低温ポッド。ARK版モンスターボール
概要
テイムした生物を「アイスキューブ」状態に凍結して保管するアイテム。サバイバーや生物のインベントリに入れて持ち運ぶことができる。
入手方法
レプリケーター、ビーコン、クレート、オベリスクターミナルで作製する。TEKトランスミッタでは作成不可なので注意。
作製する場合はエングラム「空の低温ポッド」が必要。エングラムはLv50で解放可能。
作製に必要な素材は、ポリマー4、原油4、水晶10、皮5、繊維15、金属のインゴット2と非常に手軽だったASEよりもさらに要求ポリマー数が減少した。
ポリマーを有機ポリマーで代用すれば、Islandの海辺や川付近ですべての材料が揃えられるほど。
使い方
生物の収納
生物を収納するには空のポッドを装備し、収納したい生物に近づいて使用する(左クリック)。
使用時は腕を突き出し、対象生物の周囲に青色のエフェクトが表示される。エフェクトが発生していれば機能するが、対象が判定から外れると収納がキャンセルされる。
クライオポッドに収納された生物は凍結状態となるため、食料消費が無くなる。また、成長中の子供を凍結すると収納時点で成長が停止する(取り出すと再び成長する)。
ポッドに収納している間も体力は自然回復する、ただしスタミナや気絶値は収納時のままとなるため注意。
なお、収納状態では待機時の1.05倍の経験値を得る。普通に放置時より早くレベリングを行える。
青いエフェクトは攻撃判定があり、野生生物等に当たるとダメージが発生するため注意。
サドルや頭装備(と適用させているスキン)は装着されたまま収納される。
また、プラットフォームサドル付きの生物も収納することができるが、サドル上の建築物はすべて破壊される。
所有権のある生物のみ収納可能。当然ながら、野生や他プレイヤー及び他トライブの生物などは収納できない。
生物の取り出し
クライオポッドを装備し、投げることで取り出せる。軌道はグレネードと同様で一定距離か地形に当たることで出現判定になる。
なおどこでも自由に取り出せたASEと異なりPvPでは、低温冷蔵庫から21マス半ほどの範囲でしか取り出せないようになった。また冷蔵庫を設置しても90秒経過しないと使えない。2024/11/12のアプデでPvEはこの制限がなくなった。
生物に対して場所が狭い、水棲生物を地上に出そうとした場合は対応するメッセージと共にキャンセルされる。
また、PVP においては近くに敵対するサバイバーや生物がいると取り出せない制限も新たに加わった。2024/11/12のアップデートで廃止。
(ローカルでは旧作ASEと同じように、制限なくどこでも出せるようにすることも可能)
なおアプデ後も被弾後1分間は収納できないので注意。
25年2/1のv59.5で30秒に変更された。
因みに生物の所有権はクライオポッドの使用者に再設定される。そのためPvEにおいても、生物収納済みのクライオポッドを持ったまま死亡するなどし、他人が所有・使用されると生物を盗難されるので注意。
ディスプレイケースでの展示
新アイテム、ディスプレイケースにチビペットと同様に展示可能。充電時間の減少は要検証。
まとめ
- 使わなくなったペットを収納し、スペース確保、餌やりを減らす。
- テイムした生物を収納して持ち運ぶ(テイムや引っ越し、遠出・防衛戦などで必要な生物を気楽に運ぶことができる)
- 洞窟探検を簡単にする。通常(物理的に)侵入不可能なペットを洞窟内で展開し、探索を圧倒的に楽にすることができる(冷蔵庫を設置できる環境があれば)。
- 生物ダウンロード後の12時間クールダウンをポッドに入れてアイテムとしてアップロードする事で回避可能。
- テイム上限に達したサーバーにもペットを持込み可能。(アイテム扱いのため持ち込みはできるが、ポッドから出すにはテイム上限を回避する必要がある)
- 戦闘できないペットのレベル上げ
- スタックしたペットの救出(騎乗できなくなっていても体の一部が出ていれば収納出来る)
- ブリーディングに使用する
子供もポッドに入れられるので、ブリーディングの中断が可能となる。刷り込み率および刷り込み者情報は失われず、時間もリセットされない。
これにより、8時間の時間を取らずとも刷り込みを堅実且つ確実に進行できるようになった。ASEでは出し入れするごとにインプリの要求内容が変化していたが、ASAから要求内容は変更されなくなった
他にも出産/孵化直後の子供をポッドに入れることで好きな時間に幼年期ブリを再開することが出来るようになった。特に妊娠タイプ。
