ミッション/星出ずる地の巫女

Last-modified: 2024-09-14 (土) 02:52:19

概要

試練形式の緊急ミッション、初開催は2023/10/26~2023/11/9。
報酬は☆6シャーマン「星神の依代イヨ」。
現在は「イベントヒストリー」の10年目として2024/5/16から常設化されている。

参考:ディアス・天界関連、『偽りの太陽、虚像の黄金』、『人である者、神に生まれた者』『神獣玉兎降臨』、『女神たちの戦い

イベントヒストリーの説明
亜神、天墜神星に命を狙われる王子。
神の策謀に翻弄される王子を、
せめて神になる前、人間である内に殺そうと、
天墜神星は己の巫女たちを送り込んだのだ。
王子は果たして、神の問いにどう答えるのか……。

主な舞台やキャラクターなど

主な舞台

王国?

オリュンポス第五層
オリュンポス第五層「タカマガハラ」。
東の国の原型となったその階層は、神々が岩戸に姿を隠した神なき階層である。

主なキャラクター

イヨ
オリュンポス第五層「タカマガハラ」の管理者補佐たる巫女。
ヒミコの弟子にあたり、神獣玉兎の鏡像を使役するなど、術者として高い能力を持ち、
特に神の依り代としての適性はヒミコよりも高い。

神への道を歩まされる王子を救うため、王子が人であるうちに殺すよう天墜神星の命を受け、王子らの前に刺客として現れる。
天墜神星のことを信じていながらも、迷いがあるのか、王子らとの最初の勝負では無意識に手を抜いており、
また、ヒミコが天墜神星をその身に降ろした際は、絶対に死んだりしないと言いながらも、悲しい顔をしていた。
天墜神星がタカマガハラで王子の答えを聞くことを決めた際は、その依り代となることを命じられる。

ヒミコ
オリュンポス第五層「タカマガハラ」の管理者たる巫女。
神の宣託を受ける高い才能の持ち主として、神々が岩戸に隠れたタカマガハラを運営している。

天墜神星の命により、王子が神になる前にその命を奪おうと動き、ついにはその身に天墜神星を降臨させる。
その後、タカマガハラで王子の答えを聞くと決めた天墜神星より肉体を返され、
王子をオリュンポスに案内し、その有様を見定めるよう命じられ、その任務を全うする。

山ン本五郎左衛門
東の国にその名を轟かせる、伝説のアヤカシの王。
千年戦争にて英雄王と共に魔王と戦った英傑の一人であり、現在は王子らの仲間として活動している。
古き時代の東の国を知る人物であるため、天墜神星の権能などについて知っている。
王子を殺す刺客として現れたイヨを敢えて挑発し、その言い分と実力を全て引き出そうとする。

ソラス
千年戦争時代の英傑として知られる、伝説の占星術師。
星を操る天墜神星の権能を読み解こうと奮闘する。

ダン
王子らの仲間の格闘家。
かつて女神アイギスの依り代となって王国の危機を救い、命を失いかけたことがある。
ヒミコが天墜神星の依り代となった際、その気配を察知し、王子に警告する。

イコル
オリュンポス第三層の異端児たる、裏切りと謀略の亜神。
物質界や天界で様々な騒動を巻き起こし、王子らの敵として立ちはだかりながら、時に王子らの味方としても現れる謎多き人物。
亜神ディアスを討つことを目的とし、天墜神星と盟友関係にあるらしいが、
そのために王子を神にしようとしており、人を神とすることに反対する天墜神星とその点で対立している。
天墜神星が王子を殺そうとしていると知ると、それを妨害することを暗に宣言するため、タカマガハラに現れるが……。

天墜神星(アマツミカボシ)
オリュンポス第五層「タカマガハラ」の亜神。世界の始まりより人を見守る星神。
星に関する権能を持ち、熱波や流星を操る他、次元の狭間に隠れる能力を持つ。
東の国の伝承では、東の国を形作った神々と最後まで戦い続けた、悪神とされている。
その戦いの原因は、人の成長を肯定するタカマガハラの神々に対し、天墜神星がそれを否定したことにあった。
神々との戦いに敗れたことで肉体を失っており、巫女を依り代として降臨する形でしか登場しない。

亜神ディアスを討つのは神々自身であるべきと考え、その戦いに人の子の運命を巻き込むことを承服しておらず、
神の道を歩まされている王子を、人であるうちに殺して救おうと、己の信徒たちを刺客として送り込む。
しかし王子が何らかの答えを持っていることを悟ると、その意志を確かめることにし、王子をタカマガハラに招く。

キーワード

神の依代
人間を依り代とすることで、神はその力を制限されながらも、地上に降臨することができる。
しかし神の依り代となることは、即ちその人間の死を意味し、非常に危険な行為なのである。
神の依り代となっても死なない特異体質の持ち主も一応存在はするが、依り代となる前の記憶を失うなどの代償を伴う場合がある。
今回登場する天墜神星の依り代となった二人の巫女は、神降ろしをしても無事であったが、
それはもともとの依り代としての適性や、依り代であった時間が短かったこと、天墜神星自身が依り代の命を奪わぬよう配慮したが故であると思われる。

ミッション別

ミッション1「神の匂いを纏う刺客」(2023/10/26~2023/11/9)

説明文
王子たちがいつものように模擬戦を
行っていると、何やらただならぬ気配を
纏った女性が現れて……?
中級

亜神ヒュープの前に、ある人間を助けるため物質界へ降りようとする少女が現れる。
ケラウノスの障壁を、「ただの人間の力」では超えられないと言うヒュープに対し、
星神の依り代たる少女は、その加護により、星神と同様に障壁を超えられるから問題ないと答える。
星神の名代ならば仕方ないと、ヒュープは少女がそこを通ることを許すが、その前に、少女の言うある人間の救済が何を意味するのか訊ねる。
亜神の思惑により、神の道を歩まされそうになっている哀れな人間が物質界にいると語る少女は、
その前に、人間のまま生を終わらせるのが何よりの慈悲だろうと答え、物質界へと降りる。

当の物質界、王国ではオリュンポスの亜神との交流を深めるため、いつものように模擬戦が行われていた。
唯一武闘派でない亜神バスティスが、模擬戦はこりごりと嘆いていたその時、王子らの前に神の匂いを漂わせた人間が現れる。
模擬戦を中止した王子は、自分を狙う刺客を正面から受け止めることを決め、オリュンポス第五層「タカマガハラ」の管理者補佐、イヨの軍勢と激突する。

星神の啓示を受けた軍勢を退けた王子らの前に、もう一人の刺客、ヒミコが姿を現す。
イヨの独断専行を注意するヒミコは、イヨが説明もなく王子に襲い掛かったことを謝罪する。
命を奪う以上、その説明はしっかりしなければと物騒なことを言うヒミコを前に、王子らはとりあえず話だけは聞くことにするのだった。

会話


導入

ヒュープ

……物質界に降りるのかい?

