【シルビア】
Last-modified: 2018-04-15 (日) 11:48:29
概要 
人物名。綴りはSilvia。
ドラゴンクエストシリーズでは
が存在する。
前者のイメージが強いが、先に登場したのは後者。以下に書かれている内容はトルネコ3の項以外全てDQ11のシルビアを指す。
DQ10 
DQ11の方のシルビアが、コラボイベント
でオルフェアの町に先行登場。
発売祝いとして【パレードの服】セットとしぐさ書「パレードダンス」をプレゼントしてくれる。
DQ11 
パーティメンバー:DQ11
【主人公】―【カミュ】―【ベロニカ】―【セーニャ】―【シルビア】―【ロウ】―【マルティナ】―【グレイグ】
【ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて】に登場するキャラクターで、パーティメンバーの1人。
肩書きは「夢見る旅芸人」。【オーレ!シルビア!】というテーマ曲も存在する。
「シルビアンヘアー」という独特のヘアスタイルに芸人らしい奇抜な衣装を纏った男性。
…そう、性別はれっきとした男性であるが、その実DQシリーズでも珍しい(パーティメンバーではシリーズ初の)オネエキャラ。
一人称は「アタシ」で、作中では一貫して女性口調。他人のことは基本的に老若男女問わず「~ちゃん」と呼ぶが、旧知の関係であるグレイグや屋敷の使用人だけは呼び捨てで呼ぶ。
それ以外では【ロミア】も何故か呼び捨てにする。単なるミスなのかどうなのかは不明。
仕草もどこか女性的で、芸名の「シルビア」も女性名である。
仲間からどちらの性別で扱われているかはハッキリしていない(モブキャラからは男扱いされることが多い)。
自らを女だと言うこともあるが、自身の性別自体に拘りはないようで、男扱いされても気にしていなかったりする。
3DS版のキャラの走行モーションは1つのモーションが複数のキャラに流用されているが、彼の走行モーションには成人女性のもの(セーニャ、マルティナ、【エマ】と同じ)が使われている。
製作チームが【鳥山明】に渡した設定資料では「色気のある細マッチョ」とされており、実際にPS4版では服の袖の上から筋肉の隆起が分かる他、【トレビアンスーツ】を装備するとスーツの上から筋肉がモリモリと浮き上がって見える。
DQ11にボイスはないが、派生作品のDQライバルズではボイスが当てられており、そちらでのCVは小野坂昌也。
【アリス】と共に世界を渡り歩く自由を愛する【旅芸人】で、各地には彼のファンが多く存在する。
明るく前向きな性格で、夢は世界中の人々を笑顔にすることである。
一見変わった人だが、【ファーリス】に「騎士道の誓い」を投げかけ激励したり、暴れる【デスコピオン】に華麗にとどめを刺したり、自前の船(【シルビア号】)を所有し操縦もできたりと最初からタダモノではない雰囲気を漂わせている。
元々は【ソルティコの町】出身で、名士【ジエーゴ】の一人息子。さらに本名は【ゴリアテ】というイカツイものである。
母は彼を産んですぐに亡くなったが、町人によると【バンデルフォン王国】出身のスーパースターだったとの事。ジエーゴの屋敷にはその母と思しき人物の肖像画が飾ってある。
幼い頃から父に騎士としての心得や剣技をキビシく叩き込まれてきた。実力は伊達ではなく、ジエーゴに師事していた頃の【グレイグ】を打ち負かす程だったという。
なお、このグレイグとの思い出話により彼の年齢がグレイグ(36歳)より年下だということが分かる。
しかし、ある時町にやって来たサーカス団を見て、人々を芸で笑顔にすることこそが自分の騎士道だと悟り、旅芸人になることを決意。
当然父に猛反対されるも、屋敷が壊れるほどの大喧嘩の末家出同然に町を出て旅立った。
このような過去があるため、主人公たちがソルティコの町に立ち寄った際には(お花を摘みに行ってくるという言い訳で)町の入口で離脱してしまう。
ソルティコの町民たちからは「人を笑わせる事が好きだった」「太陽のような存在だった」「子供の扱いが上手かった」との証言が得られる。
「海とカジノのある町出身」「父親と仲違いして家出し疎遠になっている」「加入前のイベントで主人公と競い、その後強引について来て共闘する」「序盤のイベントが出自に関する伏線になっている」といった要素は、どことなくDQ6の【ハッサン】を彷彿とさせる。
