作品/【Final Fantasy IV 携帯アプリ版】

Last-modified: 2023-05-27 (土) 23:01:18

いわゆるガラケー(フィーチャーフォン)用のアプリとして移植されたFF4。
2009年10月5日にiアプリで、2009年12月10日にEZアプリで、2010年1月13日にS!アプリで配信された。
タイトルロゴはカインGBA版準拠の移植で、以下の変更点がある。

  • セシル等のキャラクターのドット絵が一新され綺麗に。
  • 終盤はGBAと同じくテラフースーヤを除く全キャラ操作可能。
  • 一部モンスターのドロップアイテム変更。
  • 一部装備の性能変更。
  • 一部ショップの商品変更。
  • アラームの仕様変更。
  • ネミングウェイデブチョコボの仕様変更。
  • GBAとは異なる月の遺跡の追加。
  • 敵の攻撃力が高めに。回復は怠らないように。
  • 更にバックアタック率&エンカウント率が上昇。魔人兵等にバックアタックされたら目も当てられない。
  • キャラの大きさはTAと同じ。
  • ストーリーはSFC版と同じ。
  • 幼女時代のリディアのLvリミッターなし。
  • GBA版のアビリティ追加リングはなし。
  • GBA版の一部の武器の攻撃後の追加魔法はなし。
  • アイテムを欲しがるのがいる。(ソーマの雫等)
  • デブチョコボにはギザールの野菜をあげよう。

ただしTAに準じるためか「赤い翼」→「赤き翼」になった。
ケータイオリジナルのエクストラダンジョンも追加され、場所はGBA版と同じ。

  • ケータイオリジナルって言っといて、もしGBAと中身が全く同じだったら……超嬉しい。
    • 月の遺跡は中身が違うけど、試練の洞窟はGBA版と中身が一緒っぽかった。

公式サイトのスクリーンショットではプロトフェイズ魔神竜キングベヒーモスと戦っていたり、ロキの竪琴を取ったりしてた。
GBA版で一部ファンに好評だったメンバーチェンジは採用されている。
どうも各キャラの最強武器はステータス補正がなくなってるらしい(まだ全部調べてはいないが)。

  • ロキの竪琴は無事でした。

TAの要素を引き継ぎ、~のしっぽが登場する。


セシルはTAのドットで天野絵に近づき髪がロングになったのだが、
TAより後に携帯に移植されたこの作品はドット一新にもかかわらず原作同様のFF1~3の戦士に近い容姿になっている。
TA本編で過去の回想があるのだが、そこではスーファミ版のグラフィックが使われており、
整合性を保つためでもあるのではないだろうか。


FF4だけに、バグ取りがちゃんとされているか気になってしまう。

  • アプリならバージョンアップできるから大丈夫!?
    • 事実、続編で終章の前編と後編とでは一部仕様が異なっていた。現在は後編の仕様に統一されているが。

2009年の発表当時は、「またFF3の2DリメイクはスキップされてFF4なのか…」という落胆の声があった。


地上と月を移動するたびに通信が入る都合上か、ミシディアだけでなく
魔導船の飛翔クリスタルに触れる事でもメンバーチェンジが可能になった。
一々ミシディアに戻る手間が省けるのは大きく、
特定のキャラが居なければならない月の遺跡攻略もスムーズに行える。
一方GBA版では豊富なイベントが入っていた月の遺跡だが、
今回はただダンジョンを最奥まで進んでボスを倒してクリアするだけで、
FF4TAのチャレンジダンジョンに近いものになっている。


4TAのデータが基準となっているため、武器の特効倍率、防具の耐性倍率もSFC版から弱体化している。
例として、力・速さ99、攻撃回数19回のリディアが竜の髭でドラゴン系を攻撃した場合、
SFC版では約8000のダメージが出るが、こちらでは3600程しか出ない。
さらに属性や種族の強耐性という概念も消失している(こちらはGBA版から)

