【コスタール王】

Last-modified: 2024-05-20 (月) 16:52:05

DQ7

文字通り、【コスタール】を統治する王様。

過去

かつてコスタールが魔物に襲われた頃に妻の【シュクリナ】を亡くした。
部屋にある肖像画がおそらくその王妃と思われる。
【ホビット】の長の娘であった彼女を死なせてしまったことから彼らに嫌われてしまい、コスタールとホビットは事実上の断交のような形になっている。
もっとも、ホビット側も王が悪いわけではなく、自分たちが王や人間達を嫌う感情は単なる逆恨みであることも理解している様子である。事実、長老はコスタールの封印解放後に「あいつも、ああ見えてなかなかの男」「わしらの気持ちはわざわざ伝えんでも、分かっているに違いねえ」と評しており、元々ホビット達からもかなりの信頼を得ていたと思われる。
 
平和主義者だった為兵士に実践訓練をさせていなかったが、【シャークアイ】の"暴力だけが戦いではない"という考えを受けて彼に惚れ込み、海賊の【マール・デ・ドラゴーン】をコスタールの海軍に迎えるべく交渉を行った。
この交渉は無事成功したが、その秘訣はマール・デ・ドラゴーンとの交渉の場にわざわざ大臣を直接遣わすなど、誠心誠意対応したことだったらしい。
シャークアイとは無二の親友となり、下記の決戦前にシャークアイの妻【アニエス】を託されていた事から全幅の信頼を置かれていた。マール・デ・ドラゴーンの船員達からもかなり信頼されており、5年間もコスタールが闇の封印に閉ざされていながらも国民は王への信頼を失う事が無かったため、人望・人徳に恵まれた人物と言える。
 
だが、マール・デ・ドラゴーンをコスタール国海軍に編入してから2年後には、その活躍ぶりからコスタールは闇の世界から明確に危険視されるに至ってしまう。マール・デ・ドラゴーンは魔族軍を誘い出して【オルゴ・デミーラ】との決戦を挑んだが敗れてしまい、船体ごと封印されてしまう。軍事を彼らに頼りきりだったコスタール兵では魔物に太刀打ち出来ず、瞬く間にコスタールは封印されてしまったのだった。

現代

城が【ホビット族の洞窟】に移動し、そちらでホビットと共同生活を送っている。
人間姿の娘と息子がいるが、妻である王妃はホビット。
娘の方は「姫」とついているが王族としての責任感は低くカジノに行きたがってる様子で、一方の息子は父親に強い憧れを抱き「父上のような王様になるぞ」と慕っている。
第一声が「やっほ~」だったり、【とくべつ会員証】をくれたりと国家元首とは思えないほどに超フランク。
ふざけた人物かと思いきや、とても勇気があり、勉強家であるとのこと(王妃談)。
心の広い人で、誰とでも友達になれると国民からも言われており、信頼されていることが伺える。
 
また、復活した神からの啓示を訝しみ、他の島や大陸が封印されたことで兵士を増員して【大灯台】を封鎖。
また神に禁じられた武器の密売も承認し、城内では保存食を作るよう命じたり、娘である姫に対しても外出を禁止させるなど準戦時体制とも言うべき警戒体制を取る。
結果として神は偽者だったし、この間に大灯台も幾度か魔王軍に攻められたが撃退に成功したという話もあるため、慧眼と言える洞察力と高い統率力を持つ。
この判断を、ホビット族の長老は「突然沸いて出た神様よりも、長年付き合っている王を信じたい」とし、厚い信頼が伺える。
その割には世界の一大事よりとくべつ会員証を渡すことを優先したりもするが。
 
国の存亡に関わる重大な事件が起こっている時は普段のフランクな口調は消え、真面目な言葉遣いに変わる。また、メルビンが「聖なる種火」を求めて大灯台への許可を求める際に「神の使い」と偽っても明確に拒否の姿勢を貫くなど相応の覚悟を持った人物である事を窺わせる。
国民は皆その事を知っているのだが、そんなにしょっちゅう国の存亡に関わる危機があるのだろうか?
なお余談だが、コスタールの姫も父同様に普段はアレだが終盤ともなるとオルゴ・デミーラの行動に対する推理を行い、この内容についてはメルビンにも感心されている。

従って作中の描写を見る限り、国民から強い信頼を得ている賢王ともいうべき非常に有能な人物。

ドラけし!

DQ7イベント「魔王オルゴ・デミーラの復活」で登場。
出番は原作通りだが、なんと専用グラフィック有りでアイコンも存在している。