キャラクター/【アクア】

Last-modified: 2024-03-04 (月) 23:37:09

テラヴェントゥスと共にマスター・エラクゥスの下で修行に励むキーブレード使いの女性。BbS公式サイトでの二つ名は『絆繋ぐ舞水』。
名前の由来は、ラテン語で「水」を意味する「aqua」。
KHシリーズ初の女性主人公である。
BbSの冒頭で新しくキーブレードマスターとなる。
常に凛としたたたずまいが特徴。時に男勝りな言葉になってあらゆる困難に立ち向かうその姿は凛々しく、正に戦う女である。
しかし、時たま凛とした雰囲気が崩れる事もあり、可愛らしい様子を見せる(ガラスの靴の一件や某所でのナンパなど)。また、親友であるヴェンやテラなど、親しい者の前では年相応の女の子らしい様子が見られる。

  • 特にKHIIIでのマスター・エラクゥスとのやり取りは年相応の女の子のもの。
  • リクに対しては先輩キーブレードマスターとしての立場からか普段とも異なる優しくも威厳を感じられる口調で接している。

親しい者以外には敬語で話す程真面目な性格。

  • 悪く言えば冗談の通じない性格。その性格ゆえに、キャラクターとの掛け合いがなんとなく面白いものになる事も多い。
  • テラも生真面目な性格だが、あちらは生真面目さゆえに悩み多い性格なのに対し、アクアは生真面目さゆえにブレない性格。
  • 初期のPVでは「騙されるな!ヴェン」「ヴェンもよく知っているだろう」といったような男口調だったが、その後に制作されたPVや製品版ではテラやヴェンには女の子らしい口調、マレフィセントやヴァニタスといった敵に対しては強い男口調となっている。
    • 途中で上記の変更があったためか、一人でいるときなどのセリフは場面によって口調が異なっている。

 
CVは豊口めぐみ。

  • 豊口氏はKHIIでパインを演じている。

FM版及び北米版における声優はウィラ・ホランド。


年齢は18歳前後。

  • 「少女」という表記などから、年齢は17~19歳と推測されていたが、2018年に開催されたTGSにおいて、ファンから寄せられた質問へのディレクターの野村氏の答えにより確定した。
  • 今までの女性陣のオリジナルキャラクターは10代半ばの外見が多かった為、女性キャラクターの中では年長者の部類であるが、10代後半なのでアクア自身も若い方である。

BbSのラストエピソードでは約11年間闇の世界を彷徨っていたが、闇の世界では時間の概念がないため見た目に変化はなかった。

  • 闇の世界に堕ちていなかったら、29歳前後の女性に成長していたであろう。

髪型は青色のミディアムヘア。瞳の色も同じ青色。

  • その髪色からか、北米版にてハデスから「my bluebird」と呼ばれている。

シリーズ中の女性キャラクターの中では年長者故か年齢より大人っぽい言動や体つきで、少女というより女性的。
割とスタイルは良い方で、胸もある。さらに、女性としては身長が高く、KHIIIのソラより頭半分以上高い(アクアのブーツはヒールが有るので、実際はもう少し差は少ないだろうが)。
 
ノースリーブにスパッツ、ニーソックスというぴったりとした衣装の反面、腕や腰周りにはひらひらとなびく布やリボンが使われている衣装を着ている。又、両肩のちょうど二の腕辺りに肩当てのようなモノを付けている。

  • 開発段階の衣装は、背中がほとんど露出している大胆なものだった。
    だがディズニーに大胆すぎる衣装はちょっと……ということで修正されてしまった。非常に残念に思うファンが続出したらしい。
  • ちなみに、なんとコマンドボードのヘルプにこの衣装のままのアクアが写っている。修正し忘れたのだろうか……?

メインのキーブレードは「レインフォール」。
キーブレードを呼び出すときには、薄桃色の光が桜の花びらを散らし、螺旋を描きながら迸る。キーブレードの先端で小さな光が弾ける様も相まってとても鮮やか。

ただし、レインフォールは闇の世界に落ちる際に手放す事になったため、BbSFMのシークレットエピソードからKHIII終了までは、マスター・エラクゥスが倒れて残されていたマスターキーパーを使用するようになる(更にマスターキーパーを失っていたアンチ・アクア時を除く)。
 
キーブレードライドの際にはキーブレードをグライダー(スノーモービルとも言われている)に変形させ、鎧をまとう時は白い光に包まれ足元から光が立ち上る。


実は作中では度々「ソラに似ている」と評されている。
KHIIFMでは留まりし思念がソラにアクアに通じる強さを感じていた事がコンサートの朗読で明かされており、BbSのシークレットムービーでは記憶を失った賢者アンセムは友のために元の世界に戻ろうとしているアクアを見て、友や人々のために世界を守ろうとするソラを指して「君(アクア)によく似た少年」と述べている。
KH0.2のオープニングムービーにも、アクアの手を掴もうとするソラの姿が映されている。
KHIIIでは王様が、「アクアは心の強さがソラと似ている」と評している。
一見共通点のなさそうに見える二人だが、周りの人から見ると同じものを感じさせる様だ。


小説版では、修行の休憩中にエラクゥス・テラ・ヴェンに(当時は入手できないはずの)フレーバーを使った手作りのお菓子をふるまったりしている。甘いものが好きなようだ。

  • ゲーム本編ではソラが料理をする機会が出来た。もしこの設定が本編に逆輸入されることがあるとしたら、そっちの方でも共演してほしいものである。

KHII

シークレットムービー「Gathering」にて鎧の姿で登場。BbSの予告編としての意味合いを持つ。
荒野に現れ、地面に突き刺さっていたキングダムチェーンDを引き抜いた。

