『影歩む策士』の称号を持つ、XIII機関のナンバー6(No.VI)。
属性は「幻」。
人間の頃の名前は「イエンツォ」。ゼクシオン(Zexion)という名はイエンツォ(Ienzo)+Xのアナグラム。
- ちなみに、北米版の彼には「Zexy」という愛称がある。ゼクシィ?
- 「Sorry, Zexy.」
かつての賢者アンセムの弟子の一人であり、機関の初期メンバー。
常に冷静で礼儀を重んじる性格。
6番目ではあるものの機関の中では副官であるサイクスと並んでゼムナスと関わりが強く、機関の中心人物と成り得た人物である。それをサイクスに邪魔だと思われて消された訳だが。
- 実際、COMでは地下組の実質的なまとめ役だったり、Daysでは機関の一部メンバーが進めていた極秘の計画を知っていたなど、機関では立場が上だったのがうかがえる。
- KHIIIの描写を見るに、彼がヴィクセンと同じく優秀な研究者であったことも理由の一つかもしれない。残念ながら機関員時代の彼の研究者としての側面を見ることはほとんどないが。
- もしかしたらゼアノートの器候補だったのかもしれない。
- ただ、作中の描写ではシグバールが一番ゼムナスと関わりが深かったりする。なぜシグバールはサイクスらに目を付けられなかっただろうか。
- シグバールなら消される隙を作ることはないだろう。サイクスも何となくシグバールのヤバさを感じ取っていたので、迂闊に手が出せなかったのかもしれない。
CVは石田彰。
北米版における声優はヴィンセント・コラッツァ。
正確な年齢は不明だが機関の中ではシオンとロクサスに続いて若く、初期メンバーの中では最年少。
髪は青みがかった銀髪で、前髪が無駄に長い。そのため左目しか見えないこともあるが、一応襟足は揃っている。瞳の色は青。
円卓の間での座り方は、足を組んだり腕組をしておらず、手は膝の上に置いている。機関の中ではロクサスと同じくまともな座り方である。
BbSではさらに幼い頃の姿で登場。親を亡くした孤児であり賢者アンセムらに育てられていた。
BbSの物語の数年後、ゼアノートに心を抜き取られたことでXIII機関のメンバーとなり、約9年後、敵としてリクの前に立ちはだかる。
作中では特に触れられていないが、サイクスやアクセル同様、少年の頃から機関入りしていると考えられるメンバーである為、若くして過酷な人生を歩んできたキャラクターと言えるのではないだろうか。
武器はレキシコン。
- 本編で使用しているのは裁きの書。
腕を胸の前あたりで交差させて、周りに紙吹雪を巻き起こし、右手を頭上にかざして幾つかの本として束ねる。
レキシコンとは、言い換えれば辞書。この特色はKHIIFMで嫌と言うほど思い知らされる。
相手を精神的に追い詰める策略を得意とするが、直接戦うことになろうとも幻術と魔法を組み合わせて追い詰めてくる。
- Re:COMではリクの力を吸い取るのにマグネ系の魔法やトルネドのような技を利用するほか、KHIIFMのアブセント・シルエットやDaysのゼクシオンはメテオのような隕石を相手にぶつける技も得意としている。
膨大な魔力と忍ばせた幻術で、計略に嵌めた者を嬲るように消去する。捕まったが最後、抜け道を見つけない限り、永遠に幻術の餌食となる。「影歩む策士」の称号は伊達ではない。
漫画版では漬物などを自家製するなど妙に家庭的でじじむさいところがある。その割に、忘却の城での作業分担(ほとんど家事分担)を平然と他の二人に多く割り当てたりする強かな面も。
レクセウスをリクに差し向け、それが敗れると「役立たず」呼ばわりするなど非常に冷酷な振る舞いも見せた。
ゲームと漫画版とで末路が異なっており、漫画版ではリク=レプリカに吸収されたのではなく、本物のリクを幻惑することに失敗し、一刀両断されて消滅した。
- 彼の消滅した後には何故か大根の浅漬けが漬けたそのまんまの形で残っていた。
ゼクシオンが登場する漫画版COM編のガンガン掲載はKHIIFM(ひいてRe:COM)が発売されるよりも前だったため、コミックの内容はCOM準拠となっている。よって漫画版ではゼクシオンの武器や戦法は判明せず、戦闘シーンもなく、ゼクシオンが武器を取り扱う場面もなかった。
