Dragon Talonアサシン

Last-modified: 2016-12-12 (月) 00:05:19

1.10で強化されたDragon Talonをメインスキルとするビルドである。通称“タロン朝”。
メインスキルに必要なスキルポイントが非常に少ない為、様々なサブスキル、サポートスキルを選択できる点が魅力。

構想

サブスキル、サポートスキルの取得には無数の選択肢が存在するが、ここでは最も強力だと思われるDeath Sentryを取得し、Dragon TalonDeath Sentryを中心とした戦い方、およびサブスキル、サポートスキルの取得について考える。

戦い方

Dragon Talonによりまず一体の死体を作成し、Death Sentryによって残りの敵を爆破→連鎖爆破。
生き残った敵をDragon Talonで仕留める。

パーティプレイ

アサシンの他のビルドと同様に、Death Sentryが死体を使う為、死体を使うキャラクターや冷気攻撃を得意とするキャラクターとの相性が悪い。
また、サポートスキルも他のキャラクターにとって不利益になる場合がある。
Talonアサは様々なスキルを取得できるので、仲間の編成によってスキルを使い分けると良いだろう。

バールランではMind Blastおよびそれを使いこなすShadow Masterの使用は控えた方が無難。
Mind Blastで改宗した敵には攻撃が当たらないので、BHLFなどで味方の殲滅力が十分な場合にはかえって足を引っ張ることになり、非常に嫌がられる。
改宗が一切通用しないOblivion KnightMinion of Destructionにはスタン効果だけが有効なので、局面を厳選して慎重に使いこなそう。

良い点

物理攻撃ビルドだがDragon Talonの特性上、高価な武器が必要ない為、安価に仕上げる事が可能。
また、様々なスキルを取得する為、状況に応じてスキルを使い分ける事ができる。
この点が強みでもあり、プレイして楽しい部分でもある。

欠点

基本的に前衛に立つビルドだが、アサシン自体は打たれ弱い為、無闇に前へ出るとあっけなく死んでしまう場合があるので注意。
また、サポートスキルは癖が強い為、慣れるまでにある程度の熟練が必要となる。

スキル配分

Martial Arts
Shadow Disciplines
Traps

スキルオプション

Martial Arts
  • Dragon Talonのスキルポイントについては、幾つかの選択肢が存在する。
    基本的にはポイントをつぎ込む程強くなるが、考慮すべきはスキルレベルが6の倍数に達する毎に蹴り回数が1回追加される事(スキルレベル12以上で蹴り3回、18以上で蹴り4回、24以上で蹴り5回……)。
    蹴り回数が増える程ダメージ効率は上がるが、1クリックあたりの攻撃時間が長くなってしまう為、使いにくいと感じる場合もある。ダメージ効率を重視しMAXまでつぎ込むか、小回りを重視し一定の値で止めておくかの判断が必要となる。
     
  • Dragon Flightを取得すると、敵の居る場所に限られるが、テレポートが使えるようになる。
    経過スキルを含めスキルポイント3点を消費するが、習得しておくと便利。
Shadow Disciplines
  • Burst of SpeedFadeは併用できない為、どちらを取得するかの判断が必要となる。
    大まかに書けば、攻撃力や機動力を重視するならBoS、防御力を重視するならFadeを使う事になる。
     
  • Shadow WarriorShadow Masterは併用できない為、どちらかを取得するか、それともどちらも取得しないかの3通りとなる。
    Warriorは使用するスキルを指定できる*1為、状況に応じて行動を制御する事ができる点、また、パーティプレイで味方の邪魔になるスキルを制限させる事ができる点が魅力。
    Masterは使用するスキルは指定できないものの、装備がWarriorより強力な為、戦闘力としてはこちらの方が高い。また、本体が習得していないスキルをも使える為、本体では有効な攻撃手段が無い場合でもMasterに任せておける点が魅力。
     
