キャラクター/【ピート】

Last-modified: 2024-02-23 (金) 18:25:20

ディズニーの短編映画のキャラクター。ディズニーヴィランズの元祖とも言える存在。
ヤマネコがモチーフで、フルネームは「ブラック・ピート」または「ペグレグ・ピート」とされている。
初出演作品は「蒸気船ウィリー」と思われがちだが、実はそれよりも前に放送された短編アニメ「Alice Solves the Puzzle」にミッキーよりも早くに登場している。
そのため、ミッキーはおろかオズワルドよりも古株という、全ディズニーキャラクターの中でも最古参と言って良い存在。

  • ちなみにこのアニメに登場したピートは「珍しいクロスワードを集めているクマ」という設定であり、ヤマネコではなかった。また、右足がなく義足をはめていた。
  • なおペグレグ(peg-leg)は英語で「義足」という意味。まさに名は体を表す。

 
全てと言うわけでは無いが、ゲーム作品、映画作品などミッキーマウスが関連している作品ではミッキーのライバルキャラとして多数出演している。
そのためか、ミッキーのライバルやミッキー作品の悪役と言えば彼の名が上がることが多い。

また、グーフィーが主役のアニメ「パパはグーフィー」にも登場しており、そちらでは「ペグ」という妻と、息子の「PJ」と娘の「ピストル」がいる。また、グーフィーとは大学時代からの知り合いで、家族ぐるみの付き合いをしている。
しかし、関わるとロクな目に遭わない事から、一家の中で唯一ピートだけは彼の事を嫌っている。
 
CVは故・大平透(~HD版Re:coded)→北川勝博(KHIII~)。
FM版及び北米版における声優はジム・カミングス。


ディズニー作品のキャラクターらしく、「小悪党」「憎めない悪役」という印象はKHシリーズでも健在。
KHシリーズではKHIIから登場し、マレフィセントの手下としてソラたちの行く先々に現れ、ハートレスを使って悪事を企む。
が、大概は情けない形で失敗に終わる。

  • 前作ですでに多くのヴィランが登場していたため、次回作では彼の登場も予想していた、もしくは望んでいたファンも多かった筈だ。
  • よく見ると衣装に異端の印がついていたりするのだが、深い意味があるのかは不明。

過去にはディズニータウンで悪事ばかりを働き、罰として異空間の牢獄に閉じ込められたがマレフィセントの助けにより脱獄し、それからはその恩返しとしてマレフィセントの子分的存在となっていた。

  • 詳細はBbSの項を参照。

 
パターンは少ないが、別の姿に変装(または変身)する事もある。

  • 敵側としては珍しくプライド・ランドにあわせてライオンの姿になる
    変装した姿には故郷であるディズニータウンでは自称正義のヒーローのキャプテン・ジャスティス、自称ダークヒーローのキャプテン・ダークなどがある。

戦闘スタイルは爆弾をボーリングのように転がしたり、パワフルに殴り付けたりしてくるシンプルなもの。これは登場作品全て共通している。

KHIIでは状況によって、ワールドの世界観に合わせたような強力な技を披露し、時おりそれらをきっかけにコミカルなシーンを見せる。


ゲーム内や映画などではそこそこ悪事を働いているが、近年では「根は善人」という後付け設定の為なのか、アニメ「ミッキーマウス・クラブハウス」ではこれらのイメージを崩壊させるほどいい人になっている。
ゲームをプレイしてからこっちを見ると面食らうかもしれない。

  • 逆にアニメのイメージが強くて、ゲームでディズニーヴィランの代表格ともいえるマレフィセントと組んでいることにビビった人もいたはず。憎めない小悪党ピートがあの悪の女王の配下になろうとは…。
  • 因みに小説版では、そんなピートの闇は彼を見かけたヴァニタスには「泥水のよう(=薄い)」と称されていたりする。