COM 
忘却の城の地下組として登場(ソラ編には一切登場しない)。既にマールーシャの裏切りに気づいている。
忘却の城に現れたリクの気配にいち早く気づき、ヴィクセンとレクセウスを招集する。
- 正体がリクと断定するのはもう少し後だが、彼によればその時感じた匂いは自分達の指導者に極めて近いと称し、ヴィクセンを驚かせた。
- また、初登場故に礼儀を重んじる性格が現れ、寡黙な性格ゆえに現れた直後は口を聞かなかったレクセウスや挨拶もなしに話の本題について問いただそうとするヴィクセンらに対し、「挨拶もなしですか」と若干余計な事を言い、ヴィクセンを一瞬怒らせたりもした。
ソラを利用しようとしている彼に対抗するため、最初はヴィクセンを地上に向かわせ、次にレクセウスの助言を受け入れリクを手に入れようとし、彼を差し向けるもそれぞれ失敗。
レクセウスがリクによって倒された事を知り、直後にアクセルが現れ、彼から地下のレクセウスや地上のラクシーヌに続き、次はマールーシャが消されると吹きこまれる。
その予見通りにマールーシャがソラに倒されたと知った後は、必要のなくなったリクを始末するため記憶の世界のデスティニーアイランドにてソラに化け、リクの心の闇につけ込むことで安全に事を運ぼうとするが、ソラの記憶を基にしたナミネの助言によってリクが闇を自らの力と認めたことで失敗。
- ソラの振りをしてリクを消そうとしたところを、「本物のソラ(の記憶を基にしたナミネ)」の言葉で阻止された形と言える。
命からがら逃げてきたところを、アクセルに唆されたリク=レプリカの新たなエサとされて消滅した。
- 機関に歯向かった訳でもない彼が始末された理由は、アクセル曰く「ゼクシオンを助けるよりもソラとリクを見守る方がよっぽど楽しそうだから」。
- Re:COMではさすがにアクセルを悪役にするわけにはいかないので、「知りすぎたから」に変更された。
- また、Daysではサイクスとの計画に邪魔だったことも理由であると明かされた。
この時ゼクシオンとの戦闘がなかったため属性・武器ともに不明であり、機関員の中で一人だけボイスもなかった。
Re:COM 
リク編で実際に戦えるようになり、ボイスも付いた。当時まだ不明だった武器と属性が判明。
- この変更により、ダークサイドと戦った後に一旦自由に動けるようになり、立ちすくむソラに話しかけることでイベントが再開するようになった。ソラに話しかける前ならルームから出て回復やセーブを行うことも可能。
戦闘後は敗走し、逃げた先でレプリカ=リクに首根っこを掴まれ、餌として消滅するというリメイク前と同じ末路を辿る。
デッキはマジックカード、アイテムカード(エリクサー)、自身のエネミーカードという構成。
アタックカードは所持していないが、リクの記憶を吸いとり、生み出した分身にコピーしたソウルイーターを持たせて攻撃をしてくる。
- 彼が持つ偽物のソウルイーターは色が違い、青白いオーラをまとっている。
「マグネスナッチ」や「サイクロンスナッチ」でカードを吸い取ったり、奪ったアタックカードを使ってソウルイーターで攻撃してくるほか、回収したカードに偽物のアタックカードを混ぜたり、分身同士で連携してきたりと、厄介を通り越して面倒とまで言える。
他のボスと違ってHPの減少による行動パターンは無い。使ってくる技の中では「カタストロフィー」が最強。
新規追加されたエネミーカードとしても登場する。
ソラ編とリク編で入手方法が異なり、ソラ編ではリク編クリア後にデスティニーアイランドの宝箱から、リク編ではゼクシオンを倒すと入手できる。
カード効果は「コンフュストライク」で、炎・氷・雷・無属性の技の受けるダメージを半減する相性の変化が起こる。
KHII 
COM組の中でも扱いがかなり悪い。
他の消滅したメンバーはギャンブラーのカードの絵柄として登場していたり、きちんと己の称号と武器が記された墓があるのに対し、彼だけはカードの絵柄に採用されず、またRe:COM発売前であり武器が判明していなかった為、彼の墓標だけが粉々に粉砕されている。
