キーワード/【ヴィラン】

Last-modified: 2021-03-03 (水) 04:10:19

概要

「悪役」を意味する英単語(villain)。
ディズニー作品およびKHシリーズでは、いわゆるディズニーキャラクターの悪役達を指す。
彼らを商品化したりした際のブランド名としても用いられるが、呼称が「ヴィランズ」だったり「ディズニー・ヴィランズ」だったり、やや不定形気味。
KHシリーズの作中で悪役を「ヴィラン」と呼称したことは一度もなく、KHIIのホロウバスティオンに「ヴィラン砦」という地名があるのみであるが、アルティマニアなど関連書籍では彼らは「ヴィランズ」として紹介されており、ファンの間でもディズニーの慣例にならい「ヴィラン」や「ヴィランズ」と呼ばれている。

また、KHオリジナルキャラクターもディズニーキャラクターであるため、ハートレスマスター・ゼアノート等も広義ではヴィランといえるが、ファンからこれらのキャラクターがヴィラン扱いされることはまずない。

  • 一応ツムツムでは、アンセムゼムナスシャドウのツムはミッションでヴィランズツムとして扱われているので、ディズニー的にはやはりヴィランズという認識でいいのだろう。

ヴィランは多くの作品で物語の終盤で主人公達と対峙するが、敗れたヴィランは大抵が死亡、それに至らずとも動物の姿にされたり、醜態を晒して笑い者にされたり、悪行が露見して警察(もしくはその世界でそれに該当する組織)に捕らえられてお縄に着くといった最後を迎えるのがお約束。
ヴィランが死亡する場合、直接的な描写がされる作品は少なく、シルエットだったり何かしらのエフェクトやカモフラージュで表現が曖昧になっていることが多い。また、マレフィセント、アースラ、シャン・ユーのように、主人公に直接倒されるケースはごく少数で、崖際に追い詰められての転落死のように、二次災害や自滅的な行為によって死に至ることが多い。


元はヴィランだったが改心する等の理由で味方側につくという例外的なケースも存在する(KHシリーズではイアーゴが代表的な例)。
その他、Mr.スミーのように立ち位置はヴィラン側だが性格自体は善良なタイプ、クレイトンスカーのように一見すれば味方側だが物語が進むにつれて本性を表に出す野心家タイプ、ジャンバのように作品によって味方側になったりヴィラン側になったりするトリックスター的なタイプ、リンズラーのように元々善良な性格だったが何かしらのきっかけでヴィランとなる悪堕ちタイプといったように、ヴィランの中でも様々な種類の悪役が存在する。
魔法のような超常的な力で直接主人公側を苦しめてくる者、知謀を巡らせて裏から糸を引いている者、絶大な権力を後ろ盾にして好き放題行う者など、作品中の活躍も実に様々であり、それが彼らの魅力でもある。
 
手下ポジションのヴィランは、大抵が間抜けだったりお調子者だったりで役に立たない、もしくは主人を手伝うつもりが味方サイドのキャラクター達に有利になる結果を招いてしまう事が多い。
しかし、アースラの部下のフロットサムとジェットサムのように腕の立つ手下も少なからず存在する。

  • メタい話をするとドジな敵役がいないと色々不利な立場にいるこちらが反撃する隙が作りにくいからともいえる。ただし、敵も味方も頭がよく、高次な戦いをすることもあるにはある。だがそれだと見る側にとって少し分かりにくいのだろう。

KHシリーズでも数々のヴィランが登場するが、原作での活躍・描写によって大きく二つのタイプに分類できる。

  1. 戦闘力・魔力を有しており、直接主人公たちと対決するキャラクター
  2. 本人に戦闘力がないため、闇の心でハートレス等を引き寄せる、もしくは乗っ取られてしまうキャラクター