KHIIFM

追加ムービーにて鎧が登場。眠りの部屋にキーブレードともに安置されている姿が見られる。ゼムナスは度々ここを訪れて何やら会話しているという(シグバールの談)。

本人は、「Gathering」の続きとなる新シークレットムービー「Birth by sleep」に登場。
仮面の少年に戦いに挑む鎧の少年をブリザド系やサンダー系など多彩な魔法でサポートをするが、老人の攻撃で負傷し、素顔が判明する。
鎧の青年をリフレク系の魔法を飛ばして襲い来るキーブレードの残骸から守り、結果彼を老人の元へ導くなど高度な魔法を使用した。

  • この魔法は小説版では「プロテス」と表記されている。

この当時は他の2人と同様、鎧の姿であり、マントを着用していた。上記のリフレク系の応用もそうだが、鎧側の中ではもっとも魔法を使いこなしていた。

BbS

マスター・エラクゥスのもと、旅立ちの地テラヴェントゥスと共にキーブレード使いとしての修行を積んでいる。
マスター承認試験前日、自作したつながりのお守りを2人に渡す。
これは3人の絆を象徴する、今作の重要アイテムである。
翌日、マスター承認試験に1人合格し、キーブレードマスターに任命される。
マスターになってからは、アンヴァースの討伐任務と、行方不明になったマスター・ゼアノートの捜索、さらに闇に傾きかけているテラの監視と、勝手に旅立ちの地を離れてしまったヴェントゥスを連れ戻すという4つの任務をマスター・エラクゥスから受ける。


最初はテラに追いつき、ヴェンが彼を追って旅立ちの地を離れてしまったことを伝える。
その時はテラは闇に堕ちたりしないと確信したものの、その後テラの悪い噂を聞いてテラに対する不安が芽生えてしまう。
また、ヴェンとも再会し「一緒に帰ろう」と諭すものの、彼は耳を貸さずにまたも飛び出して行ってしまう。
友人2人の変貌ぶりが分からず、戸惑いが深まるばかりであった。
 
テラを追って訪れたレイディアントガーデンにおいて、アンヴァースに襲われていたカイリを助けた際にミッキーと知り合いになる。

  • 実はこのときカイリはアクアのキーブレードに無意識に触れており、アクアも知らないうちにキーブレードの継承の儀式が行われた。

カイリとの別れ際、お花のお礼に彼女のペンダントに闇から守り光へと導く魔法をかけた。
その後友人2人と再会し、共に巨大アンヴァースを撃退。しかし、彼女の「テラは闇に近づきすぎているのでは?」という一言をきっかけに、場の空気が険悪になってしまう。
テラは2人を拒絶し、ヴェンもアクアの言動を非難してテラを追いかけて去ってしまう。

  • 彼女は2人を純粋に心配しているだけなのだが……。見ていて痛ましくなるシーンである。

テラを傷つけてしまったのではと悩み、1人で歩いている時に仮面の少年と出くわし、彼と戦闘になる。

  • 後のヴァニタスとの2戦目やブライグでもそうだが、しっかり敵の煽りに乗ってしまう。煽り耐性の低さはテラがよく言われているが、基本的に冷静な性格のアクアでさえこうなので、推して知るべし。むしろ、一番年下のヴェンが一番マシかもしれない。

アクアのことを「予備」と呼んで去って行った彼の姿に不吉なものを感じ、奴を倒さなければ、2人を巻き込む訳にはいかないと決意したところ、ヴェンと再び合流。
ヴェンは一緒に行くと主張するものの、彼を危ない目に遭わせたくないという思いから1人で旅立ちの地へ戻るよう諭し、再び旅立つ。


光に導かれてデスティニーアイランドへ向かい、そこで幼いソラリクに出会う。
2人のどちらかに継承の儀式を行おうとするものの、リクが既にテラから継承されていることに気付く。
心のどこかでテラと戦う可能性を意識していたアクアは、2人には自分たちのように離別の道を進んで欲しくないと願い、結局ソラに継承の儀式を行わなかった。かわりに「リクが道に迷うようなことがあれば、そばにいて助けてあげるように」と告げるのみであった。

  • 後に、彼女の予感は半ば的中したが、その時の2人(ひいては3人)の状況を考えると、この時の判断は結果として正解だったのだろうか……。
    • 結果論でしかないが、ホロウバスティオンの出来事があったおかげで彼ら3人の心の繋がりは強くなったと言える。何よりソラが自分の本質に気づくためには必要なプロセスだっただろう。
  • 作中だと二人のどちらかに継承しようとしていたが、アルティマニアのインタビューによるとソラの方に継承しようと考えていたようである。

物語の終盤、異空の回廊を意識不明で漂っていたミッキーを保護し、彼の師がいる不思議な塔へ向かう。そこでイェン・シッドからエラクゥスの訃報、並びに事件にマスター・ゼアノートとテラが関与しているらしいことを聞かされ、真相を確かめるべくキーブレード墓場へ向かう。
 