???(イヨ)

うん、ちょっとある人間を助けるためにね。

ヒュープ

ふむ……。
だが、ケラウノスが築いた障壁は未だ機能している。
「ただの人間」の力で超えることはできないよ。

ヒュープ

王国の彼らのように、神の楔で障壁を超えるか、
ビフロストのような回廊を用いなければね。

???(イヨ)

ご心配なく。
あたしたちは加護を受けているから、
問題なく通過できるはずだよ。

ヒュープ

加護……?
ああ、そうか、君はもう、ただの人間ではないのか。

ヒュープ

君はかの星神の依代──いや、次代の依代なんだね。
だからこそ、星神と同じように
障壁を超えて物質界へ進むことができる、と。

???(イヨ)

ご明察。
さすがは名高き夢の亜神、ヒュープ様。
というわけで、ここ、通してくれる?

ヒュープ

不敬な、と言いたいところだけど、
あいつの名代だというのなら仕方ない。
だが、ひとつ教えてくれるかい?

ヒュープ

ある人間の救済、それは何を意味しているんだい?

???(イヨ)

亜神の思惑によって、神の道を歩まされそうになっている、
哀れな人間が物質界にいるんだよ。

???(イヨ)

だからその前に、人間のまま、
生を終わらせてあげるのか、何よりの慈悲でしょ?

戦闘前

バスティス

──うぇぇ、模擬戦はもうこりごりにゃぁ~!

バスティス

だいたい、こういうのは武闘派のゼクメトの役割にゃ。
あたしはもっと知的で優雅なお昼寝とか──

徐華

のう、バスティスよ。
おぬしの信者が見ておるぞ?

ネフティ

バスティス様と手合わせできるとは、何という栄誉!
きょ、今日のことは、日記に残して家宝にしないと……。

バスティス

やめるにゃぁぁぁ!? あたしのことを!
きらきらした目で! 見ないでにゃぁ~!!

ハリンヘイム

亜神なのに戦うことを拒むなんて、
第四層「ヌン」は変わった文化をお持ちなのですね。

バスティス

お前んとこは武闘派すぎるのにゃぁ~!!
第三層「アスガルド」は脳筋しかいないのにゃ!!

ケイティ

交流を深めてもらうつもりで、
こうして合同演習を企画してみたのですが……。
もしかして、失敗だったのでしょうか?

元始天尊

いえいえ、これなら大成功の内でしょう。
拳を交えて真の友となるのは、
古来より伝わる戦士のならわしですからね。

バスティス

こいつも、知性はきっての武闘派とか嘘にゃ。
武闘派中の武闘派にゃ。

バスティス

はぁぁぁ……。
もうどうにでもなれにゃ。
さぁ次の模擬戦の相手は誰──

山ン本五郎左衛門

──いんや、訓練はどうやら、終わりのようだ。

バスティス

はっ? どういうことにゃ?

山ン本五郎左衛門

嗅ぎ慣れた匂いがするぜ……。
こいつは妖物か、いや、荒ぶる神の類か……?

???(イヨ)

……お見事、さすがは名高き大妖怪、
山ン本五郎左衛門殿。
でも残念、あたしはただの人間だよ。

???(イヨ)

はぁ、訓練中を狙えば、
王子を簡単に仕留められると思ったんだけどね。
まさかこんな化け物が揃っているなんて、想定外だよ。

山ン本五郎左衛門

はぁ? ただの人間が、
そんなに神の匂いを漂わせたりするものかよ。

山ン本五郎左衛門

おい王子、どうやらこいつ、
お前を狙った刺客みたいだが……どうする?

王子

…………(こくり)

元始天尊

刺客は正面から受け止める。
ふふ、良い心がけですね。

???(イヨ)

正々堂々、か。
そういうの好きだよ!
それじゃあ王子──あたしが今、救ってあげる。

イヨ

星神様の啓示に従い、
第五層「タカマガハラ」、管理者補佐イヨが参る!!


戦闘中

イヨがいる間は、
全ての敵のHPが
徐々に回復します。
戦人系の
攻撃を受けた味方ユニットは
3秒間、攻撃力と
防御力が減少します。
この効果は、状態異常に対する
ユニットの能力では
軽減、無効化できません。


戦闘後

イヨ

反則じゃない!?
そっち! 強すぎるんだけど!?

山ン本五郎左衛門

いやいや、お前も大したもんだよ。
っていうか手抜きしておいて、
その言い草はないんじゃないかい?

イヨ

手抜きぃ!?
あたしがそんなことするはずが──

???(ヒミコ)

──イヨ、あなたの心に迷いがあったのよ。
救済のためとはいえ、人の命を奪っていいのかと。

イヨ

ヒミコ姉さま!
もう追いついちゃったの……?

ヒミコ

当然よ。
私を誰だと思っているの?
あなたの独断専行に気付かないはずがないわ。

ヒミコ

えぇと……あなたが王国の王子、ね?
ごめんなさい、
この子が説明もなく襲いかかってしまって。

山ン本五郎左衛門

……おいおい。
説明したら襲いかかっていい、
って言ってるように聞こえるぜ?

ヒミコ

えぇ、命を奪う以上、
その説明はしっかりしなければ。

徐華

物騒じゃのう……。
まぁ話してくれるというのなら、
まずは聞いてみたらどうじゃ?

編集

ミッション2「神々の都合」(2023/10/26~2023/11/9)

説明文
天墜神星の天命を受けたヒミコが
王子の命を狙って襲い来る
<特定のタイミングで熱波が発生>
上級

王子の命を狙うヒミコは、
東の国の神話、天墜神星(アマツミカボシ)と神々の果て無き争いの歴史を知っているかと、王子らに問いかける。
東の国の伝承では、アマツミカボシとは、神々に最後まで抗った悪神とされており、
神々がアマツミカボシを討った後に、東の国が形作られ、人の世が始まったとされていた。

それが概ね間違いでないと認めるヒミコは、何故神々が争ったのか、その理由を語り始める。
ヒミコによると、東の国の神々は、人の持つ成長の力を肯定したが、
一方の天墜神星はそれを望まず、数多の血と死の上に成り立つ世界を否定し、誰も泣かなくて済む世界を望んだのだという。
故に、天墜神星の信徒たるヒミコたちは、王子が人である内に命を終えなければならないと宣言し、王子が神になることを望んでいる存在について明かす。

一方的に話を進めるヒミコは、天墜神星の力の一端、燃え盛る星の権能を披露。
熱波が吹き荒れる戦場にて、王子らは星神の信徒たちと戦うことになる。

王子らに敗れたヒミコは、天墜神星の力を使いすぎ倒れそうになりながらも、なおも星神の命を遂行しようとするが、
そんなヒミコを休ませようと、次にイヨが動き出す。

会話


戦闘前

ヒミコ

──東の国の神話はご存じかしら?
天墜神星さまと、神々の果てなき争いの歴史を。

シズカ

アマツミカボシ……?
えぇ、神々に最後まで抗った悪神だと聞いているわ。

シズカ

神々がアマツミカボシを討った後、
東の国を形作り、人の世が始まったのだ、って。

ヒミコ

それは概ね間違いじゃない。
今の東の国をつくったのは、
天墜神星さまを討った神々だもの。

ヒミコ

でも、なぜ神々が争ったのか──
その伝承はきっと、残されていないでしょう?

