4種のGolemスキルを強化し、呪いを駆使してGolemと共に地獄を渡り歩く。
構想
多くのネクロマンサーにとって単なる手下の内の一体でしかなかったGolem。
しかしこのビルドでのGolemは攻撃の軸となりネクロを守る盾ともなる。
ネクロ自身もまたGolemを守るための補助をする。
他のGolem3種からシナジーを受けたIron Golemを主力とし、8PPL下での地獄においても耐えられるような屈強な鉄ゴレを操る。
戦い方
ネクロは呪いでゴーレムの補助に徹する。
またGolemが壊れないよう十分注意してうまく誘導していく。
パーティプレイ
行動を共にする場合は呪いでサポートする。
油断して鉄ゴレが壊れないように十分に気をつけよう。
単独行動でトレハンする場合は多PPLで敵のライフが多くなりGolemだけでは時間が膨大に掛かってしまう。
AI Curseを使って雑魚は無視しまずはユニークモンスターを倒すようにしよう。
Golemにとってはライフを一度で大幅に減らすCrushing Blowが必須だと言っても過言ではない。
良い点
- ハードコアであるかのようなスリルを味わえる(本体がやられるとGolemも壊れる)。
- 素材の選択によって個性を出せるし、素材選びも面白い。
- 鉄ゴレに愛着が沸く。
欠点
- 難しい、とにかく難しい。
- ダンジョン攻略にすごく時間が掛かる。
- 強いGolemを作るためには資産が必要。
- 集団戦にひたすら時間かかる
スキル配分
- Summoning Spells
- Clay Golem : 20(シナジー>Iron Golem)
- Golem Mastery : 20
- Blood Golem : 20(シナジー>Iron Golem)
- Iron Golem : 20
- Summon Resist : 1~
- Fire Golem : 20 (シナジー>Iron Golem)
- Poison And Bone Spells
- Bone Armor : 0 or 1
- Corpse Explosion :0 or 1
- Curses
- Amplify Damage : 1
スキル振りに関してですが(それぞれ1振って)Maxまで振るスキルの順番は・・
ゴレマス>血ゴレ>鉄ゴレ>土ゴレ>火ゴレ
Summon Resistは途中から伸びが悪くなるので、もしスキルブーストが十分であれば1のままでも大丈夫でしょう。
不安ならゴレマスをMaxにしたら4, 5ぐらい振ると良いかもしれません。
スキルオプション
スキル配分はほぼ全てGolemもしくはMastery関係に振り分けられる。
Golem4種とGolem MasteryはMax必須。
Cursesに関してだがその利便性からAmplify Damageのみを必須とした。
Decrepifyはボス戦、AI Curseは集団戦にて重要な役割を果たすが如何せんポイントに余裕がない。
裏装備としてCurse Modの付いたMagic Wandを利用するのが良い。
ただGolemlordなら頑張ってまず最初にGolem関連のスキルをMaxにしよう。
もしその後に余裕があればDecrepifyあたりを覚えたい。
ステータス配分
- Str:装備要求値
基本的にはThundergod's Vigorの要求筋力合わせだが、RW Enigmaやチャームである程度ブーストできるのでそれほどたくさん振る必要はないだろう。 - Dex:初期値~
ブロック率や各自の装備要求値合わせで振ることが考えられるが、Golemlordの攻撃に加勢しない、攻撃があまり当たらない(Golemを盾とする)立場から飛び道具、盾のブロック率の必要性は他と比較して薄いように感じる。 - Vit:できる限り多く
ライフになるポイントが少ないからこそ多く振りたいところ。 - Ene:初期値
高LvのFire Golemは非常にマナ消費が多いので、もし使う場合はある程度ポイントを振っても良い。
ただし装備もスキルブーストやマナ上昇を重視しなければならず、Iron Golemを主体としたここでのGolemlordとは若干方向性に違いが出てくる。
火ゴレネクロとしてのビルドで進めたほうが良いだろう。
装備
装備を考える点で大切なのはGolemのスキルレベルを高くすること、ネクロ本体がタフになること。
そしてあくまでGolemを補助する立場であるという意識を持つことだ。
このビルドではIron Golem以外を喚び出す事は無いため、召喚後はスキルブーストを捨てた装備に着替える事が出来る。
後述のAura展開装備や呪い付きのWand、Teleportチャージ杖などを活用しよう。
なお、Iron Golemのスキルレベルはゲームに参加する時に再計算されるそうなので、ゲームを抜ける時はスキルブースト装備に戻しておこう。
装備例
- 右手:Magic Wand(Summon+3に加えて Golem MasteryやIron Golemのスキルプラスのついたもの)
(召喚後)RW Beast, Ume's Lament - 左手:RW Phoenix,Boneflame,RW Splendor
(召喚後)Homunculus,(筋力次第で)Stormshield - 頭:RW Delirium,Harlequin Crest,Summon+3のMagic Circlet
- 胴:RW Enigma
- 手:Trang-Oul's Claws,Frostburn
- ベルト: Thundergod's Vigor
- 足:Resistを稼ごう。Aldur's Advance,Natalya's Soul等
- 護符:Mara's Kaleidoscope,Summon+3のMagic Amulet
- リング1:Wisp Projector,Bul-Kathos' Wedding Band
- リング2:Resistを稼ごう。
凍結無効のRaven Frostや炎吸収のDwarf Starも良い。
頑張ってRW Enigmaが欲しいところ。
もし無ければRW BoneやShaftstop, Duriel's Shell等が良いかもしれない。
ただその場合は絶対Teleportチャージのアイテムを装備しよう。
ひとつの盾装備例としてRW Phoenixはどうだろうか?