主人公たちと出会うのは【サマディー城下町】。サーカス劇場では自慢の芸を披露。
PS4版では客席にナイフを投げ、3DS版では点火マジックを失敗、あわや大惨事…と思いきやそれも彼のパフォーマンスのうちであり、「大切なお客さまにケガなどさせません」と挨拶代わりに宣言し、観客を圧倒する。
芸としては【火ふき芸】を好むのか、最初期から使える技であり【れんけい技】の【爆炎斬り】でも使っている。
とはいえ、よりによって"焼き討ちにあった"イシの村で披露して怒られたりもしているが。
また、【みわくのふえ】や一部ダンス系の特技では、縦笛を吹く姿が見られる。
ウマレースのファーリス杯ではけがをした騎士(【オグイ】)の代役として出場。【ファーリス】の行動に不安を感じたのか、【デスコピオン】戦退治にも同行し、【NPC戦闘員】として戦う。
主人公たちの旅の目的を聞き、「世界中の人々を笑顔にする」ために、皆の笑顔を奪う魔王を倒すために命の大樹をともに目指すことになる。
【グロッタの町】の仮面武闘会ではマスクを付け【レディ・マッシブ】と名乗り主人公と戦う。相方は【マスク・ザ・ハンサム】。
奇抜な外見とオネエ口調からキワモノキャラと思いきや、根は騎士道精神を重んじる漢。
終始に渡って「世界中の皆を笑顔にする」という目的が一切ブレず、勇者が周りから汚名を着せられている事を初めて知った際も真実を察し、最後まで勇者の味方でいてくれるイケメンオネェ。
また、本作のパーティメンバー中、唯一魔王と邪神に直接的な因縁がなく、勇者一行に終始同行するのも上記の理由只一点からである。
パーティメンバーの中ではムードメーカー的立ち位置で、【会話システム】でも常にポジティブ思考で皆を励ます。失意や不安にかられた仲間を勇気づけることは決して忘れないのである。
基本的に明るく振る舞うが【シャール】と【リーズレット】の関係を見て「アタシもあんな友達がほしいわ・・・」と漏らす一面もある。
【メル】や【チェロン】に対しての姿を見ると、子供にも優しい性格のようで、二度目の歴史では【ホムラの里】で異変後にイベントで関わりがあった【テバ】と【サキ】の幼い兄妹に関する記憶を残している様な台詞を残している。
なお、性的話題に関しては興味がない様で、【ロウ】がうっかり落としたムフフ本に対しては「フケツよ!」と怒り、主人公に「勇者なんだから世界が平和になるまでおあずけよ」と言い切っている。
生真面目な性格だったと言われている一面が現れている。
世界に異変が起きた後 
【命の大樹】崩壊後は舎弟たち(全員オネエ)と共に各地をパレード衣装で練り歩き、人々に笑顔を取り戻すために世助けに勤しんでいた。舎弟たちからは「オネエさま」と呼ばれ慕われている。このパレード軍団はその奇抜な格好からか一部の住人には「怪しげな魔物の集団」と勘違いされている。
途中、仲間を探す旅の途中の主人公と再会し、彼をパレードのボスに無理矢理任命して【プチャラオ村】の事件解決のため奔走する。
そして、事件の首謀者であった【フールフール】戦では再びNPC戦闘員として参加する。
事件解決後は互いの気持ちをぶつけ合い和解した【バハトラ】親子の様子を見て、もう一度父親と向き合おうと決意しソルティコの町に戻り、最初は父親の剣幕に怖気付いていたものの、勇者と共に魔王を倒し、人々から笑顔を取り戻すことが自分の騎士道であることをぶつけ、遂に和解に至る。
ついでに舎弟たちを世界を救うまで屋敷に住まわせる約束を取り付け、改めて主人公の仲間に復帰する。
因みに、この時のイベントで舎弟たちを連携特技【ナカマよび】で呼び出すことができるようになる。
この時の屋敷の1階にいる兵士【ゴンザレス】とのやり取りはDQ5の【ラインハットの関所】での【ヘンリー】と【トム】のやり取りのオマージュになっている。
なお、この一連のイベントで主人公と再会した際にグレイグとも再会するが、グレイグはシルビアのあまりの変わりように「父親がソルティコの町にいる」と言われるまで正体に気づかなった。
過ぎ去りし時を求めた後のイベントでは「俺の知っているゴリアテとシルビアは似ても似つかない」とまで発言している。