決戦の途中、時間稼ぎに現れたブライグを撃退するものの、ヴァニタスに不意を突かれて意識を失ってしまう。
加勢に現れたミッキーの介抱で意識を取り戻したが、その時には既にχブレードが完成し、ヴェンの身体もヴァニタスに乗っ取られていた。
ミッキーと2人でヴァニタスに挑むも劣勢になるが、友人2人との絆の力で彼女のキーブレードが輝きを放ち、χブレードの刃先を砕くことに成功。
崩壊するχブレードの力の暴走に巻き込まれ、ヴェンの身体と共に異空の回廊へ飛ばされる。
2人が手をつないだまま気絶し、異空の回廊を漂っているところを、同じく飛ばされたミッキーが運良く発見。
気付いた時にはミッキーに連れられ不思議な塔に戻っており、イェン・シッドからテラが見つからなかったこと、ヴェンの心が眠ったままであることを教えられる。
そして彼に「今やるべきなのは友を守ることではなく、友を信じ、友との絆を大切にすることだ」と諭され、2人との絆を信じて、行方不明のテラもヴェンの心を目覚めさせる術も必ず見つけてみせると誓う。

  • この時、アクアはヴェンが目覚めるまで守ると決意をしたが、上記の通り「光側のアクアが友を信じてやりなさい」と諭される。

ラストエピソードでは眠るヴェントゥスのキーブレードに導かれて崩壊した旅立ちの地に訪れ、落ちていたエラクゥスのキーブレードであるマスターキーパーを手に入れ、マスターキーパーで旅立ちの地を封印してヴェントゥスを安全な場所に移した。
その後、レイディアントガーデンでテラの体を乗っ取ったゼアノートを発見し戦いになる。
その最中にテラの心がまだ残っていることを知るが、業を煮やしたゼアノートがテラの心を追い出そうと自身の身体にキーブレードを突き刺し、そのまま意識を失い闇の中へ呑まれてしまう。
すぐその後を追って闇の中に飛び込み追いつくも、このままでは2人とも闇の世界に堕ちてしまうと判断。
テラに自らのキーブレードと鎧を「絆」として預け、魔法で光の世界に帰す事に成功するが、自身は身代わりとなってそのまま闇の世界へ堕ちてしまう。

  • 彼女の鎧とキーブレードは、後にゼアノートが作った眠りの部屋に置かれることとなった。
  • アクア自身のキーブレードを失ってからはマスターキーパーを使用している。

どれ程歩いたのか、どれだけの時間が経ったのかも分からなくなる位に闇の世界を進んでも、一向に抜け出せない。
大量のダークサイドに囲まれた時、「このまま闇に溶けてしまうのもいいかもな」と諦めかけてしまう。

  • KHIIのリクと同じセリフである。

その時、彼方から光がやって来てダークサイドを打ち倒す。その光は、テラとヴェントゥスのキーブレードの姿をしていた。
その光景を見た彼女は、お守りを握り締め、「繋がっている」と微笑んだ後、再び歩き出すのであった。


シークレットムービーにも登場、闇の海岸で一人の老人と出会う。
彼から「世界は何度か危機に陥ったが、その度にソラという少年に救われている」と聞き、一筋の涙を流していた。

  • 時系列としてはKHIIの後になる。闇の世界は時間の流れが異なるため、10年経った後でも彼女の姿は変わらなかった。
  • アクアはデスティニーアイランドでソラの中に光を見出したものの、リクとの関係を気遣って継承の儀式は行わなかった。にもかかわらずソラは勇者になり、2度に渡って世界を危機から守った。その事実を知ったアクアの衝撃と感動ははかりしれないものだっただろう。

彼女は主人公3人の中で唯一マスターとして認められたからなのか、何かと頼みごとや面倒を引き受けることが多い。
エラクゥスから上記の任務を任されたり、テラを助けるために自らが犠牲になって闇の世界に堕ちたりと、間違いなく今作で一番の苦労人。

  • 親友が2人とも敵に体を乗っ取られたりと、なんだかんだで今作で一番悲惨な目に遭っているのも彼女であろう。

そして3人の中では一番主人公らしい、漢前な活躍をしたと言える。実際本作の真エンディングであるラストエピソードや、後のBbSFMのシークレットエピソードでも主役をはった事から、本作の真主人公は彼女であるとの見方をするファンも多い。発売前は彼女のポジションが今一不明確だったために、多くのプレイヤーにとっては驚きの結果であったことだろう。
  
その反面、コミカルな面を見せるシーンもあり、キャプテン・ジャスティスがアンヴァースの相手は専門外と言った時、「正義のヒーローに専門があるのですか?」と問いたり(そこは人の見方によると思うが)、ザックスにとある名台詞を言われた時、マジに受け止めて激しく動揺したりしていた。
こうしたギャップも彼女の魅力の一つであり、高い人気の理由になっている。
 
各ワールドでは、プリンスとの絡みが特に多い。また、旅立ちが2人より少し遅れたためか、大抵時系列の最後に訪れることになる。


まだアクアの素性が謎につつまれていた頃、同じく正体不明だったシオンと関係あるのでは?という有力説があった。
KHIIFMの追加ムービーでゼムナスが彼女の鎧に会いに行き、「友」と発言していたことから、シオンはアクアのノーバディではないか?と予想するファンが結構いたのである。

戦闘能力など

3人の中では魔法が得意な、所謂テクニック系のキャラクター。女性であるが故に打撃の威力は高くないが、様々な魔法でそれを補う。
魔法コマンドが揃わない序盤は扱いにくく感じるが、操作に慣れると非常に強い。流石マスター。

  • 実際上手い人のプレイ動画では、彼女が操作キャラクターとして使用されている事が多い。
    超上級者は敢えてテラを操作キャラクターとして使用するケースもあるが。

