概要
ストーリーは、バトル、プロセス、ファイルに分かれている。バトルでは戦闘をクリアすることで、プロセスとファイルではストーリーを読み進めること(スキップ可)で進行できる。バトルを開始するには一定のセンスが必要だが、プロセスとファイルでは必要ない。
バトルで実際にセンスが消費されるのはリザルト時のため、途中で中断したりゲームオーバーとなった場合はセンスを消費しない。
一部のステージでは出撃できる隊員が固定されていることや、試用が用意されていることがある。
該当する隊員を解放済みの場合は、自身のものを出撃させることもできる。(1-2のファニーのみ例外)
なお、試用の隊員で出撃すると信頼度を獲得できない点に注意。
ストーリー一覧
普通
スペシャル編 白き闇の彼方
センス消費:12
プロセス1 | 来る痛み |
---|---|
SP1-1 | 疑陣 |
SP1-2 | 氷柱 |
プロセス2 | 身を以て餌と為す |
SP1-3 | 暗哨 |
プロセス3 | 疑い合う |
SP1-4 | 覆雪 |
SP1-5 | 刻痕 |
プロセス4 | 釜の中の凶 |
SP1-6 | 波立 |
SP1-7 | 繭作り |
プロセス5 | あわただしい演出 |
SP1-8 | 脱皮 |
SP1-9 | 険路 |
プロセス6 | 引き金引き |
SP1-10 | 立て直し |
プロセス7 | サソリの針 |
SP1-11 | 武装 |
SP1-12 | 崩落 |
プロセス8 | 即興演出 |
ファイル1 | 巷陌哀戚*1 |
困難
「困難」はバトルのみの構成になっており、文字通り難易度が少し高い。
「普通」と同じフィールドに出撃するが、各章に4ステージしかない分それぞれのステージは長めになっている。
また敵の構成も変わっており、ボス敵が登場しないことも多い。
挑戦にはセンスを消費しないが、クリア報酬は初回のみ獲得できる。
第1章 | 第2章 | 第3章 | 第4章 | 第5章 | 第6章 | 第7章 | 第8章 | 第9章 | 第10章 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
HCL1-1 | HCL2-1 | HCL3-1 | HCL4-1 | HCL5-1 | HCL6-1 | HCL7-1 | HCL8-1 | HCL9-1 | HCL10-1 |
HCL1-2 | HCL2-2 | HCL3-2 | HCL4-2 | HCL5-2 | HCL6-2 | HCL7-2 | HCL8-2 | HCL9-2 | HCL10-2 |
HCL1-3 | HCL2-3 | HCL3-3 | HCL4-3 | HCL5-3 | HCL6-3 | HCL7-3 | HCL8-3 | HCL9-3 | HCL10-3 |
HCL1-4 | HCL2-4 | HCL3-4 | HCL4-4 | HCL5-4 | HCL6-4 | HCL7-4 | HCL8-4 | HCL9-4 | HCL10-4 |
あらすじ一覧
ネタバレ注意
第1章 縛られし者
プロセス1~6
ユグドラシル社に戻った(分析員)は自分が宇宙ステーションで3年間昏睡し、脳内に自分のものではない記憶が現れたことに気づいた。理事のτはそれを解決すると約束したが、その代わり、(分析員)が分析員になることを要求した。
分析員は自分が三年前に助けたヴァルキリーゲームスターのリフとファニーとチームを組んでエリアゼロに入った。降臨事件をきっかけに、二人は有能なヘイムダル部隊の戦士になっていた。
輸送ロケットの回収を担当した小隊はミッション中にエリアゼロでいきなり発生したキオーンに遭遇し、超大型タイタンユミルも現れた。そのせいでリフは重度な神格侵蝕に陥った……
