Brindisi

ブリンディジ級巡洋艦　ブリンディジ

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

先行プロジェクトの発展型であり、4基目の主砲塔が増設されたことにより主砲火力が強化されている。203mm砲のとれる仰角が広いため、敵航空機への攻撃が可能だった。

解説

前級に比べて主砲塔が増設された。主砲は大仰角が取れる両用砲なので対空攻撃が可能な設計。これで格上戦場でも…と思いきや何故か大口径対空砲のダメージは全く変わって居ない。
一言でいえば主砲1基と対空増加いう餌(なお対空は小口径のみ、主砲は装填時間増加という訳アリ品)に釣られてTier9に迷い込んだアマルフィである。

・主砲
アマルフィのものと同じ主砲を3門多い12門搭載。砲弾の性能は前級から一切変わっていないが、相変わらず軽装甲の相手にはSAPが良く刺さる。精密照準も使えるので駆逐艦のような小さな的にもしっかり当てていきたい。また、ソ連ほどではないが射程も長い。一方、主砲旋回は日巡などと同じ7.5度/秒と遅く、203mmにも関わらず装填時間が13.5秒と大型巡洋艦並みに長い。これは前級から全く同じモデルの砲にもかかわらずなぜか装填時間が2.5秒伸び、艦立て状態ではアマルフィよりDPMで劣る(Tier9なのになんでTier8に平然と負けとるんや)。できるだけ12門で斉射しないとアマルフィより悲惨なことになる。
射程は12km台に突入したものの、射程が延長されたことで最大射程における散布がアマルフィよりも悪化している。
そして砲弾重量が増加し、砲弾の負の加速度が大きいため弾道がアマルフィよりもっさりとしている。この2点から射程ぎりぎりから駆逐へ12発命中はほぼ見込めない。めげずに撃つしかない。なぜなら重巡以上にはAPの悲惨なDPMも相まって有効打にならないからだ。(理由が悲惨だな...)
さらにAP弾の同格重巡でのDPMは最低の伊吹に続くワースト2位とかなりひどい。(伊吹はHEで発火が見込めるがツリー伊巡の例にもれず、この艦もHEは搭載されていない...)

・魚雷
前級からまるで成長していない。片舷4発を投射でき、全く同じ性能である。魚雷射程前後くらいで戦うのがよい。大型艦にはこれでなんとか虚勢を張らねばならない。

・対空
素の対空値は前級から比べて大きく変化した。ところがその内情は大口径対空砲のダメージが一切伸びず…小口径対空砲のダメージだけが増加したに過ぎない。まるで何処ぞの海軍の場当たり的な対空事情を思わせるおざなりな対処である。一応小口径対空砲の射程は2.4kmと若干長めであること、艦艇スキル「対空警戒Ⅰ」を使用して何とかしのぎたい。しかしこれらをフル活用してなお、全く用をなすに足りえないのが実情である。マッチングによっては対空艦や戦艦と一緒に行動するのをお勧めする。
9艦の宿命だが8空母程度ならなんとかならなくもないが...10空母はどうにもならない。なおこの艦は9空母へ対する抵抗も十分にきつい。

・装甲
装甲9%、防郭防御10%は他国の標準的な巡洋艦と横並びである(一部に装甲12%や10.5%が存在する)。火災浸水耐性12.5%は米露を除けば平均的、対水雷防御12%は数値の上では優れている(他国トップクラスは13.5%のため)が、実際に被雷したら体力が持たないので気休め程度である。ちなみにどうやったかは知らないが、アマルフィと全く同じ装甲なのにHPが2000ほど上がっている。(追加した主砲の砲塔とそのバーベット分かな?)
Tier10戦艦の主砲斉射などは間違ってももらわないように...それ以降前線にでれなくなる。(スーモのように1度の判断ミスで港送りになりにくいだけでもよしとしてやろう)勿論防郭の危機を献上すれば沈む。戦艦砲は食らわない。当たり前のことだが当たり前のことをこの船で当たり前にやることは難しい。ちなみに重巡なのにHPが軽巡のシアトル並みである。また速力はシアトルより速い。(ブリンディジって軽巡だったっけ?)

