Aberration

概要

光の届かない広大な地下世界が舞台で、地上とは違う特異な生物が暮らしている。
ARKシステムが破壊されたと言う設定のマップ。そのため地上は太陽光線で焼き尽くされている状態となっており、マップの大部分は地底という環境が特徴。マップ全体に雨が降らないほか、立体的な構造となっている。また、環境が破壊されたために生まれたとみられる、独特な生物もこのマップの特徴。通常の恐竜も種類を減らした上で光り輝く「変種」となっているなど、ARKシステム破壊の爪痕をそこかしこにみることができる。

地形は大きく３層+地上に分かれており、それぞれで環境や資源の質が全く違ってくる。アーティファクトはオリジナルのものが用意され、生物の持ち込みが一部制限されるなど、従来マップとは違った攻略が求められる。住む環境により防衛や資源計画の違いも出てくるだろう。

全域がアベレーション特有の洞窟判定なため、原則的には飛行禁止。
アベレーションに生息する生物と、そのヴァリアント種(原種、X種、R種)のみ持ち込み可能(ターミナルからのダウンロード及び低温ポッドからの展開可能)である。
サーバー設定が使える場合、GameUserSettingsファイルに　CrossARKAllowForeignDinoDownloads　true と入れることでダウンロードを許可することができる。
固有の新生物としてイーリン、コスモ(要DLC)に加えて、他マップにも生息するギガントラプトルの変種やファソラスクスの変種、及びパイロメインも生息している。
またASEで好評だったスチームパンクMODが公式化され、DLC「Bob's Tall Tails」を購入することで公式サーバーでも利用可能になっている。特に『Linked Storage Box』はアイテムを離れた場所まで転送できる四次元チェストであり、どこへ行くにも長距離移動を繰り返すことになるアベレーションとの相性が非常に良い。

このマップでは特有の資源も多く、マップエングラムにはそれらを要求される。また、全体を通して重要視されるのが「チャージライト（光源）」バフであり、効果の把握と仕様は攻略の上で不可欠である。
ボスは監督者や焦土マンティコアと同じレベル上限解放タイプ。より高みを目指すなら、ここの奥深くへ潜ることになるだろう。

アベレーションでは定期的に昼夜の長さが変動する。
アベレーションは基本的に地下世界であり天気が変わったりはしないが、昼夜の長さは地上に出る際に重要な要素となる。
詳細は後述のバイオームを参照。
他のマップでは夜の時間を短く設定するケースも多いが、アベレーションでは地上探索を行う都合上、夜の長さもデフォルト程度には確保したほうが良い。特にサーバー主はこの点に気を付けないと大惨事を引き起こす可能性もあるので注意。

マップ

バイオーム

• 肥沃な土地（第1階層）
  この地域は隙間から陽光が差し込むため、他マップ同様昼は明るく夜は暗くなる。緑が生い茂り、雨が降らない事以外は島の生活とほとんど変わらない。この階層には緑色の宝石があり、赤いまだらなキノコの一部には、触れるだけで幻覚を引き起こす胞子を吹き出すものが混ざっている。また、地域の一部はこの胞子で満たされているため注意が必要。危険な生物はユタラプトル、カルノ、ラべジャーといった中小型が中心だが、川沿いにはカルキノスやスピノサウルスが闊歩し、まれに地中からバジリスクが獲物に襲いかかろうと待ち構えている。最も安全だが不便に感じるほど金属が少なく、全域に肉食生物がスポーンしているため油断はできない。
  通称上層。マップでは左上の緑色の地域。
  この地域ではネームレスは他の階層から連れてこない限り出現しない。リーパーも同様。
  以下の地域が該当
  The Ancient Device
  Mushroom Forest
  River Valley
  The Fallen Nexus
   
• 生体発光バイオーム（第2階層）
  肥沃な土地よりもより深いところ、陽光はほとんど差し込まず、あたりは闇に覆われているが、ここは草木が光り輝いており夜でも明るい、非常に美しい眺めが広がっている。しかし、チャージライトに守られていなければ、ネームレスが無限に地面から湧いて襲い掛かり、やがてはリーパーを呼び出す。金属鉱石や青色の宝石が豊富にあるが、ロックドレイクやメガロサウルスといった危険な生物が待ち構えているので注意。またパイロメインが多く生息する。ここの青い渦巻き型のキノコの中には、凍結胞子を放つものがあり、一部にその胞子で満たされたエリアが存在する。また、光り輝くものが多いため最も重いエリアである。ラグには十分気をつけたい。
  通称中層、マップでは中央に東西に伸びる青色の地域。中央左にも狭い中層があるが下層と高い崖に囲まれている上、一部ハザードエリアがあるので侵入は避けたほうがいい。
  リーパークイーンは、さらに下の階層から連れてこられない限り出現しない。
  以下の地域が該当
  The Overlook
  Luminous Marshlands
  Crystalline Swamps
   
• エレメントバイオーム（第3階層）
  アベレーションの最も奥深く、赤く輝き地面や壁は死んだかのように黒い不気味なエリア。不用意に入れば、放射能にさらされ死に至る。ここでは木々や草、キノコに至るまで死んだような不気味な姿をしており、汚染された水（液体のエレメント）はダメージを受ける。この水はTEK装備を着ているとダメージを受けないが、耐久と引き換えにエレメントをチャージ出来る（肩乗せはダメージを受ける）。豊富な資源と天然の原油、有機ポリマーを採取できる草、黒曜石などがあり、赤い宝石とエレメント鉱石が存在する。ネームレスの襲撃に加え、チャージライトをつけているとシーカーが襲い掛かってくる。そして、この闇の中にはリーパークイーンが潜んでいる。
  全域に放射線が満ちていることや危険生物が多数生息するなど最も危険で十分な準備が必要。
  通称下層、マップでは中央下部の紫色の地域
   