シズカ

…………。

ヒミコ

東の国の神々は、人に開拓者たれと望んだの。
力強く試練を乗り越え、
願いを追い求め、歩み続ける者であれ、と。

ヒミコ

それは人の持つ成長の力。
そして強き願いは、いずれ神すら殺す野心に至るものよ。

ヒミコ

でも、天墜神星さまは、それを望まなかった。
数多の血と死の上に成り立つ世界を否定し、
誰も泣かなくて済む世界を望んだの。

山ン本五郎左衛門

そいつは傲慢だぜ?
人間に、人間らしくあるなって言うのは。

ヒミコ

それでも、よ。
だからこそ、王子、あなたはここで、
人である内に命を終えなければならない。

アンナ

待ってください、王子は人間です!
それはまるで、
王子が神になってしまうかのような──

イヨ

──そのとおりだよ。
王子が神になることを望んでいるやつがいる。

ヒミコ

だからこそ、人の領分を超えぬうちに、
王子、あなたには死んでもらうわ。
神々の都合で命を奪うこと、先に謝っておくわね。

徐華

わわっと……なんじゃぁ?
急に熱くなってきおったぞ?

山ン本五郎左衛門

ちっ……どいつもこいつも、人の言う事聞きやしねぇ。
徐華、こいつは天墜神星の力の一端だ。
燃え盛る星の権能、熱波の中じゃ体力が削られる!

アンナ

王子、癒し手の負担が大きいかもしれません。
慎重な指揮をお願いします!


戦闘中

ヒミコがいる間は、
全ての敵のHPが
徐々に回復します。
悪天候:熱波
・味方に『継続ダメージ』
・悪天候に影響を受けない特性を持つ
ユニットは『継続ダメージ』を
受けません。


戦闘後

ヒミコ

くっ……これすら、切り抜けますか……。
っ……はぁっ、はぁ……。

イヨ

姉さま! 天墜神星さまの力を使いすぎだよ!
先に姉さまが倒れちゃうでしょ!

ヒミコ

……しかし、これは天墜神星さまの天命。
あの者が神と成り果て、
次なる災禍の種となる前に刈り取らねば。

アラン

もし王子が神になったとして、
彼が災禍を望むとでも?

ヒミコ

この者がそれを望むことは、ないでしょう。
天墜神星さまも、王子の人徳は認めていたわ。

ヒミコ

けれど、世界はそうではない。
新たな神の存在は、必ずその周囲に争いの火種を生む。

ヒミコ

自分の存在が原因で、
自分の手の届かぬ場所で、
争いが始まる現実を受け入れられる?

王子

…………。

アラン

……王子、あれはあくまで天墜神星の信徒の言い分です。
人であれ、神であれ、あなたの本質は変わりません。

アラン

手の届かぬ場所があるなら、
手を伸ばし続ければいい。 そうでしょう?

ヒミコ

詭弁を……。
さぁ、次こそあなたの命を……。

イヨ

姉さま、ちょっと休んでて!
次はあたしが仕掛けるから!


編集

ミッション3「鏡像の神獣」(2023/10/26~2023/11/9)

説明文
天墜神星の力を使いすぎたヒミコに代わり、
切り札を召喚したイヨが挑んでくる。
強敵を退けて勝利を掴め!
極級

ヒミコに代わって戦う決意をするイヨ。
対する王子らは、ヒミコよりもイヨの方が神の依り代としての適性が高いことに気付き、
その実力を全て知るため、あえて全力を出すよう焚き付け、勝負に出る。

戦いの中で儀式を終えたイヨが繰り出したのは、神獣玉兎の鏡像であった。
「神の威光」を持たぬ写し身とは言え、神獣である以上気は抜けないとして、王子らは警戒を強める。

玉兎の力を以てしてもイヨの軍勢は王子らに敗れるが、その間に準備ができたというヒミコは、もう十分だとしてイヨを下がらせる。
己の命を捨てることも承知の上で、ついにヒミコは神降ろしを実行するのだった。

会話


戦闘前

イヨ

姉さま、ちょっと休んでて!
次はあたしが仕掛けるから!

山ン本五郎左衛門

へぇ、小娘が何をするつもりだ?
天墜神星の依代はそっちのヒミコだろう?
ただの巫女たるお前に何ができる。

徐華

ザエモン、焚き付けてどうするんじゃ!
おぬし面白がっておるじゃろ!

山ン本五郎左衛門

いやぁ、だって、なぁ?
どう見たって、あのイヨって小娘のほうが──

元始天尊

……えぇ、いずれも強力な術師ではありますが、
殊、神との親和性だけを見るなら、
あのイヨという娘の方が上回っているように見えます。

山ン本五郎左衛門

王子だって、自分を殺しに来た相手の言い分、
その実力、全部知った上で相対してぇだろ?

王子

…………(こくり)

山ン本五郎左衛門

へっ、それでこそ俺たちの旗印だ。
さぁイヨ、てめぇの隠し玉を見せてみやがれ!

イヨ

言ったなぁ……!
みんな、これよりあたしは儀式を始める!
ぴょんぴょん部隊、出撃! 時間を稼いで!

山ン本五郎左衛門

さぁて、何をしかけてくるやら。
王子、気を抜くんじゃねェぞ!


戦闘中

(時間経過で、イヨが玉兎の鏡像とともに登場)

イヨ

──かつて、千年戦争において
人のために放たれた一筋の流星。

イヨ

彼の者、慈愛と力を兼ね備えし最強の獣。
力とは神が振るうべきもの。
人が争わず済むようにと、振り下ろされた大いなる鉄槌。

イヨ

天墜神星さま、そのお力をお借りします!
我が前にいでよ、大いなる鏡像──神獣「玉兎」っ!!

アンナ

なっ……神獣玉兎!?
そんな、個人が神獣を召喚するなんて──

ホルテウス

何の不思議もなかろう。
我と同じく、神より神獣の権限を得たとみえる。

ホルテウス

しかし、あれはあくまで鏡像、
虚空に投影された写し身にすぎぬ。
転移の力たる「神の威光」は持っておらぬようだ。

アンナ

それでも、神獣である以上気は抜けません。
王子、慎重な指揮をお願いします!

神獣玉兎の第一形態は、
傷ついた周囲の敵を
自身の攻撃力の値で
回復します。(1/2)
神獣玉兎の第一形態がいる間は
妖怪属性の敵の攻撃と防御が
アップします。(2/2)


戦闘後

イヨ

……玉兎が、あたしのうさぴょんが、負けた?