KHII

この作品で初登場。
イェン・シッドをハートレスにしようと不思議な塔に訪れていたところ、ソラ達と出会い、同郷であるドナルドグーフィーと思わぬ再会をする。

  • 漫画版ではこのときイェン・シッド直々にぶっとばされていたりする。

マレフィセントによってハートレスを操る力を与えられ、共に世界を手中に収めようとしていたが、すでにマレフィセントがソラ達に倒されていた事を知って怒り、彼らにハートレス軍団をけしかけるがあっけなく倒され、この塔にイェン・シッドがいると知ったドナルド達に塔の中に入られてほったらかしにされる。

  • その後はこのワールドには登場しないため撤退したと思われる。

その後、ホロウバスティオンに戻り、復活したマレフィセントと再会し、再び野望へと身を乗り出そうとする。
…が、それまで行っていた作戦(一部のワールドでヴィランと手を組んでソラ達の前に立ちふさがるも、ことごとくソラ達に敗れて作戦を阻止されていた)を全て失敗していた事や、マレフィセントが復活するまでヴィラン達のリーダーのように振る舞っていた事から、彼女から不興を買ってしまい、「役立たず」と見做され、合流早々に解雇宣告を受ける羽目になる。
ショックを受けて途方に暮れていたところ、過去へと続く扉が目の前に現れる。

  • この扉がピートの目の前に現れた理由は一切不明であり、ピート自身も不思議がっていた。

それを利用してディズニーキャッスルの過去の世界、タイムレス・リバーを訪れ、ディズニーキャッスル建設予定地にむき出しで置かれていた光の礎と、過去に自分が操縦していた自慢のウィリー号を奪おうとしたが失敗した。

  • 前者は扉の存在を知ったマレフィセントからの命令で、後者は個人的な想いから。
  • この頃のピートは乱暴者ながらも根は良い奴だった事が判明した。
  • マレフィセントからは「名誉挽回のチャンス」としてこの任務を命じられたが、この任務に失敗したにもかかわらず、なぜかその後もピートは見放される事なくマレフィセントの手下を続けられている(失敗したものの、一度はディズニーキャッスルを陥落手前まで追い詰めたという事で大目に見てもらえたのだろうか…?)。

ホロウバスティオンでマレフィセントのハートレス軍団とXIII機関ノーバディ軍団との戦いの場にいたが、ハートレス軍団が劣勢に陥ってしまったため、逃げ出してしまう。

その後、存在しなかった世界でマレフィセントと共にソラ達と再会。
大量のシャドウ軍団を前にして最初は逃げ腰だったが、昔と比べて随分立派になった王様を見て心境に変化が現れ、彼女と共にシャドウの相手を引き受けて消息不明となる。


ドナルド達と同じ世界出身だからなのかワールドによっては姿が変わっている。
ソラからは「なんか間の抜けた奴」と認識されており、あまり脅威のようには思われていなかった。
また、KHIで未登場だった理由については「ヴィラン軍団の配下となるハートレス集めに奔走していた」という事だが、(一応は)マレフィセントと対等に近い立場で結託していた他のヴィランと違って、ホロウバスティオンでの会合にも参加させてもらえず、半ば雑用じみた仕事をさせられていた辺り、(奇跡的に)組織としての体を成していたヴィラン達の中では然程、重要視されていなかった事がうかがえる。

  • これほど不遇な扱いを受けていたのならば、ソラ達に舐められてしまうのも無理はないだろう。

本作の準メインの悪役として様々なワールドでソラの前に立ちはだかる。
オリンポスコロシアムではハデスと接触し、ヘラクレスをハートレスにしようとした。

  • ちなみにハデスに凄まれるとビビったり、彼にとって余計な事をすると怒鳴られて気圧されたりなど、関係は対等とは言いづらい。
    悪役としての威厳はハデスの方が格上である。
    • まあハデスは一応神様だし。