リフの神格侵蝕を解決した小隊はロケットを見つけたが、ファニーはロケットの武器の一部がコヨーテに盗まれたことに気づいた。これ以上コヨーテに好き勝手させぬよう、小隊は分析員が手配した増援が到着するまでその場で立てこもることに決めた。
コヨーテの頭目は奪った武器を狼王の葉に売って、2型検証機甲を彼に見せた。5分後、葉は事件の全容を把握したようだ。
コヨーテの機甲を撃破した小隊はパイロットから武器を隠した場所を聞き出した。そこで、小隊は予想外にもティーン症候群で冬眠していた少女が入った冬眠カプセルを見つけた。分析員はティーン症候群のことを考えてふと、思い出に耽った……
第2章 ドワーフネックレス
プロセス1~6
気絶していた分析員は会社で目を覚まし、それは記憶の衝突によるものだと分かった。病室を出た分析員は冬眠カプセルにいた少女アカシアにばったり会い、二人は覚醒者のことを話した。
ヘイムダル部隊の隊員、ニタがエリアゼロで行方不明となり、分析員はリフやファニーと一緒にニタを救出し、降臨団が隠した禁制物を探し出す命令を受けた。
小隊は地下鉄のホームで禁制物を探していたところ降臨団が仕掛けた爆弾の罠にかかったが、幸い怪我をせずに済んだ。分析員はトラップの中にタイタン物質が装填されていることに気づいたが、本当の汚染源は別の場所にある。
分析員は突然行方不明になったニタから連絡を受け、エレベーターで地下に行くことはできるが、より厄介な敵が待ち構えていることを知った。
苦戦しているニタを助けるため、小隊は急いで地下へと向かった。点在する分かれ道に悩まされる中、分析員は降臨団のメンバーを1人捕まえて案内させたが、神の使徒に裁かれると脅された。
調査によると、ブリーシンガメンこそ汚染を撒き散らした元凶であり、降臨団がこの装置を利用して非人道的な実験を行っていたことが分かった。しかし、τからの指示は──
ファイル1
分析員はまた自分の記憶ではない夢を見た。「治療」に問題があるのだろうか?
第3章 ルーンを拾う
プロセス1~6
分析員の小隊は新しい任務を受け、スラムエリアに行って輸送途中で盗まれたブリーシンガメンを取り戻すことになった。しかも今回の行動にあたり、新型の非致死性弾「子守歌」を配給された。
フリティアが車隊襲撃現場で見つけた手がかりによると、ブリーシンガメンを盗んだ一番の容疑者は逐光者かコヨーテである。
分析員の小隊が調査手順を検討していると、ディードリッヒが率いている逐光者がまた「狩り」を始めたことがベアトリスの連絡により分かった。それを考慮した分析員は、逐光者の調査を優先することにした。
後ろ盾を持ち、ホログラムに保護されたディードリッヒはひどく威張った態度で振舞っている。フリティアの協力のもと、分析員はディードリッヒが隠れた場所を見つけ、彼を懲らしめた。
「狼王」の領地で、ヘイムダル部隊の来意にかかわらず葉は強気である必要があると主張するロシフが葉の代わりに顔を出した。しかし双方の交渉はうまくいかず、やがて衝突が起きた。
「狼王」葉は直接分析員と交渉し、互いに手を引くことに合意した。ブリーシンガメン盗難事件に対する今回の調査は無為に終わったため、τは自ら引き受けようと考えた。カロリンの注意を受けた分析員は自分の行動が共感神経の影響を受けていることに気づき、一刻も早く摘出手術を行うことを決意した。
第4章 キオーンの中から
プロセス1~8
ブリーシンガメンが盗まれた後、τは自らエリアゼロで大規模な封鎖調査を指揮した。分析員は自分の症状を話してτの出方を窺ったが、とても気になる反応を確認した。その時、警報音が鳴り響いた。
