KINGDOM HEARTS DARK ROAD

Last-modified: 2024-02-18 (日) 11:46:31

●『キングダム ハーツ ダーク ロード』 2020年6月22日配信 対応機種:iPhone/Android/Amazon
略称は「DR」。
 
「KINGDOM HEARTS Union χ Dark Road」として、既存のKINGDOM HEARTS Union χと今作DRの2本立てのアプリとしてリニューアルされた。

  • ゲーム自体は独立しており、Uχを未プレイでもDRをプレイすることは可能。また、ガチャに用いるゲーム内通貨「ジュエル」はUχと共有。

ダークシーカー編の諸悪の根源であるマスター・ゼアノートの少年時代を舞台とし、彼がいかにして闇に染まっていったかが描かれる。

  • ちなみに、「Dark Lord」ではない。

2020年1月23日にTwitter上で発表。1月31日に正式名称が明かされた。

  • 公式Twitterでは本作のタイトルを予想するというキャンペーンが行われた(海外では「Project Xehanort」という仮名で企画が行われていた)。

その後も新キャラクターやゲームシステム、キービジュアルなどが順次公開されていった。
当初は同年春に配信予定とされていたものの、新型コロナウイルス感染症の影響で延期。6月22日に配信が開始された。
Uχとの連動キャンペーンも行われ、Uχのメダルアルバムコンプリート率に応じて、DRで使用するカードと交換できるポイントをゲットできた。


ストーリーとしては長年ディレクターの構想にあったそうで、KHIIIのアルティマニアでもその旨を話している。
しかし開発チームの望むコンセプトとなかなか合わずにお蔵入りしかけたところに、Uχの開発チームから新主人公のタイトルをUχと並行して制作したいという声があったことにより制作が決定した。


2021年2月25日に、同年4月30日をもってUχのストーリー完結にあわせて運営サービスが終了し、一部の機能を残したオフライン版に移行することが発表された。
なお、Uχの最終話が前後編となったことに伴い、サービス終了日も同年6月17日へ延期された。
DRのストーリーは未完結のまま運営サービスが終了するが、リリース予定のオフライン版においてストーリーの完結まで描かれる。
当初は9月下旬配信と予告されていたが延期され、10月6日に発表されたKH20周年トレーラーにて冬期に配信されることが発表。その後、大幅なシナリオ追加のためさらに配信を延期することが発表された。
2022年4月10日に開催されたKH20周年記念イベントにて8月配信予定と発表され、最終的に8月26日に配信されることとなった。


DR

ストーリー

は何故、闇の探求者となったのか?

キーブレード使いとなるべく修行中の少年時代を描き、彼の過去と、その謎に迫っていく。
 
主人公は少年ゼアノート
プレイヤーはゼアノートとなって、各ワールドで仲間達と共にハートレスと戦いながらストーリーを進めていく。

これまで断片的にしか語られていなかった、ゼアノートがデスティニーアイランドを出てからマスター・ゼアノート、そして闇の探求者になるまでを、何より親友であるエラクゥスとの関係性を掘り下げて描いた重厚なドラマが展開される。

シリーズを通しての伏線や謎にもかなり切り込んでおり、これまで謎だった点もいくつか明かされるが、それ以上に今後の展開への伏線や謎も多く残され、ダークシーカー編の補完以上に今後展開されていくロストマスター編への架け橋としての比重の強い内容となっている。

ゼアノートやエラクゥスに加え今作からの新キャラクターも多数登場していて、特に一緒に旅をする事になるゼアノートの級友たち、そして上級生達はとても個性豊かで魅力的なキャラクターが多く、話題となった。


ディズニー要素はシリーズの中でもかなり控えめであり、映像作品等を除いては王様が登場しないおそらく唯一の作品(カードアイテムとしては登場)。
しかし、新しいワールドこそないが各ワールドとの関わり方や展開がこれまでのシリーズとはかなり趣向が変わった物になるよう工夫されている。

時系列としてはKHI、KHII、BbS等より過去の出来事であるため、それらの作品で原作再現がされたワールドではメインキャラクターが一切登場せず、その代わりにヴィランとの絡みがとても多いのも大きな特徴。