死体を消し、ライフ・マナを回復するRedemptionオーラを発動させることができる。
Golemlordはネクロの中では異例な死体を使わないビルドだ。
さらに攻撃手段も鉄ゴレの攻撃のみと限られてくるので手下蘇生のシャーマン系モンスター、またはCorpse Explosionを使うニーラサックへの対策としても利用できそうだ。
ソロ攻略の難しいタルラシャの墓所には手下を蘇生する厄介なミイラをはじめとして数多くのモンスターがGolemlordを苦しめる。
もしRW Phoenixを発動させて装備することができれば大きな力となるだろう。
装備オプション
鉄ゴレを補助するために・・
- オーラを展開する
- RW Beastを装備することを選択肢に加えて良いだろう。
もちろんRW Beastで鉄ゴレをつくるのもありだ。
RW FaithならITDのお陰で本体も攻撃に参加することが出来るのだが、時々喚び出されるReturnedがGolemlordの名に傷を付ける。
- 精霊を呼び出す
- Nature's PeaceやRW Heart of the OakのOak Sage。
RW PassionのHeart of Wolverineがある。
上記のWisp Projectorはその両方がチャージされてあるのでお勧めしたい。
ただ精霊本体がやられやすい、チャージ修理にお金がかかる欠点がある。
また、GolemlordがGolem以外に頼って良いのか、という疑念が残る。
- チャージアイテムを使う
- Demon LimbにあるEnchantを使おう。
GolemにとってもARは重要だ。
- Golemの逃げ道を作る
- 傭兵と違ってGolemにはポーションが使えない。
Boneslayer BladeでHoly Boltを使うことができるがその頃にはGolemのライフもかなり多くなってHoly Boltでの回復の効率は決して高いものではないだろう。
もしライフが黄色になったらすぐにTeleportを使って逃げる癖をつけよう。
Golemは好戦的で逃げることに疎い。
よってTeleportを使うことのできるものどこかに装備したい。
Teleportの使用回数制限がないRW Enigmaを筆頭に使用回数の多いSetItemのNaj's Puzzler、NPCから容易に入手できるTeleportチャージ杖、装備に融通のきくTeleportチャージ護符などがある。
- RW Call to Arms(以下CtA)を使う
- ライフを増やす恩恵はGolemにも与えられる。
面倒かもしれないが戦いを始める前にまずCtAのBattle Ordersを使おう。
しかしIron Golemのライフの殆どはGolem Masteryによる増加分であり、素のライフは980*1しかない。
例えBattle Ordersで+50%のライフを得たとしても、結局の所+490でしかないのでコストに見合うかと言うと・・?
- Trang-Oul's AvatarのFire Wallを使う
- 属性無効鉄ゴレを相棒として臓器集めをする際には回復阻止用にほぼ必須。Meteor爺化する場合は鉄ゴレに向けてMeteorを重ね撃ちすると残り火の回復阻止が効果的。*2
その他
育成
鉄ゴレをつくることができるLv24まではClay Golem, Blood Golemを使っていくのですがとにかく厳しい。
特にタル・ラシャの墓所のソロ攻略は鬼の如き難易度です。
できることなら友達に頼んで24になるまでレベリングしてもらうかPub GameのTrist RunやTomb RunでLv上げをすることを強くお勧めします。
Lv24からは鉄ゴレが作れるようになりますがHellにいくまでは本命の鉄ゴレ素材を使用せずNormal, Nightmareは属性攻撃の強い武器を使用するようにしましょう。
難易度の低い場合、鉄ゴレのライフも低く設定されるので物理攻撃力の高い武器だと敵のIron Maidenが怖いです。
お勧めの鉄ゴレ素材はGimmershred。
これでNightmare途中までは鉄ゴレ無双が見れます。
Lower Resist付きのワンドを探して活用しましょう。
それ以降については属性ダメージ以上に重要な要素が出てくるのでまた後述します(下記の鉄ゴレについてを参照)。
なおNormalのディアブロはかなりの強敵です。
この段階ではまだ鉄ゴレのライフも少なく、DiabLightやPrimeFirewallで簡単にやられてしまいます。
ここは安価で強力なアイテムを幾つかストックしておき少しづつダメージを与えていきましょう。
ネクロはDecrepifyで援護しつつ攻撃が当たらないようにDiabloの周りをグルグル回っていると良いです。
傭兵
「ゴーレムを最強にする」というコンセプトで考えるならオーラなどの強化要素がある傭兵を雇わないというのだけはありえない。
やれることはやるべきである。
雇うのであればBlessed Aim, Holy Freezeを纏ったDesert Mercenariesあたりが有力か。
鉄ゴーレム
合わせてIron Golemの項目もご覧下さい。
Hellのモンスターはレジスト、ライフが高く手ごわい。
GolemもといIron GolemがHellで戦っていく為に必要な要素とは何か?