会社の捜査がコヨーテの暴動を引き起こし、狼王がユグドラシル社に宣戦布告を行った。対応するよう命じられたヘイムダル部隊を前に、彼らは──
コヨーテを見逃すか?τの命令を無視するか?その選択を迫られる分析員。しかもマリアンの小隊も危機に陥って、分析員の救援を待っている。
マリアンと合流した分析員はベースとブリーシンガメンの関係を知り、マリアンは優れた「交渉テクニック」でベースが隠された場所を聞き出した。
ヘイムダルは無事ベースを手に入れたが、戻る途中でよりたくさんの変異者とタイタンに遭遇した……
第7ゲートが目と鼻の先にあるのに、ユミルが突然現れた。リフが望んだ決戦はいよいよ始まる。
度重なる攻撃により、ユミルはついに撃退された。その後、分析員は会社に調査され、リフは報告書の中でユミルの目標が分析員であることを隠した。カロリンのおかげで、分析員はやっと自分ではない記憶から現れた兄妹の正体を知った……
「エッダ」が分析員をヤドリギ宇宙ステーションから解放したのはきっと目的があるとτは断言した。リスクを排除するため、τは分析員に共感神経摘出手術を行うことを提案し、分析員はそれを受け入れた。
第5章 ゆがんだ詩
プロセス1~2
アカシアに別れを告げると、分析員は新たな任地に向かった。意外なことに、パートナーの情報官はまたカロリンだった。彼女に紹介され、分析員とマリアンは新しい隊員のチェルノと対面した。次の段階が始まった。
小隊は軍の関係者と約束した合流地点に到着し、軍人の申し子とも言える李秋雪に対面した。話している間にタイタンがいきなり現れ、普段は臆病なチェルノがいつもと違って凄まじいパワーを発揮した。
ファイル1
とある降臨団メンバーの兄がバルダー抑制剤を必要とし、彼は止むを得ず「洗礼官」のガビンに嘆願した。「いい人」と有名なガビンなら、きっと助けてくれると信じて。
プロセス3~6
分析員一行は降臨団が支配する地下エリアに入り、協力者のエンヤからプロトタイプ抑制剤の秘密を知った。倉庫を開けて抑制剤を取り出そうとしたとき、待ち伏せしていた降臨団も姿を現した。
混乱の中、軍と分析員の小隊がはぐれた。降臨団の洗礼官ガビンが現れ、旧知のエンヤとの単独交渉を提案した。その目的は……
プロトタイプ抑制剤を奪ったガビンは教壇の奥に追い詰められた。互いの正義を巡って争う以上、苦戦は免れないだろう。
暴走したチェルノが再び現れ、ガビンに大怪我を負わせた。沈黙の中、降臨団の聖女が信者に囲まれてゆっくりと教壇に入ってきた。分析員の目の前に広がる「神跡」とは……
第6章 何かを求めて
プロセス1~6
降臨団の聖女が現れると、「キオーン」もついてきた。プロトタイプ抑制剤を手に入れたヘイムダル部隊が撤退しようとしたが、軍のスナイパーである肴は小隊がコヨーテに囲まれていると警告した。
降臨団の司教サルトルが「狼王」の領域に入り、降臨団に協力させるため葉を説得しようとした。葉は断ったが、そばにいたハゲタカのエステルはこっそり彼に連絡を取った。
一人で包囲を突破して救援を呼ぶよう命じられた肴は、ちょうど応援しに来たアカシアに出会った。あっさりとタイタンを撃破した彼女の腕前に驚嘆した肴はその力に頼ろうと考えた。
肴とアカシアは途中で「キオーン」の影響を受け、神格浸食に陥った。幻覚に操られた二人が見た過去とは……
無事分析員を見つけたアカシアは「囮計画」を提案したが、軍側の小隊は一人では何の役にも立たないと異論を唱えた。果たして、アカシアを信じてもいいのか?
超大型タイタンーーヒーラの戦闘力は想像以上で、一行は思わぬ苦戦に陥った。その時、懐かしい歌声が聞こえてきて……誰かがタイタンを操っている?
