【モリー】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 05:05:40

パーティメンバー:DQ8
【主人公】【ヤンガス】【ゼシカ】【ククール】(―【モリー】―【ゲルダ】

概要

DQ8、少年ヤンガス、ACのモンスター・バトルロードに登場する人物。
声優は中田譲治(インフィニティストラッシュの記憶の番人役)。バトルロードシリーズで初めて声が付き、3DS版DQ8でも続投。
英語版での表記はMorrie。なお似たスペルの "Mollie" はPS版DW7の【マーレ】に使われている。
更に英語版においては【モッツァレーラ】という苗字もついており、イタリア語訛りの英語を話すが、英語が苦手なためか、諺などの特定の単語を類義語に変えてしまってしばしばおかしな表現をする。
 
【鳥山明】【ドラゴンボール】のミスター・サタンみたいなイメージで描いたとコメントしている。
あれの頭身を高くして頭頂部の髪を薄くしたらモリーになる感じである。
常にテンションが高めで独特の言動やネーミングセンスを誇り、おまけに【トルネコ】【ライアン】とも世界を超えた知り合いである。
だがそれ以上に笑顔と屋内でも常にはためくスカーフが特徴。
 
当初はリブルアーチの【ハワード】としてデザインされたことが鳥山により明かされており、2016年発売の【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】にもその事が書かれている。
しかしながら格好良すぎてハワードのキャラに合わないと言われた。
その後ハワードのキャラクターデザインが新しく描き直され、没デザインの方がモリーとして使われることになった。
陽気なキャラのわりによく見るとあまり人相がよくないのはそのためか。
比べてみるとモリーはあまり呪術師の体をなしておらず、ハワードはより呪術師だと一目で分かるデザインとなっているのがわかる。
 
強烈なインパクトを残したキャラということもあってか、彼をモチーフとしたキャラは外伝作品を中心に複数存在する。
3DS版DQ8では、彼にそっくりなカラーリングの【モリーサタン】という【ベビーサタン】の変種が登場。
スラもり2には彼がモデルである【スラモリー】という熱血スライムが登場する。
モンパレシリーズには、【ゼシカ】のようなツインテールと特大バスト、青髪が特徴の【タリー】?【サリー】?という女性が登場。
ドラクエタクトではモリーそっくりのカラーリングをした【モコッキー】であるモコリーが登場。
どこパレでのサリーやタクトのモコリーはそれぞれ対人コンテンツである【闘技場】のメインキャラとなっていてよりモリーモチーフであることがわかる。
 
【モンスターバトルロード】が実装されたDQ10には登場していないが、重要人物が彼と同じカラーリングの衣装を纏っている。

DQ8

【モンスター・バトルロード】の主催者であると同時に最強のチームオーナー。
バトルロード闘技場の屋上で出会った主人公の資質を見抜き、本来なら20万ゴールドかかる
バトルロードの登録をただにしてくれた(20万ゴールドはモリーの言い値であるが)。
モンスター使いとしても優秀で、主人公に【チーム呼び】を教えてくれたのもこの人である。
 
終始にわたってやたらと決めポーズを取りたがり、「・モンスター・バトルロード!」などとボケをかまし、【ムチムチむちうち団】などの独特なネーミングセンスを惜しみなく発揮する。
PS2版やスマホ版ではバトルロード以外に登場することはないのだが、とにかく印象に残る人物。
 
バトルロードSランク最終戦では【モリーアップ】のオーナーとして自らも参戦する。
ベホマスライム、ヘルクラッシャー、はぐれメタルで構成される攻守揃った強豪チーム。
最強のチームオーナーという話だったが、3DS版でSSランクが追加され、その輝かしい称号はどこかへ消えて行ってしまった(ただ、SSランクは主人公のために急遽用意されたある種エキシビションであり、Sランクを制覇した時点でグランドチャンピオンなため、一応彼が最強のチームオーナーであったことには変わりはない)。
 
見た目はおっさんだが、アシスタントの4人のバニーたちにはモテモテで、バトルロードの参加者など金持ちにも一目置かれ、なんとEDの結婚式にも実は招待されていた。
ちなみにバニーたちの名前は【マリー】【ミリー】【ムリー】【メリー】。3DS版では彼女たちは【マミムメリー】とまとめて呼ばれている。
 
