【ミラルゴ】

Last-modified: 2020-03-29 (日) 21:11:55

DQ6

【フォーン城】のイベントに登場するキャラクター兼【ボス級モンスター】
【ようじゅつし(DQ6)】【あんこくまどう】【ドグマ】の色違いである。
英語版での名前はSpiegel。
 
【魔術師の塔】に住む邪悪な魔術師。
数千年前に【イリカ】姫に恋をしたが、言うことを聞かないので呪いをかけ鏡の中に閉じ込めたという正真正銘の拉致監禁犯。
以来気の遠くなるような長い時間をイリカ姫への求婚に費やしてきた、ある意味すごい男である。
イリカ姫はフォーン城秘宝の「カガミ姫」として長らく見世物にされていたが、ミラルゴ自身はその姿を魔術で隠しその存在が知られる事はなかった。
だが、主人公一行が【ラーのかがみ】にカガミ姫の鏡を映したところ、イリカの背後に立つ彼の存在が露呈してしまう。
かくして夢の世界に潜んでいた彼は主人公一行の襲撃を受ける。

なお、カガミ姫のイベント前に会うこともできるが、怪訝な対応をされるだけでストーリーが進まない。
戦うならちゃんとイベントを起こしてから。2周目以降では注意。
ちなみにイベント前に会った場合わざわざ名乗ってくれるのだが、その後フォーン城へ行ってから改めて訪問しても「なんでわしの名を知っているのじゃ!」と驚く。ボケてるのか?
 
「ゲゲ」、と下品な口癖が印象的。リメイク版では勝利後の仲間との会話で【バーバラ】から「ゲッゲゲ男」なんて言われてる。

戦闘面

前評判だとそんなに強い印象は受けないが、実際に戦ってみると、このジジイかなり強い。
魔術師らしく呪文攻撃を得意とし、【ベギラゴン】【メラミ】【マホターン】を唱えてくる。
魔術師のくせに攻撃力も160と高く、おまけに通常攻撃では最もHPが低いキャラを狙うという嫌らしい思考を持つ。
さらに【ランプのまじん】を頻繁に召喚し、この時点ではこいつも強敵なのでかなりツラい。
DQ6では最初に出会う最上級呪文の使い手であり、ベギラゴンを連発されるとパーティーが半壊ないしは壊滅する。
HPも2400とかなり高めで短期決戦も狙いにくく、単純なスペックなら下手な魔王よりよっぽど強い。
 
ただしコイツにはある重大な弱点がある。
実は行動パターンが2段階ローテーションになっており、常に「マホターン→他の行動」の順番で行動するのだが…同時に【判断力】が高いため、自分にかかったマホターンが残っている場合マホターンを飛ばして行動する。
逐一マホターンを解除しても2ターンに1度はマホターン以外の行動を行うが、逆に言えばミラルゴの行動は実質的に2ターンに1度だけになるのだ。
これならいかに強力な呪文を唱えられようと回復の余裕は十分にあり、もはや敵ではないだろう。
マホターン解除のために唱える呪文は、反射されてもこちらが食らう可能性のないニフラムか、
反射されても吸い取られたMPがそのまま還って来るマホトラが定番。
ついでにランプの魔人はメダパニが効くので無力化して放置できる。
DQ6では他にも【洗礼のほこら】のようにアタマを使うことで簡単に勝利できるボスが多い。
補助系への耐性は完璧だが攻撃系への耐性はほぼ無いに等しいため、こちらからの攻め手には困らない。
ランプの魔人共々【せいけんづき】がよく当たるのであればひたすら叩き込むといい。
ちなみに倒すと稀に【ふしぎなきのみ】を落とす。
 
この他には【マホカンタ】も有効で、ミラルゴはギラ系に弱耐性しか持たないため、ベギラゴンを反射すれば70前後のダメージを返す事ができる。
また、ミラルゴは上述の通り判断力が高いため、マホカンタ状態のキャラにはメラミを使用せず、こちらの生存者の30%以上がマホカンタ状態になるとベギラゴンを使用しなくなる。
4人パーティーなら2人以上マホカンタ要因がいれば、ベギラゴンを間接的に封じることができる。
マホカンタ要因のHPが低いなら、通常攻撃対策として事前にスカラ等で守備力を高めておくと良い。
もちろん反射されない回復手段の確保も忘れずに。
それ以外にも【におうだち】を習得しているキャラにマホカンタをかけて、におうだちさせ続ければ(理論上)相手の呪文攻撃は全部跳ね返せる。
ただし、DQ6ではマホカンタは使用者本人にしか使えず、使うことでマホカンタが発動するアイテムが無い。
マホカンタは【ファーラット】がLv20で自力で習得する以外は魔法使いをマスターする必要があり、仁王立ちも【ハッサン】以外は【パラディン】での習得が必要となる。
そのため、この段階でこの戦法を取るのはかなり面倒である。せめて次作における【さざなみの剣】のようなアイテムがあればまた話は違ったのだが。
 