ファイル1
レイギウスに侵入して自分が誕生した理由を知ったエッダは「創造主」の期待に応え、「神」になろうとしている。
第7章 泥に向かって
プロセス1~7
降臨団がタイタンを操れると知ったτは分析員により多くの権限を与え、降臨団司教のサルトルを逮捕する計画を立てることにした。そして分析員はスカイタワーに直接降下することを決めた。
情報提供者「カーネーション」の協力を得た小隊は変装してサルトルの監視を逃れ、無事晴と合流した。晴の提案を参考に、分析員はチームを3つのグループに分け、それぞれ行動を展開した。
フリティアは降臨団が支給した「特効薬」の真実を突き止めた。サルトルが教壇に現れ、1人の庶民に「特効薬」を無理やり飲ませようとしているとエンヤから報告を受けた分析員はヘイムダル部隊を集結し、サルトルを逮捕するよう命じた。
サルトルはカーネーションの養女シモーネを人質にして彼女を脅迫し、ヘイムダル部隊を英霊の道に誘導するように命じた。カーネーションは彼の言う通りにしたが、サルトルはシモーネを解放せず、彼女に2つの選択肢を与えた……
英霊の道にいた「サルトル」もただの人形で、晴はカーネーションを信じたことに自責の念を抱いた。そこに本物のサルトルが現れ、特別な存在である自分がヘイムダル部隊に狙われるはずもないと考えたが、それはただの思い込みのようだ。
敗れて生け捕りにされたサルトルはさまざまなことを自白したが、分析員もカロリンも彼が大事なことを言わずに真実を隠しており、黒幕が存在することに気づいた……
分析員は監禁されているエンヤに面会しに行った。スカイタワーでのサルトルのシモーネに対する仕打ちに激怒した彼女は勝手に彼を撃ってしまい、閉じ込められた。分析員はすぐにチームに復帰させると、エンヤに約束した。
第8章 風の唸り
プロセス1~7
理事会はコヨーテと降臨団のことで対立し、最後にコヨーテの対応は軍の裁量に任せると決めた。一方、分析員の*2研究に関してτは一切の介入を拒むという強硬な姿勢を見せた。
ヘイムダル部隊の晴とマーシルはスカイタワーでタイタンに対応する。2人は息がぴったりだが、なんだか微妙な関係性を感じる。
逐光者のディードリッヒが「狩り」を終えると理事会メンバー「π」の連絡を受け、特別な任務を与えられた。
生存スペースの奪い合いになり、コヨーテとスカイタワーの住民は張り合っている。それと同時に、フリティアは逐光者のベアトリスから映像を入手し、ディードリッヒの計画を知った。
分析員は会社の命令に逆らい、フリティアに協力して逐光者を止めようとしたが、スカイタワーの通信は突然一斉に切られ、コヨーテを遠隔指揮していたエステルもディードリッヒの手に落ちた。一触即発の危機だった。
エステルはディードリッヒに殺されるところだったが、間一髪で駆けつけたマーシルのおかげで一命を取り留めた。指揮を失ったコヨーテは既にスカイタワーの住人との戦いを始めており、フリティアは通信を修復しようとしたが、その前にディードリッヒの秘密兵器を制さねばならない……
ヘイムダル部隊はディードリッヒの機甲を倒して通信を回復させ、衝突は制止された。大目玉を食らうと覚悟した分析員だが、τは意外にもディードリッヒと理事会の通信が記録されたビデオを公表すると命じた。一方、ディードリッヒは捨て石としてπに「処分」された。
ファイル1
「ディードリッヒはネットいじめのせいで自殺」というニュースが各サイトにピックアップされ、ユグドラシル社のスキャンダルは意図的に抑えられた。ディードリッヒは笑いものとなり、誰も真実に関心を持っていないことが分析員に恐怖を感じさせた。
第9章 巨狼の咆哮
プロセス1
τは突然行方不明になり、新任の監視員である姫辰星がτはただの休暇だと分析員に伝えた。そして第7ゲートを封鎖し続ける条件として、会社が「サガ」を譲渡することに軍とユグドラシル社が同意した。
ファイル1
ユグドラシルの拘置所の外で、解放されたサルトルは詭弁でエンヤの信念を揺さぶろうとしている。
プロセス2~8
エステルと葉はコヨーテの未来について再び口論となり、もう葉のことを信用できないと考えたエステルは一部のコヨーテを率いて第7ゲートを突破すると決めた。
コヨーテが第7ゲートを砲撃した情報が入り、ヘイムダル部隊は姫辰星に率いられて現場に急行した。理事会はコヨーテの暴挙にパニックになったが、コヨーテは磁気レールガンのチャージ問題で途方に暮れていた……
コヨーテはレールガンをチャージできる変電所を奪うため、ヘイムダル部隊と戦うことになった。そして戦場でエッダを目撃した分析員は体の制御を失った。危機に迫られた分析員を救うため、リフは再びオーディンの力を使った。
葉はエステルを止めようとしたが、その覚悟の前に無為に終わった。レールガンが使えなくなったと分かった彼女は爆薬を抱え、一人でウォールに向かって飛んでいった。
エッダが(分析員)の体を修復し、彼の「操作モード」での記憶を消去した。昏睡状態から目を覚ました分析員の前にフリティアが現れ、彼に何かあったと思ったリフが完全に暴走したことを伝え、急いで彼女を止めてほしいと願った。
ヘイムダル部隊はエステルを阻止することに成功し、分析員も神格浸食に陥ったリフを目覚めさせた。重傷を負ったエステルは次の復讐を考えながら、スカイタワーの間に姿を消した……
辰星は理事会にウォールの被害状況を報告し、それを評価した理事会も辰星をヘイムダル部隊に残すことに決めた。一方、エッダも「ウォール」を回避する方法を見つけた。
第10章 英霊の在処
プロセス1~8
不思議なことが次々と起きた──τの寿命延長装置に異常が発生し、ユグドラシル社の株価が暴落、ユグドラシルから異常なエネルギー波動が検出された。これは全部エッダによる影響なのだろうか?