専用コマンドには上級魔法が多い。また、3人の中で唯一全方位ガード(空中でも可)二段ジャンプが可能。

  • ディレクター曰く、アクアのコンセプトは「魔法少女」とのこと。

回避方法はホイールロール。連続で回避している姿を見ると、目が回らないのかなー、と心配になる。もちろん目は回らない。


チュートリアルでは、テラの対戦相手として戦う事になる。

ディメンションリンク

テラ、ヴェントゥスがリンクできる。
絵柄は普段の姿(通常モード)と鎧を着た姿(強化モード)。


【アビリティ】

 
【バトルコマンド】

 
【フィニッシュコマンド】

BbSFM

ゼアノートと戦った後、新たに追加されたシークレットエピソードで闇の世界を進む。
繋がりを辿ればいつか必ず光の世界へ戻れると信じているものの、大量の闇が闇の世界から出て行った次の瞬間、つながりのお守りの光が失われてしまう。
それでも次々と襲いかかるシャドウやネオシャドウ、ダークハイドといった闇の世界に巣食うものを退け、エピソードの最後にアクアが目にしたのはキャッスル・オブ・ドリームの城であった。

  • 因みに彼女は“ハートレス”という総称は知らないらしい。
    • “ハートレス”はアンセムの弟子時代のゼアノートがつけた名前だから知らない訳だ。

ちなみに、新規に追加されたシークレットエピソード中の彼女のセリフを表示する字幕に、「つながりがりをたどれば」という誤植が存在する。
単なる誤植であるのだが、妙な面白さからプレイヤーからたまにネタにされることもある。

  • やはりというか、HD版では修正された。

coded

ソラの中に眠る「痛みの記憶」の一つとして、データ・ソラと王様の前に映し出される。

3D

ソラの夢の中にテラと共に登場。ソラに対して「ヴェン」と呼びかけていた。この後ソラは幼い頃にアクアと出会った記憶を思い出して目覚めかけるものの、アンセムに邪魔されてしまう。
 
終盤でマスター・ゼアノートが言っていた「友を救うために闇に堕ちる運命だった」者。


王様が彼女から教わったことはソラ達の元へ駆けつけるのに大きく役に立った。
王様は本作にて最大の敬意を評し、彼女のことをマスター・アクアと呼んだ。


シークレットムービーにも少しの間だけだが登場。闇の海岸にて憑き物が落ちたような表情で立っていた。

KH0.2

今作の主人公で、BbSFMのシークレットエピソードの続きが描かれる。
 
闇の世界を彷徨う中、闇に飲まれたキャッスル・オブ・ドリームに辿り着く。
城へ向かおうとするが、城の時計の針が進んだ瞬間に道が崩壊してしまう。アクアは、闇の世界に時間の概念が存在しないことを利用して、城下町で時計の歯車らしきものをキーブレードで攻撃することによって時計の針を戻し道を元の状態に戻していく。その最中、デビルズタワーに襲撃されこれを撃退する。
辿り着いた城にはアクアに呼びかけるテラの姿があった。しかし、アクアが触れるとテラは消えてしまう。


次に辿り着いた闇に飲まれたドワーフ・ウッドランドでは、硝子の棺に納められて白雪姫のように眠りにつくヴェントゥスの姿を見つける。しかし、これもテラと同じように消えてしまう。
の中の世界に取り込まれてしまったアクアは、複数の鏡の中に入り、謎を解きながら進んでいく。その最中アクアは自分と同じ姿をした敵と戦うことになる。
鏡の中の世界を脱出したアクアは、闇に飲まれたエンチャンテッド・ドミニオンに辿り着く。
この世界でもアクアはテラとヴェントゥスの幻影と出会うことになる。2人の幻影を追いかけて茨の森を進んでいく中、複数のダークサイドと戦うことになる。
巨大な闇の球体を支えているダークサイドを倒した後、テラとヴェントゥスの幻影に辿り着いたアクアは、テラの幻影から「心だけが闇の世界に繋がっている」こと、「テラ自身は現在暗闇の中にいる」こと、「ゼアノートがヴェントゥスを探している」ことなどを教えられる。
その直後、テラの幻影からゼアノートが表出してしまい、アクアにヴェントゥスの居場所が目覚めの部屋なのか質問してくる。テラは未だゼアノートと共にあり、ゼアノートはテラを使いヴェントゥスの居場所を聞き出そうとしていた。

  • 過去作ではゼムナスがアクアの鎧に語りかけていたことや、目覚めの部屋を探していたことが明らかになっている。ファンの間ではテラの影響なのではないかと考えられていたが、今作のテラの台詞を聞く限り、これらはゼアノートとしての行動であった可能性が高い。
    • KHIIIアルティマニアで、ヴェンを含む古のキーブレード使いを探していたのはキーブレード戦争の謎の手掛かりとするためであることが明かされた。キーブレード戦争について興味を抱いていたのはマスター・ゼアノートの修行時代からのことであり、ゼアノートとしての行動で間違いなさそうである。

テラがゼアノートと攻防している中、アクアはゼアノートによって闇にひきずりこまれてしまう。


意識を失い闇の深部に辿り着いたアクアは闇の世界のキーブレードを手に入れるために闇の世界に来ていた王様に助けられ、再会を果たす。
再び出現したデビルズタワーを王様と共に撃退した後、王様から光の世界では約10年の時が経過していることや、いくつもの世界がハートレスに心を奪われ闇に飲まれていること、これ以上の闇の浸食を防ぐために闇の扉を閉じなければいけないことやその為には闇の世界のキーブレードが必要であることを聞く。
闇に飲まれたデスティニーアイランドでは王様から、王様と共に扉を閉じようとしているのがソラリクの2人であることを教えられる。