魔王撃破後はソルティコの町に帰還し熱烈な歓迎を受ける。
そして【忘れられた塔】にて、世界の時間を巻き戻そうとする主人公に対し、運命を変えて過去の人々も笑顔にして欲しいと願い、彼を見送る。
過ぎ去りし時を求めた後 
二度目の歴史では大樹が落下しない都合上世助けナカマの舎弟たちは存在しない(何故か【ナカマよび】は使えるが)。
ただしプチャラオ村の事件を解決するとパレードは行われるようになり、相変わらずお立ち台の上で踊ることになる。
【邪神ニズゼルファ】が復活し世界中が緊張状態に陥り、こちらでは意地を張っている場合ではないと父親と話をすることを決意。
こちらの世界でも自らの騎士道を説いて無事父と和解すると、邪神に挑むための力を付けるため修行を用意してもらう事となる。
修行の内容は、【デルカダール神殿】の試練の魔物に、グレイグとの連携技【大まじん斬り】でトドメを刺すこと。
見事完遂すると互いに実力を認め合い、新スキル「きしどう」が解放される。更に連携技【師匠よび】も。
最終的な肩書きは「最強の旅芸人」。
【ウマレース】のブラック杯ではグレイグと共に対戦相手としてファーリス杯以来ひさびさに出場している。最初にかっとばすグレイグに対し、こちらは中盤以降に一気に追い上げてくるが、ゴール直前で急失速し、少しだけ待っててくれる。一見追いつけそうになくても最後まで諦めないように。
戦闘能力 
固有スキルは【きょくげい】【おとめ】。武器スキルは【ムチ】【片手剣】【短剣】。
なお再会時には扇で【ベンガル】を撃破しているが、本作の武器種には扇は登場しない。
前述の試練をクリアすると第3の固有スキル【きしどう】が追加される。
なお、当初のスキルパネル配置は“オネエ”である彼らしくハートの形をしているが、きしどう追加後は【はくあい】が追加されたグレイグのスキルパネルと同じ形になる。
同じ師匠のもとで修行した2人の絆を表す演出である。
旅芸人らしくバランスタイプで、良く言えばオールラウンダー、悪く言えば器用貧乏。
バギ系呪文と武器3種に加え、固有スキルでも攻撃特技を習得でき、豊富な攻撃手段を持つ。
とはいえ、攻撃呪文は中級止まりで、武器の特技も高威力なものは覚えられず、武器や呪文の攻撃が役に立つのは主に序盤までとなる。
そういった意味で他のキャラより武器スキルの重要度が低いが、序盤に短剣カミュを起用するならその補助として短剣技を覚えるのは有効。
また、スキルパネル解放前はシルビアの【極竜打ち】が強化を剥がす唯一の手段となるので、ここを重視するなら鞭を伸ばすのもあり。
中盤以降は【アモーレショット】【ローズタイフーン】【キラージャグリング】、最終盤は【ジャスティス】【ゴールドシャワー】など、固有スキルの攻撃技主体にシフトしていきたい。
それでも物理アタッカーや呪文アタッカーとして完成されていく他のキャラに比べると攻撃性能は低いと言わざるを得ないが。
また、武器スキルと固有スキルを合わせれば毒・麻痺・眠り・混乱・魅了・幻惑・即死と多彩な状態異常を扱うことができるという長所もあるが、搦め手より火力で押し切った方が早いバランスなので前述した短剣カミュの補助以外ではあまり目立たないのが惜しまれる。
一方でサポート役としては優秀な技能が揃う。
【ツッコミ】は魅了や混乱、マヒを解除する手段として有用。
さらに、セーニャ・ロウが【ベホマラー】を覚えるまでは彼の【ハッスルダンス】が貴重な全体回復手段となる。
3DS版では上記二人よりも素早さが高いため、先手を打って回復しやすいという点でより重宝する。
また、初期状態でバイシオン、成長するとバイキルトが使えるようになるため、物理アタッカーの補助もこなせる。
きしどうスキルの【レディファースト】を覚えた後は、必要に応じて仲間に手番を譲ることで自身の器用貧乏さを補うことができるようになる。
ゾーン状態ではみかわし率が上がるものの、スキルなどでは補えないため装備で意識的に高めてやる必要がある。盾ガードとみかわしを両立させることで意外なタフさを発揮し、【かばう】で活用させることができる。
固有耐性は、【ぱふぱふ】等のうっとり系の休みや【魅了】に強い一方、【さそうおどり】等の踊り系の休みに弱い。
オネエかつ陽気な旅芸人である彼の性格をよく表している。
ステータス 
