【レベルファイブ】

Last-modified: 2019-04-14 (日) 13:47:36

概要 Edit

福岡市中央区に本社を置くゲームソフトメーカー。
DQシリーズではPS2版【ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君】、及び【ドラゴンクエストIX 星空の守り人】の開発を担当した。
 
【日野晃博】によって1998年に設立され、『ダーククラウド』『ダーククロニクル』などのRPGで高い評価を獲得。
これによりDQ8の開発担当に抜擢され、一気に知名度を上げた。
チュンソフト出身の旧作スタッフと一切関係ない新興メーカーがDQに抜擢されたことは、当時は多くのファンから驚かれた。
 
DQ3の時代からDQのファンであった日野は、DQ7をプレイした際に【ふしぎな石版】がなかなか集まらないことに不満を感じてエニックスに出向いたところ、そのDQ愛を感じた同社スタッフが【堀井雄二】に会わせてくれたといい、これが後にDQの開発に携わるキッカケとなっている(『ファミ通.com』2018年12月8日付記事)。
また、かつてエニックス社員だった【渡部辰城】の発言(『ファミ通App』2014年12月27日付記事)によると、DQ8のプロジェクトが始まろうという時期、社内でエニックス作品のデバッグ作業をしている合間に自身が『ダーククラウド』にハマり、その際にレベルファイブとコンタクトをとった結果、日野とDQの話で盛り上がることになったという。
DQ8の制作開始にあたってはプロデューサーの【市村龍太郎】にもレベルファイブの話を持ち出したが、まずは従来の開発会社とのコンペが行われることに。そこでレベルファイブは2001年の年末から休日返上でプロトタイプを作り上げた。
そしてその作品を見たシリーズ生みの親【堀井雄二】はその出来に衝撃を受け、その結果、レベルファイブの開発参加が決定した(『GAME WATCH』2005年1月11日付記事)。
DQ8は高評価を得るとともに「ドラクエ史上初めて一度も延期せず発売できた」と、その開発の手際を堀井雄二に激賞されている。
 
DQ8の成功をきっかけに、2006年からはそれまでのデベロッパー(開発担当)専業から、自らソフト販売も行なうパブリッシャーに転向。
『レイトン教授シリーズ』『イナズマイレブン』『ダンボール戦機』などメディアミックスを交えたヒット作を次々と送り出し、特に『妖怪ウォッチ』は社会現象レベルの人気を巻き起こした。
パブリッシャー転向以降は他社デベロッパーとしての活動は殆どしておらず、DQ9以外ではSCEの『白騎士物語』くらい。
 
今や日本を代表するソフトメーカーの一つに登りつめ、実際手がけたゲームの多くは良作である。
しかし、どんな大メーカーでもそうなのだが駄作も散見され、その代表格として名高い『ローグギャラクシー』、ガンダムシリーズ新作ながら商業面で期待外れに終わった『機動戦士ガンダムAGE』など、とんでもない作品もリリース。
また『二ノ国』など、良作ではあるが膨大な費用をかけた割に伸び悩んだ作品もある。
 
なおDQ10にもプロジェクト開始当初は関わっており、スタッフ合宿にも参加していたが、後に退くことになった。したがってDQシリーズへの開発参加はDQ9が今のところ最後となり、リメイク作品にも関わっていない。
スマホ版と3DS版のDQ8は双方とも【トーセ】の開発となっており、レベルファイブ及び日野は著作権表記や主要スタッフクレジットに名を連ねておらず、スペシャルサンクスとして表示されるにとどまっている。
 
なお、レベルファイブの「お膝元」である福岡市の「東平尾公園博多の森球技場」の命名権を獲得し、Jリーグ「アビスパ福岡」のホームスタジアムにもなっているこの球技場は現在「レベルファイブスタジアム」(略称「レベスタ」)と呼ばれている。