Wild Animals(野生動物)
野生動物は明るさに関わらず、1年目春の後半から地表の王国端にスポーンします。基本的に群れではなく単独で現れます。
ノーム達を見つけると逃げていきますが、地形的に逃げられないときや攻撃を受けた場合には反撃してきます。
野生動物vsゴブリンというのも良くある状況です。1年目でクマに喧嘩を吹っかけて返り討ちに遭うゴブリンはもはや風物詩。
1年目の春にTailorを建てたい場合、yakを屠殺するか野生動物を仕留めるしかありません。
ただし、始めたばかりの状態での戦闘は全員が素人同然。手負いのラーテル相手ですら死の危険を伴います。
Tailorを建てる目的の一つであるbandageは初期装備にもあるので、あまり無理をしなくても良いでしょう。
(武装の準備や訓練を進めているうちに「a yak is born」と簡単に骨が手に入ってしまう場合がほとんどです)
倒した場合、Butcher Shopで解体することで家畜と同様に肉・骨・革を得られます。
動物名 | 解体時に入手できるアイテム(個) | |||
meat | hide | bone | skull | |
ラーテル(honey badger) | 4 | 4 | 10 | 1 |
オオトカゲ(monitor lizard) | 5 | 4 | 10 | 1 |
クマ(bear) | 12 | 10 | 10 | 1 |
※解体時に入手出来るアイテムの個数は最低値です。
スキルButcheryのレベルが高い作業者であれば、より多くのアイテムを入手できます。(skullは1個で固定)
Honey Badger(ラーテル)
野生動物の中では最弱の動物。
とはいえ1年目の春の状態では、国民全員で袋叩きにしないと倒せないでしょう。
運が悪いと死者が出ることもあるので、本当にやるなら事前のSaveを推奨。
「1年目の春にTailorを建てたいがyakを殺したくない!」と言う場合は、コイツが沸くのを祈りましょう。
事前準備なしで戦闘する際は、少し離れた場所に一時的なGreat Hallを設定し全員を集めてから突撃させると良いです。
間違っても、初期装備だけ持たせた一人で単騎特攻など仕掛けたりしないように。
Monitor Lizard(オオトカゲ)
野生動物の中では真ん中の強さ。武器・防具なし、訓練経験ゼロでは厳しいです。
接敵と同時に負傷するのがオチで、運が悪いとそのまま出血で死んでしまうことも。
何とか傷を付けられれば放置して失血死を待つことも出来ますが、こちらの被害も甚大でしょう。
国民全員で掛かれば倒せるかもしれませんが、犠牲者0の可能性は低いです。早い段階では交戦を避けたいところ。
Fightingレベルが20以上ある状態なら、タイマンを避ければ武器・防具なしでも何とか互角に戦うことが出来ます。
逆に、leather防具があっても訓練経験ゼロだと攻撃面が弱く、回避も期待できないためコンスタントに被弾します。
事故率こそ低下するものの倒せるかどうかは運次第です。新入り兵士でも最低限の訓練は積んでおきましょう。
Bear(クマ)
野生動物の中では最強です。さすがはクマ。
王国のWorth値が低い内なら、ゴブリン複数を相手にしても普通に撃退します。
ただ、mants相手にはたとえ偵察のmant scout単独であろうとも少々分が悪いようです。
1年目の春で遭遇したなら素直に逃げ、作業範囲がクマ付近のタスクはキャンセルしてしまいましょう。
準備を整えて戦う場合、最低でもそれなりの訓練経験と防具が欲しいところ。
タイマンを張るのは厳しいですが、5~6人で対峙すればLeather防具、石製の武器でも一応何とかなります。
外皮の防御効果が他の野生動物より高く、特に打撃に高い耐性があるので格闘の効果は薄いです。剣や斧で戦いましょう。
クマを解体して得られるhideから作成したleather防具は他の家畜・野生生物のよりも防御効果が高いです。
武装がある程度整ったら積極的にクマ狩りに出て、その性能の良い革を集めても良いでしょう。
Invaders(侵略者)
侵略者達は1年目の夏以降、野生動物同様にマップ端に出現します。
ただし単独ではない事もあり、その場合1グループが1箇所に固まった状態で現れます。
彼らの強さは王国のWorth値に依存し、Worth値が高いほど強力な敵となり、また数も増えるでしょう。
ゴブリンとオーガは倒した後Butcher Shopで解体する事が出来ますが、得られる素材の種類は動物達に比べ少ないです。
侵略者名 | 解体時に入手できるアイテム(個) | |||
meat | hide | bone | skull | |
ゴブリン(goblin) | 4 | なし | なし | 1 |
オーガ(ogre) | 5 | 10 | なし | 1 |