KHIでは1.のうち、いくつかのワールドのヴィランが結託し、ソラたちの倒すべき闇の勢力となっていた。

組織としてのヴィラン

闇の力を使ってハートレスを操り、全ての世界を支配しようとたくらむヴィランの集団。
メンバーは以下の通り。

また、マレフィセントに「世界の中心ならカイリの心を取り戻す方法が見つかる」とそそのかされたリクも途中から計画に加担している。
 
9年前にハートレスを率いてホロウバスティオンを滅ぼしたとされる魔女マレフィセントを中心に、ハートレスを操って様々なワールドからセブンプリンセスを攫っていた。また、作中で実行されることはなかったが、各ワールドに存在する世界の鍵穴を探し出し、その力でワールドを支配しようとしていた。
ハートレスを操る力はマレフィセントに与えられたものであるらしく、作中ではリクがマレフィセントから闇の力を授けられている。


KHIにおける敵対組織であり、KHIIにおけるXIII機関やKHIIIにおける真XIII機関と同じ立ち位置と言えるが、実際は「組織」と言えるほどの集団ではない。
セブンプリンセスを集めていたのは世界の中心(マレフィセント曰く世界の心)=キングダムハーツへの扉である闇へと通じる鍵穴を呼び出すためであったが、それを把握していたのはマレフィセントだけで、他のメンバーはマレフィセントの計画に従うだけでセブンプリンセスとは何なのか、マレフィセントが何をしようとしているのかよく知らなかった。

  • メンバー間で情報に差があるのはXIII機関も同じだが、こちらは差があるというより、マレフィセントしか持たない知識をその時々に公開するという状態である。

マレフィセント以外のメンバーは、自分の世界を支配するのにマレフィセントの計画やハートレスを操る力が有用だったため計画に乗ったに過ぎない。そのため他のメンバーがどうなろうと知ったことではなく、それどころか各々が自分の野望を叶える為に互いを利用していた始末で、組織としての結束力は皆無に等しかった。
XIII機関や真XIII機関も個人個人はともかく組織としては結束力は乏しいが、それでも規律や上下関係があって組織としての体を成しているのに対し、こちらは組織内での裏切りなどは無かったが、それ以上に個人の思惑が寄せ集まっていただけと言える。


リーダー格はマレフィセントだったが、実際にはアンセムが組織を裏から操り、闇へと通じる鍵穴を出現させ、さらには闇の扉を開くために利用していた。
ハートレスを操る力も、裏アンセムレポートによると「ハートレスは人間に従うことはなく、ただ心を奪って仲間を増やすだけ」らしいので、アンセムが倒された後もハートレスを操っているマレフィセントやピートはともかく、フック船長や人間だった時のジャファーは闇の力があるとはいえ本当はハートレスを操れていなかったと思われる。

  • 正確には「人間に従わない」のではなく、単なる人間では飲まれてしまうほど「強い闇の力を持つ者に従う」。
    • KHIIのシャン・ユーはハートレスの大群をかなりの統率力で率いていたように見えるが、彼自身が半ばハートレス化していたか漫画で描写されているようにシグバールの助けを借りていたかのどちらかなのだろう。
  • 上記のリクの闇の力も、後に実際はアンセムに与えられたものであるとされている。

組織のメンバーは皆それぞれの野望を達成しようとする中でソラ達と対決して各個撃破され、組織そのものは壊滅状態となった。
 
その後はKHII冒頭でマレフィセントの手下としてピートが登場し、マレフィセント本人も復活したため、そこからはこの2人が中心となって悪事を働いている。
他の倒された者たちも何らかの方法で復活したが、マレフィセントやピートが訪ねて行っても協力を拒否するなどして再び結集することはなかった。

  • ただし、組織に属していたメンバーはKHシリーズにおける代表的なディズニー・ヴィランズという立ち位置になり、KHI以外の作品でも主人公の敵として何度も戦うことになる。

その後もマレフィセントとピートは常にペアで動いているが、ヴィランの勧誘や結集はもはや目的としておらず、自身の野望の成就のために行動を続けている。

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