彼は主人公のことを「ボーイ」と呼ぶが、実は先頭のキャラを変更すると呼び方がそれにあわせて変わる。
ヤンガスは「ミスター」、ククールは「ナイスガイ」、ゼシカは「レディ」である。
英語版では主人公は"ragazzo"(=少年)、ヤンガスは"signore"(英語の「ミスター」と同じ敬称)、ゼシカを"bimba"(=少女)、ククールを"casanova"と呼ぶ。
"casanova"の意味はなんと「女たらし」である。

3DS版

【ゲルダ】とともに新たにパーティに加入するメンバーとして、発売前から注目を集めていた。
その条件は【モンスター・バトルロード】Sランクの突破。
3DS版でこのランクが解禁されるのはゼシカ再加入後なので、最速で【雪山地方】攻略時から連れて行ける。
ただ、この時期にSランクをクリアするのは最適攻略パーティを知っていないときついので、おすすめの時期としてはゲルダ加入後、【レティス】戦に向けての準備がてらに仲間にするのがが望ましい。
戦闘終了時は主人公たちは武器をしまう中、毎回決めポーズをとる。
 
本編中に自動的に仲間になるゲルダと違い、完全なサブイベント内で仲間になる。本編イベントでの絡みはかなり少ないうえ、彼をスルーして5人でクリアすることも可能で、その場合はもちろん【エンディング】にも登場しない。
しかしテンションアップや、メタル狩りに便利な【モリーもりもり】など有用な特技を使えるので、本作を【追憶の回廊】までやり込むのであれば、縛りプレイでもしていない限りは仲間に加えるべし。
 
【仲間会話】では誰もが【ピピン】【アモス】ポジションだと思っていたが、実際は充分にパーティ内最年長者としての渋みも持ち合わせている。
【薬草園の洞窟】の中では
「これは少し心配だな……」
と渋く言い放ち、【法皇の館】にまだレオパルドがいない段階で侵入すると
「これは立派な不法侵入だぞ!用事を済ませたら衛兵につまみ出されない内にすぐに脱出するのだ!」
と警告してくれる。
他にも【マルチェロ】のイヤミな態度を「彼なりのあいさつ」と割り切ったり、【聖地ゴルド】でのマルチェロ戦後にはマルチェロの身を案じ、更正することを信じ続けている旨の発言をする。
一方で【チャゴス】の事に関しては【サザンビーク】城で話を聞くと
「わしはチャゴス王子が気に食わん。地位に甘えて楽ばかりしようとする。自分自身を試したり伸ばそうとしない……。そんなふぬけた根性では同じ男として恥ずかしい限りだ!!」
と厳しい意見。後述のようにチャゴスの命令で主人公を捕えようとした騎士団の前に立ちはだかったりしている。
無論ネタ発言も忘れず、【オークニス】周辺では雪遊びがしたいと言い出し、【リブルアーチ】ではヤンガスに指摘されるまで【チェルス】の名前を「チェロス」だと勘違いするなど、ネタ発言、シリアス発言両面で活躍する。
ポジションとしては【メルビン】に近いか。
ボイスも引き続き中田譲治なのでファンにも嬉しいところ。
 
なお、PS2版でもそれぞれの呼び方にバリエーションをつけていたが、リメイク版ではさらにゲルダのことを「マドモアゼル」、【ミーティア】を「プリンセス」、【トロデ】を「ムッシュ」と呼ぶ。
言わずもがなマドモアゼルとムッシュは英語ではなくフランス語なので、統一感は失われている。ちなみに、「マドモアゼル」とは未婚の女性に対する敬称ではあるのだが、暗に「父親の管理下にある未成年」と言う意味を含むため、ゲルダのような立場の女性に対して使うと失礼に当たる。
なお、英語版だとゲルダのことは"Rosa Rossa"(=赤いバラ)と、やはりイタリア語の表現で読んでいる。また、トロデを"Don Toad"(”カエルの王様”のようなニュアンス)、ミーティアを"Bellissima Princessa"(=美しき姫君)と呼ぶ。
 
表エンディングでは主人公が聖堂騎士団に詰め寄られそうになった際に騎士団の前に立ちはだかり時間稼ぎをするシーンが追加された。
その際には今まで普通に座っていた椅子から助走なしでいきなりバック宙をかまし主人公の前にピッタリ着地するというサーカスもビックリな身体能力を発揮する。やはりモリー、只者ではない。
また、【暗黒神ラプソーン】との最終決戦の際メンバーに入れているとトロデ王が主人公以外もまとめて家臣にカウントした際に否定するオリジナルのメンバーに混じってやんわりと「ワシもだ。」と否定する。
ノリが良くても自分の意志は大切にする健康なお方であるようだ。
 