ヒミコ

イヨ、もう十分よ。
時間を稼いでくれたおかげで、こちらの準備ができたわ。

山ン本五郎左衛門

……へぇ、何の準備ができたって?

ダン

…………こいつは、この気配は、どこかで。

山ン本五郎左衛門

……神降ろしか! おい、ちょっと待て!
ヒミコてめェ、さっきの権能だけで倒れかけてたのに、
神の依代になったりしたら──

ヒミコ

──承知の上よ。
王子、亜神ディアス討伐は天墜神星さまが引き継ぐ。
神の悪行は、神によって正される。

ヒミコ

だから、安心して死出の道を進みなさい。


編集

ミッション4「神降ろし」(2023/10/26~2023/11/9)

説明文
天墜落神星をその身に降ろしたヒミコが
王子の命を絶つべく流星を呼び寄せる!!
<特定のタイミングで熱波が発生>
神級

人と神の世界を分かつため、ついに天墜神星がヒミコの肉体に降臨する。
神の依り代となることは、本来その人間の死を意味するが、
巫女たちを大切な家族だと言う天墜神星は、決してヒミコの命を落とさせはしないと約束。
天墜神星は、王子がどれだけ人の道を外れたか確かめるため、呪力を込めた流星を操り、戦いを始める。

戦いの末、流星にすら耐える王子の力を認めた天墜神星は、そんな王子が何らかの答えを持っていることに気付き、
人が己の意志を諦めていないのなら、それを一方的に否定し殺すのは過ちだと考える。
ヒミコに身体を返した天墜神星は、彼女に、王子と共にオリュンポスへ至り、王子の有り様を見定めるよう命じる。
また天墜神星は、次代の依り代たるイヨの力を決戦の時に借りることを決め、オリュンポス第五層「タカマガハラ」で王子の決意を聞くことにして去っていく。
王子もまた、天墜神星に己の答えを見せる決意をし、旅立つ準備をするのだった。

会話


戦闘前

ダン

王子、人間が神降ろしをしたら……。
俺の時と同じだ、あいつが死んじまうぞ!

アラン

……もう、手遅れです。
ヒミコの内側へ、神の膨大な魔力が流れ込んでいます。

ダン

馬鹿なことを……。
そこまでして、なぜ王子を……。

イヨ

この世界のため、だよ。
天墜神星さまは、神の横暴に人が害されぬよう、
人と神の世界を分かつことを望んだんだ。

イヨ

でも、姉さまは負けたりしない!
姉さまは天才だから、天墜神星さまを降ろしても、
ぜーったいに死んだりしない!!

山ン本五郎左衛門

…………泣きそうな顔で、言うなよ。
ったく……おい天墜神星ッ!
てめェ、自分の巫女殺したりしたら承知しねェぞ!!

天墜神星ヒミコを依代にしている)

──我が巫女たちを愚弄しないでもらおう。
この者らは、何代にも渡り、
神と人の橋渡しを担ってきたのだ。

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

私の、大切な家族だ。
決して命を落とさせはしない。

山ン本五郎左衛門

そうかよ、この堅物邪神が。
おい王子、さっさとケリをつけ──ん?
どうしたソラス、変な顔しやがって。

ソラス

……星が、詠めません。
何が起きて……っ……そんな、星が、渦巻いて、いる?

山ン本五郎左衛門

おい、しっかりしろ占星バカ!
星がどうしたって!?

ソラス

そう……これが、星神……!
王子君、星が、来ます! 空から!!

山ン本五郎左衛門

はぁ? って、おいおいおいおい!
なんだあれ、流れ星か!?

ソラス

流星です!
天墜神星に導かれた隕石が、それも呪力を帯びたものが、
この場所をめがけて降ってきます!!

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

これしきの流星で死ぬ戦士ではあるまい?
だが、施した呪力は、
その身の力を大きく奪うものだ。

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

さぁ、人の身でどこまで人を外れたのか、
この私に見せてみよ、今はまだ、人間の王子よ。


戦闘中

天墜神星(ヒミコ)の
攻撃を受けた味方ユニットは
5秒間、攻撃力と
防御力が減少します。
この効果は、状態異常に対する
ユニットの能力では
軽減、無効化できません。


戦闘後

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

……なるほど、流星にすら耐える、か。

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

王子よ、お前に答えはあるか?
己が望もうと、望まざろうと、すでにその運命は
神々の争いに深く食い込んでいる。

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

神の試練を、いくつ切り抜けた?
どれだけ人の器から外れた?

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

お前が人から神になった時、
確かに、亜神ディアス
討ち滅ぼすことも叶うやもしれん。

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

だが、その先に待つのは、
新たな神たるお前を巡る、神と人の境界なき戦争だ。
お前の手では届かぬ規模の、な。

王子

…………っ。
俺は──

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

…………ほう。

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

言いたいことは、ありそうだな。
神になってもそうはならないか、
むしろ神になることを拒むのか……。

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

ならば、一方的に殺すというのも過ちか。
人が己の意志を諦めていないのなら、
それを否定するわけにもいくまい。

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

ヒミコよ、身体を返そう。
お前は王子と共にオリュンポスへ至り、
かの者の有り様を見定めよ。

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

そしてイヨよ、次代の我が依代よ、
決戦においては、お前の力を貸してもらおう。

イヨ

は、はいっ!
姉さま、依代の座、あたしが引き継ぐよ!

天墜神星(ヒミコを依代にしている)

王子よ、第五層「タカマガハラ」にて、
お前の決意を聞く時を、楽しみにしている。


王子

…………ああ、待っていろ、天墜神星

編集

ミッション5「天墜神星の巫女たち」(2023/10/26~2023/11/9)

シナリオはない高難度ミッション、ミッション4にイヨと神獣玉兎(第二形態含む)が敵として加わる。
会話はない。

説明文
イヨとお供の神獣玉兎が神降ろしをした
ヒミコを助力するべく駆けつける。
<特定のタイミングで熱波が発生>
神級EX

ミッション6「オリュンポス第五層」(2023/11/1~2023/11/9)

説明文
タカマガハラに辿り着いた王子たちは
天墜神星が率いる軍勢と対峙する……。
<広域戦闘:敵味方の射程減少>
上級

神々が自ら岩戸に隠れ、姿を消した階層、タカマガハラに、裏切りと謀略の亜神イコルが姿を現す。
天墜神星は、亜神ディアスを討つという一点において、イコルと自分の目的は一致しているが、
そこに人の子の運命を巻き込むのは承服しかねるとし、イコルの計画を邪魔することを承知で王子を殺すことを明かす。
天墜神星の考えが予想通りだと確認できたイコルは、自分も勝手に動くことを宣言し、その場を立ち去っていく。

同じ頃、王子らは東の国の原風景、オリュンポス第五層「タカマガハラ」に到着。
ヒミコの案内のもと天墜神星と対峙した王子らは、またしても隕石を操る星神との戦いを始める。

