West Virginia'41

コロラド級戦艦4番艦　ウェーストバージニア1941年ver

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

ゲーム内説明

ウェーストバージニアはコロラド級戦艦の3番艦にして最終番艦。戦間期には、訓練航海と演習を行なっていた。第二次世界大戦前にバルジの取り付けや甲板装甲の強化、対空兵装にくわえ、新型のボイラーや火器管制システムなど、近代的な改修が施される予定だった。しかし改修は1942年まで延期され、その後も実施されなかった。真珠湾攻撃で複数の魚雷と爆撃を受けたことで一度は沈没したが、水平状態で沈没したため復旧可能で、1942年5月に浮揚され、修理された。この際にようやく一気に近代化が施されている。3番艦？？

解説

ウェストバージニアの1941年の姿。ティア6初の16インチ砲搭載艦である。陸奥もティア6で良かったのに
本家では本艦が実装された後にウェストバージニア'44が実装されている。

・主砲
406mm砲を連装砲塔に収めて前2後2の計4基8門構成で搭載。砲の基本性能はコロラド、ウェーストバージニアとほとんど変わらない。つまり本艦はティア6にして本来ティア7準拠である筈の40cm砲を扱える事になる。実際このティア帯で40cmクラスの砲を備えているのは本艦のみであり、唯一無二と言える。とはいえ良い所ばかりではなく、同格戦艦の多くは356mm砲を12門も搭載しておりAP弾DPMは45000を上回る火力を持っているのに対して、本艦はAP弾の単発火力こそ最高峰だが8門しか砲を備えていないためAP弾DPMは40000をようやく超える水準でありAP弾の火力的には同格中位に過ぎない。またHE弾の単発火力は同格の38cmクラス砲搭載艦に劣っており、砲弾の発火率こそ13%と数値の上では高いが実際の分間発火期待数はギリギリ3回に満たず発火を狙う作戦もやりにくい。そしてこれらの砲弾双方を使用した際に問題になるのが素の射程の短さで、実は同格最低水準となっている。とはいえ射程の短さはエリート特性の「新型砲撃照準器」を選択する事で約12kmに、課金迷彩も併用する事で約12.5kmまでは向上させる事が可能。しかし射程を伸ばす事で40cmクラスの砲の特徴である弾速の遅さや弾道の悪さも目立ってくるので、きちんと正しく偏差を取ってやらないと命中は見込めない。また後述する速力が出ない関係で戦場到達が遅れたり追撃戦が困難である事は事前に把握しておきたい。

・副砲
コロラドと同じである。片舷瞬間火力は2592ダメージで近接戦闘では助けになる。tier7より近接戦闘が起こりやすいので使う機会は増えるだろう。ただオマケの域は出ないので注意してほしい。

・対空
コロラドと射程は全く変わらず、大口径も変わらないが。小口径がずいぶん落ち込んでしまった。そのせいで総合対空指数は扶桑より低くなってしまった。米戦ではあっても自衛すらできないと考えよう。

・装甲
もとがコロラドなので硬い。装甲防御は15%と同格1位の部類に入り。魚雷防御は同格2位の部類に入る。ただ後述する速力が残念なため安心はできない。

・機動性
まず速力は同格ワースト1位の部類に入る。加速はぶっちぎりのワースト1位であり。加速度は0.68kt/秒とバーモントに次ぎ、全艦ワースト2位の加速度である。転舵速度は平均より少し下で転舵所要時間は中央くらいである。まとめると速度だけなく加速も非常に悪く戦場到着が遅れがちなだけでなく、追撃や撤退といった味方との集団行動に取り残され易い。また旋回性能は平均よりやや下の筈だが、速度が出ないせいで魚雷回避は非常に困難。先を見越した行動をしないとダメージを稼げないだけでなく、そもそも孤立して駆逐艦のオヤツにされてしまうだろう。

・隠蔽性
戦艦でtier6なので隠蔽は気にしなくて良い。しかし本艦はコロラド、ウェーストバージニアの2隻のコロラドの方に似ているのに何故かウェーストバージニアの隠蔽を受け継いでしまっている。

・生存性
HPは流石にコロラド、ウェーストバージニアより低くなっている。だがあちらは同格で上位だったのに対し本艦は平均以下となってしまっている。装甲防御や魚雷防御が同格内で高いとはいえど、同格以下のHP、劣悪な機動性、主砲射程の短さから生存性は低くなっている。

・消耗品
「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」「予備整備パック」の搭載を推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
本艦は艦艇スキルを搭載していない。

・装備
　・兵装「主砲改良Ⅰ」
　・防御「推力改良Ⅰ」「操舵装置改良Ⅰ」
　・適正「操舵装置改良Ⅱ」

・エリート特性
　・戦艦近代化改修　HP+3%、小口径対空兵装ダメージ+5%、対水雷防御+5%
　・新型砲撃照準器　主砲射程+4%
　・功績　EXPアップ+10%
※「新型砲撃照準器」の搭載を推奨。

・総論
　本艦はウェーストバージニアの近代改装前の姿であり、射程以外の主砲の特性をそのまま受け継いでいるため強力なAP弾単発火力や貫通力をtier6で発揮できるという特徴がある。また艦の防御力・耐性も非常に強力であり、これらを活かせる様な砲戦であれば規格外に強い。しかしこれらの代償とも言える船体の大きさや機動性の無さ、HPの低さや素の主砲射程の短さといった弱点も多く設定されており、雑に強い艦という訳では無い。どちらかというとかなりアンバランスな癖の強い艦に仕上がっており、その扱いずらさはかなり乗り手を選ぶ艦といえる。しかし逆に考えるならこれから米戦の低速戦艦ツリー(バーモントツリー)を進めたいと考えている艦長にはピッタリの練習艦となるだろう。

戦闘名誉章

史実

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