人気ホテル

Last-modified: 2024-03-11 (月) 11:00:29

負けが込んでいる球団の月間成績を揶揄した言葉。


概要

一部のプロ野球サイト及びアプリにおける日程表の勝敗表記は勝ちの場合「○」、負けの場合「×」と記される*1
負けが込んでいる球団の場合はカレンダーに×がずらりと並び、あたかも予約サイトにおける人気ホテルの予約状況のように見えるため「人気ホテル○○」等の呼称が浸透した*2

初出は2017年の「ホテルヤクルト」及び同年交流戦時巨人と思われる。


2018年以降の例

個別に記事があるものを中心に記載。

  • 2018年最終盤、極端な過密日程で失速し最下位に転落した阪神
  • 2019年にセ・リーグタイ記録の16連敗を喫したヤクルト*3開幕ダッシュに失敗したDeNA、交流戦とその直後に苦しんだ広島と楽天、同年8月の日本ハム(下記参照)
    • いずれの球団も2桁連敗を喫している。
  • 2021年の開幕直後に大きく負け越しその後も連敗を重ねたDeNA*4、終盤に10連敗を喫して貯金がなくなってしまった巨人
  • 2022年にセ・リーグ新記録の開幕9連敗、npb最低勝率(.000を除く)を叩き出した阪神特定の曜日で負けが続いたDeNA・巨人・楽天
  • 2023年7月に同時に2桁連敗を喫したソフトバンク日本ハム

2019年8月の日本ハム

8月突入時点で首位と0.5ゲーム差の2位に着けていたものの、投打共に不調に陥り急降下。月間で5勝20敗*51分けという成績を残し、1ヶ月で2位→単独最下位へ転落してしまった。
負け数もさることながら、

  • ホームゲームでわずか2勝。
  • 9月上旬までに2回の3カード連続全敗*6
  • 9/1までの1ヶ月間に全5球団から3タテを食らう。
  • 唯一の勝ち越しは8月23日~25日のオリックス戦のみ。
  • ありえないエラーで失点の傷口を広げる。

など凄惨なものとなった。

NPB全体でも月間20敗は2014年8月の中日(7勝20敗)以来、同年のヤクルト(5月に5勝20敗1分)と共に5年ぶりの記録であり、ホテルは近年稀に見る大盛況となった。最終的に最下位こそ免れたものの、優勝した西武と13ゲーム差の5位に終わった*7
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関連項目


*1 一般には勝ちが「○」、負けが「●」表記が主流であるが、背景が黒などの濃色の場合は文字色を反転して表示した際に勝敗が不明瞭となる。この問題を回避するための措置である。
*2 現実のホテルで一般的に予約が埋まりやすい連休前に勝利した(=勝敗表が○→空室あり)場合も突っ込まれるのがお約束である。
*3 引き分けなしのときはnpb記録。
*4 開幕から2引き分けを挟み6連敗。その後も10連敗、後半戦にも7連敗と、シーズンで4度の5連敗以上を喫した。
*5 球団ワーストタイ記録。
*6 初年度の楽天ですら記録しておらず、暗黒時代の横浜でも数えられるほどしかない。
*7 最下位はオリックス