キャラクター/異界召喚士

Last-modified: 2023-12-19 (火) 23:24:16

異界召喚士

魔王軍幹部の一人にして、異界召喚の術を持つ魔術師。本名不明、一人称は「ワシ」。
極めて卑怯な小物然とした人物であるが、魔術師としての腕は一応本物である。

戦闘においては複数の召喚獣を使役するほか、周囲から魔力を吸い上げ己の再生力へ変えることができる異界の虫を使役する。
異界召喚の術について、登場当初は失敗も多く安定したものではなかったが、実験を重ねるうちにその精度を上げることに成功している。
異界の戦士を戦力とすることにはほとんど失敗しているが、異界の門の構築や維持のための手法は確立しており、それを移動の手段として実用化もしている。

異界召喚士という立場上、コラボイベントに関する役割が多く、メタ的にはコラボのために生み出された存在である可能性が高い。
コラボ以外では何らかの力を魔王に捧げるために動いていることが多く、「破滅の力」の関係しない魔王軍関連のイベントによく登場している。

敵味方問わず、他の人物からの評価が非常に低い存在であるが、
先述の異界召喚の手法の確立や異界の虫の使役の他、魔王の影を生み出すのに成功したこと、ダーク王子とダークアンナを生み出したこと、
後に魔王城の再現に成功したことなど、割と大きなことを成し遂げている人物でもある。
特に「破滅の力」回収および物質界の魔界化においては大きな活躍を見せており、ある意味魔王軍のMVPとも言える。

しかしとにかく下劣で人望がなく、それが災いしてか現状魔王軍幹部唯一の死者となっており、蘇った際も念入りに殺されている。
異界召喚に関しても、弟子のグリムが良くも悪くも活躍するようになっており、色々と残念な部分が多い。

元ネタ・モチーフと思われるものなど

関連キャラクターなど

魔王ガリウス
主君

グリム
異界召喚士の弟子にあたる、異界召喚の術を会得した少女。
師である異界召喚士からはその魔力量だけを当てにされていたらしいが、
その召喚術の腕は非常に高く、また並外れた発想力の持ち主でもある。
グリム本人は好きな異界召喚術ができるので師匠を悪くは思っていなかったらしいが、どうにも師の行動への反応は薄い。
異界召喚士の死後その精神支配から脱却し、また王国軍に加わることになるが、
好奇心の赴くままに自由に召喚実験を行うようになり、様々な騒動を巻き起こすことになる。

ダーク王子
異界召喚士によって生み出された王子の影なる存在。
王子抹殺とアイギス神殿破壊のために生み出された存在であったが、やがて物質界の王となることを目論み異界召喚士を裏切ることになる。
その裏切りは想定済みであったらしく、異界召喚士はいくつかの細工を施していた。
創造者であるにもかかわらず、ダーク王子から異界召喚士への評価はとてつもなく低い。

登場ミッションなど

異世界の恋姫?』(2018/7/26~2018/8/9)

初登場、「恋姫」コラボミッション。

異界召喚士率いる魔王軍は王子らとの戦いで劣勢に立たされていたが、窮地に陥った今こそ研究中の異界召喚を試す良い機会だとし、
異界召喚士は配下の意見も無視して、未完成の異界召喚の術を行使する。
「恋姫」の世界とつながる異界の門を開くことに成功するが、その数と位置は意図せぬものであり、最も近い門は王子らの前に開くことになってしまう。
異界召喚士は異界より現れた一刀と関羽もろとも王子らを血祭りにあげ領とするも、戦いに敗れ撤退することになる。

その後魔王軍は各地に現れた異界の戦士、「恋姫」の世界の戦士を戦力に加えようと動き出し、
王子らが「蜀」の勢力を味方につける中、魔王軍は孫堅・孫権という「呉」の勢力を利用することになる。

その間異界召喚士は異界の門の実験を続け、その護衛をデシウスに任せるが、その途中で一度王子らに見つかり逃走する場面がある。
そこで王子らは異界の門が消滅せずに残っているのを発見し、それによって「恋姫」の住人を元の世界へ帰す算段をつける。

結局「呉」の軍勢を王子らにけしかけて倒す作戦は失敗し、魔王から借りた兵がほぼ全滅してしまったため、異界召喚士は孫堅らを残して兵を引き揚げさせる。
しかし騒動の末異界召喚に関するデータは揃ったとして、異界召喚士はほくそ笑むのだった。

七つの大罪コラボ?』(2018/10/25~2018/11/8)

異界召喚士本人は後半にのみ登場

『七つの大罪』の世界に繋がる異界の門を開き、人質を取って<七つの大罪>を利用しようと暗躍する。
いざ拠点に王子らが現れると、即座に戦略的撤退を決め込み、後のことはデシウスに任せて逃走する。

異世界の女傑と操殻の令嬢?』(2018/12/6~2018/12/20)