  • Weapon Blockは両手爪装備ではじめて使用可能になるパッシブスキル。
    盾ほどのブロック率は稼げないものの、魔法をもブロックできるスキルで、ブロック率はスキルレベル依存のため、当然、ブロック率確保のためにDexに振り込む必要はない。
    「暗殺者に盾なんてナンセンス!」という見た目を気にするアネゴ御用達スキル。
Traps
  • Lightning Sentryをサブスキルとして取得する選択肢がある。
    Death Sentryがシナジースキルになっている為、十分な火力を期待でき、Dragon Talonが苦手とする物理無効の敵への対策にもなる。

ステータス配分

Vitに振り込むために、DexとStrをギリギリまで切りつめる必要はあまり無い。
理由はStrのKickDamageへの還元率がよい事と、Vit>Lifeへの還元率が悪い事。
とは言ってもタロン朝自体、手数とMOD(主にCrushing Blow)が重要なので、Str極振りはオススメしない。

装備

基本的に、その時点で手に入る最上クラスのグレードのを履くことが重要。(Normal<Exceptional<Elite)
最終装備候補は文句無しにUpgradeしたGore Riderであろう。
装備及び右手に持った武器のModのいくつかが蹴りによって発動する為、ダメージはショボイが良Mod満載という様な武器を有効活用することが可能。
蹴りの範囲に影響する手持ち武器のレンジ(攻撃範囲)も結構重要だったりする。
またCrushing Blowを装備で稼ぐことも非常に重要。

装備例

ちなみに物理ビルド最終候補のRW Fortitudeは、キックには恩恵がうすいため選択肢には入りません
効果がないわけではないですが、それよりもDefenceやレジスト・%DRなどを重視した方がいいです

装備オプション

傭兵にリーパーを持たせていない場合には、自身が裏に上記のLacerator(命中時Amplify Damage投射)またはRW Lawbringer(命中時Decrepify投射)を持つのも手。
雑魚戦ではデメリットばかりが目立つこれらふたつの武器も、Death Sentryの火力に期待できないActボス戦や、DSで仕留めきれないような固めの雑多ボスとの戦闘を優位に進めることが可能。

いっそ以下のようにRW Lawbringerを最終装備にしてしまうこともできる。

上記の装備でDecrepifySanctuaryのサポートもあって、最前線で敵に囲まれながらでも十分に戦える。
Decrepifyの物理レジスト-50%とCB50%以上があるので本体の攻撃力も十分、Shadowを切り捨ててTrapにポイントをつぎ込むことで、LSも計算できる戦力に。
この装備では、いかに本体ではなく傭兵とLSで敵を倒せるかでDSによる殲滅力が変わってくるので裏装備にも気を配りたいところ。

超級RWを必要としないビルドとしてはかなりの攻撃力と安定感のあるビルドで、一人でどこへでもいける。
資産ゼロからのスタートでも育てやすい。

  • Azurewrath
    傭兵にリーパーを持たせていない場合の選択肢その2。特にDracul's Grasp仕様でLife Tapを消したく無い場合に良い。
    豊富な属性ダメージで、物理無効+稲妻無効な敵も簡単に蹴り殺せる。Sanctuary AuraでSoulがお得意様に。
    少しIASを稼げば、Fadeでの最速タロンも簡単。

補記: RW Lawbringer vs Azurewrath

※上のRW LawbringerAzurewrathはともにSanctuary Auraを展開できる点で似ているようだが、実際は大きく使用感が異なるので注記しておく。
 
RW LawbringerDecrepifyの恩恵が大きく、物理レジスト-50%によっておそらく一部のフレ牛のユニーク以外のPIはすべて剥がすことができる。そのためDecrepifyがかかった敵に対して、高CBで繰り出す蹴りの威力はすさまじく単体相手の殺傷力で勝る。
また、Decrepifyには敵の物理攻撃力-50% 、スロウ50%という非常に強力な効果もあり、防御面も優秀である。Baalはこれだけで金縛りになる。
あと、地味にボス戦でも有効な-50% Target Defenseが光る。
Sanctuary Auraのレベルはこちらの方が高い。
ただし、成仏効果が最大の曲者でDSを生かしにくいという大きな欠点がある。よって上記のようにTrapや傭兵の攻撃に雑魚のとどめをさせるだけの威力が必要になる。(韮作や復活させてくる相手には逆に好都合だが)
ちなみにこのRWの知名度はあまり高くないのか、よく「Azurewrath?」と聞かれるが見栄を張る必要はない。
 
