【雄叫びをあげて】

Last-modified: 2024-10-07 (月) 06:19:38

概要

【ドラゴンクエストの楽曲】の一つで、DQ8の通常戦闘のBGMとして登場した曲。
これまで通常戦闘曲は作品が進むにつれ尺が長くなっていく傾向だったが、この曲は初期作品を彷彿させる短い尺の曲になっている。
また、冒頭のイントロは音階が低音から高音へ上がっていくパターンとなっており、これはシリーズの戦闘曲で初めてのことである。
 
【すぎやまこういち】によると、「愛嬌のあるモンスターとのチャンバラごっこのような楽しい戦闘をイメージした」とのこと。
やや疾走感のあるメロディが特徴だが、PS2ゲーム音源版ではテンポが遅めで緊迫感がいまいち薄く、評価は低い。
オーケストラ版ではテンポがゲーム音源版よりも若干早く、ブラスやパーカッションでのアクセントでメリハリがついていて生演奏ならではのテンポ感により迫力と緊張感が増した素晴らしいアレンジになっている。特に原曲でも使われていたドラムスのパターンが原曲よりも細かくなっており、疾走感と迫力を盛り上げている。
海外版では全曲フルオーケストラ音源だったためか、この曲の評価も日本よりも海外のほうが高めらしい。

DQ8

通常戦闘の曲。
冒頭の【スライム】との戦闘でも使われるため、冒険の書を作った後、【それ行けトーポ】の次に聞けるBGMがこれ。
 
戦闘以外では、【リーザス像の塔】で、主人公たちを悪者と間違えた【ゼシカ】が呪文を連発してくる場面でも使われる。

DQ10オンライン

Ver.2.3より【モンスター・バトルロード】で使用されたのち、Ver.5のクエストボス戦でも使われた。
当初よりオーケストラ版であるため、本領を発揮している。
詳しくはこちらを参照。

DQ11(3DS版)・DQ11S

【冒険の書の世界】【トロデーン城】での戦闘時に流れる。
3DS版ではシンセ音源だがオーケストラ版準拠の編曲となっている。
DQ11Sでは8bitアレンジが作られた。

バトルロードシリーズ

いたストSPと同じくゲーム音源を再現したシンセサイザーが使われている。
バトルロードビクトリーでは王者決定戦を優勝すると通常戦闘曲として流れるようになる。

ヒーローズ1

生音に近いシンセサイザーでオーケストラ風のアレンジとなっている。アレンジの構成自体はオーケストラ版をほぼ踏襲している。

ヒーローズ2

伝承の塔の戦いで流れる。

DQMSL

「みんなで冒険」の道中の戦闘で流れる他、『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』コラボダンジョンの通常戦闘でも流れる。
しかし肝心のDQ8コラボダンジョンではこれでは無く【モンスターの戦い】が通常戦闘曲になっている。

ライバルズ

初期リーダーであるゼシカ、ククールを除いた8出身冒険者の登場時に流れる。
原作では直接戦闘に参加しなかった「トロデ」でも流れる。
マルチェロはリメイク版では共闘もしてくれたが、これではなく「難関を突破せよ」が流れる(そもそもマルチェロは種族に冒険者が設定されてもいない)。

ウォーク

DQ8コラボイベント中の通常の戦闘で流れる。

いたストSP

トロデーン城で目標金額突破時にも使われるが、交響組曲DQ8の録音前だったためゲーム音源が使われている。
したがってほかのマップと比べ、あまり緊迫感がない。

スマブラSP

ステージ【天空の祭壇】で流れるBGMの1つとして収録。