攻撃の当たらぬ場所に隠れ、いつまでも止まぬ隕石を操る天墜神星を相手に、王子らは苦戦。
天墜神星を狙おうにも、次元の狭間に隠れているため反撃できずにいたのだ。
王子らは持久戦を行いつつ、次元の狭間に乗り込む方法を考えるのだった。

会話


導入

イコル

──神々が、自ら姿を消した階層か。
民を残して岩戸に隠れるとは、
タカマガハラの神々は、どうにも理解しがたいね。

天墜神星イヨを依代にしている)

イコル、か。
すまないな、今は相手をしている時間がない。

イコル

分かっていて訪ねてきたのさ。
……お前、王子を殺すつもりだな。

天墜神星(イヨを依代にしている)

ああ。
このままでは、彼は望まぬ神の道を歩まされることになる。
ここで命を絶ち、せめて人である内に生を終えるべきだ。

天墜神星(イヨを依代にしている)

イコル、亜神ディアスを討つという
その一点においては、我々の目的は一致している。

天墜神星(イヨを依代にしている)

しかし、そこに人の子の運命を巻き込むのは、
どうにも承服しかねるのでな。
君の計画を邪魔させてもらうことになるが。

イコル

どうせそんなことだろうと思ったさ。
何しろ、タカマガハラの神々が争った時、
君はその肉体が消滅するまで、抗い続けた神だ。

イコル

自然の力、生命としての本能。
闘争と成長を司る原初の神々が、
人間を争いへ導く様が、見ていられなかったんだろう?

天墜神星(イヨを依代にしている)

そんな高尚なものではない。
それに連中の導きに従うのが、正しい自然の摂理だ。
成長と闘争なくして、生命は発展しない。

イコル

まったく。導くだの、正しさだの、
そういうことを真顔で言えるのが、
亜神の傲慢さそのものだ。

イコル

だから、こちらも勝手にさせてもらう。
せっかく育ててきた種を、
こんなところで刈られては困るからね。

天墜神星(イヨを依代にしている)

ああ、承知した。

天墜神星(イヨを依代にしている)

では、儀式を始める。
それからイコル、この戦いが終わった後には、
再び助力することを、ここに約束しておこう。

イコル

律儀なやつめ。

イコル

──ああ、ところで、
自分が矛盾していることには気付いているかい?

イコル

神が人の運命を翻弄することをよしとしない、
君はその考えだが、既に巫女ふたりの運命を
歪めてしまっているじゃないか。

天墜神星(イヨを依代にしている)

他人のことを言える立場か?
守りたいもの、取り戻したいものを、
傷つけてばかりの大馬鹿者が。

イコル

…………。
覚えておけよ、アマツミカボシ。

天墜神星(イヨを依代にしている)

覚えておくとも、盟友イコル。

戦闘前

バスティス

──じゃあ、開くにゃよ。
ここから先がタカマガハラ。
オリュンポス第五層、東の国の原風景にゃ。

ヒミコ

案内は私が。
おそらく天墜神星さまは、
この先で儀式を続けているはずよ。

山ン本五郎左衛門

巫女が祭神の敵を案内していいのか?
何ならこいつは異郷の神々の
加護を全力で受けてる男だぜ?

ヒミコ

王子を天墜神星さまのところへ導き、
道中でその人となりを見極める……。
それが、私に課せられた天命だもの。

ヒミコ

……もし邪魔だったり、信用できなかったりしたら、
ここで斬って捨てても構わないからね?

王子

…………。

ヒミコ

うっ……ごめんなさい。
だからそんな顔で見ないで。
あなたの手を汚させたりはしないから。

シズカ

王子が怒ったのは、面倒だからとか、
手を汚したくないからとかじゃないわよ?

ヒミコ

…………そう。
優しい人、なのね。

シズカ

当然よ。
そういう人だから、今、この場にいるんだもの。

山ン本五郎左衛門

──さて、そろそろか?
おいアマツミカボシ、望みどおり来てやったぜ。

天墜神星(イヨを依代にしている)

……なるほど、存外早い到着だ。
王子もその配下も、実力は確からしい。

天墜神星(イヨを依代にしている)

その身に神の力が宿れば、
あるいは亜神ディアスにすら手が届くのかもしれないな。

天墜神星(イヨを依代にしている)

だが、それゆえに、
神々の駒として神の座に据えられる前に、
お前を、人の身のまま殺さねばならない。

ソラス

王子くん、また星神の隕石が降ってきます!

山ン本五郎左衛門

見りゃ分かるだろ!
で、何か対策はあんだろうな?

ソラス

伝説の占星術師が
星神に負けっぱなしじゃいられませんからね!
ちゃんと読み解きましたよ!

ソラス

アマツミカボシが隕石に施した術は
最も遅く戦場に駆けつけた者を優先して
狙い撃ってくるものです。

ソラス

おそらく、王子くんに与する者を、
ひとり残らず抹殺するためなのでしょう。

山ン本五郎左衛門

だが、それが分かれば対策のしようもある。
王子、隕石にだって平気で耐えられるやつ、
心当たりのひとりやふたり、あるだろ?

山ン本五郎左衛門

そいつを最後に出撃させればいい。
よし、作戦会議終わり!
さぁ星神狩りと行こうぜェ!


戦闘中

発行するマスに配置した
ユニットは射程が
上昇します。
全ての敵を撃破するまで
一定時間が経過するたびに
最後に配置したユニットへ
隕石による攻撃が行われます。


戦闘後

シズカ

──くっ……キリがない。
天墜神星本体を倒さないといけないみたいね。

チヨメ

いやぁ、倒すって言ってもどうやってです?
あいつ全然攻撃当たらないですし、
殴れない場所から隕石飛ばしてくるし!

チズル

おいこら!
タカマガハラって言やぁ、東の国の大元だろ?
正々堂々もののふらしく、刀を交えたらどうだ!

天墜神星(イヨを依代にしている)

これは笑わせる。
殺し合いに卑怯も何もないだろう?

山ン本五郎左衛門

そうだぜチズル。
サムライの流儀は戦乱の時代に生まれたモンだ。

山ン本五郎左衛門

こいつはそれ以前、原初の東の国の存在。
武士道とかそういうのじゃなく、どっちかってェと、
俺たち妖怪みたいな、自然や概念に近い存在だ。

シズカ

一騎打ちが戦の華になる前の時代、ね。
それじゃあ、隠れて隕石を降らせるのも、
卑怯だなんて言えないわね……。

ヨシノ

……いや、納得してる場合じゃないってば。
さぁて、どうやって殺しにいくか……。

アトナテス

おい、エフトラ。
あいつに攻撃が当たらねぇ理屈は分かるか?

エフトラ

あなたが察しているとおりかと。
アマツミカボシは、次元の狭間に潜んでいます。

アトナテス

……そこをぶち抜く方法は?

