【浮遊要塞ガイム】

Last-modified: 2024-04-28 (日) 10:24:48

アベル伝説

【大魔王バラモス】が操る空飛ぶ要塞。巨大な腐った魚のような外見で、紫色の霧に包まれている。
バラモスの本体と管で繋がれており、彼の意思で自在に動く。魔王軍の拠点となっており、【宝石モンスター】を生み出すための宝石が大量に蓄えられている。
【死せる水】を噴射する機能や、爆撃により地上を攻撃する機能を備えている。内部は壁などが有機質で作られた気味の悪い空間で、歯車などの機械仕掛けもある。
 
第1話冒頭で【エスターク】の都を飛び立ち、赤き珠の聖女【ティアラ】を狙って【アリアハン】の上空に現れる。竜神湖に死せる水を垂れ流した後、ティアラは連れ去られたのち要塞内部の牢に囚えられ、【ドドンガ】が見張り役として付けられる。
その後、世界に散らばる【竜伝説】【アベル】一行よりも先取りするためにこの要塞の機動力が活かされ、アベルたちはこの要塞を幾度と目にする。
一度、月食の夜にバラモスのチカラが弱まって【ルイーダの村】の近くに不時着し、その間にティアラを救出するためアベルたち一行が乗り込むが、ティアラは入れ替わりで一時的に脱出に成功していた。壁にもたれたところ肉壁が弱体化して脆くなっていたため偶然脱出できたのであるが、結局彼女はルイーダの村を守るため自ら攫い戻される。
【海峡の門】まで侵攻した後は【ゾーマ】を鎮めるためにいったん【ゾラム】とエスタークに戻り、しばらくアベルの前には姿を現わさなかった。
そうしている間、ティアラはドドンガや仲の良くなったモンスターに集めさせた骨や羽などを使って【風の翼】の製作を着々と進め、そして【ストークの神殿】に到着する直前に脱出に成功する。
ストークの神殿から【赤き珠の島】にかけて再びアベルたちの前に姿を現し、赤き珠の島上空ではこの要塞の上で戦いが繰り広げられるが、ティアラが未熟なチカラで【水竜】を出現させてしまい、ガイムは水竜に巻き付かれるもフルパワーを出してなんとか振り切って退散する。
 
以降、バラモスはアベルやティアラが十分に成長するのを待ってから襲撃する方針に切り替え、バラモス自身はエスタークの城に戻ったため、第一部終盤から第二部中盤までこの要塞の出番は無くなっていた。
終盤では伝説の竜を狙って久々に登場しアリアハン上空に現れるが、怒り狂った伝説の竜の攻撃により墜落した後、さらに攻撃を受けて大爆発した。