Izmail

ボロジノ級巡洋戦艦2番艦　イズメイル

性能諸元

基本性能

アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

・艦艇の特技
応急工作班+1回

ゲーム内説明

起工当時、世界で最も強力な軍艦であると言われた巡洋戦艦。レイアウトと装甲が戦艦ガングートに非常に似ていたが、サイズ、速度、および356mmの主砲が異なっていた。

解説

・主砲
同格他国戦艦である「扶桑」や「ニューメキシコ」と同口径の356mm砲を3連装砲塔に収め4基12門搭載しており、他国戦艦と同等の火力を投射出来る。砲配置はティア4の「ガングート」に似ているが第3砲塔の向きのみ真逆となっている。とはいえこの砲配置は射角が非常に優秀で、艦の角度を緩めることなく全門斉射が可能。砲弾の性能も優秀でAP弾は口径の割に高威力、かつ前級よりも体感的に貫通力が増しているので側面を曝した敵艦に対してはバイタル貫通を狙っていきたい*1。HE弾のダメージもそこそこ、かつ発火率も12%と優秀なので格上の固めの艦に対しては火災によるスリップダメージを狙っていく作戦も有効。他に特徴的な点としてはこの砲は「遠距離では砲精度が悪く、ある程度近づくと急に精度が上がる」という特徴がある。とはいえ艦艇スキルの「精密照準Ⅱ」を使用すれば効果時間中限定とはいえかなり弾が纏まって飛んでいくので、ここぞという時に使用しよう。

・副砲
130mm砲を連装砲塔に収めて片舷に2基4門、そして残りは舷側配置の単装砲として5基5門、片舷指向可能数は10門である。砲配置が非常に良い具合に纏まっているので死角が少なく、ティア帯を考えると非常に優秀。単発火力も高目で集弾性も悪くないので近接防御用の兵装としては十分役に立ってくれる。ただし射程は短めなのであくまで非常時の護身用として考えよう。

・対空
対空に関しては大口径と小口径のダメージ比率が1:1ではあるが数値だけを見れば同格戦艦内でも高い部類に入る。とはいえ空襲を防げるのはせいぜい格下空母の空襲くらいであり、格上である実質ティア8のサイパンと加賀に狙われたらおしまい。なので常に味方艦と離れずに、空母に狙われた時には味方艦の対空を借りてなんとか耐えぬこう。ティア6戦艦全体にも言えるが低ティア帯に属する戦艦の対空は事前に敵艦載機を落とすものではなくあくまでも空襲を受けた後のカウンターとしての機能と認識するべし。

・装甲
一言で表すと「巡洋戦艦(BC)」の筈なのに並みの「戦艦(BB)」より堅固である。まず船体各部を見ていくと、舷側装甲は300mmとトップクラスでこそないものの平均以上。甲板装甲は80mmとこれまたトップクラスでは無いもののそれに準ずるレベル。艦首・艦尾に至っては他国艦は集中防御方式採用のため25mm程度が普通だが、本艦は何と60mmと全体防御艦並みの厚さ。しかも主砲射角の良さ故にこれらの装甲を防御姿勢を崩さずに扱える。装甲値13.5%こそ平均レベルだが、実際には数値以上に耐える事が可能だろう。しかしこの装甲を持ってしても敵に側面を取られてしまった場合は船体の長さゆえに弱点面積が広いのでバイタルを抜かれ易い。本艦は堅固ではあっても位置取りによって防御力が大きく変わってしまうので注意して欲しい。防郭防御12.5%、対水雷防御13.5%も平均的だが、火災浸水耐性15%は同格最高レベルの数値を誇っている。

・機動性
速力は27.2ノットとかなり速く、移動に関してはストレス無く快適に航行出来る。ただし船体が大きいので致し方ないが、船の動きは全体的にとてもモッサリとした感じであり、特に加減速の切り替え時間が長いことこの上ないので、装備の2・3スロット目に加速度と転舵を付けて少しでも改善を図りたい。

・隠蔽性
イギリス戦艦以外では良い。が、微々たるものだしそもそも戦艦は隠蔽を武器にする艦種ではない。

・生存性
孤立せずに、戦艦に求められる役割を忠実にこなし同格戦艦内でも豊満な体力や平均的な装甲値を活かせればかなりタフな戦艦と言えるだろう。あと地味に火災浸水耐性が15%と優遇されているのでHE弾や爆撃に対しては扶桑あたりよりかは耐えてくれる...かも。ただ、水雷防御値はあまり高くなく航空魚雷や水上艦の魚雷には弱いので駆逐艦や空母には要注意。

・消耗品
軍需物資は装填時間短縮・体力アップ・機動性アップor対空アップの3点セットを推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルに関しては「精密照準装置Ⅱ」を3回使用可能。またこれ以降のソ連ツリー戦艦は他国より1つ多い4つの「応急工作班」を使用できる。
艦長スキルに関しては「応急工作班」を1回多く使用できるという特性を最大限生かしたい場合、艦長スキルのレベル3で「厳戒態勢」を取得し、クールタイムの短縮を図るのも手である*2。しかし同レベルには火力の高い本艦と相性の良い「火砲修理専門家」もあって非常に悩ましい。同様の生存性を上げるか火力を取るかはレベル5の「サバイバリスト」と「超火力」の選択でも発生するので、艦長を育成する場合は事前に良く構成を考えた上で計画的に選択したい。

・装備
　・兵装　主砲改良Ⅰ
　・防御　加速度or転舵
　・適正　転舵or水雷防御

・エリート特性
　・戦艦近代化改修　HP+3%、小口径対空兵装ダメージ+5%、対水雷防御+5%
　・エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
主砲の門数の多さとタフネスさを売りにしている戦艦で、脆い巡洋艦や格下戦艦に対しての投射火力は絶大の一言で【攻】に関しては同格内でもかなり優秀な部類。また【守】に関しても平均的な装甲値・15%とやや高めの火災浸水耐性・同格戦艦と比べてもかなり豊満な体力量・同格戦艦内では高めの対空、と優秀であり魚雷と空襲以外にはとても頑丈な仕上がりとなっている。【走】に関しては単純な速力自体は速いのだが、加減速の切り替えや舵の効きが遅いので機動性はあまり良くは無いと言えるだろう。
総合的な性能に於いては平均以上にまとまっており、ティア6戦艦の中でも上位に入るレベルの強さを誇っている。 簡単に表すなら扶桑の火力ととバイエルンの硬さを兼ね備えるオールラウンダーと言える
※イズメイルの秘めたる力を存分に振るい、祖国に仇なす敵を粛清の炎で消し飛ばしてやろう！
Урааааааааааааа！

戦闘名誉章

史実

小ネタ

名前の由来となったのは、エーゲ海に面したトルコ西部の都市「イズミル」。紀元前11世紀頃にギリシャ人により建設され、その後はペルシャ、ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国、ギリシャ、トルコ共和国と多数の国を渡り歩いた。美しい街並みから、古来より「エーゲ海の真珠」と讃えられてきた。現在ではイスタンブールに次いでトルコ第2の港湾都市である。(Wikipediaを要訳)

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