を鍛え上げた上でアスピルでMPを吸い上げてしまえばほぼ木偶の坊と化す。

  • 逆に言えば回避率至上主義を知らないプレーヤーにはかなりの難敵。
    慣れたプレイではあまり問題にならない補助魔法も一気に嫌らしい攻撃と化す(デスペル→スロウ&カーズのコンボなど)。
  • バーサクも入手方法を知らないとまず手に入らないため、堅い防御+HP吸収型割合ダメージ(ブラッドソード)攻撃も大きな壁となって立ちはだかる。
    • FFシリーズ2作目のラスボスだが、その後のFFシリーズにも度々登場する、「知らなければかなり強いが知っていればただの雑魚」的ボスの代表格である。
  • 「補助・間接系魔法使用等の対策を立てていれば凡ボスだが、立てていないとものすごく強い」
    これはある意味河津系ボスの典型、元祖であり、後のサガシリーズ(特に七英雄やエッグ等に著しい)にもしっかり引き継がれる。
  • デスペルは後々に響く可能性もあるので、やっぱりアスピルで黙らせたいところか。

回避率が80%とかなり高く、こちらの回避率が低いと先手を取られやすい。
ただし回避回数が1しかないので、熟練度が高ければ攻撃を当てるのは難しくない。
防御力は210とプリン系並みなので、マサムネクリティカルくらいしかまともなダメージが通らない。
魔法回避率は70%だが、魔法防御回数は驚異の16。

変化・死属性は吸収、その他の一般属性にも耐性がある。

  • デスペルをなんとか当てて耐性を消せば、ステータス異常にすることは可能。
    • 変化属性と死属性を吸収してしまうので、即死させるのは不可能。

ブラッドソード秘訣禁じ手。

  • 数値上のスペックはほぼあらゆる面で本作最強レベル。
    補助魔法等などの絡め手も完備、えげつない防御力に割合吸収8ヒットの通常攻撃による凶悪すぎる耐久性。
    • 攻略情報が浸透した現在だからこそ大したことがない、という扱いを受けるが、作中のバランス全体から見ると群を抜いてこうていのスペックは高い。
      忘れられがちだが、ブラッドソードは基本命中率0%で生半可な育成では真価を発揮できない。
    • さらに最強武器のマサムネや防御を貫くバーサクは実質隠された存在となっており、初見プレイで入手できるものではない。
      下手をすればディストでエクスカリバーを入手できないことすら考えられる(言葉「竜騎士」の覚え忘れ)。
  • ゼロムスネオエクスデスほど有名ではないものの、こちらもFFシリーズのラスボスとしては強い部類と評価されることが多い。
    むしろ作中のゲームバランスを考えると前二者より上とまで言われることも。
  • ラスボスらしく全体的に非常に高い能力を持っているが、モンスターランクはなんと最低の1(生前は6)。まぁこれが最終戦なので高くても意味はないのだが。

ちなみに断末魔の「ウボァー」は一部で大人気。


グラフィック
生前:角のついた髪飾りに黄金の鎧を着た華奢な優男。
復活後:巨大な角と無数の蛇が施された兜を被った骸骨の化け物。
    WSC版~GBA版は全身が表示され某黄金バットを連想してしまう容姿。
    PSP版でFC版風に上半身だけ表示に戻る。が、杖を持ってない…。

  • ちゃんと杖を持っている。体の色と混じってしまっているだけ。
    • イヤ、持っていないよ。杖を持っているのはマップ上のグラのみで戦闘時は無い。
      PSP版はFC版のデザインの元になった天野氏のイラストを忠実に再現しているけれど、そのイラストでも杖を持っていない。
  • FC版の黒の背景に巨大な上半身という姿は、まさに地獄の底から蘇ってきた悪魔そのものだった。
    全身を表示させようと縮小&変な中腰にさせられていたリメイク版の姿は、なんだかなぁ…。

軍事力のトップとしての帝位に固執するレオンハルトに対し、帝国そのものの必要性を否定し、
生きとし生ける者の破壊だけが今後の目的だと言ってのけた悪霊皇帝。
生前末期にも竜巻を使ってフィン周辺を破壊しまくっていたりと、帝国主義的支配者としてはあまりもゆとりが無さすぎで、大国の皇帝の器たりうるのかは少々疑問。
現に自らうかつに前面に出てフィンを襲ったがために、「ダークナイト」たる側近のレオンハルトより先に死亡する羽目になってしまったわけだし。

  • まぁ、パラメキア帝国の統治自体はなかなかのものではないだろうか。
    内部で反乱が起きた様子は無いし、兵士の統制も上々。
  • フィン周辺を破壊したのはやられる前に潰すということか。中途半端に侵略しても、後が大変。
    悪霊皇帝は、悪魔に魂売ってるし、生前とは考えが変わってそうだな…。
  • 悪霊になった後は「帝国? そんなものにもう用はない」と言っている。つまり支配することなど考えていないので、大国の皇帝の器など必要ない。
    必要なのは、もはや生あるものを皆殺しにして世界を破壊しつくす力だけである。

