Monarch

モナーク級戦艦　モナーク(KGV級戦艦計画案15C)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

キング・ジョージ 5 世級戦艦の暫定版の一つで、主砲は381mm。比較的高速であり、厚い水平装甲や両用砲を持つなど、次世代戦艦の特徴を備えていた。

解説

前級KGVの船体に381mm砲を搭載した戦艦。主砲以外の見た目はよく似ているが火力の低さや主砲射角が改善されており、KGVから乗り換えた艦長は感動するだろう。

・主砲
同格平均クラスの381mm砲を9門搭載している。射程はあまり長くはない(ツリー艦内では下から3番目である)が、普通に撃ち合う分にはそこまで困らない。砲精度は同格戦艦内では優秀で、ツリー艦内では最大散布界の狭さがトップクラスである。AP弾は貫通性能こそ高くはないものの、腹を晒した巡洋艦や戦艦相手には十分にバイタル貫通が出来る。HE弾は前級よりも飛躍的に性能が向上しており、16%の発火率を誇るHE弾をまともに受ければ戦艦や巡洋艦はキャンプファイヤーのように燃やされ、駆逐艦は1斉射で7割～8割を持っていかれることも。今まではAP弾とHE弾の切り替えを上手く行わなければダメージが伸びにくかったが、モナークからはHEオンリーでも十分にダメージを出せるようになる。ただ、空母と巡洋艦に対してはAP弾の方がいいかもしれない。

編集者2:
結論から言うと、全てAPで戦っても問題ないほどのスペックを持っている。(というか筆者はAPメイン運用である)
以下説明
先の編集者が記述している通り、本艦のHEは強力である。しかしこの火災がどこまでいっても運ゲーであり、ダメージも戦場に与える影響も安定しない。(1火災をフルで受けた場合、フルHPに対する１０％のダメージを与えれるがこのティアにおいてはせいぜい多くて4000～5000程度、おまけにこのティアから火災浸水耐性が急上昇している船もそこそこいる為期待値は大きく低下する。つまりこのダメージであればせいせいAPを3発程度当ててしまえば即座に稼げるのである。)
しかし救いもあり、それは本艦の主砲そのものとAPがそこそこ強力であるという点にある。まず主砲性能についてだが、とにかく集弾が優秀である。最大散布界366m,σ２と頭一つ抜けた性能を誇っており、これに加えてレジェンド艦長のHP条件付き散布界-5%,装備の-7%もある。これにより最大射程における命中期待値が非常に高く、精密照準を使ったかのような凄まじい纏まりの主砲弾をスキル無しで毎度撃つことができる。よって比較されがちな弾スペックは良い同マッチング帯に対して劣るというカタログスペックの評価を実際の戦場で簡単に覆すことができる。(そもそも如何にダメージが高い大口径主砲もSHSも当たらなければ０ダメージ、へぼAPでも当たれば1700とその差は歴然である。)
加えて本艦の持っている急速装填２は非常に強力であり、先の集弾と併せて瞬時に敵のHPを大きく削る事が可能である。ここでAPを使うかHEを使うかは議論の余地があるが、筆者としては敵が直前に修理班を使用していない限り、APをお勧めする。というのもHEで出せるダメージはドットダメージである為時間がかかり、その間に敵からの反撃によって味方への被害が拡大、挙句の果てには途中で消火される等敵への被害が安定しない、極めつけは燃えないときは燃えない、と思った以上に非効率である。それに対しAPであれば瞬時に敵のHPを削ることができ、敵に反撃や撤退の猶予を与えず撃破することが可能である。この時間の差はかなり重要であり、結果的に味方の被害を抑え、勝利に大きく貢献する事ができる。(特に一撃を撃たせるか撃たせないかによって受ける被害が大きく変わるカンザス、魚雷搭載艦等はそれが顕著である。)
更にカタログスペックに表れない強みとして優秀な弾道,弾速があり、これも当てやすさに拍車をかけている。次級からは大きく悪化するが…
また弾貫通性能もそこまで悪くなく、バイタルこそ連発はできないものの比較的良い貫通力減衰によって安定して通常貫通をたたき出す事ができ、結果的にダメージを押し付ける事ができる。

・副砲
134mm砲を片舷に8門指向出来る。いざとなった時には役に立つだろう。駆逐に接近されたら自慢のHE弾と副砲で地獄を見せてやろう。(ただし煙幕内からの雷撃には注意)