冥界の呪いで本来の力を抑えられたソラ達を始末しようとするが、ソラ達はすでに呪いを克服していたため、敗れた。

ポートロイヤルではバルボッサの一味と接触し、ソラと彼の持つキーブレードの情報を提供。しかし、戦闘中にソラ達にうっかり不死の海賊の弱点を教えてしまう。
このワールドではバルボッサと対等に接しており、彼と共謀してウィルを捕らえ、ソラ達を窮地に追い込むなどの悪役としての活躍を見せた。
最後はスパロウ達に追い込まれたバルボッサに対し、「ほら、俺がいないとダメなんだ」と強気な発言と共にイルミネーターを召喚して彼のサポートに回らせた。

アグラバーではジャファーの魔法のランプ争奪戦に参戦。魔法の洞窟内にいたソラ達をハートレスを使って足止めをし、商人から魔法のランプを奪おうとしたが、イアーゴの活躍によって失敗した。

  • 漫画版ではジャファーをランプから出す事に成功するものの、(やはりというか案の定)ジャファーはピートの手下になる気など毛頭なく、結局ソラ達に倒され失敗している。

戦闘においては、オリンポスコロシアムとタイムレス・リバーにて戦う。どちらの戦いでも共通する攻撃方法は、前述の攻撃に加えて爆竹のように破裂する小さな爆弾を無数に投げ付けてきたり、「邪魔だ邪魔だー!」というセリフと共に殴り付けた後に地面を叩いて衝撃波を発生させるといったもの。他に「ピート様は無敵なのだぁー!」と言いながらこちらの攻撃を無効化するバリアを張る。
 
オリンポスコロシアムでは、上記に加えハートレスを召喚したり、ソラの頭上に出現させた岩石を落下させる必中の技も使う。岩石落としのダメージを防ぐにはヘラクレスの元まで移動してリアクションコマンド「オーラガード」を発動させなければならない。
ここでの戦闘のみ、バリアはリアクションコマンド「ピンボール」を発動させる事で強制解除できる。
 
タイムレス・リバーでは、過去のピートもゲストメンバーとして加わっての戦闘になる。体力が減ると「場所変えだー!」と言って画面外へ走っていき、画面にピートの顔が描かれた垂れ幕が落ちる演出が発生し、戦闘ステージがタイムレス・リバーの窓を通じて行けるエリアをモチーフにした場所で戦う。
 
爆発するボーリング玉以外は距離を取れば当たらないため、ピート自身はそこまで強くない。
バトルフィールドを利用した戦いを展開してくるので、前述のバリアと合わさって強い弱いというより「面倒くさい」という感想を抱きやすい敵。

タイムレス・リバー

当時のピート。蒸気船ウィリー号の船長をしており、ミッキーはそこで働いていた。

  • その事から王様は彼のことを今でも「ピート船長」と呼ぶ。
    • 存在しなかった世界でミッキーと再会した時は、「立派になったもんだぜ」と言っている。

乱暴者ではあるが、根は悪い人間ではなく、ソラ達がウィリー号を取り返してくれた時は素直に礼をいい、しかもウィリー号を運転させてあげた。


タイムレス・リバーの世界観のせいでモノクロ。容姿は蒸気船ウィリーに出演していた当時の姿そのものなので、現代のピートと違って顎は出っ張っておらず、大柄なヤマネコと言う感じが強い。
怒った時に帽子から蒸気を吹き出すなど、昔のディズニーアニメさながらのコミカルな面がそのまま再現されている。

  • 若干足を引きずって歩いているように見えなくもない。

ドナルドやグーフィーがこの世界に合わせて姿が変わった同一人物だったのに対して、ピートはこの時代の「過去のピート」と、ソラ達の時代の「現代のピート」が二人存在し、ソラ達を混乱させた上に事件を少しややこしくした。
経験値の違いからか、二人が争った際には後者のピートの方が強い。

  • プレイヤーの目線から見ればどちらが事件の犯人であるピートなのかは一目瞭然なのだが(ソラ達が世界観に合わせて姿を変えているのに現代のピートは過去のピートと区別するためか「モノクロになっただけ」なので、明らかに一人浮いている)そこは突っ込んではいけない所だろうか。