元々はFFシリーズ初のラスボス戦BGM付きになるはずだったが容量の関係でボツ。
ちなみにサントラにはこのボツになった曲がFC版の音源でそのまま収録されたものの、
なぜか後のリメイク版でも復活することはなかったと思わせて戦闘シーンBの名で復活することができた。


ちなみにHPはFC~PS版が10000、GBA版以降が15000。
何故かGBA版以降では前作のラスボス・カオス(20000)に抜かれている。


サガ25周年放送の時田氏の話によると、かみにチェーンソーが効いてしまうように、デバッグ中はこちらのラスボスもトードが効いてしまっていたという。

  • まあ、前作前作だしなぁ…。
  • 実はトードなどが属する属性「変化」を吸収するのはこのラスボス版こうていのみ。
    無効化する敵は他にもそれなりにいるのだが。
    上述されているが、デスペルで耐性を消されないために、吸収という扱いになっている模様。

FC版のリバイアサンすり抜けバグを利用してリチャードを最終メンバーにしているなら、彼以外をわざと死亡させてこいつと一対一で戦ってみるのも一興。


ラスボスなだけあって撃破演出は専用のもの。
ただ前作FF1のカオスのように時間を掛けてグラフィックが崩れていくのではなく、割と高速で消えていくのでやや味気ない。
WSC・GBA・PSP版では背景が赤く染まり、光を放ちながら下にグラフィックが崩れていく。
PS版のみ他機種とは異なり、発光しながら波紋を放つように消滅し、最後に画面上部から光が降り注ぐという、他機種と一線を画した派手なものになっている。

FF2(GBA版以降)

  • 悪の皇帝
    emperorGBA.png
  • 善の皇帝
    emperor善.png

フリオニール達に倒された皇帝は善の心と悪の心に分かれ、悪の皇帝はパンデモニウムでフリオニール達を待ち、善の皇帝はアラボトに霊魂と化したミンウ達を呼び寄せた。
最終的には悪の皇帝はフリオニール達に、善の皇帝はミンウ達に(同時に)倒される。
やっていることが、サガの神に似ている事で有名。


顔がタイトルロゴの絵になっている。

  • あの顔は昔、FC版の時に天野喜孝氏が書いたイメージイラストの皇帝(生前)を流用したもの。

アラボト戦(SoR)

善の皇帝の行動パターンは、
ホーリーLv16(全体)や隕石Lv16を使う以外は何も変わっていない。
反則武器のお陰でパンデモニウム悪verよりも楽に倒せてしまう。

  • ちなみにホーリーはフレアーより基礎威力が低いので同じ単体攻撃でも威力が劣る。
    こんなところでも弱体化。

最後の敵なのに、モンスター図鑑の一番最後ではなく、中途半端なページに載っているのがどうも納得できない。

  • 一応、「何度でも戦える」のと「一度しか戦えない」で分けている様子。何故そういう区別をしたのかは不明だが。

敵サイドでホーリーを使う唯一のモンスター。
無属性魔法だから痛い。
得意な「隕石」は最高レベル(Lv16)になり、デスペルLv16もちゃんとかましてくれる。
余談だが、コイツがLv16を使ったときは、股間から出てるように見えるため、赤小便である。
是非病院に行ってほしい。

  • GBA版はまだ服のすその下から火炎放射しているように見えるが、PSP版だとモロだもんなぁ…。

HPは25000。悪皇帝が15000であるので跳ね上がったように見えるが、
知性99+バーサクLv16発動剣でせっかくの堅い防御や高いHPも全くの無意味。

  • 最大MPは本編同様540。本編でリチャードにアスピルを覚えさせて鍛えておけば、やはり全て吸い上げてしまうのもアリ。
    他のステータスも防御力が微増したくらいであまり変わっていないが、攻撃回数が9回になっているのには要注意。

もうなんていうか「小林幸子」である。


ちなみに、「公式コンプリートガイド」では姿を隠すために真黒に塗りつぶされている…はずだったが、魔物図鑑では何故か姿が公表され、代わりに竜巻皇帝が塗りつぶされている。
どう考えてみても、編集者のミスです。

  • そんでもって、別ページ(P410)には竜巻皇帝も公表されている。
    編集者は相当にいいかg…いや、ご多忙であったのであろう。

TFFCC

BMSで敵として登場する。

TFFAC

善皇帝も敵として登場。

TFBL

仲間キャラクターとしても登場するが、FF2のモンスターとしても「こうてい」「善の皇帝」が登場。
「こうてい」はブライン16暗闇状態に、「善の皇帝」はクラウダ16状態にしてくる。

PFFNE

AREA24-9の5戦目に1体登場する。

FFRK

仲間キャラクターとしてはこちらを参照→キャラクター/【こうてい】#FFRK


FF2のボス。
ラスボス版はまだ未登場

1戦目(竜巻)

ノーマルダンジョンの竜巻のボス。
FF2と異なり、お供は引き連れていない。
エリクシャーを使用し、HP全回復する。

SoR

FF2イベント「謀略の暴君」で善のこうていが登場。
戦闘BGMはリメイク版の戦闘シーン2
ヨーゼフリチャードミンウを連れて行くと戦闘開始時に台詞がある。
なお、スコットはまだ実装されていないため、不明。
倒したときには、例の断末魔「ウボァー!」がある。