わっしょいベースボール

Last-modified: 2021-11-22 (月) 02:50:20

読売ジャイアンツが2021年シーズン後半に掲げたスローガン。 転じて、このスローガンを掲げて以降の巨人の凋落ぶりを揶揄した蔑称としても用いられる。

概要

2021年シーズンのセ・リーグは前半戦を終えた時点で1位阪神、2位巨人、3位ヤクルトが2.5ゲーム差以内にひしめく超大混戦であり、その中で最大8ゲーム差あった阪神とのゲーム差を怒涛の追い上げで2ゲーム差にまで縮めた巨人は、逆転によるセ・リーグ3連覇に向け機運を高めるため、後半戦から「わっしょいベースボール」というスローガンを打ち出し、8月24日の試合からは本拠地東京ドームで勝利を挙げると神輿が登場し、ヒーローインタビュー後にその日のヒーローが神輿を担ぐパフォーマンスが開始されるなど球団を挙げてこのスローガンを推していた*1*2

雑コラ


後半戦の失速

しかし後半戦の巨人は、

  • 好調を維持していたウィーラーが次第に失速。
  • 5番に定着していたスモークがホームシックで帰国してしまい、8月に緊急補強したばかりのハイネマンも結果を残せないまま体調不良を訴え帰国*3
  • DeNAからFA移籍した新加入の梶谷隆幸が1番に定着するも、死球による骨折で長期離脱*4
  • マシンガン継投で一様に酷使されてきた中継ぎ陣が段々と打ち込まれるようになってくる。
  • 先発陣も中4~5日登板を繰り返し続けた結果投壊する。
  • 梶谷と同じくDeNAからFA移籍で加入した井納翔一は二軍でも打たれ、復活した野上亮磨も再び故障で戦線離脱。
  • 日本ハムから無償トレードで移籍した中田翔を不調にも関わらず使い続ける*5。その影響で、好調だった中島宏之がスタメンを外される。
  • 5月以降無双していたビエイラの無失点記録を、後半戦から上り調子だったヤクルトに止められる*6
  • 3番を主に打っていた丸佳浩が長期のスランプに陥り、巨人移籍後初の二軍落ち。その丸の代役も、陽岱鋼を含めて機能せず。

というように投打が全く噛み合わなくなり、9月以降で6連敗と5連敗を喫し、9月から大ブーストが掛かったヤクルトとは対照的に優勝争いから脱落。ヤクルト・阪神の上位2チームが熾烈な優勝争いを続ける中、追い上げどころかズルズルとゲーム差が開いていき、4位の広島とCS出場枠争いをするところまで転落してしまった。
最終的になんとか3位を決定しBクラス転落という最悪の事態は回避されたものの、最終成績は61勝62敗20分と借金1でシーズンを終えることとなった。

その後クライマックスシリーズでは1stステージで2位・阪神にあっさり連勝を果たすも、ファイナルステージでは逆にリーグ優勝のヤクルト相手に1勝もできず(完封負け2・引き分け1で、アドバンテージ含む1分3敗)終戦。結局2021年の巨人は、スローガンに反しわっしょい(胴上げ)とは無縁のシーズンとなった。

2021年のセ・リーグ貯金推移

関連項目

スローガンがネタにされた繋がり


*1 なお神輿を担げたのは8月2試合、9月1試合、10月3試合の計6試合だった。
*2 なお、阪神にもチャンス時の応援歌として「チャンスわっしょい」があるが、こちらは導入されたのが10年程前ということもあって、対比としてもほとんどネタにされていない。
*3 結局スモークは6月中旬で途中退団、ハイネマンもチームに復帰する事なくシーズン終了後に退団となった。
*4 離脱時点で.282の打率を残していた。その後一度は実戦復帰したが、腰の不調で結局復帰できないまま、ヘルニア手術を受けることとなった。
*5 移籍に至るまでの経緯も手伝って、「成績以前にチームの雰囲気を悪くしている」と指摘されることも多い。なお一塁守備に関してはお世辞抜きで上手であり、一塁を守る中島宏之や若林晃弘が時折拙守を見せる事から、不振ではあるが要らないとまでは言えない状態である。
*6 この年に代打として驚異的な成績を残していた川端慎吾からタイムリーを浴び、連続無失点記録が32試合でストップ。