行動前夜、分析員は再び「操作モード」に陥った。エッダから自分の共感神経が切除されていないことを知ったが、「エッダ」はそれによってセキュリティプロトコルを回避し、ヤドリギ宇宙ステーションの外で「人間」として再生する。この重要な記憶は分析員が「操作モード」から解放されることにより消去される。
降臨団が地下道を爆破し、エリアゼロの中心部に進んでいることにヘイムダル部隊は気づいた。「エッダ」という神の呼びかけに応じて、ユグドラシルへの巡礼の旅をしなければならないと連中は主張した。
深海エリアに入ったヘイムダル部隊が目にしたのは、デンドロンの結晶に触れた降臨団の人が変異者になったり消え去ったりする瞬間だった。結晶に触れて意識を瞬間的にヴァルハラに送りエリアゼロに接続すると分析員は決意した……
ヘイムダル部隊に敗れたヒーラは姿を消し、「ヴァルハラ」と接続していた分析員はヒーラの逃走方向を感知し、追撃を続けることにした。また、分析員はユミルがユグドラシルで自分を待っているのを「見た」……
ヘイムダル部隊の追撃を受けたヒーラが消え、ユミルが突然現れた。分析員はみんなを率いて撤退しようとしたが、理事会は辰星を通じてユミルに接触せよと命令したため、ヘイムダル部隊は引き続き進むしかなかった。
タイタン汚染の影響で、ヘイムダル部隊のメンバーは皆ある程度の神格浸食を受け、意識を保っているのはリフとアカシア、そして分析員だけだった。分析員はほかのメンバーを治療しようとしたとき、突然現れたユミルに再びヴァルハラに引きずり込まれた。彼の前に現れたのは──
エッダはτの娘のイメージを選んだことを説明し、分析員に2つの選択肢を与えたが、どちらも選ばなかった彼はエッダに逆に影響を与え、ヴァルハラから無事脱出した。そして、現実世界にいるみんなが見たのは、ユミルの体から生まれた一人の少女だった……
ファイル1
分析員は再び手術を受け、今回は共感神経の摘出に成功しただけでなく、神格神経もともに消え去った。τによると、理事会はエッダが残したアニムスを研究し、ヘイムダル部隊がユミルを倒したと公表しようとしているそうだ……
第11章 夢幻迷途
プロセス1~5
分析員はτからアニムスとアバターシステムに関しての重要情報を聞き、理事会の真の目的を知った。彼らは外部の力と協力し合い理事会を牽制することを決めた。一方、晴は新しい戦術装備、「蔵峰」のテストを行っている。
分析員はチームを率いて黄色いスモッグに覆われる深海エリアに踏み込んだ。ここはとても不気味で、もう1種の放射線も存在する。晴は彼女の父親のドッグタグを見つけ、分析員に父親の死因に対しての疑問を打ち明けた。ここにある様々な奇妙な現象に皆が驚いている最中、とある謎の女性の「幽霊」が分析員の目の前に現れた……
皆の命を救うため分析員はプロトタイプ抑制剤を注射するように指令を下したが、一人が犠牲になった。どんよりとした空気が広がる中、τが辰星を連れてキャンプに現れた。皆は、「幽霊」の正体を知ることになった。彼らは、かつて安全部と業務提携があったセキュリティのスペシャリスト、ウィル・アンダーソン、カーシアと他の隊員である。
皆が集めた情報をもとに、晴は第5研究所の大まかな方位を算出した。黄色いスモッグはそこで発生した爆発に関係している可能性がある。スモッグの中、晴は父の成瀬政と再会を果たしたが、父の意識は過去のとある時間に留まっていたようだ。彼は真相を記録したチップを分析員に渡したが、その中身を確認しようとするとチップが消えてしまった……