一方Azurewrathは全く癖がなく、Life Tapの回復力を存分に発揮しつつ、高いMagic&ColdダメージでPIの敵にも対応することができる。とはいってもアンデッド以外のPI相手にはRW Lawbringerと比べると随分時間はかかるうえLife Tapも効かない。よってLI&PIの敵には要注意である。
しかし、死体が勝手に成仏しないためDSを十分に使いこなすことができ、単体ではなく集団に対しての殺傷力ではこちらが勝ることも多い。
Fade使用時でも武器にShaelを埋めるだけで容易に最速タロンを達成でき*2、他のソケットをレジストを稼ぐことでトリストラム攻略、特に(Uber) Mephisto相手にはこちらの方が向いている。
また高級品らしく+1 To All Skillsの文字が非常にまぶしく輝く。
AzurewrathShaelEthを入れるのに抵抗を感じる金持ちはJahBerVexMalUmなど選択肢はいろいろあるので必要なものを補うことができ、RW Lawbringerよりも柔軟性に富む。
 
このようにRW LawbringerAzurewrathではSanctuary Auraという共通点以外は完全にトレードオフの関係である。どちらもかなり強いため、好みで選んで構わない。工エエェェ(´д`)ェェエエ工

その他

育成

Khalim's WillSkewer of Krintizがあれば育成は楽。
ボス戦はThe General's Tan Do Li Gaで。

傭兵

肉弾キャラのクセに打たれ弱いAssassinにとって、兄貴(Act2傭兵)によってもたらされる防御系オーラはかなり重要。

ARに困ることはないのでBlessed Aim(Act2 Nor/Hell攻撃のオーラ傭兵)は除外、肉弾キャラにPrayer(Act2 Nor/Hell戦闘のオーラ傭兵)は焼け石に水、攻撃力UPに貢献してくれるMight(Act2 NM攻撃のオーラ傭兵)も朝の蹴りには効果薄*3、1.10から誰も使わなくなったThorns(Act2 NM戦闘のオーラ傭兵)はやはりココでも出番無し……。
ということで防御系オーラを使う二兄貴からの二択となるだろう。
パーティーメンバーのDefを大幅に引き上げてくれるDefiance(Nor/Hell)か、近づいてくる敵の動きをスローにさせるHoly Freeze兄貴(NM)か。

DefianceはDefを引き上げることで被弾率を下げるオーラであり、その性質上、魔法系の敵には効果が無く、そしてBlessed AimFanaticismConvictionなどのARを補正するオーラを纏う敵に弱い。
Holy Freezeは、傭兵を中心とした一定距離内にいる敵に冷気ダメージを与えると同時にスロー化、移動速度と攻撃速度を下げるオーラである。(兄貴の攻撃にも僅かながら冷気ダメージを付加)肉弾系の敵だけでなく、魔法使い系の敵にも効果が及ぶのが魅力。最大の欠点は肉弾キャラ最大の敵とも言えるBlood Lord系(通称フレ牛)や、Undead Stegian Dolls(Hellのみ、通称骨チビ)など、ピンポイントに嫌な相手に効果がない*4ことである。
どちらを選ぶかは好みだが、冷気属性のHoly Freezeは敵の死体を爆破するスキル「Death Sentry」との相性がよろしくない為、Defiance兄貴を好むアサシンが多いようである。

注意点

育成の序盤はDragon Talonに多めに振らないとボスをせん滅する火力が確保できない。
蹴りが2~3発に増えるまでは確保したい。

また、Fadeはナイトメア中盤まで来るとレジを確保できるため、一時的に振りをストップしてヘル対策として他のスキルに振ることを推奨する。(個人的に装備が充実していない場合は属性レジ50%増加まで振ることを推奨)


*1 自分が選択しているスキルを使う。
*2 初速のみ。二発目以降の最速を達成するにはあと4%のIASが必要
*3 BootsのBase Damageに掛かるだけ
*4 効果の有無はモンスターのChill Effectivenessの数値に依存