  また、マップ中央の上層から開いている巨大な堅穴付近は最下層と呼ばれ（下層と区別するため）、黄色い模様のあるロックドレイクの巣、青く輝く横穴の奥にターミナルがある。
  大量のステルス状態のロックドレイクがいる上、陸路で戻るには下層を大きく回らなくてはいけない危険地帯だが、原油、黒真珠、黒曜石、エレメント鉱石等貴重な資源が大量に眠っている。
  以下の地域が該当
  The Spine
  The Grave of the Lost
  The Lost Roads
  Element Falls
  Hope's End
  Halls of the Reaper
  Halls of the Reaper Queen
   
• 地上
  普段は太陽光線と宇宙線により焼き払われているため立ち入れないが夜の間は立ち入ることはできる(24時には0℃にまで温度が下がるので体温に注意)。
  昼夜の長さは「経過日数の下一桁」で決まっている。（開始時間はおおよその時間であり、場所によって若干ズレる）
  また、ASAよりリーパーとネームレスが出現してこない安全時間が設けられている。ファソラスクスのテイムやビーコン漁りにおすすめ。
   
  日数と昼夜の長さの関係図

  日数	0~3	4~6	7~9
  昼夜の長さ	昼50% / 夜50%	昼90% / 夜10%	昼10% / 夜90%
  昼開始	6:50	2:25	11:08
  夜開始	18:51	23:08	14:16
  安全時間	5:30~6:50	無し	14:16~17:30,5:30~11:08

   
  非常に危険で、サーフェイスリーパーキング、シーカー、ネームレス、ファソラスクス変種が多数生息する。リーパーキングは稀にアルファ種も出現。高品質なものが出やすい他マップでは海底クレートに相当する地上ビーコンが湧くためそれ目当てで来る人も多い。
  サーフェイスリーパーキングは攻撃は強力だが、光源を当てている間の耐久は低くメガロサウルス数匹をけしかければ一瞬で溶かせる程度である。ブリーディングしたペットで殲滅しながらビーコン漁りをしたり、ロックドレイクでステルスを駆使してビーコン漁りなども可。
  地上に放射線は無いのでハザードは不要だが、北西の地表に続く道には胞子が満ちているので注意。赤と緑オベリスク（青オベリスクは破壊されており、最下層のターミナルはオベリスクではない）はここにしかないが周辺にリーパーが湧いて非常に危険なため利用には注意。
  マップでは北西、北東、南西の薄い褐色の地域。それぞれ地上に続く道がありどこからでも出られるわけではない
  ちなみに描写しない限りダメージが発生しないため、プレイヤーが死亡してペットが置き去りになった場合、描写範囲外で時間を潰せば昼時間でも生存可能。安全時間にゆっくりと回収しよう。
   

tips

ちょっとしたポイントやコツなど

• 騎乗できる飛行系の動物がいないため、移動は基本的に陸路のみ（エングラムで滑空や壁を登ったりすることができる）
• アサービック(Ascerbic)マッシュルーム（黒色）はナルコベリーよりも強力な麻酔効果がある。また麻酔薬の製作などでナルコベリーの代わりに使うことができる。
• アガーラヴィック(Aggeravic)マッシュルーム（茶色）は上層の幻覚胞子のデバフ時間を減少させ、徐々に体力を回復し食料値を少し回復させる効果がある。
• アクアティック(Aquatic)マッシュルーム（水色）は中層の凍結胞子のデバフ時間を減少させ、水分を補給する効果があるが食糧値を減少させる。
• オーリック(Auric)マッシュルームは下層の放射線デバフ時間を減少させる効果がある。
• 科学作業台にて濃縮ガスボール×20と緑の宝石×20からガソリン5個作成可能（要ガスコレクターのエングラム習得）
• 肩乗せ状態の光源生物のライトのオン・オフはエモートの拍手で行える。キーボード設定からエモートのショートカットキーを設定し、そのキーを長押しするとエモートを選択するリングメニューが表示されるので、ショートカットキーを押したまま拍手にカーソルを合わせてショートカットキーを放すとショートカットキーが割り当てられる。肩乗せを解除するとこの設定もリセットされてしまうので注意。
   

ローカルプレイでの注意

アベレーションは全体が洞窟となっており、ローカルマルチプレイの場合、複数の地点で他マップの洞窟と同様のワールド切り替え判定が発生し、ホストもとへの強制ワープが発生する。主にバイオ―ム切り替え地点に境界線が設置されており、設定でホストとの距離を伸ばしていてもこの地点を超えて離れることはできない。ロックドレイクの二人乗りなど、極端に距離が近い場合は離れすぎている表示は出るもののワープはしないようだ。ワープ発生地点は固定のため、覚えておくと行動目標をスムーズに建てやすくなる。この仕様により、層をまたいでの別行動はローカルではできない。

ASAでは各地にあるチャージノードからアップロード・ダウンロードができるようになった。なおASEでは、ローカルではクレートを介してのアップロード・ダウンロードができなかったため、サバイバーや生物をアップロードするには昼は灼熱でリーパーキングがうろつく地表のオベリスクか、放射線まみれでロックドレイクがたむろするボスターミナルのどちらかへ行かねばならなかった。

攻略のすすめ

ASAでの要素も一部反映していますがASE時代の情報に基づいています。ASAでは変更されている可能性があります。
長いので折りたたみ式。(クリックで展開)

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