又、各ワールドのディズニーキャラクター達の言動や関わりが、ゼアノート等のメインキャラクターのその後の進む道や選択にとても大きな影響を与える事になる等各ワールドのシナリオがメインシナリオへ直接的に関わってくる展開になっているので、決して空気というわけではない(特にとあるワールドとある意外なヴィランの存在は、ゼアノートの思考変革のとても重要なきっかけになっていたりする)。

システム

基本的なゲームの流れは以下の通り。

  1. 「メインミッション」の条件が提示されるので、フリーバトルやイベント戦などを繰り返して条件を達成する。
    • メインミッションの条件は「エネミーを○○体倒す」「BPを○○獲得」など。
    • フリーバトルは無限に出現する敵と戦い続けるゲーム。負けてもデメリットは無く、いつでも撤退でき、バトルを終えると戦果に応じたBPを獲得できる。
  2. メインミッションをある程度達成すると、ストーリー進行のための「クエスト」を選択可能になる。
    • クエストは特定の敵と戦うゲーム。敵の総数や種類、出現する順番は固定されている。
    • 特定のクエストではイベントシーンが流れる(現時点では、一度達成したクエストは再プレイ不可能)。
  3. クエストを一通り終えると新たなメインミッションが提示される。以降繰り返し。

 
ゼアノートは級友のキーブレード使い達と共に3人パーティーを組んで行動する。

  • パーティーはメイン画面にていつでも編成し直せる。
  • パーティーメンバーの一人はエラクゥスで固定。もう一人の3人目の仲間はプレイヤーが自由に選べる。
    • 3人目の仲間に誰を選んだかによってイベントシーンの内容が若干変化するが、誰を選んでも大筋に変化は無い。

マップ上の移動や探索といった要素はなく、1体ずつ出現するハートレスを次々に倒していくバトルオンリーのゲーム内容となっている。
いわゆる「放置ゲー」の趣向が強く、基本的にはフリーバトルのオート操作でハートレスをひたすら狩り続けるゲームになりやすい。

  • キーブレードは固定で、キーブレード強化などの要素は無い。
  • 「エネミーを100体倒す」「エネミーを500体倒す」などの条件が何度も提示されるため、手動で戦っていては途方もない時間と手間が掛かる。
  • 比較的高難度なクエストなどでは、プレイヤーが手動で戦った方が良いこともある。
  • 本作における経験値のようなパラメータ「BP」は、ハートレスを倒して獲得する他に、リアルタイムの時間経過によっても貯まっていく。

バトルシステム

『爽快感』×『反射神経』×『フリック』の超スピードバトルをコンセプトに、カードを使用して戦う。

カードには「光赤/光緑/光青/闇赤/闇緑/闇青」の6色があり、1色につき各5枚、計30枚がデッキに装備可能。

  • カードが装備されていない枠はバトル中は威力1の物理・無属性のカードとして扱われる(絵柄は予知書の表紙と同じマーク)。

リアルタイム進行で、手持ちのデッキの中からランダムで最大5枚のカードが画面に表示されており、その中から任意で3枚を選ぶと、選んだカードの種類や順番に応じた行動をゼアノートが行う。選んだ3枚のカードは場から無くなり、デッキから新たなカードが3枚補填される。これを繰り返し、カードを素早く選択し続けて戦う。

  • パーティの2名の仲間は時間経過で自動的に行動する。

威力や効果(メインアビリティ)は最初に選んだ1枚目のものが適用される。効果が固定されてる一部カードを除き、最初に選んだ1枚と同じ色(赤/青/緑)のカードを選択することで、2枚同色だと1.1倍、3枚同色で2倍の補正がかかる。

  • あくまで1枚目と同色でなければならず、〔緑赤赤〕のように2枚目と3枚目が同じでも威力補正はかからない。
  • 2枚目、3枚目に選択することで発動できるサブアビリティを持つカードもある。

オプションにて、フリック操作ではなくタップ操作に設定することも可能。

関連項目