T22

T22型水雷艇　T22

1942年進水であり、tier5駆逐艦では最新である

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

大型艦艇の護衛から偵察作戦まで様々な任務に対応可能な多目的艦であり、ドイツ海軍における公式の分類は「艦隊水雷艇」でした。強力な雷装を備えていたものの、砲力は低めでした。

解説

・主砲
　主砲は前級と同じく単装105ミリ砲を4門装備しているが、装填時間が短縮(5秒から4.5秒)され、射程も伸びている(7.31kmから7.63km)。また、AP弾は単発ダメージが砲口径の割にはそこそこ高く、DPMで見ると露駆に次ぐ水準となる・・・というのはカタログ上の話。
　実際は砲塔のレイアウトの都合上前方射角が大変に悪く、遭遇戦において敵を前にして火力を集中することは難しい(防御姿勢を取っていると第一砲塔しか指向できない)。後方射角は良いので引き撃ちはし易いが、そもそも無事に射角を確保できる体制に移行し、射撃を開始できたとしても同格最小の口径であるため手数の割にダメージが伸びないこともある。HE弾は単発ダメージが同格最低で、DPMは日駆よりはマシといったレベルで発火率も最低の2%。砲塔旋回速度は12度/秒と前級から全く変わっておらず、正直なところ使い勝手が良い砲とは言い難い。

・魚雷
前級までの特徴的な船首部の単発魚雷発射管は、本艦から削除されてしまった。代わりに舷側の魚雷が3連装2基となった。魚雷も世界標準の53センチクラスを搭載するようになり、射程が伸びて(6kmから6.6km)威力も向上(2800から3024)したが、装填時間も伸びて40秒を要するようになってしまった。数値の上では大変バランスが取れた兵装ではあるが、遠距離戦では日駆の魚雷に性能が及ばず、接近戦では米駆や露駆の瞬間火力に負けており強みを生かす戦い方が難しい。

・対空
ティア5駆逐艦の対空戦闘能力は米駆が突出しているが、それ以外は低いレベルでまとまっている。本艦も日駆の神風と同レベルである。

・装甲
防郭防御5%と装甲3%は他国同格駆逐艦と横並び。要するに装甲は全くあてにできない。

・機動性
本艦の最高速度は34.18ノットであるが、同格駆逐艦としてはワースト3に入る。ティア5駆逐艦の速力は35ノットを境に、40ノットに近い方のグループと30ノットに近い方のグループに2分されるが本艦は後者に属し平均よりも大きく劣っている。しかし、加速力は大変優秀で8.78秒は同格第4位の瞬発力。舵は前級(9.2度/秒)よりも悪化(9.1度/秒)したものの、平均以上の効きで旋回半径も小さく、転舵そのものにかかる時間は3秒と短い。

・隠蔽性
ティア5駆逐艦は5.4kmから6kmの範囲に収まっているが、本艦は5.82kmと悪い方に属する。駆逐同士の探り合いでは先手を取られるものと考えよう。

・生存性
HPは同格2位と優秀だが、隠蔽の低さと低速&旋回性の悪さから優位性が帳消しになっている。駆逐におけるこれらの低さは、そのまま生存性の低さに直結していると言ってよい。

・消耗品
「高品質石炭」「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」の組み合わせ推奨。

・装備
兵装は戦い方によってお好みで。
防御は「操舵装置改良Ⅰ」か「推力改良Ⅰ」。
適正は「推力改良Ⅱ」が無難か。

・エリート特性
　船体強化　HP+4％
　新型操舵装置　転舵速度+5%、転舵加速度+10%
　功績　EXPアップ+10%

・総論
　本艦は現代の護衛艦かと見まがうような箱型艦橋を備えた近代的なシルエットが特徴である。ただし、この特徴的な箱型艦橋が戦闘に有利に働くかというと・・・そうでもない。外観の通り第2第3砲塔が前方を向くのを阻害しており射角が非常に悪くなっている。これは砲戦が得意な独駆逐としては非常に大きな欠点と言わざるを得ない。
　また、本艦の特性は砲駆の砲性能を落とし、魚雷をほんの少しだけ強化したような微妙なバランスとなっている。つまり遠距離雷撃戦をしようとすると全く日駆に及ばず、砲戦をしようとすると露駆に及ばず(砲レイアウトの悪さがさらに足を引っ張る)、接近戦では米駆の魚雷の面制圧力と砲の合わせ技に圧倒される事を意味している。本来独駆の得意分野である対駆逐戦闘ですらこの有様であり、苦手分野である索敵や占領において不利なのは言うまでもない。
　1対1の戦いですら不利な状況を強いられる以上、本艦で敵集団に対して駆逐艦としての仕事を全うするためには「敵の動きを先読み」する能力に加えて「敵の特性や技量を見極めて艦の位置取りや戦術を組み替えていく」という極めて高度な判断力を求められる。このため、乗りこなすには駆逐乗りとしての相応の経験が必須となる。一見苦行艦に見えるが(実際その通りなのだが)、それは今までの独駆がお客様優遇期間であったにすぎず、本艦が本当の独駆ルートの入り口である。

戦闘名誉賞

史実

1939型艦隊水雷艇(Flottentorpedoboot 1939)は、ドイツ海軍が建造・運用した水雷艇である。1939年度建艦計画によってまず3隻の建造が承認され、1番艇のT22が40年7月に起工、42年2月に就役した。最後に起工された15番艇のT36は大戦も末期の44年12月に就役している。ドイツ海軍における水上艦艇の不足から、その汎用性を活かして駆逐艦の代わりを務めたり、主力艦の護衛、対地砲撃支援など数多くの任務をこなした。大戦末期にはバルト海で避難民の輸送などにもあたっている。最終的に15隻が建造されたが、そのうち11隻が戦没。生き残った4隻も戦勝国に接収され、運用後はスクラップにされた。(PC版wikiより)

小ネタ

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