クライオポッドのおかげで連続した休日が無くとも少しずつ刷り込みを進める事が可能
使用上の注意
使用期限(充電)
低温ポッドには使用期限(充電)がある。上限は30日。作製直後は30日の状態。
冷蔵庫に入れることで期限を2倍(最大60日)に延長可能。生物のインベントリや食料保存庫では延長できない。
充電が切れると使用不能(充電切れの低温ポッド)になる。この時ポッドの中に入っていた生物は消滅する。当然ながら、低温冷蔵庫で再充電しても中の生物は復活しない。
低温冷蔵庫に入れることで、充電することができる。回復は現実時間1秒に付き1秒。つまり、充電切れ状態から30日に回復するまで現実時間で30日間かかる。
充電機能は低温冷蔵庫のインベントリを開いた時の通電状態だけで判定される。そのため30日以上電源オフで放置していた低温冷蔵庫でも、インベントリを開く前に電源オンにすれば満充電状態になり、ポッドの中身の恐竜も消滅しない。
低温冷蔵庫には獲得経験値ボーナスがあり、1時間に付き75XPが追加で付与*1される。
ちなみに低温ポッドを所持したままTEKスリープポッド?(TEKストライダーも含む)で寝るとポッドの充電も一緒にされる。原理は不明だがTEKスリープポッドに電源が入っている必要はないので実質電気を使わずポッドを充電することが出来る。
低温クールタイムと召喚酔い
PvP、もしくはPvEで設定が有効になっている場合、低温クールタイムが発生する。
サバイバーがクライオポッドから生物を取り出した後、5分間のステータスエフェクト(デバフ)を受ける。(右下にカウントダウンタイマーが現れる)
低温クールタイム期間内にサバイバーが生物を取り出すと、取り出された生物が召喚酔い状態となる。召喚酔い中は、気絶値が最大となり、受けるダメージが10倍に大幅増加、かつクライオポッドへの収納もできない。
(恐竜の名前の下に出るCryo Sicknessが召喚酔い状態で、気絶とは別物。Cryo Sicknessは5分間続く。召喚酔いが治るとCryo Sicknessの文字が消え、低温ポッドに収納できるが、低温ポッドの中では気絶値は回復しない。)
低温クールタイムはサバイバーごとに管理されるため、別のクライオポッドを使用しても回避できない。そのため、生物を連続で召喚したい場合、他のサバイバーに協力してもらう、低温クールタイムが消えるまで5分間待つなどの工夫が必要。
PVPモード(デフォルト)=召喚酔い「有り」
PVEモード=召喚酔い「無し」
サーバー設定:
「SETTINGS」→「General」→「Base settings」→「Enable Cryo Sickness」
ローカル等でPVEでも野生生物をアルゲン等で掴みたい場合は、詳細設定項目の「PVE飛行運搬を許可」をONにすれば掴む事が可能になる。
収納できない生物
次の生物はポッドに収納することができない。(コマンドによる強制テイム個体を含む)
これら以外の生物であれば収納することができる。例えば、コマンドテイムしたリードシクティス、クニダリアなど。
使用できないエリア
・ボスアリーナなどの特殊な場所
・TEK洞窟の近く
・低温冷蔵庫の範囲外(PvPのみ)
などでは下記のエラーメッセージが表示され、生物を出すことができない。しかし、生物を入れることはできる。
また、一部の生物が許可されていない環境で、それらの生物を取り出そうとした場合もメッセージとともに取り出しがキャンセルされる。
この場合、取り出すことができないだけで、中の生物及びクライオポッドは消滅せずそのまま。
マップ間の転送
クライオポッドはアイテムとしてマップ間転送ができる。他のアイテムと同じく、ARKデータに入れることで転送可能。
生物を収納したまま転送することもできる。その際、生物のステータスやサドルもそのまま引き継がれる。オベリスクやビーコンまで移動できない水中生物などをマップ間転送する際に便利。
ただし、ARKデータに入っている間も充電は減少し続けるため注意。ARKデータの表示上は減っていないように見えるが、取り出すと即座に期限が反映される。また、充電が現実の経過時間と関係なく大きく減少する場合がある。(例えば、ARKデータに入れ、画面を閉じてからすぐに取り出したとしても、充電が数日分減少する)
このため、生物を入れたままARKデータに入れ長時間放置したり、チャージが少ない状態でARKデータに入れたりすると、充電切れ状態となり中の生物が消滅する。