ネタバレに対するディレクターの的確な対応だと思うが…。
- そういうメタ的理由を抜きとして、壊したのが誰なのかが気になるところである。
- ゼクシオンはリク=レプリカに力を吸収される形で消滅したので、その際自壊したのかもしれない。
裏アンセムレポートでは、最年少の弟子だったイエンツォの進言で心の闇の研究施設が整えられたことがわかる。
KHIIFM 
追加ムービーに登場。
KHIIの時間軸では彼はすでに消滅済みなので、回想での登場となる。
ゼムナスの行方についてヴィクセンと話した後、眠りの部屋と目覚めの部屋について、シグバールに絡まれていた。
オリンポスコロシアムの冥界でアブセント・シルエットが出現。
ソラたちが目にするのはこれが最初なので、デミックスから説明される前に調べた際は「よくわからない本だ。題名は『アブセント・シルエット』らしい。」とメッセージが出る。
- 破壊された墓標はそのままだが、アブセント・シルエット並びに追加マップの集積の庭園には彼の武器であるレキシコンがしっかりと記されている。
戦闘ではRe:COMでリクと戦った場所であるデスティニーアイランドに移動し、「通常の空間」と「本の空間」を行き来しながら戦うことになる。
通常の空間では、仲間を本に閉じ込める技「かどわかす幻影」しか使わない。
本にはHPがあり、ファイアタイプに弱い。本のHPを0にして仲間を助けないと次はソラが閉じ込められてしまい、本の空間に移動する。
- ゼクシオン本体のHPが減ってくると、三人まとめて本にされて異空間に強制的に連れて行くという行動も増える。
本の空間では無数の本が動いており、青く光らせた本を飛ばす「ブックメテオ」や、ダークタイプの爆発を起こす「インジビリティ」で積極的に攻撃してくるほか、「コマンド辞書化」を受けるとコマンドウィンドウが変化し、辞書に記された行動を強要してくる。
無数の本の中に一冊だけゼクシオンが隠れた本があり、それを見つけ出してHPをゼロにし、リアクションコマンド「デスペル」を命中させると通常の空間に戻ることができる。
また、本の空間にいる時も本の中に閉じ込める攻撃を仕掛けてくる時があるが、この時に発動できるリアクションコマンド「あがく」を計10回発動させる事で本の状態から元に戻れる。さらに、本の状態を解除するまでにかかった時間によってその後の繋ぎが変わっていき、状態解除にかかった時間が長ければ「リセット」が発動して何も無しに再戦となるが、素早く解除できた場合はここからさらに反撃用のリアクションコマンド「ブレイク」に繋げる事ができ、ゼクシオンが隠れている本に一気に突進して攻撃をしかける。ブレイク発動後はそのままデスペルを発動させる事も可能。
通常の空間でダメージを与え、瀕死になると、本の空間から暗闇の空間へと誘われて「ミラージュサークル」を使ってくる。
序盤で戦って倒すのは可能だが、強さは中盤で戦うデミックス(2戦目)と互角レベルであり、一筋縄ではいかない。大抵のプレイヤーはトワイライトタウンのエピソード1クリア後~2周目のオリンポスコロシアム辺りでようやく倒せる。
これはラクシーヌも同様。
余談だがXIII機関のメンバーで唯一ダークタイプの技が無効。アンチフォームにフォームチェンジしてしまうとほとんどのコンボフィニッシュ技が効かず苦戦を強いられる。
本に閉じ込める「かどわかす幻影」の威力補正もアンチフォームに対してのみ上がるため、とことん相性が悪い。ファイナルフォームを使うなどしてアンチフォームにならない立ち回りを心がけたい。
新マップ「追憶の洞」の最奥、集積の庭園でも再現データとして登場。
「ブックメテオ」のパターン変化、「インビジビリティ」の回数激増という具合に戦い方が多彩に。ミラージュサークルに至っては、本物が表示される時間が短い割に降る隕石の量が増量と、よりトリッキーになっている。
ちなみに全再現データの中で、ダントツにHPが少ない。もっとも、何度も「本の空間」に飛ばされるので妥当な数値ではある。
