戦闘前
──あぁもう、何かない?
隕石を砕いた伝説とか、
次元の狭間をぶち抜いた神話とか!
な、無くはないですけど!
それこそ次元の狭間から
唯一無事に帰ってきたルキファさんとか!
いや、そんな縋るような目で見られてもな。
私も自分の意思で移動できたわけでもないぞ。
タリエ
何か……次元の位相自体を操ったりとか、
そういう……あぁもう、
こういうのが得意な人は今ここにいないし……。
レーヴ
……えっ、心当たりあるんですか?
タリエ
心当たりもなにも、
王国軍だって、あの人とは何度も戦ってきたじゃない。
タリエ
でも、あの人は身内にはやけに甘いけど、
敵対した今、頼んでも助けてくれるとは──
(次元の裂け目からガードが登場)
──かつての上司に、酷い言い草だな、タリエ。
タリエ
が、が、ガード様ぁ!?
えっ、も、もしかして、
次元の裂け目まで使って助けに──
ガード
ガード
不穏分子を処分するには、
うってつけの状況だろう。
……下手な芝居はやめることだな。
お前の千年戦争は終わった。
ならば、次は何をするつもりだ?
ガード
お前たちの敵として、相対するのみ。
敵を始末するのにもっとも容易い好機とは、
別の敵に苦戦している最中を狙うことだからな。
ガード
行くぞ、王子。
これも次なる世界のため、
お前の力のすべて、見せてみよ。
戦闘中
ガードはダメージを受けると 反撃を行います。
全ての敵を撃破するまで 一定時間が経過するたびに 最後に配置したユニットへ 隕石による攻撃が行われます。
戦闘後
ガード
……なるほど、さらに力を付けたか。
ここは撤退しておくとしよう。
やけに、引き際が良すぎる気がしますね……。
タリエ
まぁ、何考えてるのか分からない人ではあるけど……。
って、あっ、あれ見て!
次元の裂け目、残ったままじゃない!?
アンナ
偶然にしては出来すぎ、ではありますが……。
あれを使えば、アマツミカボシの
潜む場所までいけるかもしれません。
あの先が、奇跡か偶然か、
アマツミカボシの場所まで繋がっていればだけどな。
ルキファ
なに、それなら経験者が先行しよう。
ほら共に行くぞアトナテス、
裂け目に飛び込むのは初めてではないだろう?
アトナテス
だから前のことはあまり覚えてな──
ちっ……仕方ねぇか。
アトナテス
王子、向こうが確認出来たら合図する。
ガードの野郎の置き土産が、
ちゃんと機能してることを祈っておけよ。