葉はコヨーテをロシフに託し、一人でヴァルハラに入った。一方その頃、謎のマークが分析員たちを第5研究所に導く。ウィルがもう一度姿を現し、歴史は繰り返すと分析員に警告した。皆はウィルから第5研究所の真実と晴の父親の真の死因を知ることになった。
ファイル1
時間は第一回共振の発生直前に遡る。ハルマ小隊は共振の阻止はもう不可能だと悟り、全ての願いも虚しく、自衛しようにも手遅れだった……
プロセス6
理事会が向かわせた清掃部隊から逃れるため、分析員は隊員を連れて倉庫に入った。ウィルは再び現れ、分析員は自分に似ていると述べ、分析員に力を貸そうと申し出た。追い詰められた分析員は、ウィルの言ったマークの場所へ向かうことを決めた……
ファイル2
共振が発生した後、ウィルは彼らが粒子レベルまで分解され、絡み合い、記憶がめちゃくちゃになったと感じた。娘、隊員……彼の全ての友人や親族が復讐して欲しいと彼に詰め寄る。
プロセス7~10
ドクターケントの実験日誌から分析員は真実を知った。理事会は永遠の命を求めるため第5研究所のプロジェクトを立ち上げ、間接的にタイタンを作り出した。分析員との交渉が決裂した後、彼らは分析員たちを第5研究所もろとも葬ることを決めた。そこにウィルが現れ、新たな共振を起こし復讐を果たそうとする。絶体絶命の危機を前に、分析員は正しい選択を選べるのか──
ハルマ小隊は埋められた核爆弾を起爆することで解樹を起動しようとしていた。τは彼より先に核爆弾を取り除くよう辰星に命じ、ユグドラシル社を手に入れるため軍のエイドリアン将軍と協力関係を結んだ。同時に、分析員は狂気に呑まれたウィルを阻止しなければならない。
分析員と晴はウィルの阻止に成功し、共振は停止した。今回の作戦で、ヘイムダルは甚大な被害を被ったにもかかわらず、τは証拠を手に入れて理事会を失脚させることにしか興味がなかった。この状況に対し、分析員は怒りを覚えた。一方、共振が阻止されたおかげでたくさんの人が救われたが、成瀬政の死という事実に晴は悲しみに打ちひしがれたのであった。事件が終わり、カーシアは奇跡的な生還を果たした……
ユグドラシル社は、理事会の上位5人が間接的にタイタンを作り、降臨事件を引き起こした元凶だとマスコミに垂れ込んだ。τはそれを知らず、ヘイムダル部隊は人類の英雄になった。エッダのアニムスは消え、同時に世界各地に「デンドロン」が芽生えた。これは、今後ヘイムダル部隊の行動範囲はもはやエリアゼロに留まらないことを意味する。
スペシャル編 白き闇の彼方
プロセス1~8
イエロシャ辺境にて、任務中だった辰星とテスは何者かによる襲撃を受け、ジャミングによって通信も途絶えてしまう。簡単に思えた今回の護衛任務だが、どうやら一筋縄ではいかないようだ。これ以前にも、任された「ブレーク作戦」と呼ばれる粛清任務の中、分析員は負傷、リフもいまだ昏睡状態が続いていた。残りの隊員たちも監禁される中、分析員はτから護衛任務を言い渡され釈放される。行き先はイェロシャ。果たして、τの真意はどこにあるのだろうか……
出発前、テスは分析員にミッション内容の説明をしてくれた。けれどその子供のラクガキのような地図や、誇張された演出に分析員も思わず失笑を浮かべてしまう。ところが、そんなやり取りを盗み聞きしている者がいた。一方イェロシャ奥地に向かう列車では、分析員と晴が痴話喧嘩を装い、とある中佐からの監視の目を誤魔化すことに成功する。分析員は晴に中佐の尾行を命じ、必要であれば「永遠に黙らせる」ことも躊躇うなと命じた。