このバトル後には【フォーン王】から【すいもんのカギ】が授けられ、水門の向こう側に出られるようになる。なお、外海に出られるようになるのはもう少し後の事になる。
 
戦闘背景はSFC版では自宅の中、リメイク版では庭園に出た所が舞台となるが、 戦闘後はどちらも話しかけた時点での場所(ミラルゴの自宅の中)に戻る。
 
ちなみに最期はイリカの名を呼びながら事切れる。
ある意味では純愛を貫いたやつなのかもしれない。

その他 

ミラルゴとは上の世界(夢側)で戦う事になるのだが、彼が封じたイリカ姫や鏡が下の世界に存在することや、フォーン城に伝承が残っていることから、元々彼は下の世界の人物であったと思われる。
それにも関らずミラルゴが上の世界にいるということは、彼は肉体ごと上の世界に移動出来たのか、【カルベローナ】の住人のように下の世界で肉体が滅びても魂を上の世界に送ることが出来たのかもしれない。
いずれにせよ、数千年に及ぶミラルゴの執着とイリカの辛抱たるや凄まじいばかりである。
 
またミラルゴの台詞にこんなものがある。

「ま あせることも ない。時は じゅうぶんに ある。そう…永遠に近いほど……な。」

夢の世界の住人である自身には寿命という概念が存在しないということだろうか。
 
なおフォーン城の北、伝承では魔術師の塔があったとされる場所には【井戸】があり、そこに住んでいる老人が「砂漠の中にそびえ立つ塔の夢を見る」と教えてくれる。
もしかしたら下の世界で地下井戸にいるこの老人が、上の世界で塔の頂上にいるミラルゴと対となっているのかもしれない。
リメイク版ではミラルゴ討伐後、バーバラが

「こんな 井戸の中で よく ねれるよねー。もしかして ミラルゴって この おじいちゃんの 夢だったりして。」

とか言うが、あくまで彼女の推測に過ぎないためその実態は定かではない。

漫画版

ほぼゲーム同様の存在として登場する。パーティを分けている最中のエピソードの為対峙するのはボッツとバーバラ、そして【キズブチ】
ランプの魔人を呼び出したり、ベギラゴンを唱えようとしたり描写はゲームに忠実。
バーバラのメダパニダンスによって幻惑され、ボインちゃんな踊り子の幻影に鼻の下を伸ばしたりとコミカルな描写も(ちなみに乳に顔を近づけた瞬間、キズブチに鼻を噛まれた)。
「バカにしおって」とブチ切れベギラゴンを唱えようとするも、ボッツが破邪の剣で「ミラルゴに取り憑いていた心の魔物」を斬り、ミラルゴを開放する。
それによって鏡の呪いから開放されたイリカを目の前にして「醜いワシを見るな」と狼狽するも、イリカから「自分は最初からミラルゴを嫌っていたわけではなく、もっと真っ当な手段で私に接してくれていればこの様な結果にはならなかったはず」と伝えられ、自らの行いの愚かさに気付く。
自分で自分を追い詰めていた事を理解し、「優しいイリカ…これで救われた」と憑きモノが落ちた様子で消滅していった。
イリカいわく「心の魔物のお陰で千年生き長らえる事が出来ていた」ようで、本当の肉体はすでに限界を迎えていたらしい。
 
ボッツによって開放された際、「なぜこの世界は醜いやつは悪者で、顔のいい奴は王様なんだ」とこぼしていた事から、自身の容姿にかなりのコンプレックスを持っていた模様。
それでもイリカからすれば「千年前のあなたの目はもっと澄んでいた」という。

小説版

グラコスなどと同様ギャグキャラになっている。
小洒落た家に住み、【しびれくらげ】を一匹飼っている。主人公達がやって来るのに気付き、慌てて普通のオッサンの変装をするという情けない一面も見せる。
主人公たちに敗れ、イリカの名を呼びながら絶命するところは原作と同じ。