Cassard

T47(シュルクーフ)級駆逐艦　カサール

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

・艦艇の特技
可変魚雷
魚雷のダメージが近距離で最大化。距離が延びるほど、ダメージは低下します。

ゲーム内説明

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解説

・主砲
127mm砲(コルベール、マルソーと同一砲)を3基6門、前方1基後方2基に搭載しており、日本駆逐艦同様引き撃ちを行いやすい。雷駆にしては装填時間、ダメージ共に良好でありマルソーより1基分少ない搭載数でありながらDPMは5万以上とそれなりに高い。さらにこのレートにして発火率が5%と高く放火もこなせる。これだけ聞くとかなりの高性能砲に聞こえるが…
ところが、マルソーやコルベールと違い主砲旋回速度が「17度/秒」と絶望的に遅い。引き撃ちに適していると言っても、前方の砲が中々指向してくれないために転舵しながらの引き撃ちが難しい。そもそもバランス型から雷駆よりの駆逐艦であるために主砲の調整は致し方ないが、悲しいところである。2番砲塔は全周砲塔なので扱いやすい。またコルベール砲ということで弾道、弾速は悪い。

・魚雷
本艦のメインウェポン。
4.8kmまで5324というぶっ飛んだダメージを与えることができる一方、最大射程付近では2400とHalland程度の威力まで落ちるという面白い性能をした魚雷を搭載している。雷速も素の状態で68ktと島風に迫る。4.8km以降ダメージが減衰していく(筆者の簡単な計測では1次関数に近そう)が、中間の7.2km地点で大体4000の威力であり、実用的なダメージを持っている。また、魚雷の威力こそ減退するものの、浸水率は26%とやや高いまま相手に到達するため、最大射程付近で胡坐をかいている戦艦に低威力ながらも浸水ダメージをプレゼントすることができるいやらしさをもつ。
近距離ほど威力が高いと聞くと近接雷撃をしたくなるかもしれないが、片舷6門しか使えずαダメージは低い。おまけに足も遅い。おすすめしない。
魚雷の装填は52秒となかなか早く、両舷合わせてコンスタントに魚雷を流し続けられる。
両舷に2門ずつ積んでいるのでいちいち船体を左右に振らなければ全門を使えないのは弱点だが、中途半端に1門だけ両舷に発射できた前級が使いにくかったことを考えると十分便利である。
総じて性能が高くまとまっていると言える。

・対空
なくはない程度。期待しない方がいい。

・装甲
HPや装甲防御が気持ち高いので中の上。

・機動性
とにかく足が遅い。34ktはTrompに次いで下から2位。高速巡洋艦などに追われるととても逃げきれない。
加速は元から優秀な上スキルで強化できる。が、すぐに天井がくる。
転舵も舵の効き(転舵所要時間)は良いが、最大転舵速度は低いので結局はあまり曲がらない。
艦艇スキル「緊急エンジンブースト」については後述する。

・隠蔽性
Gearing、Daring、B島風と同じ6.36km組であり、優秀。ただ、0.1kmなど誤差であり、あまり過信しないように。

・生存性
足が遅く、煙幕はないが、エンジンブーストがある。

・消耗品

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルの「緊急エンジンブースト」を5回使用可能。最高速、加速力を瞬間的に大きく向上させる。敵弾や魚雷の回避、離脱などまさに緊急時に利用できる(素の最高速の遅さもあってちょっと避けられる程度であり、そんなに役立つものではないのは注意)。回数が多く、クールタイムも短いので危ないと思ったら積極的に使用していこう。効果時間の関係で陣地転換にはあまり役立たない。

・装備
　・兵装　遅い砲旋回補うために主砲改良Iを勧める
　・防御　加速度or旋回
　・適正　隠蔽

・エリート特性
　・　エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
　・　新型機関　最高速度+5%、加速度+10%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
特段際立って優秀な点は少ないが、砲、魚雷ともに性能は高めにまとまり、緊急エンジンブーストと隠蔽性の高さで自衛も多少は可能。砲配置や機動力の関係で逃げる敵駆逐艦を追うのは苦手である。あくまで雷駆であり、引き撃ちの方が得意であることには注意。スキルがエンジンブーストしかないので他国艦の煙幕やソナーには対抗できない。

戦闘名誉章

史実

シュルクーフ級駆逐艦は、フランス海軍が戦後初めて建造した駆逐艦である。
第二次世界大戦時、フランス海軍は祖国が陸戦により即死したためほぼすべての海軍戦力がそのまま残されていたが、自由フランスとヴィシー・フランスに戦力含めて分裂した他、その後の戦闘やヴィシー・フランス海軍によるトゥーロン港自沈により、海軍戦力がほぼ壊滅していた。
戦後、壊滅した海軍戦力を再建すべく建造された、最初の艦級がこのシュルクーフ級駆逐艦となる。
空母や大型艦艇と随伴して艦隊行動を行うというコンセプトや、兵装配置がル・アルディ型と類似しており、戦後版ル・アルディ級と言えなくもない駆逐艦である。

3番艦となるカサールは、1955年4月14日に就役している。
なおカサールは就役前に同型艦のシュルクーフやシュヴァリエ・ポールと共に、艦隊指揮の設備を搭載するため、前部57mm連装対空砲や前側の魚雷発射管2基が撤去されている。つまりwowsに登場する姿で就役した事は一度もなかったりするのだ。
その後はトゥーロン港を母港とし、第二次中東戦争にも参加。1962年5月7日に第3高速護衛艦隊(3rd FER)の旗艦となる。1969年11月にはColbertをミサイル巡洋艦に改装するため、しばらくコルベールの代わりに地中海艦隊旗艦を務めている。1974年10月に武装解除され、退役。1976年までは予備艦「Q555」として残っていたが、後にブレスト港にあるロング島付近で軍艦防波堤として利用され、その後スペインにて解体されている。

ちなみに映画ダンケルクでは、同型艦のマイレ=ブレゼが出演し、実際に撮影が行われている。
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小ネタ

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