τはとある女性との秘密会談で、ヘイムダルが護衛しているターゲットこそがその女性への贈り物だと明かす。どうやらその女性は、イェロシャのレジスタンスと関係があるようだ。そのころ氷原では、辰星とテスがターゲットを積んだ装甲車を製鉄所へと走らせていた。「ブレーク作戦」において分析員が負傷した件についても、お互い怪しんでいるようだ。
列車で、シーリスに盗み聞きしていた件について指摘した分析員。シーリスは自身のボイスレコーダーを何者かによって操作されていたことを明かすと同時に、テスがその犯人と協力関係にあると疑い、彼女をずっと監視していたことを告白する。しかも彼女の記憶の改ざんを目論んだのは、τが新たに立ち上げた「内部監査」と呼ばれる部門だというのだ。その後、晴から敵の正体について突き止め、中佐を排除したとの通信が入る。しかし、彼女が排除したはずの中佐は今まさに分析員の目の前にいて──
コヨーテが止めた装甲車に積まれていた少女は、自身がイェロシャの政局に大きな影響力を持つことになるであろう、イチェル・グスタフという人物だと明かした。かつて彼女の祖父である、イェロシャ第一公民・グスタフの配下だったロシフは、その名前に心を揺さぶられ、彼女を製鉄所に護送することにした。その後、テスは精神的に追い詰められたコヨーテのひとりが、自殺を試みる場面に遭遇する。見かねたテスは、密かに彼の自殺を阻止してやるのだった。
ミルウッドは私利私欲のために、列車に積み込まれていた本物の護衛目標を利用して、分析員から神格侵蝕を緩和させる方法について聞き出そうとした。しかし、あらかじめ対策を講じていた分析員は、シーリスの協力の下、軍に巣食う不心得者を処分することに成功する。
製鉄所内部にて、ロシフはテスとの情報交換に応じた。全ての情報を組み合わせることで、事件の裏に潜むある人物たちの姿が浮かび上がる。元イェロシャ連邦少佐*3セルゲイ・ドブルイニン、またの名は、ω(オメガ)だ。ロシフがテスからの情報を受け取ったことで、内部監査がテスにロシフの殺害を命じるが、テスはこれを拒否。対抗措置として、内部監査はテスを殺し、同時にヘイムダルにテスの死を伝えることで、ロシフに罪を着せようとする。
護衛任務に就いていたふたつの小隊が合流し、仮死トリックを成功させ、コヨーテの身分を装っていたテスも分析員との再会を果たした。彼女はとうとう、自身のショーを分析員に披露することができたのだ。
ファイル1
苦境に陥っていたコヨーテとスカベンジャーは、軍の手によってイェロシャ後方にある街にて収容されることになった。重傷を負っていたロシフも同様に収容されたが、対外的には「戦死」と発表された。
第12章 前編 繚乱円舞曲
プロセス1~4
北風宇宙センターに到着した分析員とその仲間たちだったが、イチェルの状況を確認している際に、分析員の前に奇妙な幻覚が現れる……その後一行がオルロヴァ公爵の公邸に着くと、そこでは豪奢な仮面舞踏会が開催されていて、分析員は参加者の中に見慣れた女性がいることに気付く。応接間に向かうと、女公爵は公邸にスパイが潜り込んでいると告げた。イチェルを守るためにも、分析員はまず目の前の危機を処理すべく動かざるを得なくなった。
女公爵は自分がイチェルを必要としている理由を分析員に明かした。ωとフワルナが手を取り合い、スーズダリロケット基地を占拠、そこで成長を続ける「デンドロン」が第91封鎖エリアを脅かしていたのだ。このため、彼女はイチェルの立場を借りて、イエロシャの力をひとつにまとめ、敵に対抗しようと考えていた。一方その頃、イチェルはωに被験体にされていた頃の夢を見ていた。同時に、死んだはずのカーシア・クラインが公邸に姿を現し、分析員の行く手を阻むことに。