・機動性
最高速度は35.85ノットで同格内でもトップクラスである。しかし、例によって加速力はやや鈍く20秒台のため加減速を使うのはやや苦手。舵の効きは6.9度/秒とソ連程ではないがかなりの直線番長仕様。船体の長さゆえに転舵所要時間も11秒を超えるので扱いには注意を要する。中堅空母でも簡単に魚雷全弾命中させられる鈍さである。

・隠蔽性
素の被発見距離は9.54kmと標準的である。

・生存性
HPは34000台と他国同格内では底辺グループであって体力に優れる艦ではない。防御面に関しても同等で、被弾・被雷した際の撃たれ強さという意味での生存性はハッキリ言って低いと言わざるを得ないだろう。しかし同格トップクラスの速力を活かして「狙われにくく、狙われても当てにくい位置取り、当たっても戦艦砲がバラける距離で」の戦いを心がければ何とかなるだろう。ただし前級同様戦艦と正面戦闘しようとしたり、空母に狙われると非常に弱いのでそのつもりで居よう。耐性については前級から大きく変わるところは無い。

・消耗品
体力、装填、速力が良い。隠蔽や対空はオススメしない。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルは「排気煙幕Ⅱ」「精密照準装置Ⅰ」をそれぞれ3回、「対空警戒Ⅰ」を2回使用可能。
艦長スキルは前級の取得方針をそのまま継続で良いだろう。本ツリーはTier10で新たなスキルを取得するという訳ではなく、構成はこの後も変わらないためである。

・装備
兵装：精度　SAP弾を使用する関係上「主砲改良Ⅲ」を推奨。
防御：加速 or 転舵
適正：転舵

・エリート特性
・新型砲塔　主砲旋回速度+20%
・エリート魚雷オペレーター　魚雷装填時間-3%、魚雷管旋回速度+7%
・功績　EXPアップ+10%
基本は「新型砲塔」を推奨。

・総論
　前級の方向性をそのままに、さらなる砲火力の向上を狙った正統進化版が本艦である。しかし兵装が増したことでさらに船体は大きくなり最高速度や加速が若干低下している。舵についてはさらに重くなっており、ついに6度/秒台に突入。ソ連巡洋艦ほどではないがかなりの直線番長仕様なので前級以上に先を見越した舵取りが必要。敵に先んじて陣形の側面を取るか、引き撃ちに移行できれば非常に強いが…その形に持ち込めないと強みを発揮するのは難しい。とはいえ回頭やら退避は艦艇スキルは「排気煙幕Ⅱ」があるので心強い。が排気煙幕の展開時間が減少してしまったのでより適切なタイミングでの回頭技術が求められる。
　Tier9艦艇は過渡期の艦に相当するため性能面で差を付けられ易い格上戦闘で苦戦しがちである。しかし本艦はある意味割り切った考え方に徹し、尖った方向にのみパラメーターを割り振っているのでやるべきことに変わりはないのが救いでもある。ただし、序盤で突っ込んで敵駆逐や軽巡洋艦を血祭りにあげる前に沈んでしまっては前級の劣化版でしかない。丁寧かつ慎重に、そして機に乗ったら大胆かつ果断に行動しよう。

言ってしまえばこの船は203mmという大型巡洋艦にしては小さい口径だがその分船体を細くしてもらった大型巡洋艦と考えて乗るとよい。前線を張っていく巡洋艦ではなく、戦艦(芋戦艦のことじゃないよ)と並走し駆逐を追い払いつつ、APでダメを稼ぐというなんともいえない立ち回りや、(巡洋艦として仕事を果たした上で)とりあえず脳死でSAPを軽装甲艦に投げ続け時折魚雷ガチャを投げて運よく当たらないか願いつつ戦う...そんな艦であるがそれが9,10伊巡の宿命と考えておこう。無論ほおっておけば10駆逐でも簡単に食いつぶせ恐ろしい対駆逐性能を備える一方、(戦艦目線で)弾が当てやすく耐久もそこまでないのでヘイトがめっぽう高い。ヘイト管理、エイム、狙う敵艦の選択が適切ならTier9巡洋艦として申し分ない働きをしてくれるだろう。(環境的に厳しいのは9艦の宿命なので仕方がない)

戦闘名誉章

史実

小ネタ

編集用コメント

コメント欄

過去ログ