DQ9
【スーパースター】の【オーラ】スキルに100ポイント振ることで習得できる【特技】。謎のバックダンサー軍団を召喚、「ダンサーたちのかれいなおどりで敵全体をこうげき」し、敵全員に185~234のダメージを与える。消費MPは15。
これまで【ぐんたいよび】や【おっさん呼び】など、軍団呼びシリーズは様々なバリエーションがあったが、これはそれらのように呼び出された仲間だけが敵に直接攻撃を加えるのではなく、召喚者が呼び出したバックダンサーと共に謎のダンスフロアにてロールダンスを踊り、カラフルな竜巻を巻き起こし攻撃するというとんでもないものである。
開いた口が塞がらない演出でありながら【イオナズン】に勝るとも劣らない威力を持ち、しかもこの攻撃は属性がないため基本的に軽減・無効化されることがなく、味方側の攻撃としては貴重な【無属性規定ダメージ攻撃】である。厄介な【スライムマデュラ】にはとにかくコレ。
もちろん【ためる】や【おうえん】で威力を上げたり各種フォースで属性を上乗せすることも可能で、【大魔王の地図】の魔王戦で火力にすることすら可能。
さらに消費MP15という使いやすさはほかの攻撃呪文や特技に比べてかなり魅力的であり、レベルが低い状態で使っても威力が変わらないので、転職直後のキャラでも戦闘要員にできるのも優秀。
ただしメタル系には効かないのが玉にキズ。また【盾ガード】をする敵にはガードされることにも注意しよう。
発売初期にDQ9叩きの理由の一つとして槍玉に挙げられていたこともあったなど、ある意味DQ9の特技の中でも知名度の高いものだが、ダンスのインパクトが一人歩きしてしまったためか「あたりにふしぎなたつまきがまきおこる!」というメッセージは知っていても特技の名前までは知らない人も多いかもしれない。
ザコ戦からボス戦まで役に立つ特技ではあるが、AIに任せると多用するのが玉にキズ。演出も長めで鬱陶しい。仲間の行動をAI任せにしたい場合は素早さを調整したり、覚えさせる仲間を選抜したり、【風林火山】等を使うなどして工夫したいところ。
余談
ロールダンスは1991年にヒットしたZOOの「Choo Choo TRAIN(2003年にEXILEがカバー)」に代表されるダンスで、メンバーが縦一列に並び、各員が両足を肩幅に開いたまま頭部を順に円を描くように動かす。(ただし、正式名称というわけではなく、あくまで俗称である)
【レベルファイブ】の本村健(後の『妖怪ウォッチ』シリーズディレクター)がうれしそうな顔をして作ってきたので、ボツにするのはしのびないと採用したという経緯を【藤澤仁】が後に語っている。
その後、DQMJ2で【ゴールデンスライム】の呪文モーションに使われたり、テリワン3Dで【スーパーテンツク】の特技モーションに使われたり、DQ10で【サイクロンダンス】のしぐさに採用されたり、DQ11で【シルビア】が【さそうおどり】を食らった際のモーションに使われたりと後々まで続く。
バックダンサーは全員黒いマスケラと黒服、太い銀色のネックレスを身に着けており、靴は白。
メンバーは水色のトップハットを被った男、アフロヘアの男、剃り込みを入れた茶髪で坊主の男、金髪のホスト風の男の四人。
特技使用者が女でもメンバーや踊りに変化は無い。
DQ11ではこの技こそ登場しないが、【天空の古戦場】での【ぱふぱふ】シーンで、ぱふぱふ娘が主人公を崖下に突き落とす直前のカウントダウン時にこれのMEが流れる。
バトルロード2レジェンド
【とどめの一撃】の際、SPカード【メイクアップ】をスキャンすると発動。使用キャラは【サンディ】。「さそうおどり」を持つ【びっくりサタン】、「マッスルダンス」を持つ【デスストーカー】などの、踊り系の技を持つモンスターを多数呼び寄せ、踊りながら天の箱舟と共に突進するというもの。DQ9本編におけるロールダンスもしっかり再現されており、走る箱舟の脇を囲むように集結したモンスターたちの内の何匹かが天の箱舟の前に集って披露する。
威力は最大級の3340クラス!もはやバックダンサーで済まされる規模ではない。
ちなみに、なんとサンディは【さいしゅうおうぎ】を持っている。また、誘う踊りの時のMEも使われている。ていうか天の箱舟の中からあんなにモンスターが出てくるって…3両目のあの部屋から来たのだろうか?
また、ダンサーの中にしれっと【モリー】が混ざっている。天の箱舟が出てくるのはおそらく「Choo Choo TRAIN」にひっかけてるのだろう。
シアトリズム
レアリティ【S】のコレカで習得することにより使える、【踊り子】の固有スキル「ダンサー」に属する攻撃用特技。BMSで敵全体にダメージを与える。消費MPは33。