双頭のオーガ(two-headed ogre) | (12?) | (10?) | なし | 2 |
ゴブリンの解体で手に入るアイテムは、その種別・階級による違いはありません。
家畜同様、肉や革にはButcheryレベルによるアイテム入手数の増加があります。
オーガの革から製作できる防具はクマ革の防具より強く、双頭のオーガの革による防具は革防具で最高の性能を誇ります。
※革防具素材の詳細についてはこちらを参照。
Goblins(ゴブリン)
ファンタジーではおなじみのモンスター。知性が低く群れで行動する緑色のアレ。
非武装のゴブリンからゴブリン将校まで、5種類(データ上には+2種類)の個体がいます。
また、同じ種類のゴブリンでも装備品等には若干の違いがあります。
ノーム同様ゴブリンにも空腹や喉の渇きの概念があり、食料や飲料を摂らなければその内死亡します。
たとえ収穫済みの飲食料が王国に潤沢にあったとしても、襲撃に来た彼らは何も口にしません。
空腹や渇きに耐えかねるか戦闘で旗色が悪いと判断すると、全てのゴブリンが一斉に帰っていきます。
襲撃が始まる(ゴブリン達がスポーンする)とBGMが変わるため、気付くことさえできれば早めの対応が可能です。
130,000 | (goblin warrior) | あり | 胴・頭 | iron(鉄)・steel(鋼) |
240,000 | (goblin officer) | あり | フル装備 | steel(鋼) |
Worth | ゴブリンの階級 | 武器 | 装備防具 | 装備品の素材 |
---|---|---|---|---|
3,000 | unarmed goblin | なし | なし | - |
goblin raider | なし | なし | - | |
goblin tunneler | pickaxe | なし | copper(銅) | |
5,000 | goblin fighter | あり | 胴・頭 | copper(銅)・bronze(青銅)・iron(鉄) |
30,000 | goblin soldier | あり | 胴・頭 | copper(銅)・bronze(青銅) |
フル装備 | iron(鉄)・steel(鋼) |
防具装備に関しては、必ずこれらを装備するという訳ではなく最大ここまで装備するというラインです。
- Worth値に準じたゴブリンの群れの量と、最大の階級が決定されます。
※あくまで最大の階級であって、Worthが上がれば階級の低いゴブリンが出なくなるわけではありません。 - 複数のゴブリンが一度に出現する際、数体がまとまってより強い階級1体への置き換えが起こります。
(例えば、unarmed goblinが数体出るはずの所で纏めてgoblin fighter1体へ置き換わったりするなど) - 2を十分な回数繰り返し、今回の襲撃陣容が決定します。
- unarmed goblin(非武装ゴブリン)
武器も防具も持たないゴブリン。強さ的にはラーテル(honey badger)といい勝負。
こちらも非武装・訓練経験なしだとタイマンは厳しいですが、複数で掛かればあっさり倒せます。
- goblin raider(泥棒ゴブリン)
武器や防具、クラフト品をどうにか盗もうと試みるゴブリン。現仕様では非武装。
何も持たずに退却した場合、goblin tunneler登場のフラグが立ちます。
- goblin tunneler(トンネルゴブリン)
退却したgoblin raider(泥棒ゴブリン)によってか、既に建設中のトンネルがある場合に召集されます。
実際に穴を掘るわけではなく、王国内部が出口となるトンネル(の形をした実質テレポート装置)を建設します。
建設中か建設完了したトンネル入口がある場合、全ゴブリン・オーガが可能な限りそこへ向かおうとします。
- goblin fighter(ゴブリン戦士)
ゴブリンそのものの強さは非武装のゴブリンと大差ありませんが、武装している分だけ脅威が増します。
相手が武器持ちの場合は、四肢切断など事故に注意してください。防具があると戦闘が長引き、危険度も上がります。
中身は普通のゴブリンなので、少し訓練をしておけば楽に戦えるようになるでしょう。
- goblin soldier(ゴブリン兵士)
対応するWorth値の桁が一つ上がるだけの事はあり、ここからゴブリン本体の強さも格段に上がります。
非武装・訓練なしで挑むのは分かりやすく自殺行為となるでしょう。
全身鉄装備の相手ともなると、こちらも全身金属鎧(青銅、できれば鉄製)で応戦したいところ。
これ以降は、正式版では出現が確認できていません。 (王国Worth72万で出現せず)
- goblin warrior(ゴブリン勇士)
更に耐久度の上がったゴブリン。装備の弱いsoldierの上位種?