初めて出会った際、ソラ達は勘違いから過去のピートと戦う事になる。

  • ピート本人に戦う意思はなかったので、見方によってはソラ達が一方的に襲いかかっているようにも見えてしまう。

現代のピートに比べて体力も少なく、さほど強くはない(現代のピート曰く「(修羅場を乗り越えてきた)場数が違う」との事)。しかし、フィニッシュ攻撃を当てると尋常じゃない距離を吹っ飛んでいき、地面にぶつかると衝撃波を出すので、調子に乗って追い打ちを仕掛けると思わぬ痛手を受ける。また、吹っ飛ばされた後は暴走して体当たりを仕掛けてくるが、この時はリアクションコマンド「ルートチェンジ」で攻撃を回避できる。
 
エピソードの最終ボスである現代のピートとの戦いでは、協力キャラクターとして戦闘に加わる。しかし、現代ピートに殴りかかるが殴った拳を痛がってダメージを与えられなかったり、戦闘中にソラ達の攻撃に巻き込まれて吹き飛ばされては暴走して敵味方問わず吹き飛ばすなど、戦況をかき乱すような立ち位置になるが、状況的にはピート同士の決闘にプレイヤーが乱入する形になるので似たような物である。ちなみに、この戦闘中の暴走時も「ルートチェンジ」は発動でき、現代ピートにぶつけて怯ませる事も可能。

プライド・ランド

一周目に登場する。ライオンの姿に変身して、スカーと接触していた。

  • ただスカーやその世界のライオン達のように上手く崖を飛び降りられず、ソラ達からも呆れられていた。

終盤、シンバに敗れたスカーがハートレスと化した時に再び現れ、悪役らしい笑みを浮かべて状況を説明した。

Days

マレフィセントはソラ達に倒されて不在だが、ピートは単身この頃から様々なワールドで悪事を働いていた。
その中ではロクサスと邂逅し、対立することもあった。

  • 強いハートレスを探したり生み出そうとしたりしていたが、結局Days、KHIIにかけて強力なハートレスは軒並み機関が倒したり使役していたりする。哀れ。
    • とはいえ実際悪名高いこいつはピートの計画によるもので、後述の尾行も併せ今作は特にプレイヤーを苦しめてくれる。
  • ワールドをまたいで登場させられるディズニーキャラクターがほとんど出せない状況であったため、ディレクターは「ピートをKHIIに出しておいて本当によかった」と話していた。

あるミッションアクセルと共にこいつを尾行する事になるのだが、これが非常に難しい。


今作における彼との戦闘の機会は、アグラバーの魔法の洞窟での戦闘のみ。
攻撃方法は殴打とボーリング投げのみで、HPも他の敵に比べれば高くないので、正面に立ちさえしなければさほど苦戦はしない。しかし、ボーリング投げには混乱の状態異常を引き起こす効果があるので油断は禁物。

BbS

ディズニーキャッスルの城下町、ディズニータウンにて登場。
町一番の人気者を投票で決めるイベント、ドリームフェスティバルに参加して一番になろうとしていた。
最もピートはその町一番の人気者という肩書きより、その者に授与される賞品が目当てである。

ただしこの時期からすでに町一番の乱暴者だったため、ピートの名前のままだと誰も投票してくれないと思い、二つの姿に変装して票集めをしていた。

  • 嫌われ者としての自覚はあったようだ。言うまでもなく、それらの変装はバレバレで住人達の彼に対する対応は普段通りだった。

やがて街一番の人気者・ミリオンドリームアワードの受賞式にプレイヤーや他のタウンの住人と共に出席。

しかしミリオンドリームアワードを受賞したのはヴェン、アクア、テラの3人だったため抗議をする。

  • 発表される前は、発表するまでもなく自分で決まりだと言っており、発表後は何かの間違いだと異議をとなえ、皆にも呼び掛けるが当然同意してもらえず無言。いったい何の根拠があったのやら……。
    • ちなみに余談だがキャプテン・ダークの姿で呼び掛けられた時のアクアは呆れるように腰に手を当てると言う本編中では少し珍しいポーズをとる。