なお、3DS版でも『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』でヤンガスらと出会っているという設定はほとんど反映されていない。
【神鳥のたましい】入手直後に「ミスターやマドモアゼルも…」と関係をほのめかすような発言はするが、すぐに「やめておこう」と止めてしまう。少しくらい喋ってくれてもいいのに…。

戦闘能力

【武闘家】【旅芸人】を混ぜ合わせた感じの攻撃+援護+それなりの回復といった万能型。
さらに【ねっけつ】スキルの【モリーエール】【ハイテンション】といった特技によりテンションを上げることに関しては右に出るものがいない。
【爪スキル】を上げて【ゴールドフィンガー】を覚えると、敵のテンションを下げることもお手のものに。
彼の存在によって、テンションシステムの使い勝手がPS2版とまるで違ったものになっている。
仲間にするのが多少手間がかかる隠しキャラだけあって、苦労に見合った性能の持ち主。

ステータス・装備・耐性

Lv素早さ身の守り賢さ最大HP最大MP経験値スキル
ポイント
3512311446134328133300001115
993602301663007304007040552350

男性陣の中では最も素早さが高く、力もククールを上回るが、代わりにHPやMP、身の守りは低め。
HPは最大レベルまで育てると、追憶の回廊のボスの痛恨を喰らってもかろうじて生存する程度にはなる。
また、素の状態で炎ブレスを半減できるという強力な耐性を持っているが、攻撃呪文に対してはイオに弱耐性以外耐性がないという極端な耐性差がある。
と言ってもブレスの方が高威力のものが多いので、これが問題なることはまずない。
 
加入時期に反して鉄のツメ・たびびとの服・ちからの指輪と【初期装備】は貧弱。
初期装備が鉄のツメなのは「新しい武具種を使えるよ!」というのを暗に分かりやすくしているのだろう。
実にドラクエらしい配慮である。
類は系統特効装備が多く、相手によって使い分けることで大きなダメージが期待できる。
 
防具は胸当てやマント、ローブなど軽装が中心。
【やみのころも】【ファントムマスク】を両方装備できるので回避に特化することもできる。
一方、盾で呪文を割合軽減できるものがなく、固定値軽減の【メタルキングのたて】などに頼らざるを得ないのが難点。
敵から受けるダメージが大きくなり、固定値軽減では間に合わなくなる【追憶の回廊】では痛い弱点。
回避率を捨てるならば、【道化の衣装】で呪文への耐性、【メタルキングヘルム】で状態異常への耐性をカバーできる。
一応、素の耐性で炎ブレスを半減できるため、配信アイテムなしではどうやってもブレスを割合軽減できない主人公よりはマシではある。

習得呪文・特技

習得Lv習得呪文・特技
初期【モリーもりもり】
初期【ベホイミ】

習得呪文はこれだけだが、モリーもりもりはレベル上げに便利。 詳しくは当該項目へ。

スキル

 
初期レベルからしばらくは、獲得するスキルポイントが他のキャラより少し低いので注意。
 
加入後はねっけつスキルを88まで振り、補助特技を全習得しよう。
最速で加入させた場合、不思議なタンバリン入手より前にモリーエールで味方のテンションを上げることができ、その時点ではククールも覚えていないであろうザオリクを即習得できるのでかなり心強い。
その後は強力な特技のある爪スキルに振ると良い。ただし、ねっけつに88まで投与すると、キャプテン・クロウ戦で有効となる、ゴールドフィンガー習得が遅れる可能性がある。
ブーメランは戦力としては主人公と違って結構有用、最大まで振ればボス戦でも中々の高火力を叩き出す。
 
また打撃スキルを振る際、まじんのかなづちのついでに【ランドインパクト】を習得してもいいが、全体攻撃はブーメランやねっけつでも習得できるので、効果的とは言えないだろう。

DQ9

Wi-Fiコネクションコンテンツであった【スペシャルゲスト】として【リッカの宿屋】に登場させることができた(現在は終了)。
当時パーティキャラでなかったキャラでスペシャルゲストになっていたのは彼と【トロデ】だけ。彼の存在感の高さが伺える。
【モリースーツ】【モリータイツ】【モリーシューズ】【モリーヘア】【モリーグローブ】を身につければ、君も立派な熱血ハゲオヤジになれるぞ。
装備をくれる職業は【バトルマスター】。確かに彼は「モンスターバトル」のマスターだが。【レンジャー】の方がしっくりくるのではないか。
…と思っていたら3DS版のDQ8で彼は本当にバトルマスターになってしまった。