そこにデビルズウェーブが現れ、これを王様と共に撃退し、王様はの奥で闇の世界のキーブレードを入手する。
闇の扉がある場所に辿り着くが、扉を閉じようと向かっているリクへデビルズウェーブが襲い掛かろうとする。アクアはこれを助けるが、デビルズウェーブと共にデスティニーアイランドに取り残されてしまう。

  • この戦闘でアクアはエラクゥスが使用していたような光の鎖を使用している。これは、エラクゥス一門が使える技であり、アクアはマスターキーパーを継いでマスターになったことで使用できた。(ファミ通の野村ディレクターインタビュー)

光の世界で戦いが続いていることを知ったアクアは、もし誰かが闇の世界に迷い込んだ時には自分が力になれるとし、闇の世界に留まる決意をする。
その後王様達が闇の扉を閉め、世界が再生していく中、アクアは闇の世界に堕ちていくのであった。
闇の海岸に座る賢者アンセムを見つける、BbSのシークレットムービーに繋がるカットで物語は幕を閉じる。


この作品ではKHIIのようにMPを消費して魔法を発動することとなり(MPが無くなるとMPチャージが始まる)、BbSのシュートロックスタイルチェンジに加え、後にKHIIIにも登場するシチュエーションコマンドを利用した強化魔法も使える等、一足先にKHIIIのバトルシステムを楽しめるような仕様となっている。
また、BbSFMのシークレットエピソードの続きということで、初期レベルは1ではなく50からのスタートとなる。

χ

キャラクターとしては未登場だが、カードで出演。
アタックカードとして採用されている。

BbSの主人公3人のカードは基本的にパワー(テラ)・スピード(ヴェントゥス)・マジック(アクア)と割り振られており、アクアはほぼすべてのカードでマジックタイプのカードになっている。

  • 2015年1/22~2/5のレイズドロー限定カードでは、BbS主人公がすべてスピードタイプなのでそれに合わせてスピードタイプ。

キャラクターとしては未登場だが、メダルとして出演。
単体の他、テラとヴェントゥスとの3人のメダルもあり、特定の条件(BbS主人公3人それぞれのイラストメダルを入手していること)を満たさないと手に入らなかった。
イラストメダルと同デザインのステンドグラスメダル、その他にもHDver.やSB付など何種類か存在しているが、すべて属性はマジックとなる。

中でも特徴的なのは、KHIIIで登場したSB付「アンチ・アクア」のメダル。
付与されているアビリティの攻撃力自体も高いが、何より特筆すべきなのはアビリティ発動後に受けたマジック属性の攻撃を100%反射すること。

  • 現時点(2019年6月現在)では唯一の「属性反射率100%」の性能持ちメダルとなる。
    • ロクサスのメダルも属性反射性能を持つものが6月に実装されたが、あちらの反射率は15%。
  • エネミーにはこれまでにも属性ごとにこちらからの攻撃をダメージ反射してくるものがいたが、メダルとしての登場はこのアンチ・アクアが初。

PvPモードは勿論、マジック属性のボスに対しても有用に使うことができる。

  • SBは相手のガードアップスキルを30%の確率で貫通する性能持ち。各種カイリメダル並みに、一枚持っているだけでデッキ環境が大きく変わるぶっ壊れ性能といえるだろう。

ちなみに闇に染まった姿なのでリバースメダルとなっている。


期間限定アバターボードで女性プレイヤー用アバターも登場している。

KHIII

闇の海岸で賢者アンセムと共に助けを待っていたところ、賢者を狙って闇の探求者アンセムが現れる。

  • テラ=ゼアノートと一戦交えているアクアだが、彼がハートレス化しその面影が色濃く残っている闇の探求者アンセムについては、その正体に気付かなかった。
    • ロード画面でリクが「アンセムの姿には自分の影響もあるのか?」と言った具合に考察している写真が挟まることがある。それを思うと、闇の探求者アンセムの容姿はどちらかと言うと「テラノートとリクを足して割った」ということになるのかもしれない。
      • そうでなくとも「10年以上前に別れた友人が銀髪ロングで色黒なアラサーになっていた」という状況で果たして気付けるのだろうか…?
      • テラノートが使っていた「」もアンセムはこの場面で普通に出してくるので、やはりゼアノートなりテラなりとの関係性に気付かないのはおかしい。

彼を守ろうと立ち向かい、奮闘するがキーブレードを失っていたため敵わず、闇の探求者の攻撃で闇の海岸の海に落とされてしまう。その影響で、その身は闇に染まり、感情も侵食されていった。

  • この出来事はリクと王様が(本作内において)最初に闇の世界に訪れる前の出来事である模様。二人が闇の海岸に訪れた時にはすでにアクアの繋がりは闇の深淵へと向かっていたとのこと。

再び闇の世界に訪れた王様とリクが再会した彼女の姿は全身が闇に染まった容貌となり、その上、闇に侵食された感情は長い間闇の世界で抱いていたであろう孤独、不安や恐怖といった負の感情が増長されているかのようだった。
デビルズタワーを使役して王様を捕えて落としたキーブレードを拾い、リクも襲わせるが、マスターキーパーによってデスティニーアイランドから導かれたソラが現れ、リクと力を合わせたことでデビルズタワーは倒される。
王様のキーブレードを使ってソラと戦い、やがて闇から解放されるが、崩れ落ちるように倒れてその身は再び闇の深淵に落ちていく。
終わりを悟ったが、ソラによって救出され、目が覚めるとそこはデスティニーアイランドだった。
光の世界に帰ってきた事を実感し、ソラ達から「おかえり」と温かく迎えられ、涙した。