| 最大HP | 最大MP | 攻撃魔力 | 回復魔力 | ちから | みのまもり | すばやさ | きようさ | みりょく |
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初期(Lv15) | 120 | 49 | 38 | 56 | 47 | 19 | 44 | 35 | 62 |
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最終 | 基本 | 640 | 380 | 330 | 350 | 330 | 220 | 300 | 250 | 270 |
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スキル | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 20 | 20 | 80 |
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合計 | 640 | 380 | 330 | 350 | 330 | 240 | 320 | 270 | 350 |
---|
※無装備時。最終はレベル99、スキル全取得時
すべてがバランスよく整っているが、他のメンバーと違い400超えのステータスがHPのみでスキルの補正値を含めても超えない。
騎士の家という出身のためか鎧などもそれなりに装備可能で、みのまもりも高く、グレイグや主人公に次いで打たれ強くなるだろう。
ちからの数値は悪くないのだが、スキルの補正値と武器スキル技にあまり恵まれてないため、ジャスティスやアモーレショットに頼る事になる。
また、序盤~中盤にかけてはハッスルダンス等の消費に対して若干MPが低めであり、MPの使い過ぎには注意したい。
ステータスだけ見れば器用貧乏と見えるかもしれないが、きしどうスキルとおとめスキルによって忙しすぎるくらいなので、多くの人の最終パーティに入っているだろう。
みりょく依存の特技を多く持っている割に実は素のみりょくはマルティナ以外の他キャラよりちょっと高いくらいでスキルで大幅に補う形となっている。
スキルパネル 
数字はパネル数(拡張前→拡張後)
初期のパネルは六角形の上部が欠けたハートのような形になっている。
起点から左上、右上、左下、右下にそれぞれ片手剣、短剣、ムチ、きょくげいのスキルがあり、これらの4スキルは最初から取得可能。片手剣とムチ、短剣ときょくげいが上下に隣接している。
最下部のおとめスキルへは、ムチかきょくげいのどちらかのスキルを経由しなくてはならない。
過ぎ去りし時を求めた後のジエーゴの試練を突破するとパネルが拡張され、最上部に短剣のひみつパネル1枚ときしどうスキルが追加され、グレイグと共通の完全な六角形が完成する。きしどうへは片手剣か短剣のどちらかのスキルを経由する。
ひみつパネルは各スキルともスキル中央とスキル境界の計2枚ずつある。
習得呪文 
※スキルで習得できる特技については上記各スキルの項目を参照。
トルネコ3 
【グレートバレイナ国王】の後妻。
国民の誰もが認める美人なのだが、最近は加齢による美貌の衰えを気にして寝込んでしまっている。
【占いババ】が処方した惚れ薬によって、グレートバレイナ国王にべた惚れとなり、元気を取り戻した。
いたスト30th 
DQ11のシルビアが、発売からわずか3か月後にしていたストシリーズ初参戦。東京ゲームショーで発表されたのだが、パッケージイラストにも描かれておりネタバレになるため、本作のパッケージはこの時期まで公表できなかった。
担当声優は小野坂昌也。音声収録はDQ11発売前であり、小野坂は収録後にDQ11が発売されると、シルビアの台詞に自分で声を充てながらプレイしていたという。
合併元の作品ではオルトロスの声を担当したこともあるが、本作には登場していない。
強さはAランクで、ハイライトBGMにはもちろん【オーレ!シルビア!】が設定されている。
扱いとしては配信キャラであり、発売日に配信開始された無料DLC「ドラゴンクエストXI 豪華詰め合わせセット いただきストリートDQ&FF30th」を適用することで追加される。