『封緘のグラセスタ』コラボミッション

「魔王の迷宮」で異界召喚の実験を行い、『封緘のグラセスタ』の世界からダルフィアとリリカを召喚することに成功する。
しかし召喚は完全に成功した訳ではなく、リリカを迷宮深部に召喚してしまい、さらに異界の魔物を迷宮深部に解き放ってしまう。
異界召喚士本人は大量の魔物が王子らを倒せば問題ないと考え、またリリカを救うため迷宮を探索したいというダルフィアに対し、
自分達に協力して王子らを倒すことができれば、迷宮探索に魔王軍の軍勢を貸すと約束し、異界の戦士を王子らと戦わせる。
「魔王の加護」によって能力が高められていることもあり、今回は異界召喚士本人も王子らとの戦いに参加するが、結局王子らに敗れ逃走する。

その後更に強大な異界の存在を呼び出し王子らを蹂躙しようと考え、異界の魔神フルーレティを召喚するも、その制御に失敗し、配下を置いて逃走する。
フルーレティは王子らの手で抑えられることになり、またその地に残った異界の門よりダルフィアたちは元の世界へと帰還する。

千年戦争アイギス ダークネス』(2019/4/1~2019/4/4)

異界召喚士は、王子らとの戦いで得られた数々の情報と自分の技術を結集した最高傑作として、ダーク王子とダークアンナを生み出す。
ダーク王子に王子抹殺を命じる異界召喚士は、そのための配下となる兵を与え、まずその力を示すためデシウスの軍勢と戦わせる。
その際、ダーク王子の「暗黒の波動」は自分自身の身体を蝕む諸刃の剣だと警告を与えている。

ダーク王子の実力を確かめると、すぐにアイギス神殿へ向かわせ、また異界召喚士自身も監視のためその後を追う。
ダーク王子の裏切りを最初から想定していたらしく、ダーク王子がアイギス神殿を自らの城とすると宣言した際は、
実権は失敗だとして、グレーターデーモンにダーク王子を処分するよう命じて立ち去る。
グレーターデーモンはダーク王子に敗れてしまうが、用意周到にも予めダーク王子の寿命を一日に設定していることがその後に明かされる。

世界樹に巣食う妖虫』(2019/5/16~2019/5/30)

本人は後半より登場

世界樹の生命力を魔王に献上するため暗躍し、そのために世界樹の養分を吸い上げ己の再生力に変える「異界の虫」を世界樹の根から解き放つ。
その前段階として、故郷を追われたという女王蜘蛛率いる蜘蛛の魔物を世界樹へと導き、世界樹の民と対立するように仕向ける
(明言されていないが、そもそも女王蜘蛛の故郷を滅ぼしたのも異界召喚士の呼び出した異界の虫が原因だと思われる)。

異界召喚士は、世界樹の根で王子らが女王蜘蛛と戦っているところに姿を現し、
そこで弱っていた女王蜘蛛の生命力を奪い魔力に変え、異界の門を開いてさらに異界の虫を呼び寄せる。
さらに蜘蛛の魔物たちに対し、女王蜘蛛が瀕死となっているのは王子らのせいだとし、その仇を討つように唆す。
結局、王子らとの戦いに敗れて異界召喚士は撤退し、女王蜘蛛が生きていたことで蜘蛛たちの暴走も収まることになる。

異世界の司書?』「日記を狙う魔王軍」(2019/6/13~2019/6/20)

『ガールズ・ブック・メイカー』(GBM)コラボミッション、今回は珍しく異界召喚士が元凶ではない。

アンナの日記がきっかけとなって異界の門が開き騒動が巻き起こる中、異界召喚士は魔王軍を率いて王国を襲撃する。
異界召喚は自分の専門だと言う異界召喚士は、自分の知らぬ新たな異界の門が開いたことに嫉妬したらしく、異界の門の原動力たる日記を狙って攻めて来たのだった。
王子らに敗れた異界召喚士は、いずれ必ず日記を我が物にすると捨て台詞を吐き去っていくが、
その頃には異界の門を開く力がなくなっているであろうことを、異界召喚士はまだ知らずにいた。

白き姫と魔獣の剣』(2019/7/18~2019/8/1)

異界召喚士本人は後半より登場

かつて魔神ベルゼビュートが封印されていた地である「魔の森」の魔力を根こそぎ奪い取り、魔王ガリウスに捧げるため暗躍する。
異界の虫を利用して森の力を奪っていくが、それによって森の魔力が乱れ、周辺の獣達が凶暴化することになる。
ピリカの協力を得て獣の凶暴化の原因を探っていた王子らに見つかり、結局撤退することになる。

三英傑と英雄王の血脈』「影なる魔王の実験」(2019/11/5)

異界召喚士は魔王の影を生み出す実験を成功させるが、そこに三人の英傑と王子らが姿を現す。
弟子(グリム)と共に異界召喚士は即座に逃げ出し、王子らは魔王の影と戦うことになる。

英雄王を継ぐ者』(2019/11/21~2019/12/5)