  • ソラがアクアを引き上げるシーンは、KH0.2のOPのラストの構図そのもの。おおっと思ったプレイヤーも多いのではないだろうか。
    • KH0.2の方は先に水面が光るシーンがあるため海中が明るく、ソラの手はKHIIの姿で、水面から差し伸べられている。
  • アクアはかなり闇の深淵に沈んでしまっている。暗い水の中探すのは大変そうだが、アクアの周りは薄ぼんやりと明るくなっており、ソラの声が聞こえると二人の間はさらに明るく、二人が手を繋ぐと光が溢れる。
    • ちなみに、最初の方で王様とリクが探しに来た時、王様は海岸で「僕たちには これ以上の闇に潜る術がない」と発言していたりする。ソラが潜っていけたのはやはり彼女と強い繋がりのあるヴェントゥスの心を抱えていたからだろうか。
      • 実際、リクがアクアとの繋がりが途絶えたこと、リクが闇の深淵に飲み込まれたソラを迎えに行ったように、アクアと強い繋がりを持つ者が闇の深淵に潜りさえすれば助けられる可能性があることを話した時、ソラは胸を押さえた後「俺が助けるよ」と発言し、「突然そういう感情がわいて」とヴェンの影響を窺わせている。

光の世界帰還後、体調を心配したソラ達にリクと王様と共にイェン・シッドの元で休むことも提案されたが、眠るヴェントゥスを目覚めさせる約束を果たすためにソラと共に忘却の城へ向かう。
忘却の城とその周辺は彼女によって再び旅立ちの地へとその姿を戻し、城内で眠るヴェントゥスとついに再会するが、そこにヴァニタスが現れ、ヴェンを守るために結界を張って一人でヴァニタスと交戦。

  • この時、彼女を操作してヴァニタスと操作して戦う事になる。相手の能力に対してこちらの攻撃力がかなり高く、単純なコンボだけでも敵のHPをガンガン削っていく。
    マジックウィッシュのコンボフィニッシュやレインボーシャワーなどは特に強烈。
    BbSほど相手の行動パターンが苛烈でないこともあり、ある程度はゴリ押しが利く。

結界に穴を開けて眠ったままのヴェンを狙うヴァニタスの攻撃から彼を庇い、窮地に立たされるが、ソラによってヴェンが目覚めたことで間一髪救われる。

  • ヴェンを庇う際、キーブレードもリフレクも使わず、腕を広げて真正面からヴァニタスの魔法を受け、倒れてしまう。闇の世界から復帰してすぐの戦闘だったとはいえ、過去作で何度もヴァニタスを退けてきた強いアクアを知っているプレイヤーからすると複雑な気持ちになるシーンである。
    • そもそもリフレクが破れたからこんなことになったのである。やはり一度闇の深淵に落ちて一度闇堕ちしたこともあり、マスター・ゼアノートの器にされかけたソラのように本当に体調が万全ではなかったのだろう。にもかかわらず上記のように無理をした結果、このような結果になったのではないだろうか。

ヴェンを迎え、不思議な塔で合流し、成長してキーブレード使いになったカイリとも再会。
決戦前夜、ヴェンと共に不思議な塔から星空を見上げ、改めて共にテラを救う決意を固めて、キーブレード墓場の真XIII機関との決戦に臨む。


キーブレード墓場にて、マスター・ゼアノート達が召喚した大量の敵軍団を突破し、ソラ達と合流したその先にはテラが立っていた。ヴェンは喜ぶが彼女は警戒を解かず、やがて目の前にいるのはテラの体を乗っ取ったゼアノートだと知る。
テラ=ゼアノートの圧倒的な力でヴェンとリア(アクセル)は戦闘不能に陥り、ドナルドも強力な魔法・ゼタフレアを使ってゼアノートを退けた代償に倒れてしまう。
ゼアノートを退けた後もデビルズウェーブが現れ、ソラとリクと共に3人で迎え撃とうとするが、そこに集結したデビルズウェーブの群れはまるで巨大な竜巻状となりその強大な規模を前に彼女すら絶望したように戦意を失い、デビルズウェーブの攻撃によって真っ先に飲み込まれる。

  • このシーンの彼女の様子には、例えば、十年闇の世界を一人で生き延びていたアクアはもうちょっと強いだろうとか、そんな彼女がとんだ大規模とは言えデビルズウェーブを見ただけで心が折れるってどういうことだとか、一部で割とツッコミが入っている。
    • 実際心が折れるにしたってもう一寸立ち向かう様子を見せた方が、これまでのシリーズ内で描写されてきたアクアというキャラクターらしかったようにも思うが…。
      • このシーンのソラもだが、たとえ心が折れても仕方がないと思える状況であっても、今まで強い心の持ち主として描写されてきたキャラクターの弱々しい姿は、プレイヤーが持つ「心の強いキャラクター像」を壊すため、人によっては受け入れがたいものがある(「心が強いキャラが好き」という人は普通なら絶望する状況でも立ち向かっていく姿にカタルシスを感じるため)。アンチ・アクアのような闇堕ちの方があまり弱々しさを感じさせないため、まだ抵抗が少ない気がする。
    • 確かに、幾らヴェンとリアとドナルドが倒れている+デビルズウェーブの規模が凄まじいとはいえ、闇の世界とは大きく状況が異なり味方として共に戦えるキーブレード使いが多数いる場ですら心が折れてしまうような女性なら、救出される前にとっくに闇に溶けてしまっていただろう。
    • ただ、この時のアクアの様子はデビルズウェーブ以外の何かに気付いてしまって絶望したかのようにも見える。もしそうなら彼女は一体何を見たのか…。
      • この描写に関しては後に配信されたDLCシナリオ「Re Mind」にて補足説明が行われた。詳しくは後述の当該項目を参照。