- ライフを削る
単純に高い物理攻撃力を持つだけでは高い物理レジストの影響で時間が掛かる。
単純に高い属性攻撃力を持つだけでも高いライフの影響で時間が掛かる。
そこでCrushing Blowの存在が非常に重要になってくる。
Crushing Blowで相手にライフ割合のダメージを与えることができるため高いライフ持つモンスター、特にボスを相手にする場合はとても有効だ。
Hell以降ではもちろん単純な攻撃力の高さも必要になってくる。
だがそれだけでは相手を倒すことは難しいのだ。
同じく一度に多くのライフを削るStatic Field投射を利用することも考えられるが削るところまで削ってそこから減らすのが難しい。
しかし高い攻撃力を持つ武器であれば十分な戦力となるだろう。
Hwanin's Refugeは防具なのでいまいちだがSchaefer's Hammerは高い攻撃力を持ち、StormlashはCrushing Blowも付いている。
鉄ゴレ素材として良質な素材となるのだ。
- 攻撃を当てる
幾ら強力なダメージを与えることができたところでその攻撃が当たらなければ意味がない。
Iron GolemのARに関してはClay Golemのシナジー効果とGolem Masteryの効果で上げることができるがそれだけではまだARは不十分だというのが正直な感想だ。
しかしARを上げるとしても鉄ゴレとして使用する素材だけで上げられる量なんてたかが知れている。なので大幅なAR上昇にはネクロ自身が力を貸す必要がある。
まずはオーラ、傭兵のBlessed Aimがあれば良いがそうはいかない。
ネクロ自身ができることはRW BeastからLv9 Fanaticism(AR+80%)を得ること、Wisp ProjectorからLv5 Heart of Wolverine(AR+53%)を得ることだろう。
次にチャージスキル。
Demon LimbのLv23 EnchantはAR上昇率は約200%にも及ぶのでこれも良い。
チャージの修理代がネックだが、是非これらのアイテムを使って鉄ゴレを強化したいところだ。
- 呪いで補助する
ネクロマンサーは様々な呪いを操る。
厳しい地獄の世界で鉄ゴレが生き残っていくためにはネクロがうまくサポートしていく必要がある。
鉄ゴレの攻撃ダメージを増やす呪い、Amplify DamageにDecrepify、Lower Resist。
Amplify DamageはLv1から使うことができて殆どの敵のPIを剥がしてくれる。
Decrepifyは物理レジストを減らし、相手の動くスピードを遅めてこちらの受けるダメージも減らしてくれる。
集団の敵やバールに対して効果は抜群でGolemlordでも主力となる。
Lower Resistは主にHellへたどり着く前、属性ダメージ強化の為に使う。
HellでもStatic FieldをLIに対して浴びせる場合に使えることがある。
AIカースもとても重要で特にTerrorの呪いは利用できる。
Terrorは普段は決して好んで使われる呪いではない。
敵が逃げてしまい追う手間ができるからだ。
しかしGolemlordの場合は雑魚をその場からいなくすることでユニークモンスターやシャーマンへ鉄ゴレの攻撃を向けることができる。
鉄ゴレは単体への攻撃が基本なので集団でなおかつシャーマン系の親分がいる場合は討伐に時間が掛かる。
Terrorを使い手下の集団がばらけて親分が孤立したらそこへTeleportして接近しよう。
鉄ゴレが親分を攻撃をしてくれるはずだ。
- 鉄ゴレを維持する
これは上にも書いたことだが、傭兵と違って鉄ゴレにはポーションによる回復ができない。
なので急に囲まれた場合の応急手当が難しい。
危なくなったらすぐにPortalを出すかTeleportで逃げよう。
フレ牛やローグアーチャーの集団は要注意。
ACT4の混沌の聖域(Chaos Sanctuary)は難所。
Oblivion KnightのIron Maiden、DiabloのFirestormは特に強烈なのでこちらもGolemのライフに十分注意したい。
その他
鉄ゴレを愛する方へここに記す。
自分はソロでHellバールまで倒せましたがまだ裏トリストラムは攻略できていません。
また筆者の主観な部分がかなり含まれていますので記事へ加えて書き込んで頂けると嬉しいです。