- goblin officer(ゴブリン将校)
データ上では最強のゴブリン。装備の強いsoldierの上位種?
Ogres(オーガ)
こちらもおなじみのモンスター。単独では現れず、ゴブリン達と一緒に侵攻してきます。
武装こそしていませんが皮膚そのものが天然の革防具で、斬撃に弱く打撃に強いです。
ハンマーや盾だとあまりダメージの通りが良くないため、剣や斧を装備した部隊に当たらせましょう。
王国のWorth値と攻めてくるオーガの種類は以下の通りです。
Worth | オーガの種類 | 武器 | 装備防具 | 装備品の素材 |
---|---|---|---|---|
30,000 | ogre | なし | なし | - |
100,000 | two-headed ogre | なし | なし | - |
- ogre(オーガ)
訓練を積んでさえいればleather防具でも何とか倒せますが、耐性のある打撃系武器だと時間が掛かります。
格闘の場合も倒せなくは無いですが同様です。素直に剣や斧で相手をしたほうが楽でしょう。
- two-headed ogre(双頭のオーガ)
非戦闘員がうっかり接敵すれば手足をもがれ、さらには短時間で命をも失いかねません。
鋼装備に相当する対打撃防御を誇り、1匹でもゴブリン兵士数体に匹敵する強さがあります。
こいつの革で防具プレートを作れば、軽くて打撃に強い高性能な革鎧となるでしょう。
Mants(アリビト)
アリをモチーフにした二足歩行の種族です。
2種類の個体が存在し、王国の規模が大きくなるにつれ数ばかり増えていきます。
彼らはオーガ同様、外骨格に防御効果があり武器・防具ともに身に着けません。
その外骨格は金属鎧と似た特性を持ち、斬撃には比較的強い代わりに打撃には弱いです。
他の侵入者と違い、Butcher Shopで解体することは出来ません。
Worth | 階級 | 武器 | 装備防具 | 装備品の素材 |
---|---|---|---|---|
30,000 | mant scout | なし | なし | - |
mant worker | なし | なし | - |
アップデートにより、王国の食料備蓄量に比例し出現率が大幅に増す仕様になったので注意しましょう。
- mant scout(斥候アリビト)
日の出と共に現れ、日没と共に去ってゆくアリの尖兵。
特にこちらの居住区を目指して移動してきたり、積極的に攻撃を仕掛けて来たりはしません。
- mant worker(働きアリビト)
斥候アリが去っていった翌日の朝に侵攻してくるアリの主力。
上位個体が現れるわけでもなく、とにかくこいつばかりがやって来ます。
Monsters(モンスター)
モンスターは1年目の夏以降、特定の条件を満たすと確率で住民のまわりに出現します。
スポーン条件や強さは種類によって様々ですが、住民を見つけると襲いかかってくる点は共通です。
一部のモンスターは、人為的に出現させて素材獲得を狙うことも可能でしょう。
Golems(ゴーレム)
採掘したwallやfloorなどをその場に大量に放置しておくと、落ちている素材がgolem(ゴーレム)に変化することがあります。
明るさは関係無く、Stockpileに収納さえすれば出現しません。
変化元の素材によってゴーレムの構成素材も変わり、また強さや防御特性も変化します。共通して出血はしません。
正式版では今のところ、以下の種類が確認されています。
- straw golem(藁のゴーレム) …wheat strawが素材
- clump golem(土のゴーレム) …dirt、clayが素材、名前は変わります
- stone golem(石のゴーレム) …raw stone各種、名前は変わります
- metal golem(金属ゴーレム) …metal bar各種、名前は変わります
藁や土のゴーレムは斬撃に弱く、それ以外のゴーレムは打撃に弱いですが素材次第で強さが大きく変わってきます。