 
他の守護者同様、リッチによって心を奪われてしまったが、闇の深淵へと運ばれる前にソラによって解放される。


ソラによって時間が巻き戻されて復活した事によりテラ=ゼアノートと再び遭遇する出来事を繰り返したが、ヴェンが襲われる間際に留まりし思念が現れる。

  • 留まりし思念が現れるまでは上述のシーンが寸分違わずしばらく繰り返される。

両者が激しい攻防を繰り広げる状況を前にヴェンと共に戸惑うばかりだったが、やがて闇の勢力の群れがその地に集まりだした事を察知し、これらに対抗。
デビルズウェーブは周囲の群れを取り込む事で以前の出来事と同じように巨大竜巻の規模にまで及ぶが、古のキーブレード使い達の力を借りたソラによってデビルズウェーブは撃破された。
ここで光が敗北する結末は回避されたものの、戦いは激化する。ダーク・リクが現れ、再び大量のハートレス達が出現し、その夥しい数に足止めされるが駆けつけたイェン・シッドの助力とドナルドとグーフィーの加勢によって皆と共に先に進み、十字路で真XIII機関と相対する。


ゼアノートが作り出した断絶の迷宮でヴェントゥスと共にテラ=ゼアノートとヴァニタスと戦う。
ヴァニタスも消滅し、ヴェンと共にテラの心に戻ってくるように呼びかけるが、テラの体で顔を出したのはゼアノートの心であり、闇の力で作られて鎖でヴェンやソラ共々縛られてしまう。
ヴェンと共にその鎖で苦しめられ意識が朦朧とし高所で鎖を断ち切られて止めを刺されそうになるが、ヴェンの言葉を聞いたテラの心…がテラ=ゼアノートから飛び出し、ヴェンと共に救われる。
更にソラによって、テラの心と身体が戻り、ついに再会して3人が揃った事に涙を流して喜ぶ。

  • 旅立ちの地での操作時はファイガ、ブリザガ、サンダガとそれらの強化魔法、ケアルガ、リフレク、レインボーシャワー、マジックウィッシュ等、KH0.2と同様の技や魔法を使えるが、共闘時は使える魔法がブリザラ、サンダラ、ケアルガのみとなっており、かなり控えめな性能となっている。また、共闘時は常時戦闘中であるにもかかわらず、時折非戦闘時のモーション(キーブレードを斜め後ろに構えるのではなく真っ直ぐ下に下ろした状態)で移動することがある。違和感が凄まじい。

戦いによる消耗ですぐには動けなかったため、後で3人揃ってソラに追いつくが、カイリはゼアノートによって消滅させられ、χブレードによってキングダムハーツは開かれようとしていた。
王様とリクの提案で二人と共にポータルを利用してマスター・ゼアノートをこの世界から引き離そうとするが、この役目にはソラ、ドナルド、グーフィーが志願。

  • 王様から3人で実行する事を提案されたのはキーブレードマスターという繋がりからであろう。

自分達は8人で開こうとするキングダムハーツの扉をキーブレードで食い止める役目を担う。

ソラによってマスター・ゼアノートが敗れた事で自分達もかつてのキーブレード使いの都に駆けつける。
テラが宿していたマスター・エラクゥスの心が解放され、エラクゥスと再会。
ヴェントゥス、テラと共に和解したエラクゥスとゼアノートの旅立ちを涙ながらに見送った。

EDでは旅立ちの地に戻り、マスターキーパーを墓標に3人のつながりのお守りを供える。
デスティニーアイランドではレースをしている(?)リク達を王様と共に応援していた。


KH0.2の後にどうして彼女がマスターキーパーを手放してしまうことになったのか、そのマスターキーパーが何故光の世界のデスティニーアイランドの浜辺にあったのかについては、アルティマニアですら全く語られていないので謎のまま。

  • KH0.2の最後に世界が再生していくときには傍らに置いて手に握っていないことから、その時マスターキーパーだけが光の世界へ持って行かれたのでは?と考えることも出来る。
    • それならそれで、KHIのED後にソラ達が島に帰った後もずっとマスターキーパーが発見されずにいた理由がわからなくなるが。
    • まさか、マスターキーパーが漂流してたとかないだろうな。
      • ソラがマスターキーパーを拾った場所は背景に映っている桟橋を見るに満潮時は海の中であるから、漂着したのかもしれない。また本編においてアクアは闇の海岸とデスティニーアイランドの海がつながっている可能性についても言及している。

アンチ・アクア

闇の世界で戦うことになる、アクアが闇に飲み込まれた姿。
髪の色は銀色になりかけ、目も金色になっている他、腰から下げている布などの服はボロボロ、四肢は黒く染まっており、よく見ると手の先の方がヴァニタスやDモードのリクのような状態になっているなど服装にも変化が見られる。

