V170級水雷艇 V170
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
Tier | 4 | |
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生存性 | 継戦能力 | 9968 |
抗堪性 | ・防郭防御5% ・火災浸水耐性10% ・装甲3% ・対水雷防御3% | |
主砲射程 | 7.31km | |
機動性 | 最大速力 | 34.18ノット[kt] |
最大出力への到着時間 | 8.88秒 | |
転舵速度 | 9.50度/秒 | |
転舵所要時間 | 2.70秒 | |
隠蔽性 | 5.46km |
・派生艦船
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(火災率)(防郭率) | 装填時間 | 砲塔旋回速度 |
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105mm L/45 Tbts LC/16, 4基×1門 | HE弾 258(2%) AP弾 392(150%) | 5秒 | 12度/秒 |
魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 射程 | 雷速 | 最大ダメージ | 装填時間 | 浸水率 | 魚雷管旋回速度 |
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500mm Einzeln, 2基×1門(1門) 500mm Zwilling, 2基×2門(4門) | 6km | 59.74kt | 2800 | 32秒 | 10% | 20度/秒 |
対空砲 | 種類 | 平均ダメージ | 射程 |
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大口径 小口径 | 0 27 | 0km 1.50km |
・艦艇スキル
種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
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エンジンブーストⅠ | 最大航行速度+8% | 25秒間 | 75秒 | 2回 |
ゲーム内説明
本艦は、ドイツ帝国海軍用として起工されたものとしては最後の駆逐艦級のリードシップです。主砲はG-101型駆逐艦と同様でしたが、排水量は拡大されており、速力も向上していました。
解説
・主砲
主砲は前級と同じく単装105ミリ砲を4門搭載。リロードタイムは5秒のままで射程が伸びた(6.6kmから7.31km)。
AP弾は単発ダメージが高く、高い発射レートのお蔭でDPMが露駆に次ぐレベル。
HE弾は単発ダメージが低く、DPMは日駆よりはマシといったレベル。しかも発火率は最低の2%である。
砲塔旋回速度は12度と前級と同じ。
・魚雷
搭載魚雷は50センチ級のままだが、射程が6kmに伸びて威力2800に向上し、日駆の魚雷に迫る性能となった。
しかも装填時間は32秒と変わらずにである。ただし、雷速は59.74ノットのままである。
・対空
小口径砲のみだが対空砲が搭載された。しかし、その性能は日駆の磯風と同レベルであり、無いよりはマシといったところ。
・装甲
防郭防御5%と装甲3%は他国同格駆逐艦と横並び。要するに装甲は全くあてにできない。
・機動性
ティア4の駆逐艦は最高速度が34ノットから35ノットにまとまっているが、本艦は34.18ノットと最下位である。装備品や消耗品でできる限り速度を上げておきたい。加速は悪くなく日駆に次ぐレベルであり、装備品の防御に推力を選択することで加減速を生かした戦術が取れる。駆逐同士の近距離戦において砲撃や魚雷の予測を外す等、速度が遅い独駆ならではの機動戦が可能だろう。舵の重さも前級に比べて改善されたが、舵の効きそのものや転舵所要時間はわずかに悪化しているので注意して欲しい。
・隠蔽性
ティア4駆逐艦は5.10kmの日駆のみが突出して、それ以外は変わらない。無論本艦は後者のグループに属する。
・生存性
HPは9968と他国同格駆逐艦と比較して2位と優位を保っている。また、艦艇スキル「エンジンブースト1」は汎用性が高く使いやすいため生存性を上げてくれるだろう。しかし、駆逐艦の宿命でもあるが被弾するとHPがガリガリ削られるので被弾はなるべく避けよう。
・消耗品
「高品質石炭」「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」の組み合わせ推奨。
・装備
兵装は戦い方によってお好みで。防御は「操舵装置改良1」または「推力改良1」。適正は「推力改良2」または「操舵装置改良2」が候補か。
・エリート特性
・船体強化 +4%
・新型操舵装置 転舵速度+5%、転舵加速度+10%
・功績 EXPアップ+10%
・総論
