基本情報
サンドリア大陸とは、1000年以上前にエンジェルミストランドにおいて勃発した人類と魔族の大戦争『封印の戦い』ののちに
英雄王タナトス・カーサムと彼に従った六人の英雄の軍勢が移り住んだ新天地である。
戦勝ののち人類の陣営は禁忌のルーンの技術こそ魔族を生み出した要因であるとして
魔族のルーン反応を自動的に感知し駆逐するガーディアンゴーレムを大量生産したが
それは人類側の持つルーン技術をも根こそぎ破壊しようとするゴーレム暴走により地上は荒廃し
新天地を新たな故郷としたカーサム王は禁忌のルーンすべての力と技術を封印すると宣言した。
のちに英雄王カーサムの子孫はセントールヒルにダラニス城を構え、彼と共に移り住んだ六英雄は大公としてその周辺地域に拠点を築いた。
それから長い年月の中で、ヒューマン王カーサム家と王家を支える六大公は形骸化していく。
現在の王カラウェ・カーサムは若く経験も浅く、それゆえに軽んじられ、臣下である「アルバーノ」の反乱や領内の治安の悪化を招いてしまう。
他の公国との関係もいくつかを除いては疎遠となり、古き時代の結束は綻んでいる。
しかし、若い王の統治能力への懐疑だけが理由とは言い難い謎めいた事件も頻発し、その裏には秘密結社の影が見え隠れしている・・・。
オブシディアンフォートレスを本拠地とする黒曜石騎士団は、サンドリア大陸とは非常に密接な関係があり、
団長のクレース・ハイノを筆頭に多くの人材がこの地を故郷としている。
そのため、フォートレス内にもダラニスの使節が滞在しており、十分な実力を備えた冒険者であれば往来の手助けをしてくれる。
六大公領
- アイオン公国
カーサム王の配下の将軍「無双の盾」ライディーン・マクリフが封土を与えられ建国。ダラニス城に最も近い。
マクリフは魔族との激戦の中、どれほど劣勢であっても不退転で王を守護し、何物にも砕かれない無双の盾を持つ将軍と謳われた。 - レシフ公国
「暗夜の王」シャイアン・カンチェスの一族が建国。カンチェス自身は封印の戦いで戦死したが、功績と栄誉により英雄の一人に数えられた。 - カドル公国
グリフォンに騎乗する弓兵隊を率いてカーサム王に合流した「千翼」ジェニー・ジャントが建国。
ヒューマン族の国だがエルフ族との交流が深く、自然の理に対して彼らに近い価値観を持つ。 - アングル公国
森と狩猟の民、ライオン族の「狂戦士」レカーニが建国。
アングルは当初、魔族陣営に着いて居たが、レカーニの母であり先代族長の暗殺(不名誉な死)に怒り、
カーサム王と直接対峙して首謀者を引き渡すよう要求。
王は真相を語らず、ただ自分がすべての責を受けるとして無抵抗でレカーニの前に立った。
その行動にレカーニはカーサムの命は自分のものであり、他者が彼の命を奪うことは許さないとして人類陣営に帰順。
以後、魔族に対して勇猛果敢に戦った。 - カロム王国
サイのような巨漢の獣人ライノス族の「遺憾の王」ヒューアトンがクリムゾン丘陵に建国した。 - ラムーン王国
砂漠に住む犬頭藍肌のワーウルフ族の「鉄牙」カオック・ヌーアの一族がカオックの故郷に建国。
カオックは激戦の中で自らを犠牲にし、魔族に甚大な被害を与えた。その栄誉と功績により英雄の一人として祀られた。