キャラクター/【ウィル・ターナー】

Last-modified: 2023-09-02 (土) 21:27:17

ディズニー作品「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキャラクター。
フルネームは「ウィリアム・ターナー・ジュニア」。海賊ビル・ターナーの一人息子で、その血を引く彼はアステカの金貨の呪いを解くためのキーパーソンだが、父親は幼い頃に姿を消し、母親に育てられてきたため本人はそのことを知らない。

  • 彼の父親であるビル・ターナー(ウィリアム・ターナー・シニア)は映画第2~3作目に登場するが、KHシリーズでは映画第1作目と同じく名前だけの登場。
  • ちなみに「ウィル(Will)」も「ビル(Bill)」も「William(ウィリアム)」の短縮形。

母親が亡くなった後、船に乗っているところを海賊船に襲われ、そこをエリザベスに助けられた。それ以降、彼女に想いを寄せているが、刀鍛冶と提督の娘という身分の違いに悩んでいる。
 
CVは平川大輔。

  • 原作映画の第1作のみ、かつセリフはほぼ無いに等しいが、幼少期の声をロクサスヴェントゥス役でおなじみの内山昂輝が担当している。KHIIのロクサスよりもさらに前の時期のため、声がとても幼い。気になる人は吹き替え版をチェックしてみよう。

原作の演者はオーランド・ブルームだが、KHシリーズの英語版のCVはクリスピン・フリーマン。


KHII

ポートロイヤルに登場。
ピートと手を組んだバルボッサにエリザベスを誘拐され、彼女を取り返そうとするもハートレスに襲われていたところをソラ達に助けられる。

  • KHIIでは経緯が省略されているが、バルボッサは金貨の呪いを解くためにビル・ターナーの子を探しており、エリザベスはポートロイヤルが襲撃された際に総督の娘という立場を隠すためとっさに「エリザベス・ターナー」という偽名を名乗り、それが原因で連れ去られてしまった。

以降、ソラ達及びブラックパール号をバルボッサから奪還したいジャック・スパロウと行動を共にすることとなり、ジャックが海軍から奪取したインターセプター号でバルボッサを死の島まで追いかける。
バルボッサはエリザベスの血を使って呪いを解こうとするが当然呪いは解けず、その様子をジャックと見ていたウィルはジャックを出し抜き単身エリザベスを救出する。エリザベスから経緯を聞いたウィルはバルボッサが自分の血を欲していることを悟った。
ジャックとバルボッサとの決闘の中、ジャックが銃でバルボッサを撃ち抜いた瞬間ウィルは金貨に自らの血を注いで石櫃へ返し、呪いが解けたことで不死身でなくなったバルボッサは銃弾に倒れる。


エピソード2では海軍と共に死の島に行って金貨の入った宝箱を処分しようとしていたところ、宝箱はXIII機関ルクソードに奪われており、インターセプター号もハートレスに襲われてウィル以外は全滅してしまう。
ソラ達の活躍で金貨の入った宝箱は取り返され、この事件の報酬としてジャックがキーブレードを手に入れたあかつきには手下になるよう言い渡される。
海賊の世界からハートレスやXIII機関を追い出すために奔走したジャックを「最高の海賊」と評した。

KHIII

ザ・カリビアンに登場。
仲間たちと共に海の墓場を彷徨っているジャックを助けに訪れ、海を支配しようと企む東インド貿易会社との決戦に参加することを要請する。
フライング・ダッチマン号上での最終決戦ではジャックに加勢するが、デイヴィ・ジョーンズの剣で貫かれて致命傷を負ってしまう。
そして、そのまま沈むダッチマン号と運命を共にしてしまった……かに思われたが、実はジャックが彼に握らせた短剣でジョーンズの心臓を貫いたおかげで、ダッチマン号の新たな船長が前任者であるジョーンズを殺したウィルとなり、不死の呪いがかけられたおかげで一命を取り留めていた。

  • つまり、撃たれた直後に呪いが解けて死亡したバルボッサとは逆のパターンである。

復活した後はダッチマン号を操って敵の司令官ベケットが乗り込む船に集中砲火を浴びせ、海の自由を賭けた決戦の勝利に貢献した。


こうして無事に決戦を生き残ることが出来たウィルだったが、ダッチマン号の船長となった彼には「海に10年、陸で1日」(10年に一度、1日だけしか陸に上がれない)という途方もない代償が課せられ、愛するエリザベスとは離れ離れにならざるをえない運命となってしまう。
しかし、既に深く愛し合い心を通わせ合った二人には時間の長さなど問題ではなく、エピソードは幸せな未来への希望を残したまま幕を閉じるのだった。
ストーリー完結後はエリザベス共々エンディングまで姿を見せなくなるも、航海中にソラ達が身を案じるやり取りが行われる。


ゲーム中では描写されていないが、フライング・ダッチマン号との決戦の際にエリザベスにプロポーズし、そのまま嵐と渦潮で大荒れの船の上でバルボッサを証人として結婚式を挙げている。
また、ダッチマン号の船長となったことでデッドマンズ・チェストには彼の心臓が納められることになり、ウィルはこれをエリザベスに預けて出港していく。

  • 映画では彼の心臓を抉り出したのはダッチマン号の船員となっていた父親のビル。
  • なお、原作映画の続編ではウィルの息子がジャックと一緒に大冒険をした末、色々あって呪いを解いてしまう。ちなみにその旅の副産物として、バルボッサの娘と恋仲になっている。ウィルからすれば色々とツッコミたいことだらけであろう。