本艦は速度こそ遅めなものの、加速や旋回性に秀でた船体に優秀な砲と魚雷を装備している。癖は強いものの、砲駆と雷駆の特性をバランスよく併せ持った良艦と言える。同格駆逐艦と比較しても遜色のない武装を持っている上に、前級に比べて加速性能が上がったことから近接戦闘能力も向上し艦艇スキル「エンジンブースト1」を使用した緊急回避もやりやすくなった。さらに大型艦に対しては隠蔽状態での雷撃が可能(ただし、猶予距離が短く、発見され易いので注意が必要)となったことからプレーヤーのスキル次第では様々なシチュエーションで活躍が見込めるだろう。船首側の魚雷の活用法を含めてこの艦独自の戦い方を模索してみるのも面白いかもしれない。
戦闘名誉賞
レベル | 1 | 2 |
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報酬 | 艦艇exp1500 シルバー25k | 艦艇exp1500 シルバー25k |
ミッション内容 | 5戦プレイ | 5回勝利 |
史実
V170級は第一次世界大戦末期に計画された「1917年型」駆逐艦のうち、ヴルカン・シュテッティン造船所が建造したもの。1918年にV170からV175までの6隻が起工されたものの、敗戦により1隻も完成しなかった。艦名の「V」はヴルカン造船所を意味する。当時のドイツでは造船所ごとに艦級を分けており、準同型艦としてS178級駆逐艦(S=シーヒャウ造船所製)やH186級駆逐艦(H=ホヴァルツヴェルケ造船所製)があった。これらも全艦未完成に終わった。(PC版wikiより)
小ネタ
ドイツ帝国海軍においては駆逐艦と水雷艇の区別が曖昧であったが、第一次大戦において駆逐艦の役割が重要であるとの認識を持つに至った結果、ベルサイユ条約(第一次大戦の終結に伴い連合国とドイツの間で結ばれた講和条約)締結後の軍拡時期においては、この曖昧さを利用した駆逐艦の水増し増産が行われた。具体的には駆逐艦の保有枠12隻分を使い切った後に、性能的にはほとんど変わらない自称「水雷艇」艦隊を編成する計画を立てたのである。しかし、その後の政変でナチス・ドイツ体性が確立するとこれらの水雷艇計画は破棄されることになった。
本艦以降の独駆は隠蔽があまり良くなく、最高速度も遅めなため駆逐艦同士の戦闘においてはどうしても後手に回りがちである。無理して速度に優れる艦と全速での格闘戦を演じようとしても速度差に翻弄されがちである。
ではどうすればよいか・・・低速でも良く効く舵と船体の加速性能を生かす「後の先」の戦い方をすれば良いのである。やり方は簡単、敵駆逐との戦闘に入ったら速度を半速に落とし敵魚雷の回避に専念しつつAP弾を撃ちまくるだけで良い。独駆は急停止や急転舵が得意なので予測線通りに撃たれた甘い魚雷を回避することは余裕である(イザという時は艦艇スキル「エンジンブースト1」を使った急加速も可能という安心感もある)。敵魚雷を全て回避したら全速に入れて相手に接近しつつ魚雷を広角で発射し、敵の動きを制限しつつ砲撃を続けよう。こちらの魚雷が外れたら速度を半速に落として守りの体制に入ってやり直し・・・相手が初中級者であれば、この戦法だけでそれなりのHP差をつけることができる。
ただし、この戦法にも弱点があり砲戦のDPMがこちらより上の相手(露駆等)には通用しにくかったり、そもそも独駆の特性を知っているベテラン駆逐乗りはこの戦法に乗ってこない(日駆乗りなら距離を取っての雷撃戦に移行されてしまうし、米駆乗りなら反転投網作戦に移行してくる)ので通用しないと悟ったら即全速で味方の傍に撤退する等、諦めることも大事である。敵が艦艇数で優勢な場合や陣形を組んでいる場合も同様。
なお、この戦法を最大限に生かす場合装備は兵装を砲旋回、防御を推力、適正を推力もしくは舵を選択するのがベター。高ティアでは通用しにくいが、中低ティアであればまだ通用するので独駆を使い慣れていないという人は試してみて欲しい。それと、最後に駆逐艦以外の相手にこの戦法を試すのは辞めて欲しい・・・巡洋艦や戦艦の傍において遮蔽物無しで速度を落とすのは副砲や主砲の斉射で狙ってくれと懇願しているようなものであり自殺行為以外の何物でも無いからである。
編集用コメント
- 性能諸元と解説を記載しました。 -- 2019-03-17 (日) 13:52:10
コメント欄
- 前級より舵が改善されてより艦首魚雷が活かしやすくなってる。慣れると本当に強い。次級で艦首魚雷が廃されてしまうのが本当惜しい。 -- 2019-03-20 (水) 23:33:32
- v170にもピカピカ光る迷彩が欲しい -- 2019-07-18 (木) 23:56:02
- エリート特性のおすすめをオナシャス。。。 -- 2022-07-17 (日) 21:12:53
- 本艦の優秀な旋回性能を活かすなら「新型操舵装置」ですね。船体強化してもHPは雀の涙程度しか増えません。 -- 2022-07-17 (日) 21:15:29
- ありがとうございました! -- 2022-07-18 (月) 12:23:17
- 本艦の優秀な旋回性能を活かすなら「新型操舵装置」ですね。船体強化してもHPは雀の涙程度しか増えません。 -- 2022-07-17 (日) 21:15:29
- イベントの配布で貰って使ってみたけど、強くて面白い艦ですね!前方に魚雷発射後、続けて通常範囲の魚雷発射できるのが新鮮でした。 -- 2023-09-03 (日) 00:01:29