エフトラ

一度次元に亀裂を生じさせたあなたなら、
何とかできたりしませんか?

アトナテス

意図して出来たら苦労はしねぇよ!

グリム

異世界というわけでもないですし、
門を開く?わけにもいきませんねー。

アトナテス

はぁ……何か思いつくまで
こうして持久戦するしかないってことかよ。

天墜神星(イヨを依代にしている)

諦めろ、と言っても聞かないか。
お前たちは、人間だものな。

天墜神星(イヨを依代にしている)

ならば、諦めず抗い続けよ。
我が星の力をもって、その全てを退けよう。

編集

ミッション7「次元を操る者」(2023/11/1~2023/11/9)

説明文
天墜神星に対して決定打を欠く王子一行。
さらに不穏分子を処すべくガードが現れる。
<広域戦闘:敵味方の射程減少>
極級

次元の狭間に隠れる天墜神星の攻略に王子らが悩む中、次元の位相自体を操れる存在についてタリエが言及。
そんな話をしていたところ、タリエの言うあの人、元魔王親衛隊のガードその人が姿を現す。
亜神ディアスの配下となっているガードは、宿敵の王子と、ディアスに弓引くアマツミカボシがこの場に揃っていることに触れ、
不穏分子を処分するにはうってつけの状況であると言い、デーモンたちを率いて、王子らに勝負を仕掛ける。

戦いの中で、王子らの力を見定めたガードは撤退。
ガードの引き際がやけに良すぎると不審に思う王子らは、ガードが現れた際に使った次元の裂け目が残っていることに気付く。
偶然にしてはできすぎであるが、それを使えば天墜神星の潜む場所まで行けるかもしれないと王子らは考え、
次元の裂け目にかつて入ったことのある、ルキファアトナテスが、その調査のため次元の裂け目に突入するのだった。

会話


戦闘前

タリエ

──あぁもう、何かない?
隕石を砕いた伝説とか、
次元の狭間をぶち抜いた神話とか!

レーヴ

な、無くはないですけど!
それこそ次元の狭間から
唯一無事に帰ってきたルキファさんとか!

ルキファ

いや、そんな縋るような目で見られてもな。
私も自分の意思で移動できたわけでもないぞ。

タリエ

何か……次元の位相自体を操ったりとか、
そういう……あぁもう、
こういうのが得意な人は今ここにいないし……。

レーヴ

……えっ、心当たりあるんですか?

タリエ

心当たりもなにも、
王国軍だって、あの人とは何度も戦ってきたじゃない。

タリエ

でも、あの人は身内にはやけに甘いけど、
敵対した今、頼んでも助けてくれるとは──


(次元の裂け目からガードが登場)

ガード

──かつての上司に、酷い言い草だな、タリエ。

タリエ

が、が、ガード様ぁ!?
えっ、も、もしかして、
次元の裂け目まで使って助けに──

ガード

血迷ったか、タリエ。
王子は我が宿敵、そしてオリュンポスが主に弓引く、
アマツミカボシまでこの場に揃っている。

ガード

不穏分子を処分するには、
うってつけの状況だろう。

シャディア

……下手な芝居はやめることだな。
お前の千年戦争は終わった
ならば、次は何をするつもりだ?

ガード

お前たちの敵として、相対するのみ。
敵を始末するのにもっとも容易い好機とは、
別の敵に苦戦している最中を狙うことだからな。

ガード

行くぞ、王子。
これも次なる世界のため、
お前の力のすべて、見せてみよ。


戦闘中

ガードはダメージを受けると
反撃を行います。
全ての敵を撃破するまで
一定時間が経過するたびに
最後に配置したユニットへ
隕石による攻撃が行われます。


戦闘後

ガード

……なるほど、さらに力を付けたか。
ここは撤退しておくとしよう。

アンナ

やけに、引き際が良すぎる気がしますね……。

タリエ

まぁ、何考えてるのか分からない人ではあるけど……。
って、あっ、あれ見て!
次元の裂け目、残ったままじゃない!?

アンナ

偶然にしては出来すぎ、ではありますが……。
あれを使えば、アマツミカボシの
潜む場所までいけるかもしれません。

アトナテス

あの先が、奇跡か偶然か、
アマツミカボシの場所まで繋がっていればだけどな。

ルキファ

なに、それなら経験者が先行しよう。
ほら共に行くぞアトナテス、
裂け目に飛び込むのは初めてではないだろう?

アトナテス

だから前のことはあまり覚えてな──
ちっ……仕方ねぇか。

アトナテス

王子、向こうが確認出来たら合図する。
ガードの野郎の置き土産が、
ちゃんと機能してることを祈っておけよ。

編集

ミッション8「アマツミカボシ」(2023/11/1~2023/11/9)

天墜神星を一定時間生存させると新たな会話が発生

説明文
天墜神星の元に辿り着いた王子たちは、
己が意志を示すため星神との決戦に挑む!
<広域戦闘:敵味方の射程減少>
神級

王子らはついに、次元の狭間に隠れる天墜神星と対峙。
神とは偉大なものでも神聖なものでもなく、ただ生み出しただけと語る天墜神星は、
しかし神と人の力の差は歴然であり、人が神に打ち勝つことはできないと断言。
亜神ディアスを討つのは、神々自身の手によるものでなければならないと言う天墜神星に対し、
王子らの仲間の亜神たちは、人は神に守られるべき、か弱き存在に収まるものではないと反論する。
そして、天墜神星に望みを問われた王子は、殺されてやるつもりもなければ、神になるつもりもないと答え、
人として生き、人として皆と共に次の千年の平和を勝ち取ることを宣言。
今までの比でない術を行使し、強大な破壊力を秘めた彗星を落とそうと準備を始める天墜神星に対し、
王子らは、自分の死に場所は自分の意志で決めるとし、人の力を見せるための決戦に挑む。

世界の始まりより人を見守り続けた星神との戦いに勝利し、王子らは、人が自らの手で困難に打ち勝てることを証明。
イヨの魔力が消耗したことを悟った天墜神星は、後のことをヒミコに任せて眠ることにし、
ヒミコたちに引き続き王子に助力するよう命じ、これからは人を庇護するのではなく、人と共に戦う道を選ぶことを約束する。
すべての戦いを終えた王子らは、ヒミコとイヨにも休息が必要と考え、一度拠点に戻るのだった。

会話


戦闘前

天墜神星イヨを依代にしている)

神とは、偉大なものでも、神聖なものでもない。

天墜神星(イヨを依代にしている)

人が何かを作るように、
創造神も人を作っただけに過ぎない。

天墜神星(イヨを依代にしている)

他の神とて同じだ。
ただ生み出しただけ、神と人の差とはそれだけなのだ。

天墜神星(イヨを依代にしている)

だが、力の差は歴然だ。
人が神に打ち勝つことは、できない。

天墜神星(イヨを依代にしている)

