【モコモコ】

Last-modified: 2021-09-24 (金) 22:23:42

勇者アベル伝説の主要人物
【アベル】 - 【ティアラ】 - 【モコモコ】 - 【ヤナック】 - 【デイジィ】

アベル伝説

アニメ【ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~】に登場する人物。「もこっち!」が口癖の16歳。CV:桜井敏治。
職業は「ちからもち」・・・ってそれは職業とは言わないのではなかろうか?
 
【アリアハン】の村に暮らす5人兄弟の長男で、村でも有数の怪力の持ち主。
かつて村の格闘技大会で【アベル】と優勝を競い合った事もある(アベルがモコモコを破って優勝した)。
大食漢であり、それに恥じぬ丸っこい体形が特徴的。
【ティアラ】に好意を持っており、事あるごとにアピールしているが、ティアラからは1話で「乱暴者」呼ばわりされており、数々のアピールも虚しくまるで相手にされていない(しかし、風の翼の実験台として利用はされていた)。
以上の経歴やアベルがティアラと仲が良い事もあり、アベルをライバル視している。
【バラモス】にさらわれたティアラを助けに行くため、アベルと共に旅立つ。
 
非常に短気なうえ根性無しで、パーティでは真っ先に音を上げる。
また、よくドジを踏んでパーティを窮地に陥れる事もあるという、所謂三枚目キャラ。
それが功を奏して思わぬ発見をする事もある辺り、意外と侮れないキャラでもある。
しかし、試練と称してアベルを危地に単身行かせた【ヤナック】と衝突したり、水龍を封印した力の反動でアベルが死にかけた時には腹を決め、音を上げる事も無く【デイジィ】と共に奮闘するなど、根は真面目な好漢である。
 
物語終盤で不死身の体を手に入れるために龍の生き血を飲もうとしたバラモスを単身阻止するも、激怒したバラモスの反撃を受けて戦死してしまったが、青き珠と赤き珠のもたらした奇跡によって蘇り、生き残っている。
自分があまりパーティに貢献できていなかった事は自覚していたようで、バラモスの攻撃により力尽きる際には自分がいつもみんなの足手まといになっていた事を謝っている。
しかし、数々の苦難を共に乗り越え、バラモスの不死身化を命懸けで防いだ功績は間違いなく勇者のそれだった。

装備

祖父の借金の肩代わりであるしゃれこうべの兜と、石の【こんぼう】で戦う。
物語中盤で【メタルスライム】に石の棍棒が砕かれた際、偶然手にした【おおかなづち】でメタルスライムに逆襲。
以後、終盤までこれを愛用しており、【ミネア】【ドドンガ】が代わりにそれを振るう事もあった。
ゲーム各種媒体で不遇な武器であるおおかなづちを輝かせた漢でもある。

戦力

【戦士】ではなく「力持ち」であるゆえか、力任せに武器を振り回すだけでアベルやデイジィほどの活躍はしないが、棍棒や大金槌で石を殴り飛ばして遠距離の敵に攻撃したり、大金槌自体を投擲するなどの応用も見せた。
時折繰り出す【会心の一撃】で大金星を出す事もあり、中でもバラモスの不死身化を防いだ命懸けの一撃は後世まで語り継がれる事となる(幻の打ち切りED回にて、年老いたティアラらしき老婆が孫達にそう聞かせている)。
以上の事から性能的にはデブゴンことサモ・ハン・キンポーのような【武闘家】タイプと言える。

余談

短身に丸っこい身体。上半身は裸に毛皮のベスト。もんぺのようなズボンを履き、大食い怪力タイプで人情に厚い性格と、【ヤンガス】(DQ8)、【ドワーフ】男(DQ10)の系譜に連なるキャラクターである。
 
またモコモコのトレードマークの骸骨兜のデザインは【ドクロのかぶと】そのものである。
混乱するとマスクのように被って暴れてしまう。

DQM1(GB版)

【獣系】の♀の名前を付ける際に何も入力せず決定すると出て来る候補の1つ。【ファーラット】などの毛むくじゃらなモンスターにピッタリな名前である。