  • 例の筋肉スーツにならなかったのは幸いである。
  • ついでに異端の印を思わせる×型のサスペンダーの色も変わっている。
  • 発売前にトレーラーが順次公開されていた時期、容貌の変化も、単に闇の世界に鎧もコートも無しで留まり続けた影響と見る意見もあったが、全身に闇を纏っていたのは闇の深淵ともなっている闇の海岸の海に落とされたせいだと明らかになった。
    彼女の姿が映された際、銀色に見えた髪の色に関しては「光の加減で銀に見えるだけでは?」、とも以前思われていたが、実際に銀色になっている。
    • 正確には毛先に向かって白色に変色(脱色?)しているようであり、つむじの辺りはうっすらと青が残っている。
  • 当時は「ゼアノート化してる!」と主に海外から絶望の声が寄せられていたこともあったが、「耳が尖ってない」「王様をミッキーと呼んだ(ゼアノートたちはミッキーのことを名前では呼ばない)」といった点から少なくともアクアとしての自我は残っていると推察されていた。
    • そもそも金眼になることが全てゼアノート化を意味するわけではない。ゼアノートが昔は金眼でなかったのと同じ理屈で、アクアも闇の影響で金眼になったのだろう。

武器は王様が落としたキングダムチェーンWを使用する。


闇の世界で彼女とボス戦となる。
攻撃方法はマジックウィッシュを思わせるものがあり、ゴーストドライヴなども思わせるテレポートや分身なども混じえてソラ(プレイヤー)を翻弄する戦法を使う。
分身してそれぞれが別々に歩き回る技で一人ひとりが負の感情が増長されたような恨み言を聞かせてくる。気丈なアクアが内に隠していた本音とも受け取れる言葉が見られ、これまでの彼女の境遇を思うと心に刺さり、悲しさを感じるものである…。

  • 「この暗黒の牢獄にいると知りながら10年も放置したのだ」と言ってくるが、王様がアクアの所在を知ったのは既に10年経っていたKHIの頃のため、実際に放置していた期間は1年と数ヶ月である。そもそも時間の概念の違いが示唆されていることも考えれば、アクアの体感的に10年が経っていたかも怪しく(それほど時間の確認ができなければ本当に体感10年でも分からなくて無理もないが)、闇で負の感情が増長されている様子が顕著に見られる。
  • 皮肉にも、シチュエーションや戦闘モーション、戦いながらマイナス発言を聞かせてくる等はKH0.2のミラージュアクアと同じであり、アクアが体験したことと同じものをKHIIIでソラが体験しているということになる。

BGMはミラージュアクア戦のアレンジでテンポはゆっくりになり、女性コーラスなどが追加されていて、バトルの雰囲気ととてもマッチしており素晴らしいアレンジになっている。

  • Sora」のフレーズも追加されている。

KHIIIRM

追加シナリオ「Re Mind」に登場。
デビルズウェーブにアクアが絶望して戦意を喪失するシーンは、アクアにはデビルズウェーブを構成するハートレス一匹一匹が全てアンチ・アクアに見えていたという事実が明らかになる。
気丈に振る舞っていたアクアであったが、闇の世界で孤独に戦い続けた十年、さらに闇の深淵に堕ちてアンチ・アクアと化したことが深いトラウマになっており、このとき時間遡行してアクアの心に入っていたソラもアクアの恐怖と絶望を感じ取って心を苦しめられていた。

  • ユーザーの間では、このトラウマは今後アクアを苦しめ続けるのでは?と危惧する声も多いが…?

その後、敗北が塗り替えられた世界線でヴァニタスとテラ=ゼアノートと対峙。
親友の体を乗っ取っているテラ=ゼアノートに不快感を露わにし、闇の世界を彷徨っていた十年間決めていたこととして、ゼアノートの心をテラの体から引きずり出すために戦いを始める。

  • バトルではまずアクアを操作することになり、ソラが合流してからはソラとアクアのどちらかを選んで操作する。アクアを操作中はヴェントゥスとの連携技・コネクトスライダーが使用できる。

キングダムハーツを抑えている最中に襲いかかってきたレプリカ・ゼアノートとの戦いでは守護者たちと共闘。王様、シオンと共に後衛を担当し、突進攻撃へのリフレガでの防御を行う。

レプリカ・ゼアノートによって守護者はバラバラにされてしまうが、ソラとカイリの「繋がる心」によって再集結し、守護者全員のキーブレードの光でアーマー・ゼアノートを消滅させた。


リミットカットエピソードでは、旅立ちの地を訪れたリクとの会話がある。
ソラの手がかりを探しに闇の世界へ赴くというアクアをリクは心配するが、「今度は3人一緒だから大丈夫」として、テラ、ヴェントゥスと共に再び闇の世界へ旅立った。

  • マスターキーパーはエラクゥスの墓標となったため、ここではレインフォールを装備している。鎧も装着しているため、眠りの部屋に安置してあったアクアの持ち物は全て回収されたようだ。

MoM

主な出番は過去シリーズの回想だが、今後カイリが彼女の元で修行することが示唆されている。


BbSの作中では三人とも主人公という扱いだったが、ラストエピソード等から考慮されたのか、今作のパーティー「BBS」のリーダーは彼女が務めることとなった。
他のメンバーは当然ヴェンとテラ。BbSではマスター・ゼアノートとヴァニタスに立ち向かうラストバトルのイベントシーンを除くと、光の玉戦やトリニティアーマー戦ぐらいでしか3人で戦う姿を見られなかった為ある意味貴重な光景である。
アビリティは遠距離がブリザガ、近距離がマジックウィッシュ