ストーリー/【ミシディアの虐殺】

Last-modified: 2021-09-21 (火) 10:41:32

FF4

FF4のオープニングイベント。
バロン王国は表向きエネルギー利用の為と称し、水のクリスタルを得るために赤い翼ミシディアへ派遣。
無抵抗な魔道士たちを殺戮するという暴挙に出た。
(バロンの地下牢に捕らえられたとも見える)
赤い翼を率いていたセシルはこの件がトラウマとなり、崇敬していたバロン王へ遂に疑念を持つに至った。

しばらく後、彼は住民の怒りのほどをこれでもかと見せ付けられる事になる。

  • 大抵のプレイヤーはブタ・カエル・毒を食らうのを分かっていてミシディア中を駆け巡る。
    • 後からそんな嫌がらせをするぐらいなら最初から魔法で応戦しろ、と思わなくもない。
      • そりゃ状況が違いすぎる。侵略時は兵士も他に沢山いて空には赤い翼がわらわら。本編訪問時にはその隊長が漂流してぽつんと一人だけ。むしろ寄ってたかって報復されなかったのが奇跡。

ゴルベーザダムシアンに空爆を仕掛けていたが、
セシルは飛空艇を移動手段として使ったのみで後は自力。
出来る限り被害を出したくなかったセシルの心情&嫌な仕事でも部下に任せずに自分でやった責任感が見て取れる。


パラディンになったら殆どの人が許してくれる。
身内を殺された人とかもいるだろうに、その辺りをいくらでも掘り下げられそうなので、
勿体無いといえば勿体無い。
SFC時代のスペックの限界か(DSでリメイクしたとは言え、大幅な改変するわけにもいかないしね)。

  • ちなみに、バロンに捕らえられているミシディアの魔導士の人数は実はOPで倒した人数と同じ。
    殺害まではしていないと思われる。
    • 長老「謝ってもらっても死んでいった者達は生き返ってはこん」
      殺害されてないとこんなセリフは出ないだろう。
      • クリスタルルーム突入までの間に魔導士でない一般人が死んでるのかもしれない。
      • 「ミシディアの魔道士たちは無抵抗でした。我々は彼らを・・・!」とあるが、しかし無抵抗の人間を斬るセシルが想像できない。ちなみに小説版ではビッグスの語りに「事態を飲み込めぬ魔道士たちに刃を突きつけ、宣戦布告した」とある。
      • 主人公とはいえ軍人である。「我々は彼らを…」と言うことは少なくとも赤い翼隊員は無抵抗のミシディアの魔導師を殺傷したんだろう。ミシディア側、赤い翼側からのセリフを見ても、流石に縛り上げて強制連行しただけではあるまい。
    • やや不謹慎だが、どこぞの某虐殺と同じくその有無や規模が議論となってるところが興味深い。
  • DS版でもボイス入れたせいで容量に余りはない。

セシル自身もパラディンになったら結構ふっきれているが、リディアと再会した時に「僕は君の母さんを…」と言っているから、国の命令だったとは言え決して過去を忘れたわけでも気にしていないわけでもないんだし、もちょっと掘り下げて、「決して許されるわけじゃない」と苦しむティファやクラウドみたいに過去を悩んだり、FF13みたいに生々しく責められたり?償いを模索したりしても面白かったかもしれない。もっともセシルはわりと前向きだから死んで償おうとはしないだろうが。

イージータイプ

イージータイプではセリフつきである。
「命が惜しければクリスタルを渡してもらおう」的なこと言うんだよね、たしか。

  • セシル以外のキャラクターのセリフも一通り揃っている。
    兵士「さあ 大人しく クリスタルを渡すのだ!」
    長老「ワシらが 一体 何をしたというのじゃ‥‥」
    セシル「命が惜しければ 大人しく クリスタルを渡すのだ。」
    黒魔道士「断る!」
    セシル「仕方ない‥‥かかれ‥‥!」
    黒魔道士「うわーっ!」(死亡)
    白魔道士「やめてください!」
    兵士「邪魔立てするか!」
    白魔道士「キャーッ!」(死亡)
    長老「なんという事を‥‥ わかった‥‥ クリスタルを もって行くが良い‥‥」
    兵士「最初から 素直に渡せば よいものを!」
    長老「なぜじゃ! あのバロン王がこんなやり方をするなぞ‥‥
       何ゆえ そなたらは こうまでして クリスタルを求める!?」
    セシル「‥‥」

確かに無抵抗と言えば無抵抗なミシディアの人たちだが、相手の要求を断った時点で「抵抗」と見なされてもおかしくないような気も。

  • おそらく侵攻した際に何人か殺したor攻撃してきたので返り討ちにしたのだろうと思われる。でなきゃおそらく側近程度でしかないような名無し黒魔道士が交渉以前に「断る!」等と相手を挑発するような発言をするわけが無い。
  • 白魔道士は、言わばシスターか僧侶、あるいは杖だけ装備している司祭のようなものなので、無抵抗と言わざるを得ない。