だからこそ、亜神ディアスを討つのは、
我ら神々自身の手によるものでなければ──

トラム

──アマツミカボシ。
随分とお優しいことね。
上から目線で「人類を守ってやる」だなんて。

天墜神星(イヨを依代にしている)

……銀腕か。お前とてそうだろう?
武神にして軍神、その権能を、
今は人の子らを守護するために振るっているはず。

トラム

以前の私なら、そうしていたわ。
でも、人はそんなにか弱い存在じゃない。

アラン

神の定めた「守られるべき者」という枠に、
黙って収まっていられるほど、
人間は大人しく可愛らしい生命ではありません。

アラン

人間というのは、もっと愚かで、無謀で、
いい加減で自分勝手で、
そして、私たちと同じ様に、自分の意志を持つ生命。

天墜神星(イヨを依代にしている)

だから、守ってやる必要はない、と?
人である内に殺してやるのが、
慈悲ではないというのか。

天墜神星(イヨを依代にしている)

そこの王子は、神の試練をいくつ乗り越えた。
神の座に至るための試練を、
知らぬ内にいくつ乗り越えさせられた。

天墜神星(イヨを依代にしている)

……もう、時はあまり残されていない。
王子よ、お前の望みを聞かせよ。
望むがままに、その生命を終わらせてやろう。

王子

…………。

アンナ

……王子。

王子

お前に、殺されてやるつもりはない。
そして、神になるつもりもない。

王子

俺は人として生きていく。
人として、皆と共に次の千年の平和を勝ち取りに行く。

天墜神星(イヨを依代にしている)

……新たなる千年戦争、と言ったか。

天墜神星(イヨを依代にしている)

人が神の助けなしに、
千年の平穏を、自らの手で勝ち取るというのか。

天墜神星(イヨを依代にしている)

……愚かな。愚かなことだ。
お前はまるで、タカマガハラが
天の岩戸に隠れたあの神々のようなことをいう。

天墜神星(イヨを依代にしている)

人は誰かの意志で生まれるが──

王子

──その死に場所は、自分の意志で決める。

天墜神星(イヨを依代にしている)

いいだろう。
一度はなったその言葉、ゆめ忘るるなかれ。
お前の描く未来の世界、この星神に見せてみよ!!

ソラス

この詠唱……あぁもうっ、星が乱れすぎです……。
全然星が読み解けませんよ……!

アンブローズ

弱音はかない!
相手はただの星神、こっちは伝説の占星術師!
ちょうどいい勝負じゃないですかぁ!

ソラス

くっ……良いでしょう、読み解いてあげますよ……。
これは……空が歪んで……いえ、大地が……違う……。

ソラス

……星が、招かれている。
眠れる星がうごめいて、彗星となり──
これは……着弾地点は……。

アンブローズ

はっ、えっ? ちゃくだんちてん?

ソラス

……あの術、完成させてはいけません!
とんでもない破壊力の彗星が、
ここに、この場所に墜ちてきますよ!!

アンブローズ

さっきまでの比じゃない、ってことですねぇ?
でもここなら、アマツミカボシにも攻撃が届きます。
全力で叩き潰しにいきますよぉ!


戦闘中

天墜神星(イヨ)の
攻撃を受けた味方ユニットは
5秒間、攻撃力と
防御力が減少します。
この効果は、状態異常に対する
ユニットの能力では
軽減、無効化できません。
一定時間が経過するたびに
最後に配置したユニットへ
隕石による攻撃が行われます。
天墜神星(イヨ)を倒すと
以降、隕石による攻撃が
停止します。(1/3)
天墜神星(イヨ)が生存し、
一定時間が経過すると
隕石による攻撃が強化されます。
強化された隕石は
広い範囲攻撃を行います。(2/3)
また、攻撃を受けた
味方ユニットは5秒間、
攻撃力と防御力が減少します。
この効果は、状態異常に対する
ユニットの能力では
軽減、無効化できません。(3/3)


(天墜神星(イヨ)生存で一定時間が経過)

天墜神星(イヨを依代にしている)

──人の身のまま、亜神ディアスを討つというのなら。
ならば、この星の力に耐えてみせよ。

天墜神星(イヨを依代にしている)

タカマガハラの神々は、
人が正しく成長を続ける世界を夢みて
この大地を神から人間に譲った。

天墜神星(イヨを依代にしている)

だが、私はそれを信じなかった。
争い、嘆き、殺し合ってまで得られる成長が、
生命の尊さに勝るはずがないと!

天墜神星(イヨを依代にしている)

我が庇護が必要ないと、
人は自らの手で困難に打ち勝てると!
証明してみせよ!!

ソラス

王子くん、アマツミカボシの術が完成します!
来ますよ、破滅をもたらす彗星が!!


戦闘後

王子

──俺たちの勝ちだ、アマツミカボシ。
世界の始まりから、人を見守り続けてくれた星神よ。

天墜神星(イヨを依代にしている)

……ああ、認めよう。

天墜神星(イヨを依代にしている)

ヒミコ、イヨも魔力を消耗しているはずだ。
後のことは任せたぞ。

ヒミコ

えぇ。承知しました。
あの、天墜神星さまは……?

天墜神星(イヨを依代にしている)

しばし、眠る。
お前たちはそのまま、王子に助力せよ。

天墜神星(イヨを依代にしている)

そして王子、これからは人を庇護するのではなく、
人と共に戦う道を選ぶことを約束しよう。

天墜神星(イヨを依代にしている)

嗚呼……星とは、常に傍らにあるもの。
触れられず、しかしただ、そこにあるものだというのに。

天墜神星(イヨを依代にしている)

少しばかり、気負いすぎていたのかもしれないな……。


イヨ

……んっ、んぅ……ねえ、さま……?

ヒミコ

イヨ、おかえりなさい。
……無事に、全部片付いたわ。

アンナ

おふたりにも休息が必要でしょうし、
一度拠点へ戻りましょうか。

アンナ

王子、此度の戦い、お疲れさまでした!

編集

ミッション9「王国軍初代司令」(2023/11/1~2023/11/9)

説明文
初代王国軍司令で模擬戦という伝統の
創始者であるランシェが王国へ帰還。
他の英傑を巻き込み歓迎会が始まる……!!
神級EX

亜神ディアスとの戦いが本格化する中、伝説に残る初代王国軍司令官ランシェが王国へと帰還する。
永遠の寿命を得たランシェは、今までイルドナヴィディアと協働して世界中を駆け回っていたのだ。
兵には嫌われたくないと不安に思っていたランシェであったが、実のところ、王国軍の者たちは、伝説の人物に興味津々な様子を見せていた。
それがイルドナの差し金により、自分の伝記がベストセラーになったせいだと知ったランシェは、憤慨した様子を見せるも、
もとより英雄王の系譜に要請されたら手助けするつもりではあったとして、今後はちゃんと手助けをすると宣言。
そしてランシェは、戦士が出会い仲を深めるために何をすべきか、王国軍に訊ねる。
それは模擬戦歓迎会。ランシェの生み出したその伝統に則り、王子らは伝説の英傑たちと剣を交える。

模擬戦を終えランシェはすっかり上機嫌となるが、ヴィディアはその様子に少し呆れを見せる。
ランシェはヴィディアと同じ独立遊撃部隊に入ることとなり、かつてのようにランシェの面倒を見ることとなったヴィディアは、少し頭を抱え始める。
ともあれ、天界での戦いに備え、王子らは新たな心強い仲間を得られるのだった。

会話


戦闘前

フィリス

──はっ?  しょ、初代、王国軍、司令!?
あの肖像画に描かれてためちゃくちゃ美人の!?