「破滅の力」を巡り世界各地で戦乱が巻き起こる中、異界召喚士はクロコと共に白の帝国に攻撃を仕掛ける。
単身市民を守るため戦っていた白の皇帝に対し強気の姿勢で臨む。
王子らの援軍が駆けつけた際は、クロコに戦いを押し付けようとするが、自分に命令するな、共に魔王のため戦えと言われてしまう。
しかし王子らの予想外の強さに弟子(グリム)と共に早々に撤退し、また魔王の影をその地に召喚するも敗れてしまう。

これで作戦は失敗したかに思われたが、真の狙いは王国と帝国の本隊を一か所に引き付けておくことであり、
その間に自ら出陣した魔王ガリウスが、白の帝国に隠されていた「破滅の力」の回収に成功する。
その後、グリムをこの時のためだけに育ててきたとして、彼女の命を考えず、その有り余る魔力を絞り尽くし世界各地に無数の魔王の影を同時召喚する。
これによって世界各地の「破滅の力」は全て魔王ガリウスの手中に収まることとなり、ついに物質界の魔界化が始まる。
魔界化が始まると、城に帰るため異界の門を開けという魔王の命令により、異界召喚士はグリムの魔力を利用して異界の門を開き、自身も撤退する。

その後、王子らが飛空船で魔王城へと向かう中、それを妨害するために精神支配をかけたグリムをけしかけており、
王子らが魔王城へと突入した際には、他の魔王軍幹部と共に王子らとの最終決戦に臨む。
随分強気の姿勢で王子らとの戦いを繰り広げるが、結局敗北してしまい、そこで弟子の魔力を利用して新たな異界の門を開こうとする。
しかし弟子の姿は既になく、異界召喚士はエマの手で殺され、魔王城での決戦における魔王軍幹部唯一の死者となる。

千年戦争アイギス ダークネスリターン』「影と影」(2021/4/1~2021/4/8)

まさかの復活

ハイドースを追い冥界の門を通ったダーク王子らの前に、ハイドースの手で蘇った異界召喚士が姿を現す。
ダーク王子を倒しハイドースの幹部に取り立ててもらおうと目論む異界召喚士は、
ダーク王子に死を与える魔術命令を行うも、リッチリエーフという二人の魔術師によって阻止されてしまう。
ならば実力で殺すまでとし、異界召喚士はその地に再現した魔王城と魔王ガリウスの影を利用し、ダーク王子との決戦に挑む。

魔王の影を打ち破られ敗北した異界召喚士は、ハイドースに援軍を求めるが、
ダーク王子からその声はどこにも届かないとして、冥界にもう一度帰るよう言われる。
ハイドースもダーク王子の意見に賛同し、まさかここまで下劣で使えない男だとは思わなかったと語り、異界召喚士を見捨てる。
死ぬのは嫌だと叫びながら、異界召喚士は二度目の死を迎えることになる。

ダークネスキングダム 紡がれた絆?』「不器用な男の写し身」(2023/6/15~2023/6/29)

ダーク王子の勢力による歴史改変が行われた世界に登場。

歴史改変の中で、異界召喚士はデシウスなどと同様ダーク王子の配下となり、
デシウスを元に生み出した、その不器用で卑怯な心を排除した写し身、ダークデシウスと共に王子らを狙い攻撃を仕掛ける。
異界召喚士は、デシウスを忠誠心と正義感が強くて全く使い物にならない存在と考え、ダークデシウスを生み出したらしいが、
当のダークデシウスはオリジナルのデシウスの心の弱さを良いところと認めており、異界召喚士にオリジナルを侮辱するなと苦言を呈している。
それゆえ異界召喚士はダークデシウスのことも最初から気に入っていなかったらしく、
その鎧が攻撃を受けるほどに腐食していく細工を施しており、味方にそのようなことをするとはとダークデシウスから呆れられる。

戦いに敗れながらも、その戦いの中で心の昂りを感じたというダークデシウスが王子らと心を通わせる一方で、
異界召喚士はダークデシウスを役立たずと切り捨て、次こそはもっと強い者をと叫び、単身撤退。
ダークデシウスの最期の言葉を聞く、王子らから逃げ切った異界召喚士であったが、その前にダーク王子が立ち塞がる。
ダーク王子は異界召喚士に次などないと告げ、歴史が変われば心も変わるかと思ったが、と呟くも、
対する異界召喚士は、ダーク王子も被造物のくせにと怒りを見せる。
最期の言葉がそれとは、どこまでも救えないなという言葉と共に、ダーク王子は異界召喚士にとどめを刺し、
歴史改変もあるとはいえ、異界召喚士は三度目の死を迎えることとなる。
その死に様を見ていたグリムは、「あんなのから学んでたなんて、ちょっと後悔しちゃいますね」と言い残す。

その後ダークアンナの交流にて、さらなる歴史改変の末に過去に飛んだダークアンナが、
ダーク王子の寿命を一日と設定される前に異界召喚士を抹殺したことが明かされ、これによりダーク王子は死の呪縛から解き放たれることとなる。