  • GBA版に強耐性の概念はある。アダマンアーマーや一部の敵で確認可能。
    ガラスのマスクの強耐性が外されているので勘違いするケースはある。

プレイしてみると分かるが、オリジナルから一番変わったと感じるのは敵の攻撃力。正直、DS版が可愛く見える位キツい。
厳密に言えば攻撃力が変わったのではなく、
打撃時のダメージ計算とATBゲージの溜まり具合が従来の敵専用のものからこちら側が操作するキャラクターのものと完全に同じになった、との事。
その為敵が凄まじい速さでポコポコ殴りまくってくる。
終盤になってくるとこちら側の誰かの初ターンが回ってくるまでに敵は2回攻撃していた、なんて事象も見受けられる…。
今までと同様飛空艇入手後エブラーナ城に行ったら、誰かが砂時計を使う前に全滅させられて驚いたプレイヤーも多い事だろう。
この凄まじい難度の為か一部ショップでは値段は少々高めではあるが新たに砂時計が店売りされている。

  • DS版はひきつける+カウンターや魔法全体化といった抜け穴的要素があったが、携帯版は純粋にレベル上げをしないと話にならない。
    ストップなどの補助魔法を使う前にリディアが寝っ転がることもしばしば。
  • 四天王戦(のスカルミリョーネ)などの脳筋系と闘うと特に感じる。店売りされている蜘蛛の糸を投げないとやってられない。
  • FF4TAと比べるとどうなのだろう。あちらもFF4(SFC版)と比べると同じ敵でもだいぶ手ごわいが…。
  • ラスボス戦にて全員が光のカーテンを使う前に1回目の振動が発生するのを確認済み。
    • 上記にあるよう「FF4TAのデータを基準に作っている」なら、この難度の差が、FF4(SFC版)とFF4TAの難度の差でもある、と思うのだが。

機種変して再度ダウンロードする際は無料。
ダウンロード画面まで行けば「利用権が残っているため無料でダウンロードできます」と表示されるが、
その手前の画面では通常通り(800FFP消費)と表示されるため、またポイントが必要だと勘違いされることもある。


公式サイトでは月一でメンテナンスが入り、その間通信が出来なくなる。
このメンテナンス中に魔導船で月から地上に移動した時、海上にセシルが立ったままハマってしまうバグがあるので要注意。
他にも同じようなバグが無いとは言い切れないので、基本的にメンテナンスが入る月末の深夜間は通信が必要な所への移動は避けた方がいいだろう。


現在ドコモ版はアプリストアにも売りだされているので、売り切りで落とす事も出来る。
ただしこちらはサーバーセーブが出来ないため機種変更した場合データは引き継げない点に注意。

  • 売り切りではあるが通信ダウンロードが必要となる場面がある。
  • 公式がiアプリサポートの打ち切りをした場合、
    現在ダウンロードしているマップしか移動できなくなると考えられるため、
    売りきりだから手元に残しておけると考えるユーザーは注意が必要。
    • ダウンロードする度に古いダウンロードデータは上書きされるため、
      全部ダウンロードして保持することはできない。

アプリ版FF4TA同様、綺麗な新渋谷員子ドットが楽しめるため、PSP移植はこのドットで楽しみたかった。
マップチップはそのままでいいから……浮くだろうか?
設定で切り替えできるようにするとか。

  • 解像度の都合で無理ではないかと。
    SFCとGBAはそれほど差はないし、携帯の解像度も大差ないからベタ移植できたが、
    PSPの解像度はSFCなどに比べて二倍近い差がある。
    • 単純に拡大するとジャギジャギになってしまうから、新作したという判断ではないかと。
      もちろん私も渋谷ドットでやりたかったけどね。

FFレジェンズ配信以降、ポーズをかけることが可能になった(TAの方も同じ)。
やり方はレジェンズと同じ。


2018年3月31日をもってFFモバイルのサービスが終了したため、現在はダウンロードもプレイも不可(FF1・FF2も同様)。