【コスタール】

Last-modified: 2023-07-26 (水) 18:38:09

DQ7

【謎の神殿】から色付き石版で行ける最後の地、【コスタール地方】の中心の城・町。
周囲は城の南東から道が伸びてそれ以外は海に囲まれており、【エスタード島】【グランエスタード】に似た地形をしている。
英語版での地名はPS版ではCoastal、3DS版ではBuccanham。
なおコスタ(costa)はイタリア語・スペイン語等で「海岸」を意味する語で英語のcoastに相当する。

過去

海に面した都で、町を取り囲むような形に城が設けられている。城には灯台もある。
 
既に国全体が闇の封印を受けている。また、かなり強い闇の力で封印されているらしく、会話では【ガボ】が空気が重苦しくて気持ち悪がるほど。
訪れたときは宿に泊まれず、【コスタール王】の許可を得なければならない。泊まるとこの国に起きている事件がわかる。
5年前に封印されて以来、生まれた赤ちゃんは最初の満月の夜に魔物と化し、どこかに去って行ってしまうという悲惨な呪いがかけられている。
このへんの鬱さが非常にDQ7らしいが、これは悲惨すぎる。
また楽師に話しかけると、今作の重要人物でもある海賊【シャークアイ】に関する回想が見られる。ベッドにはその妻【アニエス】が床に伏している。
 
コスタールは港町として発展した街で、【ホビット】とも親交があった。
コスタール王は戦いを嫌い、兵士にも実践訓練をさせていなかった。
だが、海賊シャークアイと出会ったことで暴力ではない戦いがあることを知り、2人は親友となる。
そしてシャークアイと契約し、海軍の長とした。
訓練を全くしていなかったことに加え、シャークアイに頼りきりになったせいで、兵士たち自身が認めるほど弱いらしい。
お陰でシャークアイが【オルゴ・デミーラ】によって封印された後、瞬く間にコスタールも封印されてしまったという。
 
夜が明けると主人公たちは【ホビット族の洞窟】【ひかりゴケ】を取りに行くことになる。
それを一度だけ帰ってくる魔物と化した赤ちゃんの足に付け、それを頼りに【大灯台】へ侵入するのだ。
そして以前から交流があったらしい【エンゴウ】から【聖なる種火】を持ってきて大灯台に灯すと闇の封印が解け、国に平和が戻る。
このとき主人公は【水竜の剣】を託され、さらに町に【海底王】が老人の姿で現れ、シャークアイの妻子の行方について語る。
この話は主人公の出生に関わる重要なもの。いわばDISC1のクライマックスである。
 
話によると5年以上封印されたままであり、その呪いも悲惨なもの。
また、コスタールの城壁に潜んでいる魔物の発言では「人々の苦しみと悩む姿を【マスター】が見るのを楽しんでいる」との事で、敢えてこのような呪いにした事が窺える。
シャークアイに頼り切りで自国での抵抗がロクにできなかったことなども併せて主人公たちに頼り切りになることを痛感しているのか、
単なる旅人でしかなかったはずの主人公たちのVIP扱いは今までの他の地域と比べても群を抜いている。
ひかりゴケを取ってきた後の一泊などは、なんと国王の寝室を貸してくれるという特別待遇である。
  
なお、民家の裏では【天上の神殿】で使う【ふしぎな石版?】が手に入る。【壷】を壊して【本棚】を動かせばそこに行ける。

現代

現代では外観こそ変わらないが、城としての機能はホビット族の洞窟に移っている。
過去にコスタール城として使われていた建造物には巨大【カジノ】が築かれ、栄えている。
 
ここでは裏ダンジョンである【更なる異世界】へ向かうためのふしぎな石版?が2枚手に入る。
一つはカジノの景品として並んでおり、コイン2000枚で手に入る。
もう一つは町の人から聞き込みをし、たらいまわしにされた末に教会の机から手に入る。
これを手に入れるプロセスでは一度大灯台の屋上まで登らなくてはならない(異変後に手に入れる場合は別)。
石版の他にもカジノでは【まものせいそく図】も景品になっている。
またコスタール王から【とくべつ会員証】を貰っていると、カジノのベランダで【ぱふぱふ】が楽しめる。
 
終盤、【エスタード島】などが封印された後には【クリスタルパレス】を追われた【メルビン】がここに身を潜め、【旅の扉】を起動させるための炎を主人公たちに送るべく単独行動がここからスタートする。
ただでさえ低いフィールドレベルがメルビンソロのときになるとさらに低くなる。
ちなみにこんなときでもカジノで遊ぶことは可能。
というより、ここの人達は「エスタード島をはじめとするいくつかの地域は、邪神を崇めていたから神によって封印された」という噂を信じており、コスタール王と一部の人間を除き異変が起きたなどとは夢にも思っていない。
 
なお、3DS版では入口付近にいる【あらくれ】との間に入ってしまうと、はまってしまうことがあるので、注意しよう。(実際は、主人公を動かし続けていれば脱出できることが多いが)