カーシアが引き起こした騒ぎで、公邸内の賓客たちはパニックに陥った。ポーリーンと呼ばれる女性客は分析員に対し、ωが開発した薬はティーン症候群の治療にならないばかりか、人を「化け物」にしてしまう効能があると告げる。その後、彼女はフワルナの「記者」によって撃たれ、分析員の前で人とタイタンが融合した生物へと変貌してしまう。その光景を見た分析員は、ブレーク作戦中に出会った、あの暗殺者のことを思い出した……
分析員は女公爵に対し、彼女が公邸の舞踏会にわざと敵対している人間を呼び寄せ、その場で粛清を計画しており、イチェル強奪のために現れたカーシアの存在は、彼女にとっても予想外だったと指摘する。その後、地下要塞に向かった一行は、フワルナの武器で撃たれた抵抗軍の兵士にタイタン汚染の兆候が現れていることを知る。武器には「木」に関するωの研究成果が応用されていたのだ。ωを止めるべく、分析員は女公爵と一時的な協力関係を結ぶことにした。
ファイル1
ユグドラシルではτが難しい局面に立たされていた。カロリンから北風宇宙センターに潜入していたレーヴァテインの隊員との連絡が、全て途絶えたと告げられた直後、分析員からの連絡が入る。分析員は無線を通じ、必ずミッションをやり遂げてみせると断言すると共に、もうヘイムダル部隊を道具扱いしないでくれ、とτに語り掛けた。
プロセス5~8
抵抗軍が要塞のメインエリアでスパイを捕らえた。分析員はそのスパイと一対一で話すべく、口実を付けて女公爵を追い払おうとする。不意に倒れ込んだ女公爵を受け止めようとした時、分析員は再び幻覚を目にした……女性スパイの正体はレーヴァテインの隊員だった。彼女は、ωはタイタン技術でフワルナをコントロールしているのだと分成員に告げる。分析員が繰り返される幻覚症状に訝しんでいると、重傷を負ったカーシアと再会することに。
カーシアからイチェルの行方を聞き出そうとする分析員だったが、カーシアに触れた瞬間に再び幻覚が現れた。かつて情報体幽霊だったこともあり、情報体状態のタイタン物質を見ることができるカーシアから、分析員は自分がタイタン物質と融合した情報を読み取れるようになっていることを知る。カーシアは分析員に、「裏町」で答えを探すよう促すと同時に、イチェルを強奪した理由も話し始めた。
「裏町」で得た情報を元に、分析員は答えを導き出した。自身の異常はブレーク行動中に受けた弾丸によって引き起こされたものであり、分析員の体はちょうど「タイタン物質と共生」している状態だったのだ。一方ユグドラシルでは、リフの治療日誌を読んだτもまた同じ結論に辿り着いていた。要塞に戻った分析員達は、フワルナによる襲撃が始まったことを知るが──
ニアルの爆発によって要塞は崩壊したものの、その爆発は偶然にも分析員と仲間たちにスーズダリロケット基地への道を作り出した。一方その頃、ωはイチェルの体に「本当の進化」を見出し、自身が渇望していた「永遠の権力」は実現可能なのだと確信する。基地内のタイタン汚染はひどく、隊員たちの体調に影響が出ていることを指摘するカーシア。しかし分析員は平然としていた。一体分析員の身に何が……
ファイル2
軍とユグドラシルの会議では、北風宇宙センターの現状について、激しい議論が交わされていた。そんな折、危篤状態から目覚めたばかりのリフが会議の場に現れ、「木」は今やイエロシャ全体を吞み込まんとしており、この危機を乗り越えられるのは分析員をおいて他にいないと断言してみせた。
バージョン履歴
1.3
- 難易度の呼称が「ノーマル」→「普通」、「ハード」→「困難」に変更