ユリアン

あの重鎧、確かに見覚えがあるぞ……。
確か伝記小説によれば、
兵と共に最前線に立ち、必ず生きて帰り──

クレイブ

──ひとりで軍を相手取る。
王国軍創設の立役者のひとり、でしたね。

ヴィディア

亜神ディアスとの戦いも本格化していくだろう?
本人は嫌がっていたが、実用的な戦力を
野放しにしておくのはもったいないからな。

ヴィディア

イルドナと協働して、世界中を駆け回る日々も終わりだ。
今日からまた、王国軍の一戦力に戻ってもらう。

ランシェ

──はぁ。嫌がりもしますよヴィディア。
だって、寿命永遠の上司が出戻ってきたら、
下の子たちが永遠に出世できないじゃないですか。

ヴィディア

私も同じことを懸念していたわけだが、
結果としては、
こうして独立遊撃部隊の隊長におさまった。

ヴィディア

正規の役職を奪わなければ問題ない。
各兵科の団長とも詳細は打ち合わせ済みだ。
なぁ、ミレイユ?

ミレイユ

えぇ、我々近衛も、天馬騎士団神官戦士団
魔戦団等の主だった部隊も、
ランシェ殿の帰還には賛成しています。

ランシェ

はぁ……まぁ、そういうことなら。
兵には嫌われたくないんですけどねぇ。

ヴィディア

嫌うも何も、皆の顔を見てみろ。
むしろ興味津々なようだぞ?

アリア

あの方が、王国軍の初代司令……!
わっ、わっ……後で盾にサインを……。

ステラ

手合わせ、してみたいですねぇ……。
ひとりで前線一個抑えたって
あの伝説、本当なんでしょうか!

ミェール

最新刊読みました?
ほら、副司令と背中を預けあって、
ふたりで魔物の軍団を相手どった場面の……!

ランシェ

…………ヴィディア、誰の仕込みですか?
絶対、この顔合わせの前に、
私の好感度上がりそうな逸話を流布させたでしょう。

ヴィディア

イルドナの差金だ。
現代の王国は製紙技術の発展が著しくてな。
街ではお前の伝記がベストセラーになっているぞ。

ランシェ

…………あの暗黒微笑亜神ーッ!!

ランシェ

あぁもう、分かりましたよ。
もとから英雄王の系譜に要請されたら戻ることに
決めてましたし、今度はちゃんと手助けしましょう!

ランシェ

──で、王国軍の者なら分かっていますね?
戦士が出会い、その仲を深めるためには……。

王子

…………(にこにこ)

アンナ

王子がすごい嬉しそうな顔で武器を……!

ランシェ

英雄王が軍は、諸国家、諸部族、
世界各地の騎士宗家、果ては山賊海賊野盗まで、
ありとあらゆる戦士の寄せ集めでした。

ランシェ

ゆえに、こいつは背中を任せられる相手だと、
互いに認識するためには、
こうするしかなかったんですよねぇ。

ランシェ

王国が伝統、模擬戦歓迎会!
その創始者たるこの私が相手になりましょう!


戦闘中

ランシェは攻撃力500以下の
あらゆる攻撃を受け付けません。
また味方ユニットの
射程範囲内にいる場合、
遠距離攻撃を自身に引き付けます。(1/3)
スキルやアビリティなどで
攻撃の優先順位が指定された
敵がいる場合や一部の攻撃は
引き付けの効果を受けません。(2/3)
ランシェの攻撃を
受けた味方ユニットは
3秒間、攻撃力が減少します。
この効果は、状態異常に対する
ユニットの能力では
軽減、無効化できません。(3/3)
イムラウは攻撃を行いませんが、
戦場にいるだけで
イムラウ本体以外の
すべての敵が攻撃力1000以下の
攻撃を受け付けなくなります。(1/2)
また、イムラウの
HPが50%を下回ると、
傷ついた周囲の敵を
自身の攻撃力の値で
回復するようになります。(2/2)
サナラは、射程内の
味方ユニット全てに
遠距離攻撃を行います。
またサナラがいる間は、
アースエレメンタルの
攻撃力と防御力がアップします。
ハナがいる間は
全ての敵の攻撃力と
防御力がアップします。
【アンブローズの魔法陣】
・撃破数に含まれない
・ブロック不可。
 遠距離攻撃での破壊は可能(1/2)
・アンブローズが特定の地点に
 到達すると起動し、周囲に強烈な
 魔法攻撃を行ったのち消滅
・魔法陣の破壊、もしくは
 アンブローズの撃破、
 拠点通過で起動することなく消滅(2/2)
モルフェサがいる間は、
味方の攻撃力が低下し
魔法耐性が半減します。
また全てのユニットは
敵ユニットから受けたダメージが
1.2倍になります。
ミルドリスは、
一定時間が経過するたびに
全ての味方ユニットに
遠距離の物理攻撃を行います。


戦闘後

ランシェ

……ふぅ。
お肌つやつやー。やっぱり模擬戦はいいですねぇ♪

ヴィディア

お前が変な行事を残すから、
今の時代まで伝わってしまったんだぞ?
ちょっとは謝っておいた方が良くないか?

ランシェ

まぁまぁ、嫌な伝統なら消えていたはずでしょう?
走って殴って守る、戦場の基礎を、
仲を深めつつ学べる最高の伝統じゃないですか。

ヴィディア

これだから、頭まで筋肉でできてるぽやぽや娘は……。

ランシェ

失礼な、頭筋肉なのは私だけじゃないですよ!

ヴィディア

自分がそうなのは否定しないんだな……。
おっと、ところでランシェの所属はどうする?

ミレイユ

近衛に置く、というわけにもいきませんし、
王子直属の独立遊撃部隊、でしょうか?

ヴィディア

……また、こいつの面倒を見る、のかぁ。

ランシェ

わぁっ、伝説のコンビ復活ですね!
ヴィーディア♪ 仲よくしましょうねー♪

ヴィディア

ついこの前も一緒に共闘しただろう!
はぁ……恨むぞ英雄王……!

ランシェ

それじゃあ英雄王の子孫くん──うぅん、王子殿下。
これからよろしくお願いしますね♪

編集