【イムルへの洞窟】

Last-modified: 2025-11-11 (火) 22:32:17

DQ4

DQ4に登場する地名。川の下に掘られたトンネルタイプの【洞窟】で、南の【バトランド】地方と北の【イムル】の村がある地方を繋ぐ。
ゲーム内でこの地名は登場しないが、一章のスタート地点がバトランドであり、初回はバトランドからイムルに向かってこの洞窟を通るため、書籍等でこの名称が付けられている。
後述の通り【馬車】のまま乗り込める洞窟であり、出入口シンボルが前作までの洞窟と比べて横に2倍長い。
ただし、一章の時点では馬車がなく、前作までの普通の洞窟と変わることはない。
 
DQ4で最初に挑むことになる【ダンジョン】だが、作りは非常に単純。道なりに北上すれば普通に出口に辿り着ける。前半は短い行き止まりが2つだけあり、後半は分岐ルートのどちらを選んでも出口へ行ける造りとなっている。
出口(もう一つの入口)が川を挟んだ北側にあることからも、北へと進んでいくことが想像しやすい。
FC版だとエンカウント率が高いため意外と長く感じるのだが、【ライアン】は最初からステータス・初期装備ともに強いので、バトランド城のタンスにある【やくそう】を1個持ってLv1でいきなり乗り込んでも普通に通過できるだろう。
薬草は洞窟内でも1個補充できる他、運悪くエンカウントがかさんだ場合は敵からのドロップで手に入る確率も高い。
どうしても不安なら1~2個買っていっても先々を考えれば無駄にはならない。
 
道中には、こんな単純な洞窟でさえ道に迷っている恐るべき方向オンチ野郎が1名存在。ここを抜けるとイムルの村があると教えてくれる。
なお、彼は話しかけて洞窟を出るという行為を繰り返すたびに計2回台詞が変わるという非常に珍しいNPCである。シナリオに関係ないところでフラグを無駄使いしている…。容量に余裕ができたことによるお遊びだろう。
一章ではキメラのつばさを道具屋で購入できず、シナリオ上最低3回(【デスルーラ】をすれば2回)は洞窟を抜ける必要があるため、その都度話しかければすべての台詞を聞くことができる。普通は一度話しかけた通行人NPCに何度も話しかけることはあまりいないだろうが…。
それにしても、迷っているというよりもむしろ出る気がないとしか思えない。(このようなNPCはシリーズによくいるが、台詞が変わることもあって印象に残りやすい。)
 
五章では、外海から船でイムルとバトランド双方に行けるので必ずしも入る必要の無い洞窟だが、イムルの北側の海岸に船を停めてイムルから徒歩でバトランドに向かう場合は通ることになり、馬車のまま乗り込める。
基本的に第一章と同じエンカウントテーブルなので危険性は皆無。
ただし、出現数制限が解除されているため、エアラットなどが大集団で出てくるようになっている。
例の方向音痴がいた場所に同じグラフィックの戦士がうろついていているが、ライアンを見ても特にリアクションはしない。

リメイク版

エンカウント率が低くなったため余計に狭く感じられ、通過もさらに容易になっている。ただし、ときどき出現する【ホイミスライム】とエンカウントしてしまうと厄介。注意しよう。
 
第五章で洞窟の戦士に話しかけた後に仲間会話をするとライアンの心底呆れたセリフが聞ける。どうやら少なくともリメイク版では同一人物ということらしい。
こいつの方向オンチぶりは【ヌルスケ】といい勝負だろう。
というより、ライアンに全く気付かないのでむしろ健忘症か何かを疑うべきである。
【トルネコ】は「旅人の安全を守る仕事をしているのだろう」と感心しているが…。

小説版

橋が作れないから洞窟がある、という設定。
バトランドとイムルを隔てる川が毎春増水し、上流にある「アイシャラ湖」から流氷が来るのだが……数年に一度の割合で発生する大流氷に耐える橋を建造できないのだ。
またドリンという地霊がいる。