少年ヤンガス

ポッタルランドに彗星のごとく現れ、ヤンガスに壷を使ってモンスターを仲間にすることを覚えさせた功労者となる。
その後は牧場の地下で配合をしてくれる。秘密の通路にも現れることがある。
8よりも時期が前であるためか、8の頃と比べると若々しいが、気前の良い熱血漢ぶりはすでに健在。
ちなみに少年ヤンガスの呼び名は「キッド」、少女ゲルダは「ベイビィ」である。

バトルロードシリーズ

本作の顔。CV:中田譲治
開始の合図などで随所に登場する。
プレイヤーに対し、アドバイスを送ったりもしてくれる。
 
一人称は「私」に変更され、プレイヤーのことは男女問わず「ユー(You)」と呼ぶ。字幕でキミと表示されている部分も平然とユーと言う。
 
ビクトリーのカードショップでは「モリタさん」に変装し、カードを売ってくれるほか、ストーリークリア後にはバトルすることも出来る。
プレイヤーにはバレバレだが竜神町の住民には全く気付かれておらず、モリーの知人という設定でもある。ストーリーが進むと一部住民が正体に気づいてショックを受けている。
後年の作品で暗黒神とすら直接戦うようになった彼だが、客に見えない場所まで移動して変装し、すぐに戻ってくるという動きは流石に疲れるらしい。

バトルスキャナー

チケット仮面として登場。シルクハットと仮面で顔を隠している。
「チケットだけを買う」でチケットを売るのが彼の役目だったが、絶望の大魔王編では【マイクマンヨシキ】同様クエストに乱入するようになった。
もちろん勝利すると珍しいモンスターが封印候補に並ぶ。

トレジャーズ

お宝に【モリーの像】が登場。

ライバルズ

第2弾「解き放たれし力の咆哮」にて登場。
また第10弾「破壊と創造のフロンティア」ではバニー4人組を侍らせた「マミムメモリー」名義で再録。
いずれも武闘家のレジェンドレアカードで、モリーらしくひたすらテンションを上げまくる能力を持つ。
CV:中田譲治

第2弾

6/2/2
自分が特技を使う度
味方リーダーの
テンション+1
スキルブースト:+2/+2

熱いキャラクターらしくテンションをテーマにしたパックで登場。効果も延々とテンションを上げまくり、モリー自身もパワーアップしていく。武闘家はテンションスキルで軽量の特技カードを得られるので生き残れば更に加速可能。
パワーアップすれば一撃必殺の破壊力をも生み出すが、封印には弱いので油断は禁物。

第10弾

5/4/4
自分がコスト1以上の
カードを使う度 
味方リーダーのテンションが
使用したカードのコストの数分上がる
スキルリンク:+1/+1

テンション上げとそれに伴うパワーアップのコプセントは相変わらず。
 
テンション上げの腕はさらに磨きがかかり、カード種を問わなくなった。しかもカードのコストを参照して上げるようになったため3コスト以上のカードを使えば一瞬でスーパーハイテンションになるので、1ターンに3回以上テンションスキルを使うのも不可能ではない。
 
一方、パワーアップはスキルブースト(対戦開始時からカウント)からスキルリンク(場に出てからカウント)に変わったため、いきなりトチ狂ったパワーで登場することはできなくなった。とはいえ上述した通り、出せばものすごい勢いでテンションを上げられるので早期の処理に失敗すれば手がつけられなくなる。
 
これ一枚でも強いがテンションスキルをダメージソースに変える【ニマ】や、スキルブーストでコストが軽くなる最終兵器【ブオーン】等と組み合わせればさらに本領を発揮できる。

ウォーク

登場するたびバレバレの何らかの仮装をして登場。毎回違う名を名乗ってはいるが、見た目や口調は紛れもなく彼そのもの。
 
日本各地にあるランドマークでおみやげを得られるクエストを受けると日本の形をしたサングラスをかけた「ドン・ランドマーク」として現れる。
 
定期的にイベントで、服飾にまつわる「モード・デ・バエール」、更に夏限定で「ビーチ・デ・バエール」が登場する。
分身するかのように瞬間移動してサイズを把握し、驚異の速さでイメージ通りの服を作り上げる。
 
更に、仲間モンスターにまつわるクエスト関連では「Dr.マモリーノ」として登場する徹底ぶり。
ある意味本職なのだから、ここぐらいは仮装せずに登場しても良いような気もするが…。