- 何故かHP1になると攻撃を止め、何もしてこなくなる。近くにいると少し遠くに逃げる。しかし調子に乗って殴りまくるとまた本の中に引き込まれるので注意。
Days 
ロクサスにミッションゲージを出来るだけMAXにするよう指導する。キングダムハーツについて教えてくれるのも彼。
このことや、KHIIFMの追加ムービーの台詞からは、仕事に関して完璧主義であることが窺える。
- 仕事をロクサスに押し付けてサボろうとするデミックスとは大違いである。
また、シオンの記憶が混乱するムービー(場面だけ見るとロクサスが苦しんでるように見えるが実際は違う)で、COMでリクを追い詰めるシーンに登場しており、消滅したCOM組の中では破格の待遇と言える。
レプリカ計画を知っていたメンバーの一人。
- 上記にもある通り彼は機関内での立場が上だが、そのせいでサイクスに邪魔者扱いされてアクセルに始末されてしまった。
その見た目通り、魔法力の高さはトップクラスである。
幻属性を持ち十字ボタンによる操作が逆になる「移動異常」に耐性を持つ。
リミットブレイクは「メテオミラージュ」。
Re:COMやKHIIFMでソラたちと戦った際に使っていた技はほぼ全てが魔法攻撃だったが、今作では武器による物理攻撃も行うようになっている。
ミッションモードでは「たたかう」を入力すると辞書で殴る。
もちろんストーリーモードでもパートナーとして戦闘を行う際には辞書を振り回して戦ってくれる。
- プレイヤーが操作する場合、セットしたパネルによっては辞書が敵に噛み付いたり、開いたページから刃が飛び出すといった攻撃も行なう。
- 幻術や魔法を駆使して戦うという設定であるが故に攻撃力は低いが、本の角で殴られると痛いというイメージからなのかクリティカル補正は極端に高い。
パートナーの能力として、DAY14から「ファイア」を使うようになり、さらに日にちが進むとホログラムミッションで「ファイラ」、「ブリザド」、「ブリザラ」、「サンダー」、「サンダラ」、「エアロ」、「エアロラ」といった多数の魔法も使うようになる。
使える魔法の種類はルクソードと同じだが、ルクソードが使う魔法はLV2なのに対しゼクシオンはLV3。
上記のムービーに登場した件であるが、有り体に言ってしまえば没素材の再利用と推測される。
該当ムービーでのリクとゼクシオンの会話はCOMのリク編デスティニーアイランドの一幕であるが、Re:COMでは一連のシーンでここだけ不自然にムービーがなく、フキダシの会話によるイベントであった。
Re:COMの時点で声優のボイスを収録していたがスケジュールや容量等の都合でムービーが制作できなかったのだろう。
BbS 
レイディアントガーデンにおいて人間の頃の姿であるイエンツォとして登場。親を失い、賢者アンセム達に育てられていた様子。
無口なところとその容姿(前髪はこの頃から長かった)が相まって、どこか不思議な雰囲気が漂っている。
アンヴァースに囲まれたところをヴェントゥスに助けられた。
流石に子供の姿(外見はヴェンよりも幼い)に石田ボイスは無理があったのか、一言もセリフが無い。
- 当時のソラ・リク・カイリよりはやや年長のようには見えるが、それでもせいぜい10歳前後と言ったところ。これであの声で喋り出したりしていたら逆に驚くところである。
シークレットムービーで賢者とともにアイスを食べながら歩く様子は、さながらお爺ちゃんと孫のように見える。
- 賢者アンセムと共にゼアノートとブライグの二人とすれ違った際、彼らの後ろ姿を意味深に眺めていた。
3D 
イエンツォとして復活し登場するが、姿形はゼクシオンそのもの。相変わらず前髪が長い。
心を取り戻した為か、性格がかなり明るくなっている。声も朗らかで、まさに好青年といった感じである。ノーバディ時代どころか、BbS時代ともイメージが大分違うので驚いた人も多かった。
設定的に過去の記憶があるはずなのに、自分を消した(消える原因を作った)あのリアに明るく話しかける程である。無事に人間として復活出来たので、過去のことは水に流したのだろうか?