しかしドリームフェスティバルの主催者であるミニー王妃の目的は街の人々皆が常に誰かの人気者であることに気づいてもらうこと。
ピートはミリオンドリームアワードには選ばれなかったものの、わずかながら票が入っていた事を知らされる。

しかしその後に投票した者の気持ちをないがしろにする発言をしたことでミニー王妃の怒りを買い、異空間の牢獄に閉じ込められる。

  • この時、彼を異空の牢獄に閉じ込めたのはミニーであり、それも頭を冷やさせる形であったことが判明する。

その後はマレフィセントの手引きによって脱獄。やがて今に至る。

キャプテン・ジャスティス

票集めのための変装の1つ。白い衣装とマントに身を包んだ自称「この町を守る正義のヒーロー」。
キャッチコピーは「白いマスクは希望のしるし」。
しかしヒーローを名乗っている癖に、強引に事を解決しようとしたり、とんちんかんな解釈が多く、挙句の果てに自分の手に負えない事に関しては言い訳を取り繕いながら逃げてしまう(本人曰く「モンスターは専門外」との事)など、頼りにならないことから全くあてにされておらず、特にホーレスからは「ジャスティスなんてとんでもない」と呆れられている。

ヴェンアクアの前ではこの姿で登場。

  • 突然颯爽と現れ、決めポーズを取ったのだがヴェンはリアクションに困り、アクアは「は?」と首を傾げて、そのまますぐに無視して去ろうとした。
    • 余談だが本音が知られるまでとは言え、はた迷惑な彼とちゃんと正面から話をしてあげたのはヴェンのみである。

フルーツスキャッターの対戦相手としても登場する。
体型に似合わない程の素早く根性あふれるヘッドスライディングでこちらから打たれるボールをセーブする。最後の相手であるが故にミニゲームの相手としては一筋縄ではいかない。
また、バナナや巨大フルーツを駆使したこちらの動きを妨害する動きも見せ、その時はベロを出して小踊りしているなど、プレイヤーの神経を逆なでしてくるところは実に彼らしい。


コマンドボードでもこの姿で登場。トゥーンボードではライバルキャラとして登場する。
ディズニータウンクリア後は、スペシャルパネルに止まった時にステージに関係なくランダムで登場するようになる。
プレイヤーにBPを与えてくれたり、安値でパネルを購入してくれるなど、本編とはまったく違いしっかり頼りになる。

キャプテン・ダーク

票集めのためのもう1つの姿。紫色のマスクと衣装が特徴。ダークヒーローを演じているつもりらしい。
キャッチコピーは「影を背負う孤高のレーサー」。

チップとデールの催し物に参加していたがルール違反を繰り返し、迷惑をかけていた。

テラ編ではこの姿で登場。

  • 決めポーズと決め台詞と共に登場したが、それを見たテラは顔色1つ変えなかった上に完全に無言であった……。

ランブルレーシングとフルーツスキャッターでは、テラ編限定のライバルキャラとして登場する。


コマンドボードでも登場。テラ編でトゥーンボードをプレイすると、こちらがライバルキャラになる。
キャプテン・ジャスティスと同じく、ディズニータウンクリア後にスペシャルパネルに止まるとランダムで出現する。
毎ターンBPを徴収してきたり、勝手に高値でパネルをセットしたりなどお邪魔キャラとして登場。そのお邪魔っぷりは某鉄道ゲームの貧乏神を彷彿とさせる。
敵とすれ違うことで押し付けられるところまで一緒。

  • ただし貧乏神と違いランダム登場なため対策が取れない。
    ゲーム序盤でこいつが登場すると著しく不利になる。不利なときな連続で登場されたときにはPSPをぶん投げたくなること必至。

