敵/【アブセント・シルエット】

Last-modified: 2024-06-27 (木) 21:49:14

KHIIFM

持ち主が消滅して遺された武器に、持ち主の「影」が焼きついた存在と言われている。

  • 言い方を変えれば、武器そのものがかつての持ち主の動きを真似て襲いかかってくるようなもの。ある意味では留まりし思念ヴァニタスの思念と同種と言える。

特定のワールドに1つずつ存在し、それぞれ調べると特殊なステージが現れて戦いになる。なかなかの強敵なので戦う時は覚悟を決めよう。
戦うことになるのは、かつてCOMで滅ぼされたXIII機関メンバーのヴィクセンレクセウスゼクシオンマールーシャラクシーヌの5人。

  • 2名ほどソラとは別の形でしか接点がなかったのはご愛敬。

闇の回廊のような空間にそのメンバーの属性の力を帯びた武器のシルエットが浮かび、それを茨のエフェクトが取り囲んでいる。
倒すとボーナスレベルが上がり、勝利ボーナスの成長以外に失われた幻影と各種合成レシピが各々1つずつ手に入る。一度倒すと消えてしまい、再戦はできない。


最初にソラ達の前に現れるのはオリンポスコロシアムのゼクシオンのレキシコン
この時は調べても「アブセント・シルエットという題名のよくわからない本」としか表示されないが、デミックスと戦った後、ソラ達が進もうとすると一旦退却したはずのデミックスが背後に出現し説明してくれる。

  • 曰く「オリンポス・ストーンより面白いオモチャ」「遺されし不在の影絵」であり、それを倒すことで「本当のおまえがきっと目を覚ます」とのこと。

これ以降アブセント・シルエットに挑戦できるようになる。
このバトルは再現データの前哨戦のような扱いになっており、前述の5人はこれを倒すことで集積の庭園において再現データと戦えるようになっている。


出現ワールド及び場所は以下の通り。
ヴィクセン:アグラバー→商人の店
レクセウス:トワイライトタウン→空き地
ゼクシオン:オリンポスコロシアム→亡者の洞窟 最深部
マールーシャ:ビーストキャッスル→ビーストの部屋
ラクシーヌ:ポートロイヤル→死の島 岸壁
 
ゼクシオンとラクシーヌのみ初めてそのワールドに上陸した時点から挑むことができるが、他3名は物語の中盤となるエピソード2以降に出現する。
また、同じ時期に戦う本編中のボス敵よりもバトルレベルが高く設定されており、ゼクシオンとラクシーヌは中盤、ヴィクセンとレクセウスは終盤、マールーシャはクリア後のレベルに相当するステータスを持つ。


戦闘前後のイベント及び戦闘中には具体的な台詞は無く、あるのは笑い声や掛け声くらいである。
KHIIFM+発売時点では(当然だが)海外版Re:COMがまだ世に出ていなかったため、英語の戦闘ボイスを用意できなかったからであると思われる。
代わりに日本語版の声優がそれっぽいボイスを発しており、英語を話すソラたちと一緒にいても違和感のないようなボイスもあれば日本語にしか聞こえないようなボイスもある。

  • なお、全編日本語音声となったHD版でもPS2版からボイスの差し替え等の変更はされていない。国外のHD版では英語版の声優に変更されているが、やはりこちらも笑い声や掛け声のみ。

アルティマニアの野村Dの記述によると、無印の時点でCOM消滅メンバーがゲスト的に出てくる構想があったようだが、出てくる理由付けやイベントが必要で、バトルの作業も必要だったので断念したようである。
キャラクターモデルも作られていたので、スタッフには「もったいない」と言われたそうな。

BbS

隠しボスであるヴァニタスの思念は、キーブレード墓場でアブセント・シルエットと似たオブジェクトを調べることで出現する。武器のシルエットは彼のキーブレードのキーチェーン。
茨のエフェクトがないことと、タイミング的に元の存在が健在であることから厳密にはアブセント・シルエットとは別物と思われるが、同じような成り立ちなのかもしれない。
またFM版で追加されたアンヴァースミッションもこれに似たオブジェクトを調べることでミニゲームが開始する。