- 彼が心を失うシーンはどちらかと言えば強制的に心を捨てさせられたような描写であった。自分が消されることで人間に戻れたのだからある意味ではアクセルは恩人とも呼べるかもしれない。ある意味では。
- ノーバディ時は心がなかったため恨みの感情自体なかったか、もしくは目的のためなら何を犠牲にしても気にしないというのはアクセルに限ったことではなく、自身も先輩をいいように使っていたため、ノーバディはそういうものだと割り切ってるのだろうか。
物語冒頭のムービーではBbSの頃の姿で登場。
他の弟子たちと同様ゼアノートによって心を抜かれていた。
- このムービーの描写によって「ゼクシオンが現在の姿になったのはいつか?」という謎とそれに対する二つの説が生まれた。
具体的には「ノーバディ化した時点で青年の姿として生まれた」という説と「少年の姿で生まれた後、現在の姿に成長した」という説。- ノーバディは年を取らないという野村氏の発言があり、また人型ノーバディは人間時から僅かに外見が変化するという設定もあるため、ゼクシオンの成長もそれに当たる…とするのが前者の説。
- 一方明らかに成長しているナミネや、推定20代前半のゼムナスがアラサーだったり、初期メンバーと同時ないし近い時期にノーバディ化したと推測されるサイクス、アクセルも成長していたりと、人間時の年齢とノーバディ時の肉体年齢に差があるキャラも多い。
そのため年を取らない=成長しないというわけではない…とするのが後者の説。- 一部を除くディズニーキャラが全く成長しなかったり数ヶ月でリクが急成長したりする世界なので深く考えてはいけないのかもしれない。
- 実際、成長期などには目が覚めるごとに目線の高さが変わる勢いで背が伸びるような人もいるので、この辺りの個人差は非常に激しい部分でもある。
ちなみに、以前から名前の表記がイ「ェ」ンツォとイ「エ」ンツォで安定していなかったが、現在KHIIIでは前者のイェンツォが正しい表記のようだ。
- ゲーム内では彼の名前は一貫してイ「エ」ンツォと発音されている。
- 小説版でも表記が安定していない。
比較的回復が早く、エレウスと共にリアが行方不明メンバーの捜索に行く間、城の留守を預かることになる。
どうやら自分の知識を披露するかのように理論をダラダラと話す癖があるようで、リアも途中で話を遮っていた。
イエンツォ「それは やはり(ry)」
リア「いや いい」
- 冷遇の極みだったCOMと比較すると偉い優遇ぶりである。
本作でセリフがあった元弟子組は、シグバールの他にはこいつとエレウスだけである。- 解説役にピッタリのエヴェン役の野沢氏が亡くなられてしまったため、同じく研究者であったイエンツォに弟子メンバー内の解説役がまわってきたという事情もあるのだろう。
- 今作で語っていたのは内容からして恐らくかつての「おぞましい実験」、ないしノーバディになってからの研究によって得た知見であると思われる。
あんな軽い調子で語って良いのだろうか…?- 彼的にはそれはそれ、これはこれなのだろう。KHIIIでの描写を見るに罪悪感が無いわけではないだろうが、だからといって知識自体には罪は無い。あとは未知のことが色々起きたのでこの時は研究者的にはしゃいでいたとかはありそう。
χ 
キャラクターとしては未登場だが、カードで出演。
リバースカード(闇側勢力のカード)として採用されている。イエンツォのカードはアシストカード。
R、SR、SR+の3種類があり、タイプはほぼ全てマジック。