ローカルプレイにおける注意
ローカルプレイにおいて、ゲスト側が生物収納済みのクライオポッドを転送した場合、種族を除いた生物のすべてのデータが消失する。
手元では名前およびレベルが表示されるものの、クライオポッドから生物を取り出すとレベル1になり、サドルも消失する。
ゲスト側で転送した後では、ホストに渡しても回避不能なので注意。
マップ内での出し入れ、及びホストによる転送では問題は起こらない。ホストが転送したクライオポッドをゲストが使ってもこの問題は起こらない。
その他
- 同様にアップロード/ダウンロード扱いということは、ロールバック等で消滅してしまう可能性もある。
- ポッドを連続で投げてペットを出す際にペットが消滅する可能性がある。ラグによって発生しやすい。対策は1匹ずつ出現を確認してから次のポッドを投げること。
- ペット入りポッドを持ったまま死亡すると、死体からペット入りポッドを盗まれてしまう可能性がある。また、アイテム扱いということで、プレイヤーが死んで回収ができない.間に合わないと消滅してしまう。(PvEでも)
- ペット入りポッドを持ち逃げされる可能性がある。(アイテム扱いの為、ペットのアップロード権限が無くともアイテムのアップロードという形で持ち逃げされる)
- ペット入りポッドを別のプレイヤーに渡し、そのプレイヤーが使用すると、そのプレイヤーのペットになる。(ダウンロードと同じく所有者設定が付く)
- トライブが同じ場合、ダウンロード済みで所有者設定がついているペットでも所有者でない人がポッドに入れることができてしまう(所有権の付け替えができる)
- 低温冷蔵庫に入れていても、30日の間に誰もアクセスしていない且つ通電していない状態でアクセスした場合、ポッドの中の恐竜が消滅する。
…等など、クライオポッドは非常に便利な反面、致命的な問題も多い。特にペット入りクライオポッドが他者の手に渡ると取り返しがつかないので輸送の際はペットに持たせたり、トライブ間ではアクセス権限を見直したり、管理を徹底しよう。
エラーメッセージ
ポッドを投げたときに生物が出現ないし収納できない場合、その理由についてエラーメッセージが表示される。「Cannot Deploy」(展開不可)あるいは「Capture Prevented」(収納不可)と出て、そのあとが理由部分となる。
Cannot Deploy
- ここでは使えない =TEK洞窟内でポッドを展開しようとしたとき。
- No Nearby Cryofridge Ready =低温冷蔵庫のレンジ外にいる、あるいは設置から5分経過していない低温冷蔵庫付近で生物を出そうとした場合(PvPのみ)
- Must be deployed underwater(水中ではない) =水中生物を出そうとしたところが、地上もしくは水深が浅すぎる等で全身を水中判定に収められていない場合。
- Cannot Fit(合わない) =生物を出すのに十分なスペースがない。スペースに余裕を出すと解決する。
- Too many dino =サーバー内もしくはトライブ内のペット総数が最大で、これ以上だせない場合。何かをしまう等で枠を開ける必要がある。
- Dino Class Not Allowed =アベレーションで飛行生物を出そうとした場合等、マップ内に持ち込みが許可されていない種類の生物を出そうとした場合。
- >> Failed to spawn << =ファイル破損やmod由来等のいくつかのエラーにより出現失敗した場合。いわゆるバグポッドもこれに当たる。また、出そうとした生物がサーバーのレベルキャップを超えていた場合もこのメッセージになる。
Capture Prevented
- Creature Recently Injured =生物が被弾した場合
サーバー設定
DisableCryopodEnemyCheck=True
敵プレイヤー/構造物/恐竜のチェックを無視
AllowCryoFridgeOnSaddle=True
Cryofridgeをイカダ/サドルに設置可能。
DisableCryopodFridgeRequirement=True
低温ポッドの解放制限を解除
コメント
マナーを守ってコメントしましょう。
詳しくはガイドラインを参照。
他にも生物の自動着陸特許も役所側がARKのパラシュートとかいう的外れな指摘をしてポケ側が意見書をして特許有効にしているし -- 2024-09-20 (金) 07:44:00