BbSFM

ディメンションリンク

三人全員がリンク可能。
コマンドボードのスペシャルパネルでキャプテン・ジャスティスまたはキャプテン・ダークの効果を引くと、コマンドボード終了時にリンクできるようになる。
ただしクリアせずに途中でやめたり、ミラージュアリーナのコマンドボードで効果を引いてもフラグは立たない。
絵柄はキャプテン・ジャスティス(通常モード)とキャプテン・ダーク(強化モード)。
挑発と紙吹雪といったのフレンドコマンドが入っており、その他はエリアルスラムとストライク系の技オンリー。


【アビリティ】

 
【バトルコマンド】

 
【フィニッシュコマンド】

coded

KHIIの終盤にてマレフィセントと共にシャドウ軍団に立ち向かったが無事だったことが判明。
ディズニーキャッスルに偵察に来ていたが、データ・リクが王様たちをデータの世界に取り込んだ際に巻き込まれた。
マレフィセントをデータの世界に呼び込み、データ・ソラの前に立ちはだかる。


マレフィセントとは違って、データ世界やバグについてよく理解しており、現実世界への道を奪ったあと、バグで魔法のランプを複製したり、データ・リクにバグを植え付けて操ったりと、今作では多くの活躍を見せる。

  • 出身世界であるディズニーキャッスル(ディズニータウン)には一応機械やコンピューターが存在するからだろう。

XIII機関やゼアノートが登場しない為か、他作品よりも悪役としての印象が強い。
具体的にはデータ・ソラに対して「作り物」と言い放ったり、ドナルドとグーフィーを大量のバグブロックに閉じ込めじわじわと圧迫させ、データ・リクの身体に大量のバグを埋め込んで苦しめる等、かなり凶悪なキャラクターに仕上がっている。

しかし最後にはソラ・ハートレスにマレフィセント共々消されそうになっていたところをデータ・リクに助けられ、見逃されるような形で現実世界へと帰された。


今作ではホロウバスティオン前編の終盤で2度戦う。
ボウリング攻撃はガードで弾き返せるが、食らえばDaysの時のようにコマンド封印の状態異常になるので注意。爆竹攻撃も地味にダメージが大きいが、いずれも冷静に対処すればさほど脅威にはならない。
2戦目ではDサンダガも使ってくるが、ドッジロールなどでしっかり回避していればこれも大した脅威にはならない。
総じてさほど手強い相手ではないが、真に警戒するべきはこの後に待ち構えているデータ・リクとの3連戦だろう。
 
なお、忘却の城におけるホロウバスティオンのフロアでもピートと戦う事になるが、行動パターンに変わりはない。
こちらはピートを倒すのにどれだけ時間をかけたかで、フロア内での展開に影響が出てくる。

Re:coded(HD版)

KH2.5収録の映像作品版にて、マレフィセントからデータの世界と予知書の相似性について聞かされるイベントが追加された。

3D

マレフィセントと共にディズニーキャッスルに登場。
ミニー王妃を人質にとって世界のデータを渡すように要求。

  • やりとりの最中で持ち前の小悪党らしい発言をした事でグーフィーに呆れられ、マレフィセントに叱られていた。

しかしリアの介入により失敗、撤退した。


ゲームクリア後、トラヴァースタウンの噴水広場に訪れると裏ボス・ジュリアスが現れる。
ピートが凶暴化してより大柄になっているような姿をしているが、同一人物かは定かではないため、詳細はジュリアスを参照。

カントリー・オブ・ザ・マスケティア

近衛銃士隊のピート隊長として登場しており、片足は義足。髭を生やしており、目が潰れているようになっているため、本来のピートより悪役らしさがより強くなっている。

  • 本来のピートと同一人物かは不明なのだが、このピートが実行する作戦はかなり悪どく残忍なもの。口調もドスが利いており、性格も本来のピートより邪悪な悪役である。
    同一人物かどうかの考察は、カントリー・オブ・ザ・マスケティアのページを参照にしてほしい。