サービス終了直前には、ヴィクセン、レクセウス、マールーシャ、ラクシーヌらCOMの機関メンバーと一緒に写ったカード(通称:集合写真)がログインボーナスプレゼントで配布された。
Uχ 
メダルとして登場。
ゼクシオンのメダルはすべてリバースだが、イェンツォとしてメダル化された際はアップライトとなっている。
KHIII 
引き続きレイディアントガーデンに登場するが、今作ではレイディアントガーデンの中心人物としてムービーで何度も登場するなど大出世を果たしている。
- というか、レイディアントガーデンに登場するキャラクターで台詞があるのは彼だけである。
メインストーリーには研究者として深く関わり、モバイルポータルでディズニーキャッスルのチップやデールと連携しつつ、ソラの中に隠されていたアンセムコードの解析を請け負っている。
- ソラに対して「ソラ君」という地味に珍しい呼び方をする。考えてみればソラ達とそれほど年齢が変わらない。
- 他に同じような呼び方をするキャラクターは3Dのヨシュアがいる。
ソラ達にとってはソラの心の中に宿る者たちを救うための情報源として連絡を取りあうことになる。
アンセムコードの解析と並行して、トワイライトタウンのピンツと連携しつつ幽霊屋敷のコンピュータからロクサスのデータをサルベージし、得られたデータからロクサス復活の準備を進める。
しかし復活のための器の問題を解決できず困っていたところ、デミックスを介してヴィクセンからレプリカの素体が送られる。
更にこの時賢者アンセムと再会を果たし互いに自らの罪を詫びて和解する。
- 幼かった彼は「賢者アンセムが暴走して無の世界に消えた」と聞かされていたらしいことが判明する。
- しかしKHIIの裏アンセムレポート2によると、心に関する大規模な研究施設はイエンツォの熱心な進言があって整えられたものであり、賢者アンセムに隠れてゼアノートと一緒に心の研究にのめり込んでいたらしい。この頃から既にゼアノートによって心の研究に傾倒するように意識操作を受けていたのかもしれない。
その後は賢者アンセムと共にレプリカにロクサスのデータを移し、心が入ればすぐに目覚められる状態に。
- これによりロクサスはキーブレード墓場に即座に駆けつけることができた。
EDでは賢者アンセムやエヴェンと共にナミネの復活に携わっている。
ゲーム中の表記はやっぱりイ「ェ」ンツォ。結局どっちが正しいのか。
- 「Ienzo」という綴りを考えると「エ」のような気もするのだが…。
シナリオ上は元機関員であり現在は味方である研究者、ということもありイェンツォ自身の性格自体がかなり真面目な好青年なためかギャグ描写はほぼ皆無……なのだが、ゲーム中に挟まれるロード時に表示されるSNS風の画面ではイェンツォの投稿が見られることがある。
その内容もやはり真面目な彼らしくかつての自身の行いを「恥ずべき過去」と称し、それでもその過去を糧として活かすという研究者としての彼の理念がうかがえるものとなっている。
その投稿にはハッシュタグ(#)も付けられており、末尾につけられたハッシュタグは「#解析なう」。曰く投稿テストとのことだが、SNSやってないで真面目にやれと思ったプレイヤーもいるとかいないとか。
KHIIIRM 
デミックスにモバイルポータルを渡していたことが判明。
- 旧機関時代の癖で彼から何度も名前を間違えられかけている。
リミットカットエピソードでは、賢者アンセムとエヴェンと共に、眠ったカイリからソラの手がかりを掴もうとしている。
MoM 
引き続き、カイリの記憶の調査を賢者アンセム、エヴェンと共に手伝っている。