・対空
同格帯では中の上といったところである。小口径対空値が同格第四位であり、大口径射程が3.9kmと長いので、個艦防空、艦隊防空の両方をこなすことができる。

・装甲
装甲15%は同格戦艦内では最低水準をクリアしている。ただし英国戦艦らしい癖の強い装甲配置のせいで、ハッキリ言って装甲で耐え抜く運用は向いていない。具体的には艦中央部の装甲帯(といっても極狭い範囲)のみは堅固だが、それ以外の艦首・艦尾は薄皮程度。甲板も巡洋艦よりやや厚い程度に過ぎず、遠距離から放たれた高弾道弾が苦手(米戦のSHS弾は特に)。一応戦艦なので艦を立てて居ればある程度は耐えられるが、要は中心付近だけ固いがそれ以外は中途半端な厚みを持つ饅頭のようなもので、複数方向から飛来する敵弾にはひとたまりもない。進むにしろ引くにしろ、2手先を見越した上で常に敵からの射線を切る事ができるような位置取りを考えて動かないと敵から観て美味しいおやつになってしまうだろう。防郭防御は同格最低ライン、火災浸水耐性は平均的だが、対水雷防御は劣っている。

・機動性
速力は27.93ノットと艦隊行動を行う分には十分な速さ。舵の効きは良く、加減速の切り替えも戦艦にしては鋭い部類だろう。全体的に足回りは良いので、回避出来る弾があれば避ける事も意識してみよう。

・隠蔽性
戦艦なので基本的に悪くてもあまり困らないが、戦艦同士の撃ち合いだと先手を取れる。

・生存性
素のHPは46000台。ツリー艦の中では最も体力に劣り、装甲は一部を除いて柔らかめ…耐性についても特筆すべきものは無い。これらの条件を考えると生存性が高いとはとても言えないだろう。しかし、本艦の主砲は敵を選ばないので味方と共同して優先攻撃目標を順次撃破、敵からの攻撃は分散して受けるようにすれば試合終盤まで生存し続ける事も可能だろう。艦本体の防御力では無く、相対的な防御を如何に生かすかが問われる。

編集者２
先の編集者が書いている通り、HPそのものに関しては劣っている。しかし本国籍に修理班強化のレジェンド艦長がおり、これによって機動性や被弾面積と併せて同格上位の耐久を得る事が出来る。(勿論相応のスキルが求められるが…)

・消耗品
高級船員食糧•予防整備•改良ディーゼルがオススメ。

・装備
スロット1は砲塔の取り回しを良くする「主砲改良Ⅰ」か散布界を狭める「主砲改良Ⅲ」のどちらか。
スロット2は加減速の切り替えを速くする「加速度」•甲板の発火率を抑える「甲板保護」•火災浸水耐性を向上される「ダメージコントロール」のいずれかから。
スロット3は素の水雷防御値15%を17.25%に向上出来る「水雷防御」が無難か。

・エリート特性
　水雷防御装置　魚雷防御+10%
　エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%(消去法によりこちらがお勧め)
　功績　EXPアップ+10%

・総論
いよいよ本艦から放火魔としての英戦の実力が発揮される。
前級までに感じられた火力の低さはここにきてようやく改善される。基本はHE弾で燃やしつつ、腹を晒した大型艦がいればAP弾を撃ち込む。前級や巡洋艦で学んだ弾種の切り替えが大いに役立つだろう。装甲は柔らかい部類であるものの、機動性は優秀なので上手く足を活かして敵艦をどんどん着火していこう。
なお、上記の通り米戦、同格でいうとノスカロら辺とはあまり打ち合わない方がいい。結構ズボズボ抜かれる上に火災浸水耐性が高く、得意の火災も期待できない。

編集者２
以上の通り、放火魔や低耐久のイメージが強い本艦ではあるが、実際はそこまででもない。むしろ使い方次第ではその逆でしぶとく生き残り、AP主体で確実に大ダメージを押し付ける相当な強艦である。放火魔としてHEばかり投げて腐らせるには勿体ない性能である。総じてカタログスペックに出ない面が非常に強力であり、実際の戦場において活躍しやすい。但しいずれにせよレジェンド艦長の存在が大きく鍵を握っており、ネルソン艦長を持っているか持っていないかでそのベースは大きく変わってくる。もし持っている艦長がいたら是非お勧めしたい艦である。

戦闘名誉章

史実

本艦はキング・ジョージV世級戦艦の設計案の一つで、15inch Mark IIを9門装備した「15C」案がベースとなっている。しかしながら「15C」と本ゲームに実装された「Monarch」との間にはいくつかの差異が存在する。
・副砲
「15C」では114mm砲を連装10基20門の計画であったが、「Monarch」では134mm/45 QF Mk.Iを連装8基16門搭載している。
・全長
艦の全長は「15C」が225.6m、「Monarch」はKGVと同じ227.2mとなっている

小ネタ

Monarchとは「王者」という意味。

編集用コメント

コメント欄