国を守る銃士隊の隊長をやっている裏でビーグル・ボーイズという間抜けな3人組の悪者を従えて、国の王位を狙っていた。

  • 彼らからはボスと呼ばれている。
  • また他にもクララベル中尉という腹心がおり、そちらは割と腕が立つが、ゲーム内エピソードでは未登場である。

見習いのミッキー達を銃士隊としてミニー姫の護衛を任命したが、それはドジばかり踏む彼らに護衛をさせることによって、ミニー姫をたやすく拉致し、王位を奪うための策略だった。

しかし部下がミッキー達の始末と姫の拉致に失敗したため、直々にミッキーを捕らえてモンサンミッシェルの地下牢に閉じ込め、潮が満ちるのを利用して溺れさせようとした。
その間にオペラ座で護衛を失ったミニー姫を捕らえ、宝箱に閉じ込め、ソラ達が駆けつけてきた時のためにまとめて始末する罠をセッティングした。
しかしミッキーを助けてオペラ座の舞台までやってきたソラ達に対して罠を発動したが、罠が消えるという予想外過ぎるハプニングにより失敗し、ビーグル・ボーイズを従えて決戦に挑むが結果敗れ、野望は打ち砕かれた。


ミニー姫はリク編においてリクが無事救出しており、罠が消えたのもリクの活躍によるもの。

  • ソラもリクの存在に気づき、見えないながらも共に助け合っていることを実感した。

ソラ編でボスとして登場。
舞台装置を使った強力な技を使ってくる。

  • 本編では気絶無効なのだが、シークレットポータルの強化版はなぜか気絶有効に変化している。
    ステータスは段違いだが、本編より戦いやすいと感じることもあるかもしれない。

χ

キャラクターとしては未登場だが、カードで出演。
ヴィランの筆頭のため、アタックのリバースカード(闇勢力を表す紫のカード)として採用されている。
しかし、BbSのキャプテン・ジャスティスの格好のカードのときにはアップライトカード(通常の黄色のカード)になっている。
また、タイムレス・リバーのピート(?)も同様にカードとして出演。こちらはアタック、アシスト双方に登場。
最初はアシスト(光側)として登場し、次にリバースのアタックカード(闇側)として登場、後にアップライトのアタックカード(光側)として登場するという、光側なのか闇側なのかよくわからない扱いを受けている。
なお、単独のキャラクターとしてアップライトアタック、リバースアタック、アシストの全てのカードになったキャラクターはピート(?)のみである(単独でなければリクやロクサスも該当する)。

こちらでも本人は登場しておらず、メダルとしてのみ出演。
タイムレス・リバーのものを含めすべてリバースメダルとして登場しているが、例外としてやはりキャプテン・ジャスティスのメダルのみがアップライト扱い。微妙に釈然としない。
プライド・ランドでの変身した姿でもメダル化されている。こちらはコピーメダルの一種。

KHIII

相変わらずマレフィセントと組んで活動している。…が、今回の彼女はひたすら黒い箱探しに注力しており、ほとんどただの腰巾着状態。
オリンポスではハデスの情報を元にパンドラの箱を掘り出すが、目的の箱ではないということでそのまま放り出している。

  • 後にソラがここを訪れると掘り起こした跡は残っているが、パンドラの箱は見当たらない。…誰かが持ち去ったのだろうか?
  • この掘り起こし跡がセブンプリンズの攻略時にたまーに邪魔になる。掘ったら戻せよと思わなくもない。

サンフランソウキョウダーク・リクと遭遇した際には、マレフィセントに「知り合いか?」と聞いている。

  • 彼の正体は後にキーブレード墓場で明かされる通りリク=レプリカである為、確かにピートにとっては知らない相手ではある。が、codedで(黒コートという服装も含めて)ほぼ瓜二つの容姿をしたデータ・リクとの面識がある(それどころか大いに利用している)のだが…。
    • データの世界でないからイコールとして結ばなかっただけかもしれないが、ピートの事だから忘れていてもおかしくないとも思えてしまうのが何とも…。

エピローグでは、黒い箱と共に再集結したロストマスターを遠くから見つめ、マレフィセントと共にいずこかへ歩き出した。