(遠距離武器のみだと40人で6時間くらい撃ち続けても死なないという報告もあり、刺突攻撃に強い可能性があります)
ゴーレムを倒すと一定確率で、構成素材と同じ材質の○○ golem core(ゴーレム・コア)が手に入ります。
これはオートマトン作成で(名前どおりの)コアとして使用することが出来ます。
通常、気を付けるのであれば藁、土、石の管理でしょう。
大量の素材を置きっぱなしにするのは高負荷の元でもあるので、こまめな整理整頓を推奨します。
ちなみに、保管していたStockpileを区画解除して意図的に出現を促す事も可能です。
金属ゴーレムは、ほぼこの方法でしかスポーンさせることは出来ません。
Spiders(蜘蛛)
モンスターの中で最も危険とされています。
王国のWorthに関わらず、Depth-78以下にいるノームの近辺に稀に出現します。
Beetles(昆虫)
Depth-10以下の暗所で発生します。強力な甲殻と顎を備えているため、極初期に遭遇すると非常に危険です。
単体の脅威はもちろん、真の危険はその繁殖力です。
- 昆虫は数日毎に繭を作りだし、繭はそのうち成虫へと変化します。
成虫は繭を守るように動き回り、孵った成虫がまた繭を産み守っていきます。
…この増殖サイクルをネズミ算式に繰り返すので、1シーズンもあればあっという間に大隊の出来上がりです。
マップ全体で一定数を超えると繁殖が止まるようなので無限増殖にはなりませんが、ここからも問題。
繭がすべて孵り、守るものが無くなった昆虫が今度は自由に動き回り始めるのです。
数にして50以上の大群を相手に、いくらか倒してもまた繭で数を増やされるという無限ループ。
事と次第によっては、これまで使っていた地下坑道の完全封鎖すら視野に入るでしょう。
また、"ごく稀に"狭い空間で繁殖を続けた昆虫の大群を掘り当ててしまうことがあります。
落ち着いて、まずConfigから自動セーブをオフにしましょう。まずはそれからです。
掘り出してしまったノームの死亡ログで気付いたはずなので、やり直すか続けるのかよく考えて決めて下さい。
もし前のセーブ地点からやり直したいならAlt+F4か、ゲームウィンドウのタイトルバー右の×ボタンで。
地下深くに進むにあたって非常に大きな脅威になりうる昆虫ですが、対処法は幾つか存在します。
- 先に述べたように、相手にしないように隔離・放置する
昆虫が徘徊する空間と被らないように掘り進めていきましょう。
大空洞に当たってしまったらいつでも閉鎖できるように、ドアを利用してブロック分けした採掘なども有効。 - トラップを利用して非常に狭い範囲に隔離してしまう
即死トラップの要領で落とし穴を用意し、殺さないよう1段下に落として管理するだけです。
自然に死んだりはしないので、引っ掛かった虫が増えれば増えるほど外の虫は減っていきます。
30~40匹集まったら、覚悟を決めて外の虫を討伐に打って出ても良いでしょう。
どこかの空間で十分な繁殖をしていれば、他の空間では虫が沸かなくなります。
いる場所さえ分かっていれば、それ以外のところは虫がいないという意味では安全になります。
- ワールド生成時点で昆虫の生成をオフにする
身も蓋もありませんが最も効果的です。昆虫によるPCへの負荷までゼロになります。
Skeletons(スケルトン)
Depth-8以下の暗所で発生します。
武具を装備しており、深度に比例して武具の質も上がります。
また、骨しかないので出血せず刺突攻撃は効果が薄いです。
Zombies(ゾンビ)
Depth-8以下の暗所で発生します。深度に比例して発生する数が増加します。
ゾンビに傷つけられるとゾンビウィルスの感染を引き起こすことがあります。
感染したノームはすぐには死にませんが、死に至った際にゾンビ化してしまいます。
その際に装備していたものはすべて失われ、感染したノームのウィルスを治療などで除去することは不可能です。
基本情報データ